たまの休みになるとトランポにバイク積んで走りに行ってるってのは、このブログ見てる人なら分かると思います。
この3月でダートバイク騒ぎをし始めてから丸4年。
比較的体力が必要とされ、それ以上に走行のスキルが必要とされるオフロードバイク。当時39歳だった私は「これが最後のチャンスかな」と思いつつ、とりあえず10年乗り続けてみようと思いましてダートバイクライフをスタートしました。
10年ってのはその前まで目一杯遊ばせてもらった自動車、ロードスターで遊んだ期間。ちょうど10年やって一回降りる事にしたので、なんとなくね・・・今度も10年区切りかな?とか思ったわけです。
そして気がつけば4年。
早いっすよね。少しは満足出来るような走りが出来るようになったか?と聞かれれば「いやいや、まだまだ3合目くらい」としか答える事しか出来ず、んじゃ楽しくないのか?と聞かれれば「いやいや、楽しくてしょうがない」と答える感じ。
見事にどっぷりですよ。
基本は「うまくなりたい」とか「あの人より速く走りたい」とか「あのコースを攻略したい」とかね。口に出すのはそういった技術系の話。工具店やってるし整備だってハンパじゃ嫌だから誰よりもバイクを綺麗に維持したりしてね。
そしてそういう走行技術やバイクのハードウェア論とかも、ネットでもバカ話出来るし楽しいっすわ。
で、そんな感じで4年もやっているとお店のお客さんからは「毎週頑張ってますねー」とか言われまして。
更に言えばこのブログみてオフロードバイクに興味を持ってくれたり、お店に来てるお客さんがダートバイク仲間に入ってくれたりね。
仲間が増えればまた楽しさ倍増なんですよね。まぁそういうのはどんな趣味でもそうなんだろうけど、ダートバイクっていわゆる口だけのヤツってのがいないんですよ。だってバイクの性能なんて関係ないんだから。何のパーツ付いてても、良いマフラー付いてても走り出しちゃえばみんな同じ。そういった同じ土俵にいる仲間は結束感がひとランク上ってのかな・・・まぁひいき目に見てだけどね。
だからそんな仲間と遊ぶ時間はとても大切な時間になりました。
そして今ではイベントにまでいくようになって、工具とテント持って行って仕事なんかしちゃってりして。
でもね。
実はいろんな事言ってもね。
ここ1年くらいかな。もうちょっと前だったかな?
水曜日休みのメンバーが減っちゃったりしてひとりでバイク積んで走る機会が増えてきて、やっぱ寂しいじゃないっすか、だってさっき書いた通り素敵な仲間もいないし楽しみ半減かと思うじゃないですか。
実際ひとりで行くようになった頃は回数も減ったりした時期があったのも事実なんですよね。
でもね。
あるとき気がついたんですよね。何キッカケだったかは忘れちゃったんだけど、ひとりでコース着いてバイク降ろして準備体操して。
装備をパチンパチンとつけてウエア着替えて。
バイクにまたがって。
キックスタート。
エンジン回転数が安定するのを少し待って。
左手でクラッチ握り込む。
少し張り付きがちなクラッチに気をつかいながら、スロットルを軽くひねりつつシフトレバーを1速に蹴り込む。
この時にね。
あ!おれバイク好きなんだわ。
とね。気がついちゃったんですよ。
なんつーのかな、ワクワク感ハンパないのよ。毎週乗ってるのにね。
個人的には昔から何のモータースポーツやってもそんなに成果が出ない私。いつも何やってもみんなに追いつこうとか、少しでも上手くなろうとか思いつつやってきました。まぁヘタなわりに負けず嫌いだし。
で、そういった気持ちの延長線上に毎週の練習ってのがあると思ってたんですね。
だから、それに気がついちゃった時にちょっとビックリしたんです。
走る場所は、そりゃー綺麗な大自然とかね。ダートバイクの醍醐味だけど、実はどこでも良くてバイクにまたがってクラッチ操作してスロットルひねって・・・ってだけで十分楽しいんですよ。
だからこのブログでも工具の事とバイクの事。
その両方が伝えられれば良いな、なんて少しだけ思ってます。少しだけ。
先日ちょろっと書いていた私が出場予定だったレース、スクラッチマウンテン。
これちょっと出られなくなりまして、今年はレース出てもこれくらいかな?とか思ってたくらい意気込んでいたんですけどね。
まぁ残念な気持ちはあるんですけど、バイク好きな気持ちには変わりありませんから。