いよいよ復活

7月末のモトパワーパワーエンデューロでぶっ壊れてしまった私のバイク。

最初はそんなに重傷だとは思って無くて部品の手配も甘く少し舐めておりました。

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写真のようにケースが割れてエンジン内部にアルミ片が入ってしまったのですが、まぁ腰下の洗浄でなんとかなるかな?とかそれくらいな意識だったんですね。

しかし。

なんとか部品が揃ってエンジン開けてみたら・・・。

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シリンダー&ピストン駄目。クランクもかなり怪しいってな状況。 アルミ片とオーバーヒートで油膜切れが発生、ピストンのスカート部とシリンダー内部にはかじり跡ががっつり付いてました。

唯一無傷だったのがヘッドだけって状況・・・。

 

再度部品を拾い出して発注。直らないまま夏が終わりやっと部品が揃ったのが今月頭でした。

で。

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ジャジャーン!

やっと出来上がり!

ついでに前から細かな不具合を抱えていた箇所も直しまして、ほぼ新生バッタ号として復活しました。

しかし今回はかなりいろんな箇所に手が入っているので、これだけでは安心出来ません。ナラシ運転が控えてます。

 

KTMを新車から乗った事ある人なら分かると思いますが、このバイクって最初なんだか調子悪いってかちゃんとナラシしてあげないとなんか変なんですよね。

例えば今回ピストンとシリンダーを交換しましたが、ピストンリングの張力が国産車とは全く違ってバイクなのに指で入れられないくらいビンビン。

なるほど・・・と思いましたね。国産車と造りが違うんです。国産車を綺麗に組み上げてあげればナラシなんてそこそこで良いと思うのですが、このバイクはちゃんとやらないと駄目だと感じました。

 

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で、やっとナラシも終了。

ホントは指定で3時間走らないと行けないのですが、まぁそこまでの必要性は感じませんでしたので2時間くらいで終了。最後はスロットルをカチって言うまで全開にして全行程終了。エンジンはかなりシルキーに回るようになりました。

あとはもう一度油脂類交換して各部の点検して完全復活ですね。

 

このバイクが手元に無いあいだ、休みの日になにをしていいのか分からない日もありましたがとにかく戻ってきてくれたわけですから、今度は壊さないようにしつつ全開でお付き合いしたいと思います。

 

秋の連休

先日このブログでも書いたとおり連休の中日は長野の大町、爺が岳まで行ってきました。

いつものルートである長野ICではなにやらお祭りやってるし、普段混まない道まで慢性渋滞な感じ。

良い天気に恵まれた秋の連休はみなさんいろいろ楽しんだみたいですね。

私が行った爺が岳もそりゃもう絶好のお天気。

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まだ紅葉とかではありませんが、ススキが良い感じで気分良かったですね。

走行会も大盛況で普段なかなか走れないコースをみなさん満喫したみたいです。

でも、前夜はとにかく寒かったです。なんでも長野の白馬連峰では初冠雪を記録したとかニュースでやってましたからね。前夜の寝袋は少し悩んで最後の夏仕様で行ったのが失敗でした。

 

連休前後は工具の問い合わせも多くなります。

私も気合い十分でお待ちしてますので、秋のこの気候を利用して整備にもちからをいれてみましょう。

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こいつといっしょにお店で待ってます。

エイビットのお店

今年もイベントやらなんやらで全国各地に行きまして、チラシ配ったりもすると

「店って大体どの辺なの?」

と、聞かれる事が良くあります。東北自動車道が分かる人なら羽生ICって言えば大体分かってもらえるのですが、やっぱそれだけじゃ雰囲気が伝わらない人も多いですね。

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大雑把に言えば北関東。 埼玉で言えば埼玉県北ってな位置でして、当店から北の群馬県まで20分くらいかな、それくらい埼玉の北の果てでございます。

で、それ言うと都内の人とか「ちょっと遠いかな」と言うのですが、羽生ICって意外と近くて例えば中野区あたりからなら高速使えば1時間掛かりませんね。浦和ICから20~30分ってな感じです。

当店は東北道の羽生IC降り口からすごく分かりやすい場所なのでとにかく羽生ICまで来ちゃえば着いたも同然です。


大きな地図で見る

詳しい事は上の地図見てもらうとして、そういえば本日は配達が集中してまして大荷物持ってあちこち行ってました。

なんか連休前の週末だからなのかとにかく道が混んでて大変でした・・。

で、走りながら気がついたのですが、今日だけで4県もまたいで配達してたんですよ(笑)

埼玉からスタートして

群馬 → 栃木 → 茨城 → 千葉 → 茨城 →埼玉

ってな感じ。

これだけ聞くとすっごく頑張ったように聞こえますが実は・・・。

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こんな感じでチョロっと走っただけ(笑)

ま、こんな立地で田舎の工具店ですが、楽しくワイワイやってますので興味がある人は是非お立ち寄りくださいませ。

 

店舗セール情報

このところ気候が良いですね。私は来月にせまった自身のレースの為、体力作りにジョギングをしております。

最初は5キロをウォーキングとジョギング混ぜてやっていたのですが、今は7キロをかなり走ってこなせるようになってきました。すぐにへこたれる性格なので、とにかく毎日やるようにしてます。先日書いた通り現在バイクが壊れてしまっていて練習も走り込みも出来ないので苦肉の策だったのですが、これが効いてくれるといいなぁ。

そして仕事も方も結構忙しくさせてもらってまして。

秋のこんな良い感じの気候だとドライブやツーリングそしてレース等々、整備機会も増えるようで工具の問い合わせも多いですね。

現在Webでは会員向けにポイント2倍セールを開催しております。

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この機会をうまく使ってみなさんが上手に買い物してくれれば嬉しいですね。

 

そして実はあまり告知をしてなかったのですが、羽生の店舗でも様々なセールを開催しております。

店舗ではポイント等はありませんので、購入者には全品縛り無しのキャッシュバックも実施中。

そして各メーカー協力のもと、普段はなかなか現物を見ることが出来ない工具を在庫陳列しております。

今開催中なのはこれ。

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KNIPEXです。

カタログでしか見たことない商品も含め、各種取り揃えております。また実際に切ったり掴んだり出来るデモ機も充実。

 

エイビット店舗は東北道羽生ICを降りて5分の場所です。高速降りた道でそのまま着きますので気楽に寄って下さいませ。

ドライブやツーリングを計画の方、こっちのほうに来ることあったら是非。

爺が岳考察

Webエントリー開始直後、わずか2~3時間で締め切りになったJNCCの最終戦AAGP爺が岳。現在分かっているだけで総エントリー数540台。国内のモータースポーツイベントとしては化け物のようなビックイベントになってきております。

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で、このコース。ほんとに良く出来ていてふかふかゲレンデ登り&下りあり、ごろごろなガレ場あり、ちゅるちゅるなウッズありとほんとにライダーの総合技量を問われるコースです。どれかひとつ得意でもダメだし、そのわりに全開で駆け上がる登りもあるので難所が強いだけのライダーでも勝てません。

 

そしてタイヤ。

近年ダートバイク、特にXCやエクストリーム系の競技向けに様々なニュータイヤが投入されていて、そのパフォーマンスはかなりのアドバンテージになってきております。初期に1強だったIRCのゲコタもその後出てきたVeeRubberやGoldenTyreの難所系タイヤが出てきてその選択肢が広がり、また使用ライダーの性格に合わせたチョイスも可能になってきました。

 

で、いろいろ考えてみるとやはりこの爺が岳は「速い」ライダーでは無く「強い」ライダーが勝っている印象なんですね。

 

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コース中程には爺が岳名物にもなったガレクライムが待ち受けます。ここって写真で見たり動画で見てもなかなかその厳しさが伝わらないのですが、実際に走ってみると「あれ?あれ?」の連続です。

このガレクライムって私も走った事あるのですが、中級者くらいだと単独登頂も厳しいと思います。(私ごときだとたまに行ける程度)レースでは無く他に邪魔する人がいないとしてもなかなか登れないんですね。それが上級者になると単独なら90%くらいの確立でOKな感じかな、それがレースになるとラインを塞がれ、加速区間で邪魔され・・・って感じで登れなくなってきます。

 

ガレクライムをなんとか登って(または迂回路があるのでそちらに行って)次に出てくるのがウッズ区間。

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ここはそこそこ晴れてしまっていればちょっとキツイくらいなんですが・・・・雨後はかなりきつくなります。見えるか見えないかくらいな感じで出ている斜めの木の根とかで、何が起きているのか分からないうちに転倒とかあるんです。またこのウッズはずーーっとわずかに下っておりまして、慎重に進みたい人でも分からないうちにスピード出ちゃって・・・なんて事も起こります。

 

そして最終戦では去年も採用されたガレの河。ロックンロールリバーの「登り」

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こんな岩がごろごろした枯れ沢を普段は下っていくのですが、去年の最終戦では登りで使用されました。これは・・・キツイですよ。

 

で、今週末。AAGP爺が岳を前になんとこのコースをフリー走行出来る走行会が開催されます。これはチャンスですね。

私はバイクがまだ直らないので走る事が出来ないのですが最終戦にはエントリーしちゃったので、誰かにバイク借りつつ行ってみようかと思ってます。(まだ確定じゃありません)

 

こんな風にいろんな場面で楽しめるJNCC最終戦の爺が岳。長野の大町市の爺が岳スキー場を目指してきてくれればOKです。まだ見たことないって人は11月の3日のレース日に是非来場してみてくださいませ。

 

動画は私が説明した事を分かりやすく伝えてくれているIAカズトの昨年のAAGPです。