リコイル

手から伝わるイヤーな感触。
ネジ山がおかしくなってムニューだったりズルーだったり、ネジ山を壊してしまうのは誰でにもある事なので仕方無いのですが、やっぱリカバリーとかまで考えると憂鬱ですよね。

そんな時に便利なのがネジ山を新規で作り直せるヘリサートとかリコイルの存在。
(名前はメーカーごとに違うだけでほぼ同じ物です)

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リコイル各種

こんな風なセットになっていて、これ1セットでひとつのサイズのネジ山を新規で作り直す事が出来ます。

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セットにはパケットと言うバネのような物が入ってます。

このバネみたいなヤツがそのままネジ山になってくれるんですが・・・。
たまにセットでは無くパケットだけ買えばなんとかなります?って質問来るので一応書いときますが、なんとかならないと思いますので最初はセットで買うようにしてください。

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こんな感じで挿入工具とかも専用品になっていて、これが無いとうまく挿入が出来ませんし最後の爪部分の折り取りも出来ません。
さらに言えば専用径のドリル刃やタップまで付いてて、いたれり尽くせりなセットですので結果としてセット購入の方が安上がりだとも思います。

ネジ山の種類ごとに細かく分かれてますので必要なセットをご相談くださいませ。

※なるべく在庫するようにしてますがお急ぎの場合は在庫確認をお願いします。

ロングなストレートめがね

工具の歴史ってかなり古くて自動車産業と共に・・・ってイメージがありますが、実際は普通の工場とかでも使われてたわけで、特にヨーロッパの工具メーカーはすっごい歴史があるんですね。

ただし、工具そのもの。
もうちょい言えば「ねじ回し」そのものはネジの進化こそあれど60~70年前には大体の骨子が出来ていて、あとはその派生亜種であったりもします。
逆に言えばそれだけ革新的な工具を作り出すってのは難しいんですね。

でまぁ、超基本的な工具はそんな感じだとして派生亜種を創りだすのすら難しい現代。
そんな中でも数点の工具は本当にここ10~20年で急激に認知され広まった工具というのも存在するんですね。

有名なひとつはギアレンチ
あのカリカリとうごくラチェット内蔵のレンチですね。
あれの登場前までは板ラチェと呼ばれわずか10ギアちょっとの粗いギア数の工具だったのですが、72ギアがギアレンチ社から提供されるようになって急激に広まりました。
いまでは定番工具のひとつですよね。

そしてもうひとつ。
個人的にはこの業界に入ったタイミングとほぼ重なるので思い入れも多い工具なのですが、それが超ロングストレートめがね。

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SIGNET 超ロングストレートめがね

もともとはSnap-onのカタログの片隅に「航空機向け」みたいな感じで掲載されていた工具でした。
なにせレンチのページにすら載ってなかったんですから、当時はまだまだ専用工具扱いで注目されてなかったのが分かると思います。(20年前くらいかな)

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TONE 超ロングストレートめがね

そんな存在だった超ロングストレートめがねですが時代の流れ(その頃の日本車が徐々に今風に狭いエンジンルームになってきた)とも相まって、急激に・・・そりゃもうホントに急激に人気を高めていきました。
同じ形状のめがねがMAC-TOOLから出たと思ったら国産メーカーも追従し今では大抵の総合メーカーでしたら同じカタチの工具を購入する事が出来るようになりました。

当店でも上に挙げたSIGNETとTONEは人気で良く売れてますね。

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nepros 超ロングストレートめがね

あとネプロスも根強い人気です。
ちとお高いかもしれませんがその分メガネ部の薄さと強度はかなりのものだと思います。
実際このめがねを使う場面だとめがね部の薄さがキモになったりするので、価格の差くらいの違いはありますね。

そうそう、このブログでも何度か書いてますが・・・
この超ロングストレートめがねは見た目とにかく長いので「すごくトルクが掛かるレンチ」とだけ認識されている人も多いのですが、実際の現場ではトルクはもちろんの事この長さのストレート形状を活用し「奥まった所まで真っ直ぐ届くレンチ」として威力を発揮したりします。(そっちの方が多いかも)

そういう目線で見てみるとこの工具の本当の良さが分かるかもしれませんね。

あ、そうだ。
あとストレート形状なのに先端だけちょこっとオフセットがあるこんなの。

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スタビレー HQPロングストレートめがねレンチ

こんな感じでロングでストレートなのに先だけちょこっと曲がってる。
これは自動車の足回り整備等で非常に便利です。
トルクが欲しく、ちょっと奥まってるんだけど、真っ直ぐだと他の部品に当ってしまう・・・なんて箇所で威力を発揮しますね。
これなんか普通のストレートめがねを便利に使っている人ほど利便性を理解して購入していってくれるパターンが多いです。

ってなわけでこれも今では定番工具のひとつになってますが、私が工具業界に入ったばかりの時はまだまだ「なにこれ?」くらいな工具だったひとつです。

今後もこんなメインストリームになり得る工具の登場を楽しみにしたいと思います。

PBの作業グローブ

季節的にも合っていたってのもあるんでしょうけど、先日新発売になったPBのメカニックグローブがお店でかなり評判が良いです。

今までもメカニクスのグローブはあったのですが、日本製ではないのでサイズが合わないって人も結構いたんですよね。

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PB メカニックグローブ

その点、このPBのグローブは日本製(生産はどこだかは知らないです)なので日本人の手にすごく合ってるし、サイズも日本通っているサイズなので試着ナシな購入も気楽なんだと思います。
あと結構言われるのがSサイズの有無でして、これは普通にSサイズも在庫してるので手の小さな人や女性にも喜んで頂いております。

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付け心地はメーカーが「コンプレッションタイプ」と言っている通り、キュっと締め付けがあるような装着感なのですが、作業グローブとしては指先の感覚もあるのですごくいい感じです。

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各所にキチンと補強も入っていて、なおかつそれが動きを阻害しないようになってますので、いろいろ試してきた中では現状で一番のオススメですね。

PBのロゴマークも格好いいしぜひ一度試してもらいたい逸品です。

2016JNCC最終戦 AAGP爺ヶ岳

寒い、寒かった…。
山をなめてました、本当にごめんなさい。

ってなわけでJNCC最終戦のAAGP爺ヶ岳ラウンドにいってきました。
出掛けたのは金曜日深夜、現地到着予定はAM2~3時予定ってな感じで、現地につき次第ちょっと寝酒呑んで翌早朝の出店に取り掛かる予定でしたが…

が。

長野ICを降りていつもの外気温度計をチラリと見ると「2℃」との表示が!
もう20回以上、そして寒い時期にも何度も来たことのある爺ヶ岳。
長野市内との温度差は大抵3~4℃あるんです。(会場は標高高いので)
案の定会場そばまでいき外気温度計を見ると「-2℃」の表示が…、まぁそんなの見なくたって停車してる車が全部凍ってますからね…。
こりゃ、過去最高の寒さですよ。

ちょっとだけ会場入りしようか悩んだけど、明け方になると会場に入れない可能性もあるので現地に向かいました。

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車の外に出てみると、あれですアレ。
寒いというより「痛い」ってヤツ。
でも星空は最高でプラネタリウムかよ!ってひとりで叫んでました。
結局その日はエンジン掛けっぱなしで暖房掛けて就寝。

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明けて土曜日の早朝爺ヶ岳。
よく見ると地面が白いのわかります?
明け方の放射冷却で青空なのにもー寒い寒い。

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それでもお日様の力が絶大でして、日中は半袖でOKってな感じのポカポカ陽気になりました。
ちなみに最終戦だけ開催される各地区代表とクラブチームのリレー合戦にはウチのお仲間も参加。

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お隣のナグモとお仲間のケイズさんの混合チーム。
そして何故か代走で走る事になったデグハヤ。
(結局ラップされまくってアンカーのデグは走れず終了w)

この日も夜から大宴会やったんだけど殺人的な寒さの中、日本酒メインに呑んでいたらかなり酔っぱらいましたわ。

そしてレースデイの日曜日。

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昨日までの晴天とかわっての曇天。
朝の冷え込みはそれほどではなかったのですが、太陽が出ないせいか徐々に徐々にと下がる気温。

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それでもレースは始まるわけでして、1年通して真夏水没男のOh!師匠はこの張り切り具合。

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爺ヶ岳は以前もお伝えした事があるとおり、こんな感じの石ころだらけなコースがメインとなります。
今回は「初レース」と「初爺ヶ岳」な人が多かったので、実は結構心配してたのですが。

ウチのお仲間として出てくれた15名ほどのメンバーは全員怪我なく周回も重ねて無事にゴール。
一年間の練習の成果が出たレースとなって良かったです。

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そして今年一番の伸びしろ男のナラ君がついに覚醒。
練習だと速いのに本番ダメダメのジンクスを打ち破り、ライバルのオクツ君まであと1歩って所まで迫ったのは応援にも力が入りましたね。

そして午後からはいよいよ全日本格のCOMPクラス。

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大町市の市長さんが演説しにきたり、本場アメリカのGNCCライダーがゲスト出演したりと、とにかく最終戦らしく盛り上がってます。

そしてスタートは我らがナガチャンが予告ホールショットを完遂。
ぶっちぎりで飛び出していってくれて、若手メンバーも大喜びでした。

そしてエイビットがサポートしてる出口選手も頑張ってました。

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トップ陣に食らいつく4位を走行。

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ナガチャンは難所で手こずってしまい徐々に追い下げなレース展開に…。

レースも中盤を過ぎ、私は出店ブースに戻って仕事していると、なにやら一台のバイクがブースの前に止まりました。
「ん?」

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あれ!?
「デグどうした!?」って聞いたらリアホイルのリムが歪んでパンクしてしまったとの事。
まぁレースだから仕方ないとはいえ、応援してる若手メンバーにデグの表彰見せて上げたかったなー、残念。

っとまぁ、そんな感じでいろいろあった一年間のシリーズもこれにて一旦終了。
会場ではわざわざ工具の問い合わせや相談に来てくれた方や購入してくれた方々、本当にありがとうございました。
あ、そうそう新発売のコーティング剤の仕上がりを見てもらえたのも嬉しかったですね。

「また来年ー」ってシンプルな挨拶の中に少し寂しさを感じましたが、まぁほんとにまた来年も会うんだろうなって思える素晴らしいイベントだったと思います。

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今年はメンバーもすごく若返って20代が中心のチームになりました。
来年も頑張って、目一杯楽しみましょう。

それではJNCCな人達もまた来年!

乗り換えました

5年ほど前に格安で譲っていただいた100系のハイエース。
それまでは軽トラだったので遠征の泊まりイベントとかなかなかいけませんでしたが、このバンのおかげでいろんなところに行けるようになりました。

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それでもガソリンエンジンで32万キロ超えのボロエースでしたので、細かなトラブルは自分で直しながらなんとかしていたのですが・・・。
今回車検整備中にかなりクリティカルな故障を見つけてしまい、車検をとってももう1年乗るのは厳しいな・・・って結論になりました。
(ちなみにラジエターやウォーポンを含む水系が全滅してました)

で、いろいろ考えた結果。
個人的にはちょー久しぶりの新車導入。

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NV350キャラバンです。
日産にしたのは単純に安いからでして深い意味はありません。

でもせっかく新車なのでいくつか試してみたかった事を実践。

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新車時なら下地を作る必要がないので納車当日にボディコートのパワーコーティングPROを施工。
業者にだせば数万円のコートですが、自分でDIYしたのでお安く済みました。

そして。

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内装というか床貼り。
納品とか配達とかでも使うし、トランポとしても使うのでフラットな床面が必要です。
前のボロエースでも床材買ってきて貼っていたのですが今回は新車なので綺麗に仕上げたいところ。

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クロスも高強度版になるキットを導入して仕上げてみました。
裁断もピッタリにしてあるので作業時間は2~3時間って感じで簡単でしたね。

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少しハマったのがこのリアシートの取り付け。
どうしても板厚分のせいでシートのロックが掛かりにくくなってしまうので、お隣のNAGmotorsにヘルプをお願いして、長穴加工でなんとかなりました。

出来上がってしまえば純正のような仕上がりで大満足。
これで移動の不安はなくなりましたので、また各地に出向きたいと思います。