夏のはじまり

いつだったっけかなぁ…ちょっと忘れてしまったのですが、ダートバイクに乗るようになってから少したった頃に「イベントに積極的に参加してみよう」って思ったんです。
現在主に参加させて頂いているJNCCとかもそんな流れのひとつでしたが、もうひとつ夏のイベントと言えばコレ!ってなのがモトパワーさんが開催する年イチイベントのパワーエンデューロ8耐。
鈴鹿で開催されている本家8耐と同日開催でしてオフロード版ハチタイですね。

鈴鹿の8耐と同日という事は7月の最終日曜日って事ですので、梅雨明け宣言間際になる事も多く、とにかく「暑い」んです。

2019パワエンハチタイ

今年は福島のチーズナッツパークで開催されました。
台風予報も気になったのですが事前情報ではあまり関係ないかな?って雰囲気だったので楽観視してました。

実際土曜日入りした私達を待ち構えていたのが灼熱の洗礼。

2019パワエンハチタイ

前日受付車検の列もみんな汗だく。
私は出店参加もあったのでブース設営しましたが、もう今年一番の汗が出ました。

2019パワエンハチタイ

そしてお待ちかねというか、お祭りレースなのでリザルトは気にしない人が多く参加するハチタイでは前夜祭メインのチームも多いです。
私達のチームも初レースなんて人もいたりしてとにかく宴会を主目的に楽しむ方向で。

2019パワエンハチタイ

差し入れとかいろいろあってとにかく豪華なBBQを堪能しましてめっちゃ盛り上がりました。

しかし台風がちょっと本土よりにそれて、熱帯低気圧に変わったとはいえ福島上空に達した土曜日深夜に結構な量の雨が降りました。
そしてその結果、朝起きてスタート整列時はこんな感じに。

2019パワエンハチタイ

ぐっちょぐちょ。
しかも天候は回復方向で気温だけは上がるという鬼畜条件だけがバッチリ揃ってしまいました。
会場内にある温度・湿度計はあっというまに30度を超えまして、しかも湿度は98%とか表示されている状況です。
初レースの人もいるのでとにかく熱中症に気をつけるように支持して、レースは頑張るなと伝えておきました。

2019パワエンハチタイ

うちは2チーム参加でスタートライダーが初レースの工場長。
おどけていますが路面状況とか考えると心中穏やかではなかったと思います。

私は走行マーシャルとして少し走らせてもらいましたが、崖落ちしているライダーを見つけて助けていたら私が熱中症気味になってしまい、他のマーシャルに塩飴をいただくことになってしまいました…情けない。
でも深い森の中の湿度がやばくてコースから出てヘルメット脱いで呼吸を整えようとしてもゼーハーゼーハーが全く収まらず、しかも汗が徐々に出なくなってきて「あーこれやばいな」と。
こんな状況でみなさん8時間も走ったのですが大したもんだと思います。

結果として大きな怪我なく終われたのは運営がしつこいように熱中症対策してくれたからだと思います。

そんなわけでレースは終わりまして消費したカロリーを摂取するために、インター食堂に。

2019パワエンハチタイ

身体は食を欲しているのですが喉を通らないんですよね…。
いつも大食いの工場長もつらそうに食べてました(あ、料理はうまいです)

そんなわけでこの二日間、汗を50リッターくらいかいて、水分(ビール含む)を100リッターくらい飲んだ気がしたくらいの真夏感でした。

レース日の午後、ふと空を見上げると夏空。

2019パワエンハチタイ

今年も夏がはじまります。

木工用のバイスグリップ

ガチャンと掴んで離さないロック機構付きのプライヤーとして人気のバイスグリップ。
この「バイスグリップ」というのは登録商標でして、工具の分類名としてはロッキングプライヤーが正解なのですが、整備の現場ではやはりバイスグリップという通り名の方が有名ですよね。

バイスグリップ

IRWIN バイスグリップ[スタンダード]

ま、それくらい本家本元であり元祖であるバイスグリップですが、木工用としても海外で人気なのはあまり知られておりません。
まぁそれだと知らなくてもホームセンター等で似たようなモノは見掛けた事があると思うんです。

クイックグリップ

IRWIN クイックグリップHD ワンハンドバークランプ

金属用のバイスグリップはいろんなところにコピーされまくったのと同じで、この木工用のクイックグリップもコピーされて類似品が多く売られております。

で、そういうのを使った事ある人は口を揃えて「イマイチ…」というのでが、この本家のクイックグリップ、ましてHD版(ヘビーデューティー版)はちょっと違いますよってのが今回の主題。

クイックグリップサイズ

サイズもいろいろあるんですが、実際の機構部分(青い部品)の大きさは変わりません。
あくまでも開口幅である黒いバーの長さが違うだけなので、サイズが違っても能力は一緒で締め付け力は272kgを誇る超本格派の木工用バイスです。

クイックグリップ

完全プロ向けの業務用クランプなのでいわゆるその辺で売っているなんちゃって品とはわけが違い造りになっております。
当店でもツーバイフォー住宅の業者さんに人気なんですよ。

木工用とはありますが、相手を傷つけたくないようなクランプにもオススメ。
また使い方がいろいろ工夫できるのでユーザーのアイデア次第でいろいろ活躍する工具だと思います。

2019JNCC第5戦ジョニエルG 長野爺ヶ岳大会

さてJNCCも折り返しの大一番。
真夏の8月は小休止となりますので前半戦ラストの大会となります。
あいにく私は親の法事と重なりレースには行けませんでしたが、LINK-OILでサポートしているもりー君と個人的に応援しているまー君の報告となります。

この時期にやるモータースポーツはとにかく雨との戦い。
事前の予報でも絶望的な雨予報の連続でしたが、やはり前日にがっつり降られてしまいコンディションは厳しかったみたいです。

でもみんな同じ条件で走りますからね、その中でどれだけ頑張れるかが勝負になってくるわけです。

JNCC2019爺ヶ岳

LINK-OILと当店、そしてナグモでサポートしているもりー君は昨年末に優勝した得意の爺ヶ岳で期待大だったのですが…
事前のコース発表でコースが逆周りと分かり不穏な空気が。
それというのも爺ヶ岳特有のガレ場の登りが全て下りになるわけで、得意ポイントがなくなってしまうんですね。

序盤は上位に食い込む勢いがあったのですが不慮のトラブル等で徐々に追い下げてしまい今回は本人的には不本意な成績になってしまったようです。
本人のレースレポートも届いておりますのでご紹介します。

前回のAAGP、COMP-Rで優勝して以来の爺ヶ岳、シーズンを通して最も得意とするコースになります。
今回はリバースの為ガレが基本下りになってしまい自分の有利なセクションがなくなってしまったのが残念でした。
当日は前日夜から雨のせいでハードなセクションが2ヶ所カットで難所を得意とする自分には辛いコースになってしまいました。

レースは一周目凡ミスからの転倒を何度も繰り返してしまい12位、2,3週目はペースを上げて8位と、さあここからと言う時に…
ロールオフの不調+霧雨で前方視界が遮られてしまいペースが落ち10位、その後ゴーグルを外したまま走行していたのですが
上位ライダーに追い抜かれる度に下を向いてしまいペースが上がらず、最終的には11位という得意とする爺ヶ岳で不甲斐ない結果になってしまいました
前戦の戸狩で膝を負傷してからあまりトレーニングが出来ずいつものライディングが出来ていなかったので次戦のほおのきまでには調整したいと思います

今回は酷暑のハードなコンディションになると予想し普段使っているLINK-OIL TORQUE15W50ではなく真夏特化のNUR15W70を使ってみました。
ただ今回は7月としては全く気温が上がらずNUR15W70のメリットが活かせなかったように思えますが、真夏特化と謳いながらも今回の気温(20度前後)でも
始動も良好で問題なくスタート出来たのはとても良かったです。

JNCC2019爺ヶ岳

というわけで今戦は惜しい結果になりましたが、トラブルの中確実にポイントを取れたのは大きいと思います。

そして同じくNUR15W70を使ってくれているまー君。

JNCC2019爺ヶ岳

レース直前でマシンスイッチして臨んだ爺ヶ岳でしたが、1周目で油圧クラッチのトラブルで長めのピットイン、その後追い上げましたが慣れないマシンの挙動で順位を上げられず、またトラブル。
本人は悔しかったでしょうけど、ある程度納得で途中リタイヤという結果になりました。

というわけで今回は成績こそふるいませんでしたが、怪我人が多かったレースですので、お仲間全員怪我なしで終われたのは良かったと思います。
次は夏場の小休止を挟んで9月のほうのきとなります。
次は私も行けると思いますので応援よろしくお願いします。

7月のイベント

いよいよ今週末に迫ったJNCCの折返し最大イベント爺ヶ岳。
残念な事に私は法事がありまして行くことが出来ません。

それでもお仲間やチーム員の人は大勢行きますのでぜひ頑張ってもらいたいと思います。

2018JNCC最終戦

LINK-OILサポートライダーのもりー君も得意ラウンドの爺ヶ岳なので張り切っていたのですが…。
なんでも「逆周り」になったようで、そうなるとコースの最大鬼門でもあり彼の得意セクションのガレクライムが下り設定になってしまいちょっと厳しいかなー。
まぁとにかくこの爺ヶ岳で前半戦終了ですからね、怪我なく楽しんでくれればOKです。

そして今月末の28日にはパワーエンデューロが福島で開催。
そちらには顔だしますのでみなさまよろしくお願いします。

ってなわけで今月の臨時休業なんですが

・7月14日(日) 法事のため休業(15時からはお店を開ける予定なので来店予定だった人はうまく調整していただくか事前に連絡をください)

・7月27日(土) パワーエンデューロ参加のため午後からお休み。(午前はいます)
・7月28日(日) パワーエンデューロのため終日お休み。

ってな感じです。
今週の日曜は一応お休みって事にさせて頂きますが法事が終わり次第帰社しますので15時くらいにはお店を開ける事が出来ると思います。
オイルセールの終盤なので来店予定だったよーなんて人は事前に連絡をくださいませ。

LINK-OILのNUR(ニュル)15W70

暑い日が続きもうすぐ梅雨明け。
モータースポーツも熱中症対策のためか7月頃までを区切りにいったん小休止ってなところも多いかと思います。

しかし全く無いわけでもないし人間が辛いなら車両だってエンジンだって辛いんですよね。
そんな酷暑用に開発されたリンクオイルのエンジンオイル。
NUR(ニュル)15W70が近年大きく注目されつつあります。

ただこのオイルって表記の粘度が70番と高いため、結構問い合わせも多くて「そんなに硬くて大丈夫でしょうか?」の疑問に今回は答えたいと思います。

まずこのオイル。
素性はフラッグシップオイルである「トルク15W50」の粘度アップ版だと思ってもらってOKです。
ですのでトルク15W50を使った事がある人なら分かると思いますが、とにかく熱が入ればエンジンが上まで綺麗に回ってくれます。
下手すりゃ変なオイルの粘度低いヤツよりも上が回る印象なので「硬いオイル」という固定概念は取り払って頂いてOK。
もちろん冷間時はそこそこ硬いのでオイルを入れっぱなしにして冬場とかになれば始動時に硬い印象にはなると思います。

ちなみに動粘度として硬い15W70というオイルを入れるとエンジンの中でどういった熱変化をするのかを簡単に解説させて頂きます。
まずハード側の内燃機関が発生する熱量に変化はありません、パワーつまり馬力は1馬力=0.75kwなのは不変ですから、熱の発生量はなんのオイルを入れてもほぼ(そりゃ他の要素も含めれば少しは変わります)変わりません。
では夏場用とし開発されたこのオイルの特徴とは?となります、ずばり熱の下がり方が大きく異なります。瞬間的に油温が上がっても適正温度まで下がる時間が短いためエンジンの保護、そしてオイルをミッションと共用するバイクでのミッションやクラッチフィールを阻害しにくくなります。
また高い動粘度は温度変化による油圧の確保にも効きます。
高い油圧が維持出来ているという事は油膜が機能している事にも繋がりますので、酷暑での内燃機にはとても良いオイルだという事が言えますね。

ってなわけで普段10W40や15W50のようなオイルを入れている自動車&バイクにはこの時期限定になりますが問題なくオススメ出来るオイルという事です。
実際入れてもらえれば15W70のオイルを入れているなんて忘れてしまうくらい普通にエンジンは回ってくれます。

ちなみにジムカーナとかで熱量の多い競技ならば冬場でもオススメいたします。
また空冷のビッグシングルやVツインのユーザーからも多大なる評価を頂いております。

でもでも。
やっぱ夏場用のオイルってのは変わりませんので、年間の生産量は少ないオイルなんです。
ですので当店のWebショップでも基本的には20リッターのペール売りしかしてません。(それでも売れてますので固定ファンの多さが分かりますね)

で、そんな普段は小分け販売しないNURを今だけ限定(2019年7月現在)で販売しております。

NUR15W70

LINK-OIL NUR(ニュル) 15W70 限定2リッター

小分けで作った数に限りがありますので数量限定販売となります。
(ちなみにNUR15W70の小分け販売は今回が初です、次回の予定も未定です)
興味がある人はこの機会にぜひどうぞ。