スタビレー デジタルトルクレンチ 740Dシリーズ
トルク管理を徹底し、それを突き詰めていくと最終的には工具であるトルクレンチと人間の感覚が一番の誤差になってきます。

今回紹介するのはそのどちらも高次元で管理を可能にしたスタビレーのデジタルトルクレンチの最新モデルです。

±2%と言う超高精度を実現したトルクレンチの究極モデルです。

今回は2機種を用意しました。

・730D-10 10-100Nm
・730D-20 20-200Nm

デジタル表示部を除けば通常のプリセット型トルクレンチの730Nシリーズとほぼ同じ大きさ&使い勝手です。

使い方等は下で詳しく説明しますが、普段の使用時に行う設定等はかなり簡潔に出来ております。

一見すると小難しく思えますが、分かってしまえばボタン操作2-3回で設定出来ます。普通のプリセット型のトルクレンチの設定作業と大差ありません。

で、問題の精度と使い勝手ですが・・・
いわゆるアナログ→デジタル方式では無くフルデジタル方式ですので、扱う人間によって生じてしまう誤差はありませんので安心して使えますね。

今回はセール企画品ですので専用ヘッドと専用のハードケースもおまけでお付けします。

普段は別売りで2万円相当の物ですので嬉しい特典ですね。

品番
トルクレンジ
差込み角
価格
購入
730D-10
10-100Nm
1/2
88200
730D-20
20-200Nm
1/2
92400
使い方を簡単に説明。

とにかくこの[F]ボタンでほとんどの操作をします。

電源ON/OFFもこのボタン。

まずはポチっと[F]ボタンを押すとこのように電源が入ります。「1.3.8」と数字が出ますがこれは内部のファームウェアのバージョン番号。とにかくディスプレイに何か数時が出ればOK。

ちなみに写真では分からないと思いますがバックライトも同時点灯しますので、暗がりでもキチンと視認出来ます。

で、次に[OK]ボタンを押せばトルク測定モードになります。この状態ですぐにリアルタイムでトルクが表示されますのでトルクレンチとして使えます。

ただし、目視しながらのトルク管理となってしまうので、もっと気楽に使いたいのならばプリセット機能を使えばOK。

プリセット機能を使えば普通のプリセット型トルクレンチのように使えます。↓

プリセット機能の設定も簡単。

[F]ボタンをリズム良く2回押します(ポチ・ポチ)

するとプリセットの各種設定画面に切り替わります。

この時、日付設定や※1有効トルク範囲の設定も出来ますが、普段いじるのはこの目標設定トルクだけ。

ホイルナット用に105Nmに設定してみました。

で、びっくりなのがクリック音を出す設定にしておくと目標トルクになるとちゃんと「カキン」と言って直感的にお知らせしてくれます。
(クリック音を出す設定はデフォルトで設定されてますので何かをいじる必要はありません)

この時に有効トルク範囲を超えた力がかかるとエラーでお知らせしてくれます。

電池はこの後端部に入ってます。

単3電池が2本ですので交換も楽。メーカー資料では7千回以上使用可能となってます。

今回はラチェットヘッドがおまけで付きますが、スタビレー伝統の交換式ヘッドですので、その他のヘッドも使用可能です。

通常プリセット型の730シリーズの物ならば流用が効きますので良いですね。(サイズごとに設定が違う場合があります、お問い合わせください)


追記

・デジタルトルクレンチとしての最大の特徴は超高精度と左右正逆転使用可能な点、そしてトルクの直読が出来る点かと思います。

特に直読は研究目的の実行トルクの測定等にも使え、いわゆるダイアル式と同じような使い方が出来ます。

また本製品730Dシリーズは高機能なプリセット機能も持っていますので使い慣れた感じでの作業も可能です。


※1:有効トルク範囲設定とは?

例えば締め込みたいトルクが50Nmだったとします。その場合プリセット機能を使い「50Nm」と入力し使うことになりますが、デジタル方式なので「遊び」がありません。

49.5Nmでも50.8Nmでもエラーが出てしまい煩わしい思いをする事もあると思います。

その場合、有効トルクを「-0.5Nm」「+0.8Nm」と言うように設定をしておけばその範囲に収まった数値の場合エラーが出なくなります。(プラス・マイナス各々に設定出来ます)

作業の応じてその有効範囲を変更出来ますので精密作業の場合は遊びを少なくし、補記類関係の作業では遊びを多めに取って気楽に使う事も出来るわけです。

エラーについて:エラーと言ってもトルクレンチ本体のエラー表示では無く「今、ちゃんと指定トルクで締められなかったよ」とお知らせしてくれるエラー表示です。ですのでトルクレンチ本体の使いにくさ等は一切ありません。


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