はいはいはいー行ってきました、山形県の月山。
金曜日の夜、お店が終わった8時から準備して9時には出発。
東北道を延々と北上し村田から山形道へ。なんかこの所人生初場所へイッパイ行けて楽しいっす。
いろんな人に聞いたら現地までざっくり7時間だと言われたので、時間を調整しつつ山形道でお風呂も入れるサービスエリアの寒河江で2回目休憩。この時点で深夜2時。このまま車中泊かなぁ・・とも思ったけど、ここから更に2時間半掛かると聞いてやっぱ行けるだけいっちゃう事に。
本当に2時間以上掛かって会場に到着。
つまり深夜4時。まだほとんど人のいない会場は真っ暗で川の音だけ「ザザザー・・ゴォォ」って・・・めっちゃ怖いんですけど(笑)
あまりいろんな所を見ないようにして速攻就寝。
で、翌朝起きたらこんな感じ。
すっげー良い所じゃん!天気も良いし川渡りのレースとしては最高じゃないでしょうか。
で、問題の川の音がする方に行ってみると・・・
でた!はい完璧に川。写真じゃ分からないと思うけど、まぁまぁな流れのある渓流プラスアルファな感じ。
でも水はすっごく澄んでいて、泳いで遊べるとかそのまま飲めるとかウソじゃ無さそうな感じ。
そんな事やってたら続々と関係者が集まりはじめまして、私も出店ブースを設営。
なんとかイベント出店も慣れてきて備品も揃って来たので楽出来るようになってきました。(なんかイベントあったら誘ってくださいマセー)ちなみにこの日はまだ土曜日でレースは明日の日曜日。土曜日はメーカーの試乗会とかコースの試走とかで比較的マッタリな日なのですが、ブース出店としてはみんながレースに気持ちを入れていない土曜日が頑張りどころなので、気合い入れて営業しました。
そして日が暮れてきたら・・・前夜祭!!
出店関係者で食材を持ち寄ってのBBQはもう最高。気がついたらビールとかシャンパンとか焼酎とか日本酒とか・・・ものすっごくチャンポンしてました。また前日寝てないので早めに寝る計画も破綻。その後このメンツの中で明日レースに出走するのがいない事に気がついてそっと席を立ちましたけど(笑)付き合ってたらやばかったw
で、本ちゃんの日曜日。エントラントもほぼ満員。ずらっとならんだ出店ブースも圧巻ですね。
私は二日酔いの頭をひねってレース準備。えづきながらの着替えははじめてでしたよ・・・。
それでも整列しはじめるあたりから気合いとテンションはアゲアゲ。久しぶりのレースなので良い感じの気持ちの入りようでした。(写真真ん中の黒メットが私)
うおーし!川のレースははじめてだけど頑張っちゃうゾー!とか思いつつスタート!
先々週に行ったSUGOのヒルクライムやダウンヒルの経験が使える所があったり、川の中やそのまわりにある大きめの玉石のガレ場では最近の練習が役に立ったりで、スルスルと順位を上げていく私。
逆に難所じゃ無い所では抜かれたりして、まだまだ全然速くはないのは分かっているんだけど、難所ではそう言った速い人をパスしていける!
あっれ?
俺イケルんじゃね?結構抜いたと思うんだけど・・・みんなが苦労しているような所も結構イケルんですけど・・、あっれ・・・。俺今日マジでイケちゃうんじゃね?
・・・・・と思ってましたここまでは。
1周目、コース長約12km。その半分の6km地点。
前に2台のバイクがコケていて、それを起こしているのが見えました。路面は川とガレが混ざった場所で確かにツライんだけど、レコードラインはあってそこ行けば問題無いレベル。
でもその2台はそのラインを塞ぐところでキックし始めた。
左にはかなりデカイ岩があってそこを行けばいけそうなんだけど、あまり冒険はしたくない・・・。
んーー・・・・っと0.5秒考えてそのふたりがいる所の左側をちょっと強引に押しのけ気味でクリアする事に(もちろん速度は落としてね)
で、自分の前輪がかかったあたりで右側にいた人がヨロっとしたのが見えた。
あ!っと思ったらふたりが将棋倒しの要領で私の方に倒れてくる。
逃げ場も無くて巻き込まれる私。
このままだと2台のバイクの下敷きになると思って、身体だけをゴロゴロっと逃げる私。
バッタ号は一番下になって倒れました。倒れてきた人も「スンマセン」と言ってくれてコチラも「いえいえ、お互い頑張りましょうー」と言いつつふたりが起こすのを待って私もバイクを起こした瞬間・・・。
水?
と思ったけど違う。
あ れ ? オ イ ル ?バッタ号側面から盛大に流れ出るオイル。
んあ?と思ったらこんな事に。
ぽっかりとあいた穴(笑)あんなに水没対策してきたのに・・・これじゃダイレクトインっす。まぁここで私のレースは終了。エンジンぶっ壊したくないしね。
この時点ではまだ水の混入は少なかったんだけど、オイルは結構出ちゃったよなぁ・・・。でも今自分のいる地点ってかなり奥の方(あとでちょうど中間点だと分かりました)ここには車も入れないだろうから車両の回収大変だよなぁ・・と。
うおっし!安全にリタイア出来る所まで走っちゃおう!と。
そのまま走りはじめる私。更に不運は続いてシフトレバーが噛み込んでしまっていて、2速ホールド状態。あまり高回転回したく無いので少しブオオオーンって行ったら、クラッチ切ってシュルシュルシュルシュルーっと進みます。
そしたらそこで今度は本格的な川渡り。
もう・・・行っちゃエー!って川渡って少し走ったらオフィシャルいたのでリタイア告げたんだけど、やっぱりここは中間点だと言う事で車両回収が出来ないと。まだ走れるなら戻った方が良いと・・・、マジですか。
結局、きっちり1周走らされてスプラッシュも満喫出来ましたよ(笑)後半はエンジンの事は諦めはじめていたのでコースを楽しんじゃおうと思い、川渡りも目一杯楽しみました。
ちなみに午後のレースはこんな感じ。
一番深い所はオフ車のフロントフェンダーが見えなくなる深さでした・・・すげーすげー。
私は1周しか走れずリタイアでしたけど、最高に楽しめた二日間でした。
こんな楽しげな事が山の奥の方でこっそり開催されているのは、なんかもったいないなぁ・・なんて思っちゃいましたよ。
動画はチームメイトのハッシー。KX80のミニモトでトコトコ走って頑張るど根性マンです。
何もトップを狙うだけじゃない。こういう楽しみ方もアリっすよー。