年内のいろいろ

昨日の定休日も気がつけば14時頃まで仕事して、少し私用を済ませたら暗くなってしまいました。

まぁ師走ですしね、この時期くらいは忙しくないとまずいですから気合とガッツで乗り切る予定です。

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で、本日は12月18日(木)

年末年始の休業のお知らせはまた後日するとして、そろそろ年内の入荷見込みのお話でもしておこうかと思います。

連休を利用して整備計画を立てている人もいると思いますが、あまり押し迫った時期に工具の注文をお受けしても間に合わない事態が予想されます。

出来るだけ余裕をもって工具の相談とか注文をお願いします。

 

一般的な工具の注文で当店で切らしてしまっている物や取り寄せ品などは、大体天皇誕生日の祝日12月23日くらいまでに発注すれば年内は間に合うと思います。

それ以降のご相談でも急ぎならばなるべく間に合うように動きますがリミットは12月26日の午前くらいまでだと思います。

 

もちろん年末年始を乗りきれるだけの在庫を抱えるように努力するつもりなんですけど、この時期だけは予想が立たないんですよね。

 

年始までの事も含め何か予定がある人は少しだけ余裕を持ってご相談くださいませ。

 

レインボーな六角レンチ

世界的な工具と言うとやはり欧米や欧州発祥の物を想像しますよね。

いわゆる一流どころの工具メーカーもそういった所に集中しています。

日本だってKTCとかすごいでしょ?と思いがちですが、実際向こうに行ってみると名前も知らない人がほとんどすもんね。まぁ今はアジア圏での人気はそこそこあるのでそういうマーケットではいいんでしょうけど。

 

でもでもそういう総合的なメーカーではかなわないのですが、日本人的なちょっとしたひと工夫では日本人のアイデアって結構採用されたりしているんです。

例えば。

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・PB ピックツールセット

手前味噌ですが、このピックツールセットは私がPBに提案して作ってもらいました。最初は当店のみのオリジナルとして発売するだけの予定だったのですが、売上好調なのを見てそのままカタログモデルになりました。

これの作成はかなり大変でした。実際PB本社とコンタクトして何度も試作品作りなおして出来上がったのは1年後でしたからね。

これは製品を作った話ですが、PBでは日本人提案のあるアイデアが世界規模の広がりを見せた例も。

 

それが、今やみなさんも知っているコレ。

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・PB L型HEXレンチ レインボー

現場の声を汲んだ営業マンがPB本社に「色違いにしてくれると見分けがついていいんですけど、どうでしょう?」

と言ったのがキッカケ。

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六角レンチに色を付ける。

ただそれだけのアイデアでしたが素晴らしいですね。これを伝えた人もすごいと思いますが、採用して製品化してくれたPBもすごいです。

で、今やこのレインボーカラーの工具はPB社の代名詞みたいになりましたからね。

その後、他のメーカーが真似していろんなレインボーな工具が出てますがやっぱり使ってみると本家のは改良を繰り返してとても良い出来ですね。

 

こんな風に探せば日本人の繊細さ(細かさ?w)が工具の使い勝手をあげた例って他にもいくつかあるんです。なので海外メーカーも日本のマーケティングをそこそこ重要視しているってのも頷けますよね。

 

で、今回そんなPBのレインボーHEXに待望のコンパクトモデルが登場。

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・PB L型HEXレンチ レインボー7本組

いままでPBのレインボーHEX欲しいと思いつつも、ちょっと高いし・・なんて悩んでいた人に朗報の7本組。最大6ミリまでで十分な人はこれにすれば安く購入する事が出来ます。

実際6ミリまでで十分って人は多いと思いますので悩んでいた人はこの機会に是非どうぞー。

お買い得工具セット

#この記事は再投稿となります。12月に入り問い合わせが増えてきましたのでもう一回見てみて下さい。

 

 

毎年恒例の大人気工具セット、SIGNETのメカニックツールセット2015がついにお目見えしました。

なんせ通常価格の半額以下で購入出来るお買い得セットですので、毎年多数のご注文を戴く人気のセットです。

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・SIGNET メカニックツールセット2015

今年も熟成が進んだ基本ツール構成で初めての工具って人も、2台目以降って人にもお薦めの工具セットになっております。

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そして今年の限定カラーはなんとなんとのピンク。(そしてオレンジも!)確か10年前くらいにKTCの両開き工具セットで限定があったと思いますが、引き出しタイプの工具箱でこのカラーはド派手でいいですね。

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細かな変更点と言えば人気のウレタンマットの表面がカーボン調になりちょっとかっこよくなりました。そして写真の右下部分に入っているのが今年新発売のレンチ。

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何故か阿修羅と名付けられたクイックレンチです。1本で3~4ミリほどの幅を自動調整で回せるのでかなり重宝すると思います。写真の4本で8~19ミリまで対応、もちろんインチもOKです。

カラーは全6色ありましてベーシックカラーだとやはり赤、店舗での人気はブラックが売れてますね。今年の限定カラーはかなりカッコイイし欲しい人は早めに唾付けお願いします。

#お店に見本品もありますので現物見たいって人は是非どうぞー。

どこまで楽しむのか。

いよいよ12月突入。今の時期だと私は年始の事まで考えないといけないので裏方仕事がかなり忙しくなってきてます。

見積り依頼とかも多いのでとにかくパチパチとPCとにらめっこですね。

 

で、今日なんですけど1ヶ月前くらいに仕上げて寄稿しておきた原稿がひょっこりアップされてました。

 

この中に「整備は出来るだけマメにやって」といった事を書いているのですがこの件を誤解して欲しくないな、と思い補足の事でも書いておこうかと思います。

こういった「出来る事は自分で整備しましょう」的な事を書くと、なるべく安く済ませようって事なのかな?と思う人も多いと思います。

まぁうちは工具店ですからね、工具買ってもらって整備して欲しい気持ちも無いと言ったら嘘になりますが・・・、そうじゃ無いんですね。

 

 

話は逸れますけど「整備と修理は別物」という言い回しを私は良くします。

日常のメンテナンスとかを時間気にせずのんびりとやって愛車をバッチリ仕上げた りするのは楽しいんです。

ところがそれが何か壊れてしまったりして直す作業、つまり「修理」となると途端にテンションが落ちます。このニュアンスは分かる 人には分かると思いますが、やってる作業は似てても全然別物なんですね。

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つまり何が言いたいのかと言うと・・・、好きでやってるんです、日常のメンテナンスはね。愛車のネジ外して磨いて組んでってのが楽しいんですよ。

別に金なんて関係無いんです(まぁあるっちゃあるけどw)

愛車で遊んでドライブやライディングを楽しんで、家帰って来て洗車して、そんでもってばっちり整備。 ←ここまでがワンセットで楽しいんです。

 

このブログを読んでいる人の多くはウチとお付き合いがあったりして整備でも楽しんでいる人が多いと思うので分かると思いますけど、実際自分でいろいろ揃えてやるほうがコスト掛かったりする場合も多いですからね。なので「とにかく安く安く!」とかしか考えられないのならば自分で整備するメリットってあまり無いんじゃないかな?と思います。

 

そして私は職業柄プロメカさんをリスペクトしてます。

なので自分じゃ出来ない、とかプロに任せた方が良い、と判断した場合にはちゃんとお金払ってプロに任せます。この自分でやる・やらないのボーダーは整備上級者ほどうまく使い分けてて、そういう人ほどちゃんと行きつけの任せられるショップさんともキチンとしたお付き合いをしてますね。

今はSNSとか使って大騒ぎすればあるていど小難しい内容の整備の事も情報を得ることは出来ると思いますが、その後に何も残らないようならプロに頼ってやってもらうって案を候補に入れて欲しいと思ってます。

 

んー、うまく言えないけど自分の整備にまつわる環境って最終的には自分で構築していくしかないと思うんですね。

なので「ここまでは楽しむ」そして「ここからは楽しむために人に任せる」といった区切りをうまく使い分けて欲しいと思います。なんかね、ケチケチするために自分で整備するみたいな捉え方されるのが嫌なので書いてみました。

 

お店では年末年始の連休に合わせ重整備に関する工具の質問や整備の問い合わせが増えてきております。今のうちに準備しておけば部品の手配とか余裕で間に合いますからね。

年末の押し迫った頃に慌てなくても良いように、みなさんもいろんな準備をしておきましょう。