トルクレンチの購入考察

工具を販売する専門店として、ましてそれが木工とか建築では無く整備用となると、花形工具はやはりトルクレンチです。
そんなトルクレンチに関しては日々多くの問い合わせを頂きます。

もちろん質問内容も多岐にわたるのですが、今回は「初めての購入」に関していつもお店でアドバイスしている事でも書いてみようかと思います。
まずトルクレンチと言ってもいろんな種類があるので、今日はプリセット型に絞っての説明にさせて頂きます。

プリセット型トルクレンチとは規定のトルクを設定して、規定トルクに到達するとカチっとアクションが入りユーザーに知らせてくれるやつですね。
メリットとしたらやはり使い勝手が良い事です。
だれでも気軽に使えて同じトルクのボルト締め付けがいっぱいあってもカチカチカチとスピーディーに作業出来ます。

もちろんデメリットもあって収納時の注意とか、1本でカバー出来るトルクのレンジが比較的狭い事とかがあります。
それでも現在の整備事情を考えてみると直読式と呼ばれるダイアル式やデジタル式よりは、個人的にですがプリセット型が使い勝手がいいと思います。

で、いざ購入する時に「んじゃ、プリセット型トルクレンチを買うことに決めました」となると、次に問題なのが自分にどのレンジのトルクレンチが必要なのか?って事です。

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東日 プリセット型トルクレンチ

まず上記の東日のスタンダード型トルクレンチでもいくつか種類(サイズ)があります。
予算が許すならこれ全部買ってしまうのが一番間違い無いのですが、1本づつ揃えていこうと思った時に、どれを買えば一番良いのか迷うんですね。

そしてさらに難しくしているのがこれ。

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東日 ワイドレンジトルクレンチ モトトルク

こちらは東日のラインナップにあるワイドレンジ版です。
上記のスタンダードと比べると1本が受け持つレンジ幅が広くなっているのですが・・・それでも完全にカバー出来ているわけではありません。
このトルクレンチの存在が選択を非常に難しくしているんですね。

ちなみに車検等もやる自動車屋さんで認証工場になっている所は指定工具として、上記のスタンダードトルクレンチの中では…

・5-25Nm
・20-100Nm
・40-200Nm

のトルクレンチの保持が義務となっております。

ですので東日以外にもいろんなメーカーからトルクレンチが出ておりますが、基本はこのレンジ幅のトルクレンチはどのメーカーでも買う事が出来ます。

ですのでぶっちゃけ予算が許すなら上記の3本を一気に買ってしまえば整備用トルクレンチとして揃ってしまうんですね。
しかし認証工場とか関係無いユーザーさんはワイドレンジ版でもいいわけでして・・・ここから悩む事になります。

 

ふたつのトルクレンチの関係性を分かりやすく図にしてみるとこんな感じです。

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プリセット型トルクレンチと言うのは上限値・下限値付近での使用をあまりオススメしていない事を考えるとスタンダードのまとめ買いがいかに理にかなっている買い方なのかよく分かると思います。
逆に言うとワイドレンジ版は1本1本が独立する形で成り立っていて、ラインナップで購入する前提ではないのも分かると思います。

この話で悩み始めてしまう人は多いのですが、購入に至る決定打は「その後どうするのか」なんです。

1本目を買った後、どうするのか。

例えば趣味で買った車やバイクを整備する目的で、自分で出来るメンテナンスの主要トルクが14ミリのボルトで50Nmだったとします。

この時の購入候補の場合は…

・東日 スタンダードモデル 20-100Nm
・東日 ワイドレンジモデル 10-70Nm

の2本が候補となります。
その作業しかやらないのであればどちらを買っても正解です。
しかし後日ホイールナットも管理したいとか、エンジンヘッドくらいは自分でやってみたいとか、整備項目が増えていった場合にはスタンダードモデルを買っておいた方が、次のトルクレンチを迷わず購入する事が出来ます。
(先述した標準の3本購入になるように買っていけばいいだけ)

しかしそんなにいろいろやらないけど、頭10ミリのボルト(15Nm)とかはついでにやりたい、とかになるとワイドレンジ版を買った方が1本でいろいろ使えて便利です。
実際通常メンテならば主目的として14ミリのネジをやりたいとしても10ミリだってたくさん出てくるわけですから、1本で大抵の事が出来てしまうワイドレンジ版はかなり魅力になります。

こんな感じでこの話は個人個人で正解が違うので、一番最初に購入するトルクレンチが結構重要になってくるわけです。
(最初の1本目を適当に選択してしまうと2本目の購入でよけいに悩む結果になるわけです)

この話ってトルクレンチの問い合わせの中でもかなり多い質問ですので書いてみました。
でもこのブログを読んだだけでも結局分からないって人も多いと思いますので、そんな時は遠慮無く私宛に連絡ください。

そしてその時は出来るだけ「今やりたい作業のトルク値」が分かると話が早いです。
お客さんの予算に応じた対応ももちろんいたしますのでお気軽にどうぞ。

※今回は分かりやすく東日のトルクレンチシリーズで書きましたが、他のメーカーでも大体同じです。
>>プリセット型トルクレンチのページ

エイビットオリジナルKo-ken&Z-EALセット

はいはいー!
年末進行でごった煮のような忙しさですがいろんな企画も同時進行しております。
で、今日はKo-kenとZ-EALのエイビットオリジナルお買い得セットのご紹介。

>>セールページに全てアップしてあります。

普段でも店舗で人気のKo-kenとZ-EALの工具をもっと買いやすくエイビットがオリジナルセットとして組んだお買い得セットになります。
特に特殊ソケットは必要な時に1個買いするのもなんだし・・・かと言ってフルセットで買うほどではないんだよねぇ・・・なんて人にオススメな感じで組んでおります。
どれも期間限定になってますので、欲しいのあったら遠慮なくどうぞー。

※画像クリックで商品ページに飛びます。

─ Ko-ken ─

・Ko-ken 1/4エクステンション&ボールジョイントセット

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なかなかセール対象にならない1/4のエクステンション3本とボールジョイントのお買い得セットです。
個人的にも1/4工具の「キモ」はエクステンションバーだと何度か言っている通りですので、まだ揃えてないって人はこれを買っちゃってください。
もちろんこれから1/4ラチェットの購入を検討してるって人はラチェット&ソケットとこれを買えば完璧。

●入り組み
・1/4エクステンションバー:50、100、150mm
・1/4ボールジョイントアダプター

・Ko-ken 3/8タップホルダーソケットセット4個組

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こちらも普段はなかなか簡易セットでは買いにくい工具のひとつ。
工具自体はものすごく良く出来ていてすでに購入済みの人からの評価は高いのですが…、なにせセットが大げさ過ぎて「自分で使う分だけ」買うのがちょっと面倒なんですね。
そこで今回はサイズ厳選の4個組にしました。
追加オーダー(追加サイズ)ももちろんOKです。

サイズ:M5、M6、M8、M10(ソケットレール付)

・Ko-ken 3/8ナットツイスターソケットセット4個組

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すでに一定の評価もあり店舗でも人気のネジ救出系工具であるナットツイスターソケット。
これもメーカー純正セットだとかなり高価になるソケットのひとつですので、エイビットオリジナルの4個組はなかなかオススメです。

サイズ:10・12・14・17mm(ソケットレール付)

 

─ Z-EAL ─

・Z-EAL 3/8TORXソケットセット5個組

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Z-EALシリーズでは隠れた人気工具のひとつである3/8TORXソケット。
TORXって必要サイズだけあればいいってもんでもないのでセット買いする人も多いのですが、T10とか小さいのまではいらないんだよねって人には超オススメの5個組だと思います。

サイズ:T20・T25・T27・T30・T40(ソケットレール付)

・Z-EAL 3/8ロングHEXソケットセット4個組

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こちらは3/8HEXなんですけど「ちょいロング」なHEXでして、店舗で実物見て買う人には人気のHEXソケットです。
他所でも書きましたがこのちょっとロングの全長ってなかなか設定がないので探していたって人にもオススメです。

サイズ:3,4,5,6mm(マグネットソケットレール付)

※各商品は画像クリックで商品ページに飛びます。

どれも普段から販売していて「こういうのあったらいいなー」ってのをオリジナルで組んでみたセットとなります。
期間限定になりますのでこの機会にぜひどうぞー!

L型のHEXレンチ

今ではいろんなメーカーから出るようになったレインボーカラーのL型HEXレンチ。
元祖というか最初に出したのがPBだったのは有名な話ですが、これが実は日本の現場からのニーズにこたえた製品だったのは知っている人はあまり多くないかもしれません。

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PB L型HEXレンチ[ロング・ボール]セット

視認性に優れ現場のとっさの判断でも選択しやすいこのアイデアはコロンブスの卵的発想だったと思いますが、いまでは世界中でこのレインボーカラーのHEXレンチは愛用される結果となりました。
しかし、初期ロットでは剥がれやすかった塗装もいまでは蒸着に変わり、かなり剥げにくくなったとは思いますが…
それでもあまりカラーにこだわらないって人にはカラーバージョンを選択するメリットってあまりなかったんですよね。

そこでPBがさらにその先のL型HEXレンチを出してきたのがコレ。

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PB 丸軸L型HEXレンチセット(ロング・ボール)

丸軸採用でしかもローレット加工付き!
PBという会社は「削りだし」が大好きなメーカーですので、すごくよく出来ていて現在のL型HEXレンチでも店頭で人気ナンバーワンになっております。
写真でも格好いい雰囲気は伝わると思いますが、実物はそれ以上に格好いいです。

丸軸になったおかげで最大トルクも上がっておりますので、人と違うHEXが欲しいって人には超オススメのレンチだと思います。

年末突入

いやー、いやいや。
もうホントに1年って早いですね、あっちゅーまですよ。

ってなわけで、そういえばすっげぇ寒いなぁ・・・なんて思ってたら12月に突入してまして、今年も残すところあと1ヶ月。
実働日数で考えたら20日ちょっとしかないわけで、ドタバタと忙しくしてると思ってましたが、よりいっそう頑張らなきゃと気を引き締め直しました。

実際お店でも年末っぽいというか工具の相談も少し大物系が多くなっておりまして、ましてや年末はメーカーもいろいろキャンペーンとか取り組んできますので、何かこの時期(機会)に工具を!なんて人にはなかなかお買い得なタイミングでもあります。
特に先日から掲載したKTCのSKセールの工具セットが注目されてまして…。

その中でも一番人気なのがこれ。

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KTC 両開きアクティブツールセット56点組

工具箱カラーは7色から選ぶ事が出来ますが、今年の限定色であるブラウンとブルーがかなりいい感じです。
(お店には限定ブルーを飾ってます)

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工具箱も四隅に樹脂製バンパーを採用した『アクティブモデル』でして、工具箱自体に傷つきにくいのはもちろん、車載した際に収まりが良いのも人気の秘訣です。
どうしてもこれから工具セットを初購入って人は引き出し式の工具セットに目がいってしまうと思いますが、現場での使い勝手を考えると両開きの工具箱は片手で持って運べるので機動性あるしほんと便利ですよ。

あ、そうそう。
あと毎年かなりの数を販売する人気セットがこれ。

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KTC モーターサイクルツールセット(ツールバッグ)47点組

名前こそ『モーターサイクルセット』になってますが、別に車な人だってこれに数点付け足せば充分車載用になるセットです。
あまり大げさな工具が入っていないので割り切ってしまう人は「ツールバッグ」と「工具を数点」購入したと考えて、中身を総入れ替えしてしまう人もいるくらいですからね。
(そういう風に考えてもお買い得なセットなんです)

 

そして年末恒例といえばリンクオイルのキャンペーンも始まりました!

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LINK-OILカテゴリーに属しているモノ全てが10%OFFになる年末恒例のキャンペーンです。

エンジンオイルはいろいろありますが、今最も売れているのが0W25のスポーツエコですね。
純正指定で0W20とか5W30あたりの低粘度指定な車両なら間違いなくイチオシのオイルだと思います。

そうそう普段から格安販売している20リッターのペール缶も「表示価格」からさらに10%OFFですのでまとめ買いのチャンスでもあります。
年末に大掃除ついでのオイル交換を考えている人はぜひこの機会に。
※こちらのキャンペーンは期間限定で12月13日(火)までとなります。

首を振るフレアナットレンチ

専用工具ってほどではないけどちょっと「特殊」な工具ってのはいくつも存在しまして。
油圧系の作業で活躍するフレアナットレンチとかもまさにそれの部類だと思います。

まぁ普通ならスタンダードな形状のフレアナットレンチがあれば大抵問題はないのですが、ブレーキラインの総交換とか油圧装置の複雑な建設機械とかの場合、まっすぐなレンチ形状だと入らない箇所があるんです。
そんな時に便利なのがカクっと首の曲がる首振りのフレアナットレンチ。

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SIGNET フレックスフレアナットレンチ

油圧ラインってゴムホースだけじゃなく、金属パイプなのも多いので回したい箇所がとんでもない向きになってるところも多いんですよね。
その点、首振りレンチならなんとか角度合わせて回せるのですごく重宝します。

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またこのSIGNETのやつは「早回し」機構も付いてるのでカチカチと回すにも便利なんです。

で、もっと複雑な場所の場合。
特に建設機器とかセンサー系に多いのですが・・・そんな時はこれがオススメ。

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TONE フレックスクロウフットレンチ セット&単品

3/8差し込みのクローフットレンチなのですが、こんな感じで差し込み角の先で曲がる首振りになっているんです。
これのおかげで難しい角度の場所にあるフレアナットにもアクセス出来るので現場ではかなり重宝する工具のひとつだと思います。

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90度に曲げればこんな感じで奥まった所のナットもOK。
サイズを合わせれば変な場所に付いてるセンサーナットも回せて便利です。

どちらもプロメカさんから好評の工具です。
困っている人はぜひご検討くださいませ。