2016JNCC第6戦 岐阜ほおのき大会

いやー、暑かった。
まじで溶けるかとおもった。

そんな灼熱の中で開催されたJNCC第6戦、岐阜県の飛騨高山ほおのきスキー場特設会場に行ってきました!

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会場のロケーションの良さは昨年通りでもうサイコー。
少し石が出てきてるけどまだまだダートバイク走行としてのバージンコースとして、その絶景は健在です。
私はウチのお客さんとNAGmotorsと同行しまして金曜日の深夜に会場到着。

ビックリしたのはその寒さ。
標高高いし避暑地とは聞いていたので涼しいくらいを想像していたのですが、Tシャツではちょっと寒いくらいの感じで「こりゃー涼しくていいなー」くらいに思ってました。(この時までは)

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そして始まったJNCCほおのき大会。
みなさんパドックや出店もバッチリに午後からのエントラントの入場に備えます。
しかし・・・んーーー暑い!
なにこれ明け方の寒いくらいな感じどこいった!?ってくらいに暑い。

それもそのはずこの週末は高山市の今年の最高気温だとの事。
日本の最高気温がしょっちゅう更新される熊谷と館林にはさまれた羽生に住んでいるといってもこの暑さはきつかったですね。

そんなこんなで下見や試乗会、そして出店ブースでのお買い物等々、楽しい土曜日は過ぎていきまして。
私達も大汗かいたので場内の温泉でサッパリ。

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その後はいつもの予選ヒートとなる前夜祭に突入。
ウチらのチームは今回JNCC初参戦って人が5~6人いたので、様子が分からず早めの就寝の人が多かったので私はアチコチに顔出して楽しみました。
(早く寝るのは良いことですよ)

そして明けてレースデイ。

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少しは涼しくなったりして・・・という淡い期待はどこへやら。
土曜日よりも暑くなって場内の温度計では37度を示しておりました。

それでもレースはガンガン進行します。

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いよいよ午前のメインであるFUNクラスのスタート。
今回は1コーナーが「下り」&「逆バンク」という事もありちょっとだけ不安でしたね。

でも始まってみればみんなやはり怖いのか、いつもの登りスタートよりもいい感じになってましたね。
その後レースは進みチームの人達は順調に周回。
特に去年のほおのきで苦渋を飲んだ若手ふたりはリベンジを誓いレースに臨んでましたが、いい感じでレースを運んだようで満足のいく結果になっていたようです。

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それでもこの暑さですからね。
XCレース慣れしていない人は軽い熱中症でダウンしてました。
とにかく兆候が自覚出来たら即レース中止くらいでOKだと思います。
(実際無理して救急車に乗っている人もいました)

そんな感じで午前のFUNクラスは無事(?)に終了。
今回のレースは「全員怪我なく楽しくラーメン食って帰ろう」でしたのでOKOK。

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そして午後。
いよいよメインイベントであるCOMPクラス(全日本格)のレースが始まります。
写真はナグモのナガチャンと、当店とLINK-OILがオイルサポートをしている出口選手。
両者同じ土俵で戦いますのでスタート前の慣れ合いして楽しんでました。
ナガチャンは去年このほおのき大会でCOMP初の表彰台ゲットしてますから、静かに闘志を燃やしてました。
またデグもいいとこまでいくのにマシントラブルでリタイヤがあって今戦こそって感じでしたね。

そしていよいよスタート。

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AAクラスのデグはまぁまぁのスタート。(ま、いつもの事なのでOK)
そしてBクラスのナガチャンはバッチリ決めましたホールショット!
これには今回初JNCCで来ていたお仲間のみんなもヤンヤヤンヤの大騒ぎでした。

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私はお仲間の給油のお手伝いでワークスピットで待機。
みんな普通にしてても暑さでやられそうなので頑張って走ってましたね。

そしてレースは進行。
デグはまたもやマシントラブルで惜しくもリタイヤ。
総合で4位まで上げてきていたので残念でしたね。
ナガチャンも暑さとコースの厳しさに負けて徐々に追い下げてしまい、最終でクラス15位フィニッシュ。(惜しかったなー)

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でも誰も大怪我なくて笑って終われたので今回も目標達成ですね。
帯同してみんなのサポートメインな私としてはホントに怪我なく終われるのは嬉しいです。

今回のJNCCほおのきでも多数の関係者さんやお客さんに声掛けて頂きありがとうございました。
今年も残すところあと2戦。
多分どっちも行けると思いますのでみなさんまたどうぞよろしくお願いします。
(次戦は山形の栗子国際スキー場です)

●オマケ

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わざわざお手伝いにバイク自走で駆けつけてくれたべーちゃんありがとうね。
お礼にRQとの写真を撮ってあげました。

ドイツなレンチ

アメリカ系のクロームメッキなハンドツールの対極にあるのがヨーロッパ系の梨子地仕上げのハンドツール。

仕上げも違うけど作り方と言うか設計思想が違うと言うか、語弊を恐れずに言えばSnap-onを代表するアメリカ系は「壊れても交換しますよ」だとすればドイツ系は「壊れないかなら交換なんか不要ですよ」といった感じ。

この辺はラチェットとかの作動部が多い工具なんかは顕著で、すり減りそうとか壊れそうな部分が交換出来るようになってるのがアメリカ系、逆に全く交換出来ない分強度を持たせている印象なのがドイツ系ですね。
これはどっちが良い悪いの話では無く、各メーカーってか各国の特色みたいなものなので、ユーザーはそういうのも含めた情報を基に購入するメーカーを決めれば良いと思います。

で、今日はそんなヨーロッパ系工具の代表とも言える、ドイツの2大メーカー、スタビレーとハゼットのコンビを紹介。

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スタビレー コンビネーションレンチ

ドイツの2大メーカーを分かりやすく説明すると「柔と剛」
このスタビレーは「柔」にあたるメーカーですね。
別に工具が柔らかいわけじゃなく、全体の造りが美しい曲線で構成されていて使い手にも優しく高強度を実現しているメーカーです。

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持ち手部分は有名なI(アイ)断面になっていて親指がぐっと掛かり、手にしっくりくる感じが良いです。
固定のファンも多く長年愛されているメーカーですね。

 

そして「剛」なメーカーと言えばHAZET

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HAZET コンビネーションレンチ

曲線の美しさがスタビレーだとすれば、こちらは質実剛健なガチっとした造りでまさに「ザ・ドイツ」みたいな感じ。
でも実際に使ってみるとこれが不思議なんですけど、この無骨な感じが手になじむんですよね。
歴史もかなり古くてSnap-onよりも長く続いているメーカーです。

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これもどちらが良い悪いは無いですね。パッと見た目で「こっちが好み」で決めてもらっても後悔はしない2メーカーだと思います。
あとは使い込んでみると表面の仕上げ以上の違いもあるのでそれぞれ違う現場で使い分けとかも面白いと思いますよ。

一回見てみたいなぁーなんて人はお店まで是非どうぞー。

PB新製品ラッシュ

最近の当店のWebサイトを見ているとわかると思いますが数年に一度あるかないかってくらいの勢いで各社の新製品が出まくっております。

特にすごいのがPBですかね。
まぁ影に隠れて静かに廃盤になっているモノも多いので、ラインナップが増えているってよりは洗練されていってる感じですけど。

個人的に良いなって思えるのが目新しい工具だけでなく、地味系の通常ラインナップの拡充とかもあって浮ついただけではない雰囲気には好感が持てます。
で、このところ一気に出すぎた感もあり情報が流れてしまったような気もしますので、とりあえず私が良いなって思った工具を少しピックアップしてみます。

まずはこれかな。
ユーザーからはずっと要望が出ていたのになかなか商品化されなかったT型のHEXシリーズ。

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PB クロスハンドルHEXレンチ

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PB スライドT型HEXレンチ

このふたつの工具が登場したのは個人的にすごく驚きました。
もうそれこそ10年以上前から強い要望があったのに商品化されませんでしたからね。
急に出てきてそれもサイズラインナップみるとかなりの本気度なわけですよ。
どちらも前サイズ揃える必要はないと思います、自分にあったものを単品買いしてとにかく試してみてください。

そして手前ミソでありますが、私の進言で商品化したPB長年の弱点であったスイスグリップのスタッピグリップの発売。
もちろん通常のドライバーでも良いのですが、ビット差し替えタイプとの相性がよく購入後のユーザーからもかなりの好評を頂いております。

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PB スイスグリップスタッピ ビットドライバー

これは本当に良い出来でしたね。
実際店舗でも普通のドライバーよりもこのビットモデルの方が良く売れております。
そしてこれを更に進化させたのが・・・。

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PB スタッピインサイダー(ビット内蔵モデル)

これこれ!
なんとなんとビット内蔵モデルの登場。
それも従来のネジ込み式ではなく「押し引き」で開閉する収納方式ですよ。
サイズ感はノーマルのビットモデルとほぼ変わらず(実は全長が少し短い?)で作り上げたこのドライバーは店舗でも爆発的な人気になっております。
このスゥーって開閉する感じが実物で見てみないと分かりにくいってもあるかもしれませんね。

こんな感じで決して革新的なモノばかりではありませんが、すばらしい新製品のラッシュはメーカーの勢いも感じていいですね。
(まだまだ他にもありますからね)

見逃してた!って人はぜひ検討してみてくださいませー。

モトパワーパワーエンデューロ2016

ひっさしぶりに真夏のはじまりを告げる大会としてかえってきた裏のハチタイこと、モトパワーさんのパワーエンデューロ8時間耐久。
鈴鹿でやってる8耐と同日にオフロードのハチタイをやろうぜって事で始まった大会も今年で32回目になりました。

去年までは会場のスケジュールの関係で秋口になったりしてましたけど、今年はまさに『はい、今日から夏です。はじまります』な日程に戻ってきました(いやー嬉しい)

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数年前から協賛ショップとして当店も参加しておりまして、今年も声が掛かりましたので行ってきましたよ。
ちなみに会場はここ数年続いている仙台のSUGO。
SUGOは東北道沿線のウチからだと3時間でつくので近くて良いんですよね。

本当ならば金曜日の夜には行きたかったのですが仕事の関係で土曜日の午後出発に。
同乗で一緒にいったコバヤシさんが「せっかくだから那須で知り合いの飯屋によっていこう」って誘ってくれてご相伴に。

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なにやら小洒落たイタリアンなお店。実は那須ってあまり降りたことなくて知らなかったのですが、すっごい洒落た食べ物屋さんがいっぱいあるんですね。

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難しいのはわからなかったので青野菜のペペロンチーノをご馳走になりまして大満足。

そして無事に到着したあとは出店ブースを設営。

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今回は少し走るつもりで行ったので商品少なめ(笑)
さらに今回初導入のこれ。

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テント。
自分で行けば車中泊でなんとかなるのですが、このところみんなで相乗りして遠征にいく機会が増えたので寝床を確保してみました。
ツーリングテントとは違い設営・撤収が楽なモデルを探しましてケシュアというポップアップ式のヤツです。
いや実際に寝ましたけどイベント用なら充分すぎる高機能テントでした。

そしてここまで設営等の準備が終わってしまえばあとは・・・、そう前夜祭。

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いくつかレースで遠征してますがこのパワーエンデューロだけは、レース結果はあまり気にせず楽しくやりましょう的な雰囲気があり、みんな前夜祭メインで来ているといっても過言ではありません。

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BBQも牛タンメインで。
現地の和泉さんに頼んでおいた牛タンを3kg近くみんなでおいしく頂きました!

その後は普段あまりじっくり話が出来ないような人と、いろんな酒をチャンポンしながら26時頃に就寝。いやー楽しかったです。

そしていよいよ当日。

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150チーム350人以上がエントリーした今大会。
久々の真夏の大会で汗ダクダクの厳しい戦いでしたね。

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スタート方式も本家と同じルマン式。

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そして8時間後のゴールに向けてスタート!
もう雰囲気は最高潮っす。

まぁレース内容とかは他の出場者とか動画でもたくさん出てくるでしょうから割愛しますけど、やっぱ夏のハチタイはいいですね。
レース中はいろいろありましたけどとにかく楽しかった。
(私は走行マーシャルで走ってました)

そしてみんな無事にゴールしまして。
夏の始まりを告げるレースなのに終わったらちょっとしんみりと。

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いつも思うのですがとにかくこういう遠征イベントって片付けくらいの時間帯がちょっとおセンチになるんですよね。
各地の仲間と「またねー」って言い合うのすら寂しい感じです。
(まぁ今回は実際また翌週会うと思うのですがw)

 

ってなわけで今年もチョー楽しかったハチタイ。

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来年はみなさんもご一緒にどうですか。