サイズの確認と使用工具

工具を販売する仕事をしているととにかくサイズ確認が重要になってきます。

プロメカさんならあまり問題にならないのですが、DIYを楽しむようなユーザーさんの場合に多いのが「多分これくらいの大きさのボルトだったと思うのですが……」なんて感じで話をはじめる人が結構います。

私が分かる車種とかやった事・見た事ある作業ならば分かったりする場合もあるのですが、もちろんそんなのたかが知れているわけでして大抵は正確なサイズなんて覚えていません。
だけどそんなアバウトな話の上でこちらに推測してくれってな相談が本当に多いんです。

例えばバイクのリアアクスル。
「カワサキに乗っててリアがHEXだったんですよ」と言われます。
多分これくらいの大きさだと思う、とお客さんは17ミリのHEXソケットをレジまで持って来てくれます。
でも私の薄い記憶の中には確か14ミリじゃなかったかな?と。

で「14ミリじゃ無いっすか?」と聞き14ミリHEXの現物を見せる。

でも「いや、そんなに小さくないです」と言われ17ミリを販売する……
で、当日中に電話が来て「やっぱり14ミリでした」と。

これ別にそのお客さんを非難しているわけじゃ無いんです。
ぶっちゃけ店舗だとかなり良くある話です。
特にキャップボルトと言われる差し込んで使う工具のサイズ選定は人間が錯覚(錯視)しがちでしてHEXやTORXでは本当に良くある話なんです。

ウチは上記の話くらいなら交換に応じますが、これがかなり後日になると交換自体難しくなりますし、遠方の方なら交換に来るのも大変だと思います。

ですので私は日頃から「車両整備の現場でもサイズを測定する工具が必要」と繰り返して言っております。
どうしてもラチェットやレンチ等と違い、作業に直接関わらない工具なので、優先度が下がるのはわかるのですが、逆にいえば作業に慣れていない人ほどサイズをキチンと人に伝える事が出来るように準備しちゃったほうが良いと思うわけです。

ノギス総合ページ

ノギス等の測定関連はこちら

これが上の例の話くらいのサイズ違いならばそんなに間違いはないのかも知れませんが、1ミリの違いでも使用出来ないのが工具です。
その辺をキッチリ測定してくれるだけで話がかなり早く済みます。

ちなみにそういったノギスとかの使い方は下記のページを見て下さいませ。

>>工具実践→測定機器の使用方法

サイズ計測の基本中の基本であるノギスはいろんな測定方法で物を計れますので、そういった工具の選定だけじゃなく作業にも活用出来ると思います。

例えばこういった内径測定とか普通の物差しではうまく測定出来ないですよね。

現在私のおすすめ測定工具のセットがセール企画で販売中です。

ノギス&スケールセット

シンワ 簡易ノギス&スケール サイズ測定お買い得セット

簡易&コンパクトな100mmのノギスと直尺のお買い得セットです。
私が店舗でサイズ確認用に使っているのと全く同じものとなります。
ユーザーさんがこれを持っていてくれると、問い合わせの時とかに販売するこちらも楽になりますので今回はかなりの特価設定になっております。

この機会にぜひどうぞ。

Have the time of one’s life

私はいわゆるMTV世代。
マイケルジャクソンのスリラーあたりから始まったあの熱狂に巻き込まれたのが中学生頃の話。
だからこの曲はちょっとずれてるというかリアルタイムでは知らない感じ。
ABBAのDancing queenのサビ部分。

「Having the time of your life」

まぁ訳すと、一生の思い出になるくらい楽しいってな感じ(?)
これを高校生くらいの時に英語の授業か何かで教えてもらって、それからこの曲が好きになった思い出があります。

──

ひょんなきっかけから乗るようになったダートバイクも今月でちょうど10年。
前の趣味だったロードスターでサーキットってのも10年で一区切りつけたので、さてどうしたもんかと考えたのですが…。
まぁノーカンだよねって思った。

2015年の春から始まった地獄のような家族の負の連鎖。
実兄がくも膜下出血で倒れ、翌年に親父や末期がんで倒れ、老老介護で疲弊したお袋が倒れ…で、結局「趣味」なんて言葉すら気軽に言えない状況になってしまい、3年前にバイクを売ってしまって乗ってなかったもん。

それでも乗っていた7年間には「最高の思い出」があって、それらは今でもちゃんと思い出せるけど…まだまだ「昔はぁ…」なんて感傷に浸るほどじゃーない。

そんな思いが渦巻いてた昨年末、実は「もう3年もバイクまともに乗ってないんだし、降りちゃってもいいんじゃね?」とか「ってか降りてるようなもんじゃね?」とか思ったりして、このままフェードアウトするのもアリっちゃアリかな…とかも考えた。

で、今年。
1月の14日に下の子供が成人式を迎えた。
専門にいってたからこの春からめでたく社会人なわけで、お祝いも兼ねて私とかみさんと子供の3人で知り合いの飲み屋に行ったときの話。
普段は酒飲めないかみさんが生意気にも酒飲んだりしてて、変だなーなんては思っていたのだけど。
急に、そうほんとに急に。

「私の子育ては終わりました!だから残りの人生は自分のために目一杯楽しみます」

と宣言しやがった。
もちろん酔いの力も手伝っての話なのかな?とか思っていたのだけど、その数日後に「バイク買う!」と言って、へそくりはたいてお隣のナグモでバイク買いやがった。
かみさんは10年ちょっと前に中免を取得したんだけど、その後羽生店舗の引っ越しとかあって、そのままペーパーライダーになっていた。
それが心残りだったようで今出来そうな事はすぐやる課が発足したようだった。

まぁあれです、私としては複雑な心境。
好きなことして楽しみたい→賛成
バイク乗りたい→だ、大丈夫?

ってな感じ。
そこで知り合いの全日本ライダーのワタライさんに頼んで超初心者ライダースクールをやってもらった。
(ワタライさんのオフスクールは初級や中級、もちろん上級までいろいろあるので興味がある人はぜひ)

スクール風景

とりあえず私の知り合いなので土系ライダーさんのスクールなわけで、こんな感じで行われたんだけど、彼女が買ったバイクがこれ。

ブロンコ

ヤマハのブロンコ。
実は私もこの手のバイクは詳しくなくて、たまたまナグモに下取りに入ったヤツだったのですが、カミさんは一目惚れして即決してました。
で、このバイク── よくよく聞けばセロー225をベースに作られてるらしいじゃないすか。
それならオフ系のリーンアウトでもいいっしょって事でのオフスクールだったわけです。

スクール風景

で、スクール後半にはこんな感じで土の上でもスイスイ曲がれるようになったみたい。
まぁ帰ってきてからの彼女からはそんな技術系の話はあまり出てこなくて終始「楽しかった!楽しかった!なんかすごかった!」と聞いてるこっちまでたのしくなってくる感じ。

で、これ見てて。
「あーやっぱ降りるとかないわ」
って思いまして。

私もちょー久しぶりにバイク導入。
車種とかぶっちゃけ気にしてません、たまたま出物がこれだったってだけ。
(個人的にやれカワサキだの鈴菌だのって話があまり好きじゃない)
まぁタイヤが2個な乗り物ならなんでもよかったってーのもある。

ってなわけで静かに静かに、身を潜めるように数年過ごして来ましたが。
死んじゃう前にまだまだ楽しみたい、それだけ。
昔話で盛り上がるのはもうちょい先にとっておいて今年は目一杯楽しもうかと思ってます。

have the time of one’s life ─

プラグ交換の工具

確実に陽が伸びているのがわかるようになってきました。
数日ほっこりと温かいと思ったら今週末は雪予報っすか…

そんなわけでちょっとだけ春の予感みたいなのも感じたりしているのか、お店にもそろそろ動き出しますよーってな工具の相談が増えてきました。
で、そんな相談の中で結構多いのが「プラグ交換」の相談。

普段メンテナンスをしない人とかでもプラグの交換くらいは……なんて人って多くて、その場合結構最初につまずくのがプラグサイズ。

車の場合ならば16ミリを買っておけば大体OKだったのですが、近年の新設計エンジンでは14ミリの使用率も高くなってきておりまして、ご自分の車両のプラグサイズの確認を是非して頂きたいです。
ただしネットで検索してもプラグの品番は出てきますが、プラグを回す為のサイズまではなかなか書いてないのではじめての人はここで迷っちゃうんですよね。

こういう場合にはまず自分の車種にあった替えの新品プラグを先に買ってしまいましょう。
替えプラグならばプラグメーカーのHPに行けばすぐに分かるので問題無く購入出来ると思います。
そしてその新品プラグの実寸を計ってしまえばOK。
これはオイルフィルタでも同じ事が言えますね。
どうせ交換予定なのですから「替える予定の物」を用意してしまうのは一番確実ですね。

で、サイズが分かったらプラグレンチの選択。

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nepros 3/8プラグソケット

当店でもかなり売れているのがこのネプロスのプラグソケット。
ネプロスと言うと高価なイメージが先行しますが、プラグソケットはそれほどでもないので造りの良さから購入していかれる方が多いですね。

そして……

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Ko-ken 3/8プラグソケット

人気を二分しているのがこのKo-kenのクリップ式。
クリップがある分少し厚くなりがちかと思いきや、結構スマートな造りと豊富なサイズ設定で人気です。

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Ko-ken Z-EAL 3/8プラグソケット

そしてKo-kenの整備向けツールであるZ-EALも同じくクリップ式。
クリップ式の最大のメリットは持ち運び系の工具箱の中に入れて置いても磁石を使っていないので破損の恐れが無く、また他の工具がくっついたりしない事です。
まぁこの辺は個人の好みの問題もありますので、好きなのを選んでください。

 

更にZ-EALからは超薄型で12ポイントのこれ。

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Z-EAL 3/8薄肉プラグソケット(12角)

サイズこそ限定で14mmと16mmしかありませんが、プラグホールが狭くて困るような車両には超オススメです。
(逆に困ってないならスタンダード品の方がいいかも)
欧州車では14mmの12角採用のプラグとかもあるのでそういう場合にもオススメです。

 

あ、そうそう。

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KTC バイク用プラグレンチ

2ストバイクならばこんな専用プラグレンチもあります。21ミリのコンビでごまかしている人も多いかもしれませんが、専用品は使いやすいですよ。

プロでもないかぎりプラグソケットなんて自分用に1個か2個買えば足りるわけですから、気に入ったモノを使って欲しいと思います。

ロールキャブを開梱し組み立てる

工具の専門店として営業していると、購入後に問い合わせが来る事ってそこそこあるのですが。
工具の使い方とかではない問い合わせであるのが、エアーコンプレッサーとか工具箱やツールワゴンとかの半組み立て商材の組み立て方の相談。

ちょうど店舗に新しい工具箱を見本として導入したので、荷物がどうくるのか、そしてどうやって組み立てるのか。
そしてそれらの注意点とかあるのか、そのへんのお話を書いてみたいと思います。

SK11SRX工具箱

SK11 SRX 引き出し7段ローラーキャビネット

25インチ幅の標準サイズな7段引き出しロールキャブ。
ちなみにこの25インチ幅工具箱は大抵のメーカーが上下で組み合わせるように作っているので、違うメーカーでも上下でキレイに収まる事が多いです。

で。
この工具箱、自重で60キロくらいあるのでかなり頑丈な梱包で届きます。

工具箱を開梱して組み立て

こういう大型重量物の運送は基本的に「玄関渡し」が基本となります。
家具や家電のように設置までやってくれる事はありませんので、この状態から自分で開梱し組み立てる必要があります。

まずやるのが「破損チェック」
運送屋さんがいるうちに箱の外見を確認します。
こういう工具箱とかはかなり厳重に梱包されてますので、少々雑な運送をされても問題はないのですが、それでもあきらかな破損等を目視で一緒に確認してもらいましょう。
ここで運送のドライバーさんと一緒にチェックするのがポイントでして、あとで気がついたりしても結構面倒な事になったりします。

工具箱を開梱して組み立て

箱の外見に問題なかったら開梱の儀。
箱に変形や潰れがあったらこの開梱まで付き合ってもらってもOKだと思います。
外箱のダンボールはかなり頑丈なヤツが使われてますので、こんな感じで細かくばらしていきます。

で、そもそもなんの組み立てが必要なのかというと、こういう工具箱は「タイヤ」が付いてない状態で届くことが多いのです。
ですのでこんな感じで工具箱を横にして…

工具箱を開梱して組み立て

タイヤを取り付けます。

と、その前に。
まず横にする前に工具箱の鍵をチェック。
大抵は工具箱のどこかに鍵が貼り付けてあるのでそれを使って工具箱を開けてください。
引き出しの中には組み立てに必要な「タイヤ」や「ハンドル」そして「ネジ」が入っておりますので全て取り出します。

そこまで済んだら写真のようにダンボールや毛布を使って養生し、工具箱を倒してタイヤの取り付け。
ここでいくつか注意点。

1.付属の工具(今回はHEXレンチ)は出来れば使わないで、ちゃんとした工具を用意しましょう。

2.ネジの受け部分はナッターになっている事が多いので、あまり過度なトルクを掛けすぎないようにしましょう。

3.タイヤは2種類「固定タイヤ」と「回転タイヤ」があります。取り付ける際には取り付け場所を考えて付けましょう。

ってな感じです。
特に最後のタイヤの種類の話。
ここで何も考えずに取り付けてしまうと後でやり直しになったりするので、事前に決めておく必要があります。
何を決めておくかというと…

工具箱を開梱して組み立て

「工具箱のハンドルを左右のどちらに付けるか」
です。

この写真の場合には向かって左にハンドルを取り付けました。
で、ハンドルを左に取り付けたって事は「回転タイヤ」も左側に2個取り付ける必要があります。
ハンドルを動かして工具箱の方向転換するわけですから、ここを間違うと後で面倒になりますのでご注意ください。

ちなみにハンドルは左右どちらにも付ける事が出来ます。
ご自分の環境やガレージの隙間等を考慮して検討してみてください。

あ、そうそうこれも重要。
最初に鍵を開けるために取り出した鍵。
こういう工具箱には大抵2本付属するのですが、1本はビニール袋か何かにいれて覚えておけるところに保管してください。
こういう工具箱のロックシステムってメインキーを回すと工具箱内部のロッドがガチャンと落ちてロックする機構だったりします。
そのロッドが大きめの衝撃が加わると不意に落ちちゃう事があるんです。
その時に鍵を「工具箱の中」に仕舞っているとインロックになってしまって大変です。
自分のガレージ用に購入して鍵そのものを使わないって人は工具箱の裏側にでもテープで貼り付けておくと忘れないし、なくさないのでおすすめですよ。

ってなわけであまり語られる事のない工具箱の開梱と組み立てのお話でした。

研磨・鏡面・サビ落とし工具

基本は金属の塊である自動車やバイク。
ちょっとした加工でも鉄工用の工具が必要となるし、サビが出れば落とさないといけない。
複雑な部品が組み合わさる車両ではあまり大げさな工具が使えないので、大抵は手作業でゴシゴシする必要があるんだけど…やっぱり大変っすよね。

で、そんな人のために簡単便利で気軽に使える研磨系工具がエイビットに充実しました。

イチグチネジタルホイール

イチグチ BSネジタルホイール 用途別各種

一般的には「フラップホイール」とか呼ばれる画像のような研磨工具です。
この工具の利点はとにかく簡単に使える事。
切削能力があまりにも高い工具を使うと表面だけサラっと削るつもりで他にも被害が…なんて事があるのですが、このホイールタイプは研磨力もそこそこだし、なんといっても対象物ややりたい研磨に応じて様々な種類が出ているので使用者のスキルに関係なく使えるのが最大の特徴です。

またこの工具は取り付け軸に六角軸を採用してますので。

パナソニック電動インパクトドライバー

パナソニック 14.4V充電インパクトドライバーセット

こういった電動インパクトドライバー(六角軸のプラスシャンクとか使うヤツ)に直接取り付けて使用可能です。
これが丸軸とかだと電動ドリルを用意する必要があるのでちょっとだけ面倒なんですよね。

しかし、こういう研磨工具っていざ買おうと思うと種類が多すぎて、自分がやりたい作業にどれが合っているのか分かりにくい…
そこで各種の作業向けのセットの登場なわけです。

イチグチネジタルホイール イチグチネジタルホイール

こんな感じで各作業用に適合したホイールが入ったセットをご用意しました。
もちろんそれだけしか出来ないわけではないので、例えばサビ落としセットを買っても金属削りが出来ますのであくまでもメーカー参考研磨布だと思ってください。

ちなみにこちらの研磨ホイール各種は国産のイチグチ製。
研磨布の専門メーカーですので安心してお使い頂けます。

ちなみにこのイチグチからはさらに面白い研磨工具も出てまして。

イチグチスカットディスク

イチグチ BSスカットディスクキット(φ50mm研磨ディスク)

それがこちらの「スカットディスクキット」
イメージとしてはポリッシャーディスクの超小型版ってな感じで、これも電動ドリルに取り付けて使用出来ます。
(六角軸アダプターも別売りで販売しております)

ディスク部分の受けとして専用パッド等が最初に必要ですので、とりあえずまずはこの基本セットを購入してみてください。
種類の異なる研磨ディスクが3種類付いてますので、使い勝手の良いディスクが分かったら替えディスクとしてまた購入すればいいと思います。

整備のスキルが上がるにつれこういう「ちょっと削る」とか「ちょっと磨く」な研磨工具って手元でササっと使える状態にしておくと本当に便利です。
価格もかなり抑えめになっておりますのでぜひお試しくださいませ。