創業記念の9月に突入

1999年の冬だったかな。
お正月くらいだったと思うのだけど、とにかく「そろそろお店をやろう」と思い立ったんすよね。
随分と前に何かに書いたと思うんだけど小さい頃から「専門店の店主」ってのにものすごい憧れがあって、そしてたまたま自分が進んだ道である工具という分野では専門店ってものが存在出来るという条件が揃っていて、つまりそれはある意味必然だったのかもしれません。

もちろん目標だったのでお金も貯めていたしいろいろなタイミングも良かったりもしたけど、最後の最後はやっぱり自分で「やりたい」と思ったからからこそなわけで、そこに細かい理由とかそんなのは実はあまりなかったように記憶してます。

だけどいざ「お店を新規でやる」といっても。
場所とか店舗とか品揃えとか…どうするのよ?ってことから考えたり人に相談したりして、なんとか開店にこぎつけたのが同年の…

1999年の9月でした。
ちょうど「ニッポンの未来はー」ってモー娘。が歌い始めた頃っすね。(わりとはっきり覚えてる)

だから毎年9月は創業祭ってことでセールをいろいろやらせてもらってます。

周年記念祭

>>年に一度の創業周年記念感謝祭開催中

細かいことは抜きにしてすでに値引き表示されている現在の価格から「更に10%OFF」のセールとなります。
店舗ではレジで、Web通販では最終の決済画面前で自動値引きされますので、欲しかったものがある人はこの機会をぜひご活用ください。

個人的にも「9月に始めた店」ってのは心の根っこにいつもあって、この時期は少しだけ身が引き締まる思いでお仕事させてもらってます。
今後もエイビットをどうぞよろしくお願いします。

配線皮むき ワイヤーストリップ

車両整備の中でも苦手意識がある人も多い配線関係の作業。

私も整理整頓とか得意じゃないので綺麗にまとめられた配線とか憧れちゃうんですが、ホントのプロが見た目以上にこだわるのが確実な結線。
車両に関わる配線や結線って振動や熱による経年劣化でどんな壊れ方をするのか予測が立てにくいんですね。

まして配線は見せないように……とか結線部分は隠すように……って作業するわけですから何年か経って電装系トラブルが出たときなんてそりゃもう大変。
なのでとにかく施工時に出来るだけ確実な作業ってのが求められるんですね。

で、そんな配線作業で意外と軽視されがちなのが被覆の皮剥き。

配線作業はここから始まるってくらい実は重要な作業なんですが、ニッパーあたりで適当にぐりぐりやってしまっている人もいるハズ。

 

で、そんな時におすすめなのはやはり専用工具。

hozan_wairstN7

こういった専用の工具を使い配線にあった作業さえすればダレにでも綺麗に被覆を剥く事が出来ます。
プロ向けにおすすめなのがこれ。

hozan_wairstN2

HOZAN ワイヤーストリッパー 

当店では中太線用と細線用の2本を在庫してます。
プロ向けと書きましたがそれだけ綺麗に作業出来るわけですから、一般の方にももちろんおすすめです。

ひとつ問題とすれば配線のサイズが分からないとちょっと失敗する事があると言う事ですね。
まぁそれだって一回失敗したら少しずらしてやり直せばいいのですから問題はないのですが。

で、いやいやもうちょう簡単なのが欲しい!って人にはこれ。

hozan_autostrpX1

HOZAN オートマチックワイヤーストリッパー

こちらは配線の太さとかあまり気にせず配線をはさんで握るだけ。ホントにそれだけで皮剥き完了です。
またこのモデルは配線の途中をちょっとだけ剥くとかも出来るので三つ叉配線したい時とかに重宝します。

IRWINストリッパー

IRWIN セルフアジャストマルチストリッパー

こちらも調整無しのオートで皮むき出来るIRWIN(アーウィン)のストリッパー。
これも配線途中の皮むきも得意なモデルで、オーディオ屋さんとかではかなり人気の工具です。

どのモデルでも良いのでちゃんと使えるストリッパーはひとつは持っていて欲しい工具のひとつですね。

無反動のハンマーについて

古くから親しまれプロメカさんの間でも定番工具となっているPBのナイロンヘッドの無反動ハンマー。
使った事のない人には、たかが引っ叩くだけのハンマーと思われがちですが一度使ってみるとその便利さに手放せなくなる工具のひとつです。

PB無反動ハンマー

PB 無反動ナイロンヘッドハンマー

サイズも豊富で様々な現場で活躍しているハンマーでして、今ではその人気からヘッドのバリエーションも増えていまして。
PB 無反動コンビハンマー
鉄ヘッドを備えたコンビハンマーとかも人気ですね。

で、この『無反動』
触った事ない人は何が無反動なのか分かりにくいと思いますが。

無反動中身

※写真は無反動の銅ハンマーです。

こんな感じでヘッド内部に可動式の「重り」が入っていて、振るとカシャカシャと動くようになっております。
この重りのおかげでハンマーの打撃時におこるビィーンっていう手への反動(衝撃)を軽減させております。

で。
ここまではこの無反動ハンマーのよくある説明なのですが、実はそれ以上の効能がありまして。

無反動説明2

例えばこんな感じで地面を思い切り叩いた場合。
普通のハンマーではガギンって手に衝撃がきて、ハンマーが跳ね返ると思いますが。

無反動説明1

この無反動ハンマーの場合。
「反動がない」わけですから跳ね返らずにドスンとその場に留まります。
(もちろん多少はありますよ)

で、この反動がなく跳ね返りもないという事は……

下手な絵で申し訳ございませんが
赤い線が普通のハンマー、青い線が無反動ハンマーの軌跡だと思ってください。
普通のハンマーは100の力で叩いても跳ね返る力で打撃力が半減されております。

無反動ハンマーはと言うと100の力が逃げずに地面に伝わっているわけです。
この「ちからが逃げずに相手に伝わる」ってのは実際の現場だと思っている以上の効果があるんですね。
意外とその効能に気が付かずに便利に使っている人もいるのですが、違うハンマー使うと「あれ?」ってなる事があると思います。
それくらい無反動ハンマーって使ってしまうと便利なんですね。

惜しまれつつもアルミハンマーが廃盤に

そんな無反動ハンマーシリーズの中でも少し特異な存在であったアルミハンマーが残念なことに廃盤となってしまいました。

PBアルミハンマー

PB 無反動アルミハンマー 放出特価品

存在意義というか立ち位置が少し微妙なハンマーでしたのでメーカーの整理品目に入ってしまったんだと思います。

鉄 > 銅 > アルミ > ナイロン > プラ > ゴム

硬さ加減はこんな感じだと思って頂ければOK
アルミハンマーの利点としては銅ハンマーよりも柔らかくナイロンヘッドハンマーより少し硬いけどその分自重があるので振りのパワーが出しやすいという点です。

まぁここまで説明してもやはり存在的には微妙というか選択するのが難しいハンマーでしたので廃盤ってのは残念ですが仕方ないかと。
その分今回の放出特価はかなり安いので気になった方は買っておいて損じゃないと思います。

スタビレーのツールワゴンがセール中

一昨年の2021年から水面下で始まったスタビレーのワールドセール企画。
もう少し詳しくいうと日本もワールドセールにちゃんと参加するようになったというのが正解なのかな。(ぶっちゃけよくは知らない)

以前はツールキャビネットに工具が入ったフルセットで40万円以上の品が20万円を切った価格で出てきてかなり話題になりました。

そして昨年同様ですが今年も登場した目玉商品がこちら。

スタビレーツールワゴン

スタビレー サービスツールトローリー(ツールワゴン)限定大特価品

スタビレーカラーの濃いグレーと鮮やかな緑のコントラストがかっこいいツールワゴンです。
今回は中身ナシのシンプルなワゴンだけのセール品でして、それでも値引き率はなんと半額と大特価となっております。

スタビレーツールワゴン

引き出しも1段ついていて天板は近年流行りのフラットタイプ。
ここがフラットではないと上にトップチェストを載せたときに引き出しが開かなくなってしまうので、フラットタイプは嬉しいですね。
またご自身でウッドトップを取り付ける時も四隅のアングル柱が引っ掛けになるのでアイデア次第でさらにカッコよくなりそうです。

当店の在庫を完売した時点で終了となります。
スタビレーのツールワゴンがここまで安くなるのはもうないと思いますので、気になっていた方はぜひご検討くださいませ。

ちなみに。

スタビレーのワールドセールは他にもありましてツールキャビネットやワークベンチとかもあります。
大型商品なので店舗のみで受付しておりましたが興味があるよって人はメール等でお問い合わせください。
詳しい資料をお送りします。

ちょい見せするとこんなのとか。

スタビレーワールドセール

こんなのもセール対象です。

スタビレーワールドセール

どのモデルも梱包重量が100kg近くあるので普通の配送が出来ません。
(会社名義じゃないとまず無理)
営業所留め発送とかもさすがに100kgクラスだと厳しいと思います。

まぁその辺がクリア出来て問題なく購入を希望って方にはビックリするくらいお安く販売可能です。
(納期は2ヶ月以上かかるとおもってください)

とりあえずツールワゴンは店舗在庫ありますので欲しい人はお早めにどうぞ。

車載工具としても便利な高性能テスター

整備の中でも電気の話を嫌う人って多いんですよねー。
まぁ気持ちは分かるんですけどね、でも最近の車両をいじる上では必要不可欠なのも事実でして、そういった方から使いやすいテスターの問い合わせが結構あります。

で、普段はあまりテスター自体を使わない……なんて人には簡易型のモデルとか人気です。
今回はそんな簡易型ながら高機能なSIGNETのオールインワンなポケットテスターのお話。
実は製造元はテスターメーカーの「カスタム」なんですが、今回でSIGNETコラボが終了らしく、現在在庫限りの放出特価となっております。
まじでお買い得ですよ。

sig_multtestXX1

SIGNET デジタルマルチテスター(クランプ付)

コンパクトサイズのモデルとしては少々お高い価格設定なのですが、その分かなりのハイスペックテスターでして、これひとつあれば整備に関わる電気な作業をかなりカバー出来る優れもの。
サイズも本当に小さくてよくあるポケット型のテスターを一回り大きくしたくらいなコンパクト設計です。

sig_multtestXX3

詳しい情報はHPを見てもらうとして最近のデジタルテスターはユーザーインターフェースに優れているので、へたなアナログテスターよりも使い勝手がいいんですね。
デジタル嫌いな人でも安心して使って頂けると思います。

 

そして。

sig_multtestXX6

このテスターの最大のウリがこのアンペアプローブ。

大電流測定用のプローブを本体裏側に内蔵しております。
通常デジタルテスターは電流測定のプローブを別売りで1万円以上だして購入しなければならず、購入するのに勇気が必要だったのですがこのテスターならそんな悩みもなしで全部揃っちゃいます。

ただし全てにおいて万能ってわけでもなくコンパクトさゆえに機能制限している部分もあるので、その辺のご理解は必要です。
まぁ車両整備向けとして購入するならばほぼほぼ不満はないと思いますけどね。

持ち運べるコンパクトさとフル機能なテスターが欲しい人にはうってつけのモデルだと思います、在庫のあるうちにぜひどうぞー。