長い工具の収納

車両整備のスキルも上がってくると工具だってそれに合わせて増えてきます。
最初はお買い得な工具セットでドンって揃えたって、自分の車両や整備内容に合わせていけば、なんだかんだで倍くらいの量になったりするもんなんですよね。

そして工具が増えれば悩みの種になってくるのが「収納」

普通のハンドツールだけでさえ、自分なりに使いやすさを追求した工具の収納ってのは難しいのですが、そこにきて更に難しくなるのが「長い工具」

通常の引き出し式の工具箱(持ち運べる大きさ)では全長450ミリとかの工具は収納出来るないので、他の方法を考えなければならないのですが、長い工具ってそんなに数多くないし、それ専用で収納を考えるのはちょっと難しいんですね。

そこでエイビットのお店でかなり売れているのがこれ。

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リングスター Mr.ツールバッグ

これ工具バッグなのですがとにかく長いんです。450ミリ近い工具と言うとスピンナーハンドルだったりホイールナット用のトルクレンチだったり。
この辺の長物工具がきっちり収納可能です。

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また画像でも分かると思いますが、油圧のパンタジャッキまで一緒に収納出来るのでサーキット派の人にも大人気の工具バッグです。

長い工具もこうやってひとまとめに出来ればかなり整理整頓出来ると思いますよ。

ソケットレール

ここ数日またまた冷え込んでますねー。
底冷えっていうのかな、室内のガレージでもブルルっとくるくらいの寒さです。
まぁもうちょいで暖かくなるみたいな予報もあるのであと少しの我慢ですかね。

で、こんな時期は工具の整理整頓系なアイテムの相談も多いんですよ、工具箱とかね。
そして工具の中でも特にバラバラにしておくと片付かないのがソケットでして、ソケットレールの問い合わせや相談にくる人も。

そんなソケットレールですがお店では一番人気なのがKo-kenから整備用工具として出たZ-EAL(ジール)シリーズのソケットホルダー。

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Ko-ken Z-EAL マグネットソケットホルダー各種

現在は1/4・3/8・1/2と各サイズも揃いましてお手持ちのソケットの整理整頓にすっごく便利に使えると思います。

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クリップ部分もこんな感じでボールが付いていてカチっとハマり、レールごと持ち運ぶ時でもバラバラになったりしません。
またこのレールの人気の秘密がこれ。

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壁にペタっと。

そう、マグネットが仕込んであるので金属製の相手ならば壁面でもくっつけておけます。
肝心のマグネットもかなり強力でしてソケット満載の状態でもしっかりと張り付いてくれますので、普段は工具箱の中にしまっておいて使う時だけ工具箱のフタ面に貼り付け・・・とか出来ちゃうんですね。
試しに1本購入・・・なんて人からはかなりの確立で再注文きますので、現場サイドでもかなり重宝してもらっているんだと思います。

 

そして当店ではかなりの昔から超定番人気なのがTONEのステンレスレール。

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TONE(トネ) ステンレスソケットレール

この手のスタンダードなソケットレールというと金属製の物にメッキが掛かっているって物を想像するでしょうけど・・・あれ使い込むと錆びたりメッキが剥がれたりするんですよね。
で、トネは考えました。

「オールステンレスで作っちゃえばいいんじゃね?」

と。
でも結構難しいしコストもバカにならないんですよね。
それでもなんとか製品化にこぎ着け、種類も全サイズ向けに出す事が出来ました。

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これオールステンだと考えるとかなり安い商品でして、メッキレールが嫌になったって人にすごく評判良いレールです。
マグネット付きの物と比べるとかなり地味な存在なんですけど、普段使いのソケット整理にはかなりオススメのアイテムです。

まぁどちらが良いとか悪いの話ではなく、ご自分の使用環境下での利便性を考えればいいと思います。
両方買って便利に使い分けるのもアリだと思いますよ。

スクレッパーいろいろ

工具の販売を長くやっているといろんな職業メカニックさんとも話をする機会が増えます。
基本車検くらいしかやらない人からレースエンジンだけを専門にやる内燃機屋さんまで様々。

で、そんな整備環境の違う人達が口を揃えて面倒だと言うのがガスケットの除去。
個人のスキルとか関係無しにとにかく無心で削り取るしか無い作業なので、広い面とかの場合とにかく時間が掛かります。

ガスケットの除去方法にはいろいろありますし、今は有効なケミカルとかもあるのですが、最後は手でガシガシ削るしかないんですね。
そこでスクレッパーの出番となるわけです。

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KTC スクレッパー各種

スクレッパーの種類として主な違いは刃幅と刃の材質。
刃幅は個人の好みとかありますし、やっているエンジンとか補記類で使いやすさが違うと思います。

ですので「ちょっと便利なスクレッパー」となると材質の違いですかね。
その中でもウチで昔から定番人気なのがKTCのセラミックスクレッパー。

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KTC セラミックスクレッパー

こんな感じで刃先にセラミックの塊が取り付けてあります。
刃の形状はそんなに鋭く無いのですが、これが・・・かなり使えるんですね。
メーカーの注意書きにも「刃を立てすぎると対象物自体をキズ付ける恐れがあります」と書かれているくらいの優れ物。

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また刃の鋭さが関係無いセラミックはこのように横方向にも使えますので狭い場所やピンを逃げつつ・・・なんて場面でも便利なんですね。
この工具は口頭やWEBの文章では伝えにくいので、とにかく一度体験して貰った方が良いと思います。
価格はちょっと高いのですが、その分くらいの性能があると思いますよ。

 

あ、それといわゆるカミソリ刃の付いたガラススクレッパーも持ってると便利です。

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KTC ステッカースクレッパーDX(ガラス用)

「ガラス用」とは書いてありますが、他のカミソリ刃を使うモデルよりも幅が狭く剛性感があるのでガスケット除去にも使え便利です。
こういうちょっとした時に使えるのも持ってるといいですよー。