強力型倍力ニッパー

似たような工具でありながら種類が多い工具というと握りモノ系ですね。
KNIPEXのような専門メーカーのカタログを見ると、何に使うのか分からないようなプライヤーが数多く載ってます。
まだラジペンとかそういうのなら先端形状が違うとか分かったりするのですが、ことニッパーになると似たようなカタチなのに何が違うの?って思うようなモノがホントに多いんですね。

そんな感じでとにかく種類が多いニッパー。
そんなニッパーの中でも国産メーカーだとあまり出しているところがないのがぶった切り系の強力型ニッパー。
これが輸入メーカーだといろいろ種類あるんですよ。

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KNIPEX 硬線ニッパーシリーズ

実際KNIPEXやバーコが日本上陸した頃にプロメカさんの間で売れる要因になったのも、この強力型ニッパーの存在が大きかったと思います。
硬い針金のような線をバチバチ切っていけるニッパーって1本持っていると重宝するのですが、このKNIPEXの硬線ニッパーは普段の作業でも使える取り回しの良さが受けたんだと思います。

しかし。
もっとぶった斬りに特化したニッパーもあるんですね。

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KNIPEX ツインフォースニッパー

それがこのカム機構を取り入れた倍力のニッパーです。
倍力機構自体はプライヤーの歴史では古くからあったのですが、なにせそれだけトルクが掛かるわけですから生半可な刃の強さではニッパー自体が破損する恐れもあり作るのが難しいニッパーのひとつだと思います。

そしてそんな倍力機構付きでオススメがもう1本。

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IRWIN ハイパフォーマンスニッパー

IRWINと言う会社は工具の製造メーカーではなく総合商社的な会社でして、バイスグリップ社とか昔からの超有名な老舗メーカーを傘下におく企業です。
まぁ吸収合併みたいなもんなんでしょうかね。
でも悪い話ではなくこのIRWINの取り扱いになると安定供給され、コストも下がるのか、流通価格自体も下がるのでユーザーさんにとっては良いことだと思ってます。

この倍力ニッパーもドイツのKNIPEXに並ぶ超有名メーカーのモノだと思います。(裏をとってないので分かりませんけど)
あまり日本に入ってなかったのですが現地ではかなり有名な握りモノメーカーですので、造りは本当に良くて価格も安くオススメだと思います。

とにかく選択肢がいろいろあるのは嬉しいですね。

夏のスーパーセール第二弾(KTC)

昨日より開始となった夏のスーパーセール第二弾告知です。

KTCセール

Webサイトに掲載中のKTC商品が全品15%OFFの大特価企画です。
すでに値引きのある掲載特価からの「さらに15%OFF」ですので、かなりのお買い得企画となります。

今回は期間が短く7月27日(木)の午後6時までとなります。
暑い日が続きますが、ぜひこの機会をご活用ください。

↓詳しい内容はこちらをごらんください↓

KTCセールバナー

総アイテムは約500点。
また掲載商品以外でもお問い合わせいただければ見積りいたします。
店舗とWeb通販同時開催ですのでよろしくお願いします。

KTCセール商品KTCセール商品

KTCのデジラチェについて

普段からトルクレンチに関する問い合わせって多いのですが、その中でも固有名詞として質問の中に登場する事が多いのが「デジラチェ」です。

名前から連想するに「デジタル」な「トルクレンチ」なわけでして、デジタル式というだけで精度のものすごく高いトルクレンチと思われる事も多いのですが、実際の現場レベルだと現行のプリセット型トルクレンチとそれほど精度的には変わりなく、質問があった場合にもまずはその辺からの説明となる事が多いです。

実際現在販売されているトルクレンチの精度はほぼ±4%以内に収まっております。
このデジラチェもまさにその±4%なわけで、これを見ても「デジタルだから」という事で高精度ではないと分かって頂けると思います。

デジラチェを語る上で欠かせないお話がトルクレンチの種別です。
トルクレンチとはざっくりと種類を分けるとカチンと鳴って設定トルクを知らせてくれる「プリセット型」と、実際にトルクの変動値を目視で確認しながらトルク管理を行う「直読式」に分ける事が出来ます。

東日トルクレンチ
東日プリセット型トルクレンチ

私が工具販売をはじめた30年ほど前はプリセット型トルクレンチってめっちゃ高価だったんですね。
また今ほどトルクレンチの重要性も認知されてませんでした(されてはいたけど高価すぎて現実的じゃなかった)
※でも今ではかなり価格も安くなって、手が届く存在になってますね。

ですのでその当時だとビーム式と呼ばれる弓式がよく売れてましたね。(針が付いててそれが左右に振れてトルク値を見るヤツです)

で、このビーム式(弓式)と呼ばれるトルクレンチこそ「直読式」なわけです。
現在ビーム式はトルク校正出来ないことを理由にあまり扱われる事がなくなってきており、今はダイアル式が一般的になりました。

東日ダイアル式トルクレンチ

ググっとトルクをかけるとダイアルの中の針が回って現在のトルク値を示すトルクレンチですね。
ちなみにデジラチェとかのデジタル式トルクレンチはこのダイアル式とかの直読式の表示画面をデジタルにしたものだと理解してください。

この直読式。
読んで字のごとく実際に目視で推移するトルク値を確認するのが一般的な使い方です。(置き針してトルク値になると知らせてくれるようにも出来るものもあります)
なので一般の人が気楽に使うトルクレンチとしてはちょっとイマイチ…なんです。

プリセット型トルクレンチなら設定したトルクでカチンって知らせてくれますからね。
似たようなボルトナットをいくつもカチカチしていくような作業に直読式はあまり合わないんです。

もちろん直読式のメリットもありまして。
それはまず正逆転どちらも測定可能な事。これはプリセット型の弱点でもあるのですが、プリセット型は一般的に締め付け方向のみの測定となってます。(これは精度を保つための条件なんです)
今は逆ネジとか減ったので逆回転での使用ってあまりないように思われがちですが、実験や開発の現場では現在の締め付けトルクを測定する事もあり、逆回転で回して緩むトルク値を測定する事があるので必須のトルクレンチです。
また内燃機とかの精密組み付けが必要な現場では、ボルトの伸び(締結力)を手応えと目視とトルク値で確認しながら作業したりするので、リアルタイムでのトルク変動を知りたいという現場もあります。

─…っとまぁここまで読めばプリセットと直読で、かなり方向性の違うトルクレンチなんだという事が分かってもらえたと思います。
それはでは直読式の派生モデルであるデジラチェって使いにくいのか?と言われると半分イエスで半分ノーです。


KTC デジラチェ

初代のKTCデジラチェはグリップ部分がカタカタと動くモデルで、測定エラーを連発しかなり使いにくいモデルでしたが、現在のデジラチェは2世代目にあたるモデルでして誰が使っても正確にトルクを示してくれるモデルになっております。

KTCデジラチェ説明

また先ほど言った直読式の使いにくさのひとつである「目視確認」が出来ない場所でも事前設定のトルク値で電子音を鳴らして知らせてくれますので、この辺の使いにくさもほぼ解決しております。

ま、それでも直読式には変わりありませんので購入する時にはまず「プリセット型」を買うのか「直読式の最新モデルであるデジタル」にするのかってのを考えてみてください。
気楽な使い勝手はプリセット型がオススメです。
使用頻度はあまり高くなく、いろいろな高機能を使いたいならデジラチェはかなりオススメです。

こんな感じで購入前に理解しておけば自分にあった良いトルクレンチを選ぶ事が出来ると思います。
まぁ参考までに。

あ、そうだ。
現在KTCのデジラチェを2モデル限定でセールやってます。最新の小トルクモデルもありますので気に入った方はこの機会にぜひどうぞ。↓
●KTC 3/8デジラチェ(トルクレンチ)2モデル 限定特価

バイクのETCお得情報

いやー暑い。
梅雨ってどこにいっちゃったんですかね。
お店はちゃんと冷房入ってるので「うひゃー涼しー」って言いながら来店してくれる人がかなり多くなってきました。

バイクの人とかだと大汗かいて来る人もいるので、外水道案内して顔や腕を洗うのに使ってもらってます。

さて、そんな暑いけど活動的なこの時期。
バイク乗りには嬉しいニュースが飛び込んできました。

ETC付いてるバイクで乗り降り自由の定額制。
需要ある人は意外と少ないかもしれませんが、逆にこの機会にいろいろ回ってみるのもいいかもしれませんね。

ETCお得情報

事前登録が必要みたいですけど、それでもこの範囲で中距離日帰りツーリングとか楽しそうですね。
エイビットのある東北道羽生ICは「関越・上信越・東北」エリアと「東北・常磐」エリアのどちらにも属してますので、気が向いたらこのプラン使ってツーリングがてらに来店もお待ちしております。

E型TORX(トルクス)

整備をしてる時になんだか見たことないネジとか出てくると慌てますよね。
ここ近年ではあまり新しいネジの登場は無いのですが、それでもTORXに派生の亜種が出たりしてプロのメカニックさんでもウチに駆け込む事があります。

で、そんな異形ネジの中でも実は歴史が古いわりに未だに問い合わせが多いのがメストルクス、つまりE型TORX。
オスのTORXはT型と言い、その反対で工具が凹んでいるのがE型TORXとおぼえてください。

古くはハコスカでも使われていた昔からあるネジなのですが、あまり見かける事は無くベテランのメカニックさんでも突然出てきて焦る事もあるくらいです。

Ko-ken 3/8E型TORXソケット

で、このE型TORX。
ちょっと面倒なのがサイズ表記です。T型のTORXと同じで実寸のサイズでは無く番手の表記なのですが、T型TORXの番手とリンクしていなくて「T型の何番が入ったんだけど・・」と言われても分からない事が多いです。(まぁオスメスで合わせれば分かりますが)

なので工具を販売する者の正直な意見としては出来ればセットで買っておいてもらいたい工具のひとつです。
出てきたサイズを追いかけて購入していくと結局何が足りないのか分からなくなりますからね。

Ko-ken 3/8E型TORXディープソケットセット

で、このメストルクスは国産車や輸入車でまんべんなく出来てます。有名なのはトヨタ車のスタッドボルトの頭。
普段は気にしてないだけで目に入らないかも知れませんが、注意してみると結構使われてたりするんですよね。

 

 

そして近年プロメカさんから最も相談の多いメスのTORXがこれ。

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Ko-ken 1/2低頭E型TORXソケットセット

商品紹介のページに詳しく書いてありますが薄いE型TORXのボルトに対応するための専用工具な扱いのメストルクスです。

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こんな感じで国産車にも多く使われていてここを見ているみなさんにも全く関係ないってわけじゃないんですね。
ま、かなりの高張力ボルトに使われている雰囲気なので、そんな作業をやる予定なら相手のボルトを一度確認しておいた方がいいと思いますよ。