三菱マテリアル 瞬貫ドリル(電動インパクト用)
三菱マテリアル 瞬貫ドリル(電動インパクト用)
●ステンレス、鉄の穴あけに食いつきがよくバリが少なくまるい穴が開きます。
●穴あけ加工後のバリが少ないため安心安全に加工ができ、バリ取り作業が削減、タップの寿命も延びます。
●特殊シンニングで切れ味も抜群です。
現在整備の現場では電動のインパクトドライバーが多く使われております。
それにともない各ドリル刃メーカーはインパクトドライバーでも使用出来る六角軸のドリル刃を提供しておりますが……
どうしても付け焼き刃的な造りで衝撃のあるインパクトと相まって、あまり切削能力を望む事はできませんでした。
そこで三菱マテリアルが考えたのがインパクトでも切れる・折れない刃です。
今回はそんな特殊な製法で作られたインパクトドライバー専用ドリル刃「瞬貫ドリル」を紹介。
刃物メーカーとしては超硬チップ等で有名な刃物の専門メーカーとも言えるMMCが刃の素材はもとより、先端形状に拘って作ったのはこのドリル刃です。
特殊なシンニング加工(先端の尖った部分の加工)で切り粉を細かくしてバリの出にくい真円の切削を可能にしました。
対象は木材やアルミ・鉄はもちろん、ステンレスにも有効な刃なので、これを持っていれば大抵の切削で困る事はありません。
これはメーカーの資料のコピーですが実際の私が穴あけを行ったところ、普通のドリルで揉むよりも綺麗にバリがなく穴あけが出来ました(ちょっと驚きました)
そして電動インパクトでドリルを回した場合、振動によって刃折れが多く起こるのですが、その辺もドリル部分の全長を短くし対処しております。
これには副次的効果もあってハンドで回す事になるこの手のドリルでは対象物に対してブレにくくトルクが掛けやすかったです。
いわゆる「軸付き」のドリル刃ですので普通のドリルよりは少々お高いのですが、道具をシンプルにして使えるのと切れ味を考えたら安いくらいに感じました。
なかなか電動ドリル本体を揃えるのも大変だと思っている人にもオススメのドリル刃です。