Ko-ken Z-EAL(ジール)ツールセット

ソケット専門メーカーKo-kenが整備向けに特化した工具をつい発表。

メーカー内でも新ブランドとして立ち上げられ、思想・設計から仕上げまでをこだわって作られたその名も・・

Z-EAL(ジール)

の登場です。

コストはあまり掛けずに設計や使い勝手を大きく見直し、ユーザーの手が届きやすい価格設定でまったく新しいハンドツールとして誕生しました。

とりあえずはセット販売のみとなりますが、工具の随所にそのこだわりが見られ、使い勝手はもちろん所有欲まで満たしてくれる機能美も持ちあわせております。

過去様々な国内メーカーの上位ブランド工具がありましたが、ある意味これこそが日本の工具の目指す所なのでは無いかと思わせてくれる逸品に仕上がっております。

※写真のラチェットはモックアップのスルトン仕様です。実際の商品と異なりますのでご注意ください。

セットは2種類。ラチェットとソケットのシンプルな組合わせのベーシックとエクステンションやプラグソケットまで入ったフルセットです。

○ベーシックセット(15点組)

・3/8スタンダードラチェット
・3/8クイックスピンナ
・ショートソケット5.5,6,7,8,10,12,13
14,17,19,21,22mm
・3/8ユニバーサルジョイント
・トレイサイズW300×T90×H25
・参考定価¥19425-

#とりあえずZ-EALの良さが知りたいのならばこのセット。軽快で使いやすいラチェットと極限まで切削されたソケットが入っております。

○フルセット(26点組)

・3/8スタンダードラチェット
・3/8スピンナーハンドル
・3/8クイックスピンナ
・ショートソケット5.5,6,7,8,10,12,13
14,17,19,21,22mm
・3/8ディープソケット8,10,12,14mm
・3/8ユニバーサルジョイント
・3/8エクステンション75・125・250
・3/8プラグソケット14,16,20.8
・トレイサイズW300×T90×H25(2枚)
・トレイサイズW90×T180×H25
・参考定価¥42000-

型番
セット
点数
価格
購入
3285ZA
ベーシックセット
15点
12650
3285Z
フルセット
26点
27300
今回のKo-kenのZ-EALと言う工具はどういう性格の工具なのかと言いますと・・。

Ko-ken社内の工具オタクが整備向けにこだわり抜いた上位ブランドが作りたい!でも予算はそんなに無い・・・、んじゃせめて設計や思想だけでもトコトンこだわった物を造りたい!

そんな物だと想像しております。(はい、想像です笑)

※単品販売開始しました。

で、実際各工具を良く見てみると細かい所まで良く作ってあるんですよね。

私も工具はいくつかオリジナルで作ってますのでなんとなく分かるのですが、こういうイチからの設計でこだわりを多数入れ込んでいくってのはかなり大変な作業です。

そんな中でも地味ながら一番驚いたのがこのラチェット。

写真は内部ですがご覧のように今回はパウル(小ギア式)を採用しております。

コーケンのアイデンディティにもなっていた空転時のラチェッティングトルクの軽快さとは、逆を行くギア機構の採用です。

このパウルを採用したダルマ型ラチェットは最大トルクは稼げる変わりに、空転時の軽快感が出しにくい機構です。ましてギア数を細かくすればするほど重くなる性質があり今回このラチェットはパウル式ラチェットでは最大の36ギアを採用・・・。

こりゃー路線変更かな?と思いつつ回して見ると・・・軽い。

あれ?めっちゃ軽い。

そう、こだわりのひとつがこの36ギアパウル式での空転時の軽快感。資料を見せてもらいましたが従来の2つ爪タイプのラチェットとほぼ同じ軽さで回す事が出来ます。

この「軽さ」が好きでコーケンを買い続けていた人には嬉しい仕様だと思います。

そしてソケット。

これはもう見たまんま。

とにかく「薄く・低く」作られております。

従来品と比べてもこの低さですが、高級ブランドの他メーカーの物と比べても遜色無いと言うか・・ぶっちぎりのカッコ良さです。

ちなみにどれくらい背が低いかと言うと・・

従来品:10ミリソケット全長26ミリ
Z-EAL:10ミリソケット全長20ミリ

従来品:14ミリソケット全長27ミリ
Z-EAL:14ミリソケット全長21ミリ

また、これにも細かなこだわりがありまして・・。

よく見るとボルトナット受けになるザグリが少なめになっておりまして、最近の背の低いボルトナットにも安心して使える仕様となっております。

これって小さい事のように思えますが、現場では嬉しいこだわりですよね。

さらにソケットやエクステンション等の差込み部にも細かなこだわりが。

ラチェット等を差し込む際に受けになるへこみ部分がよく見ると半月状に切削されております。

これつまり差し込む時は楽に差し込めて傾斜の部分でボールが止まるのでガタが無く、また他のメーカーのボール位置が若干違う物でもガッチリ固定出来る仕掛けになってます。

これ地味だけどアイデア賞ものですね。

そしてクイックスピンナ。

これはこのシリーズに合わせ専用設計。

実際にラチェットに取り付けて手が来る位置や、回しやすい奥行きとかを考えて作られてます。

実際に取り付けてみるとラチェットヘッドからわずか数ミリ大きい程度。

作業の邪魔にならないようにギリギリのサイズで作られているわけです。

そしてユニバーサルジョイント(ボールジョイント)

あえてボールジョイント形状にし全長を短くする事に専念。

径もφ18mmとかなりの細さで、今までこう言ったアダプターを使うのをためらっていた人でもすんなり使うことが出来ると思います。

全長を短く、直径を細く出来るメリットがあるボールジョイントですがデメリットもありまして、それが最大トルクの低下と耐久性。

で、そんなデメリットをうまく解消している機構がこれ。

よく見ると分かると思いますが、ボールジョイント部の所がスプライン形状になっていてボールジョイント特有のピンに全てのトルクを頼る構造になっていません。

これにより6面でトルクを受ける事が出来、結果最大トルクと耐久性を確保してます。

ここからはフルセットのみに入っているツールの紹介。

個人的にはお気に入りのディープソケット。

面のざぐりはショートソケットと同じ形状になっていて使いやすいのは変わらないのですが、なにげに6面になっている部分のくりぬきも深めになっていて良いですね。

これ現場ではかなり重宝する作りだと思います。

そして地味ながら良く作りこまれている印象のプラグソケット。

実際に持ってみるととにかく「薄い・軽い」

スパークプラグの留めはKo-kenお得意のクリップ留め。こういった定評のある機構はそのまま使っているのも好印象です。

サイズは最近の車事情に合わせた14・16・20.8mmの3個。

どの工具を見てもスキの無いこだわりの造りになってます。

個人的にはフルセットがオススメですね。

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