GW期間中の営業案内

ゴールデンウィーク営業

ゴールデンウィーク期間中の店舗及びWeb通販の受付や出荷に関するお知らせです。
店舗は休業日だけでなく営業している日でも営業時間を変更しております。
ご来店予定な人は下記の特別営業時間をご確認の上来店ください。

店舗営業日案内
完全休業は5月5日(火)と5月6日(水)です。

4月29日(水) 定休日
4月30日(木) 10時~18時
5月1日(金) 10時~18時
5月2日(土) 10時~18時
5月3日(日) 10時~18時
5月4日(月) 10時~18時
5月5日(火) 臨時休業
5月6日(水) 定休日
5月7日(木) 10時~18時
5月8日(金) 10時~18時

以降通常営業
(※新型コロナによる自粛要請によって時短営業の可能性アリ)

※ゴールデンウィーク中は基本的に夕方18時閉店予定です。
お急ぎの商品があり18時以降にしか来店出来ない場合にはご一報ください。

店内

Webサイトには掲載していない商品も多くございます。
こんなご時勢ですのでのんびりと営業しております。

 

〒348-0028
埼玉県羽生市北袋286-7
電話:048-565-4052

工具専門店エイビット
定休日:水曜日
営業時間 平日10-20時 日祝10-18時

東北自動車道 羽生ICから車で3分

 

店舗の場所はここ!  ↓↓↓

汎用性の高いマルチなプーラー

工具を揃えるにあたって使用頻度の問題で購入を躊躇する物っていくつかありますよね。

特に一般のサンメカさんだったら一生に一度しか使わない場合だって想定出来ますから。
まぁそういった場合なら作業自体をお店にお願いしたり工具を借りたりとか検討出来ると思いますが、これが数回は使うかな?くらいの作業ではかなり悩む事になると思います。

またそういったSST(特殊工具)は販売量も少ない関係上、価格もそこそこする場合が多くさらに悩むと思います。
で、そんな購入に踏ん切りがつかない工具の代表格とも言えるのがプーラー関係。

プーラーを使うって事はそこそこの重整備な場合が多く、他の物を流用しての作業も厳しい事が多いです。
それでも最近は中国製の激安品が流通するようになってきたので敷居は下がったと思うのですが…ここでさらなる問題が。
プーラーを使うような作業でいざ安いプーラー使ってなんとかしようと思い全部準備したんだけど…実際に作業してみたらプーラーがイマイチで使えないって事が結構あります。

それは強度の問題だったり、近年の精密設計のおかげで工具側にも精度が求められたりする場合です。

例えばベアリング抜きの作業なんかだと2世代も前の工具では、現代の隙間の無い設計のベアリング相手では作業が困難な事が多いです。
で、激安品の場合、最新の設計にはなってません(1~2世代前工具のコピーな事が多い)から「1度だけ使えれば」と買ったつもりが一度も使えないなんて笑えない状況も出てしまうんですね。

ですので個人で作業する場合には見切り作業はなるべく避けてこの辺の下調べも出来るだけするようにした方が良いと思います。

で、そんなプーラーですがいざ決意して購入を考えてみると種類も多くて、どれを買ったらいいのかなかなか難しいんですよね。
そこで今回は予算は考えないとしてエイビットおすすめのプーラーのフルセットを紹介。

KUKKOプーラーフルセット

KUKKO 2&3クイックアーム超薄爪プーラーフルセット

ドイツのプーラー専門メーカーのKUKKO(クッコ)の最新プーラーフルセットです。
超薄爪まで対応した2つ爪・3つ爪に出来る業務用と考えても最上位モデルとなります。

単価だけ見れば高く感じると思いますが「プーラーの専門メーカー」の最上位モデルがこの価格なら正直かなりお買い得だと思います。

開き幅等の問題もあるので、これさえ買っておけば万能に使える!とまでは言えませんが、数あるプーラーの中ではかなり汎用性が高い優れたセットだとは思います。

KUKKOプーラーフルセット

問題の爪部分も2.6ミリの薄さながら4.5tの耐荷重を誇る超本気のプロ御用達プーラーとなっております。
ロングのセンターシャフトとか備品系も充実。

KUKKOプーラーフルセット

ちなみに「やはり価格がネックだしそこまでフルセットはいらないかな」って人向けにもっとシンプルなセットもあったりします↓

KUKKOプーラー

KUKKO 2本爪クイックアーム幅狭超薄爪プーラーセット

かなり簡略化されているお買い得セットですが、サイズさえ問題なければこれでもかなり使えると思います。

プーラーってなかなかいろんな物を見比べて買うとか出来ないので、価格ばかりに目がいきがちですが、高いプーラーにはそれなりの造りと理由があるんだと言う事を知っておいて欲しいと思います。

普段使いのめがねレンチについて

私が工具にたずさわるようになった30年前くらいから、実はハンドツールってそんなに変わってなくて、基本的にはそこそこ完成された工業品だとは思います。

極端な例えだと思いますが何年か前に横田基地のそばのジャンク屋さん入ったら60年前くらいのスナップオンがガラクタとして売ってて、それは今の製品とほぼ同じ形状だったりしました。
これはその当時にその形状まで作り上げたメーカーもすごいとは思うのですが、変化がなくてもなんとかなっちゃうもんなんだなぁ……なんて思わされる出来事でした。

ちなみにスナップオンは工具ひとつひとつに製造年式が刻まれているので、早見表があればすぐに分かると思います。

 

そんな感じで革新的な工具が出にくい現代ではありますが、それでもたまには「お!」っと思わせてくれる新発想の工具とか出てきますから嬉しくなっちゃいますよね。

新しい革新的な工具、そして古くからあるベーシックな工具。

そのどちらが良いとか悪いとかはあまりないと思ってまして、新しい機構とか新しい素材とかにはすごく期待しますし、古くからある工具には安心感を覚えます。

 

で、今回はベーシックな工具のお話。

めがねレンチ。

今売られている基本工具セットとかそういうのを見るとほぼ入っているのがスタンダードな浅いオフセットのめがねレンチ。
ちょっとしたセットでも入っていたりする工具なので整備を始めたばかりの初心者さんでも結構持っていたりする事も多く、またあまりにも基本的な工具なのでありがたがられる事もあまりなかったりするんですが…。

やっぱりベーシックな工具としてはかなり重要な工具のひとつだと思うんですよね。

ktc_megane_nw1

KTC めがねレンチ

サイズも豊富で浅いオフセットのスタンダードなめがねレンチはかなり重宝する存在です。
そして狭い箇所でも使い勝手もよく、トルクを掛けたい箇所でも安心して使う事が出来ますよね。

nep_mega_nw2

nepros めがねレンチ

ただしさっきも書きましたがあまりにも基本的な工具すぎちゃって軽視される傾向にあるのもこのレンチの特徴ですね。
これガシガシ使ってみるとホントに便利なんですが、これ使うよりも便利そうな工具が今はいっぱいありますから、どうしてもそちらを手にとってしまうユーザーが多いんだと思います。

そして揃え方も問題ある事が多いです。

8×10 12×14 17×19

とかね。
こんな感じで1本1本でサイズかぶりしないように節約して揃えている人が多いのですが、実際の現場では長さ違いの14ミリが欲しい場面とか、サッと持ち出して使う場合に相手のネジの組み合わせにあわせて1本でスマートに作業したい場面とか……やっぱりきっちりとフルで揃えておきたいところです。

asahi_mega_nw1

ライツール めがねレンチ

キチンと揃えて持っていると実はかなり便利に使えるベーシック工具。
それがめがねレンチです。
そういえばあまり気にした事なかったなぁ、なんて人はこの機会に見直してみてはいかがでしょうか。

トルクレンチ用のアダプター

トルク管理をきっちりやりたい作業ではトルクレンチの使用をオススメしますよって事はこのブログでも何度か書いてきました。

しかし、トルクレンチが種類を問わずに基本的に「ラチェット形状」をしているために、使用する工具はソケットに限られてくるわけでして……
これがソケット自体が入らないような箇所の場合、なかなか悩みどころなんですね。

まぁそんな時に便利なのがヘッド交換式のトルクレンチ。

東日ヘッド交換式トルクレンチ

ヘッド交換式トルクレンチ一覧

これを使えば「スパナ」だろうが「めがね」だろうがヘッドを交換して使えますので、ほとんどの場合解決に至ります。
1年に一度くらいしかこういう場面はないよって人でも、ラチェットヘッドまで含め購入してしまえば充分に買う価値のあるトルクレンチだと思います。
>>ヘッド交換式トルクレンチに関しての記事はこちら
しかし「使っても一度だけかな」なんて人にはなかなかハードルが高いのも事実。

そんな時に便利なのが「トルクアダプター」と呼ばれる普通のトルクレンチに取り付けて使うアダプター類。

アサヒクローフット

ASAHI 3/8クローフットレンチ

スパナヘッド形状のこれとか…

ネプロスクローフット

nepros 3/8クローフットレンチ

フレアナットレンチ形状のこれとか…

SIGNETトルクアダプター

SIGNET 3/8トルクアダプター

めがね(リングヘッド)レンチのこれとかですね。

SIGNETトルクアダプター

使い方はシンプルでして、こんな感じにトルクレンチの先に取り付けるだけ。
ぶっちゃけていうとクローフットくらいの全長相違なら換算も必要ないと思いますが、このリングヘッドくらい長さがある場合には設定のトルク値が変わってきますので換算が必要になります。

トルク値換算

例(有効長150mmのトルクレンチで10N・mで対象物を締め付ける場合)
A(有効長):150mm
B(口径部からドライブ中心までの距離):30mm
必要なトルク値:10N・m
トルク換算式:150÷(150+30)×10≒8.3
トルクレンチを8.3N・mに設定すると10N・mで締め付けられます。

参照サイト:KTCの使い方説明ページ

換算の仕方はこんな感じ。
このトルクアダプターの場合、有効長が50mmありますので換算が必要だと思います。

こんな感じでソケットが入らない場所でのトルク管理を諦めていた人でも、工夫次第ではトルクレンチを使うことが出来ます。
どうしたらいいのか悩んでいた人はこの機会にぜひどうぞ。

電動マイクログラインダーの最新モデル

車両整備のプロの現場では業務用エアーコンプレッサーがあるおかげで様々なエアーツールを活用する事が出来ますが。
これが自宅ガレージで頑張るサンメカさんだといろいろ制約があるんですよね。

まず「電源」問題。
いわゆる動力と呼ばれる三相の200V(単相200Vとは違います)はなかなか家庭用に引くには難しいので、エアーコンプレッサーは自然とコンセントで使える100V仕様になってしまいます。
これによって使える馬力数は0.75kw(1馬力)くらいが上限になってしまうので、それによってエアー吐出量も決まってしまうんですね。

数あるエアーツールの中でも100Vコンプレッサーで「まとも」に使えるエアーツールは少なくて、特にエアーモーターが小型なリューターとかエアーソーとかは100Vエアーコンプレッサーで連続使用するのは困難だと言われております。

そんな事情があってエイビットではリューターに関しては昔から電動をおすすめしておりまして、そんな中でもガチ系の業務用機器メーカーであるミニター社製のコレが大人気です。

ミニタープレモ

ミニター 電動マイクログラインダー”プレモ”

もともとは大規模工場ではない個人事業所や開発や実験の現場向けに作られた廉価版ですが、その実力はなかなかのもので個人ユーザーにも高い評価を得ているモデルです。
(ちなみに本気の工場向けのやつだと15万円以上します)

そんな人気のマイクログラインダーだったのですがちょっとだけ機能が劣る面があったのも事実でして、もうちょっと本気の切削機器が欲しいって人からはもうワンランク上のモデルが待望されておりました。

そして。

ミニタープレモV35

ミニター 電動マイクログラインダー”プレモV-35″(ハイグレード)

満を持して登場したのがこのハイグレード版の『プレモV-35』です。
本体のモーターユニットは業務用機を踏襲しており、最高回転数も35000rpmを実現。

ミニタープレモV35

トルク補正機能も強化されていて低回転での使用でも問題のない、かなり強力なマイクログラインダーとなっております。
実際このモデルの登場を待っていた人からは購入後の評判もいいですね。

これでスタンダートとハイグレードの出揃ったミニターのプレモシリーズ。
サンメカさんでたまに使うならノーマルモデル、ショップさんとかで業務に使うならハイグレードが良いと思いますよ。

ちなみにこの手のマイクログラインダーや業務用のリューターはコレットチャックを採用しているのでφ3.0mmの刃物しか装着出来ません。(オプションコレットを買えば2.35mmも付きますけどワンタッチで交換は出来ません)
せっかくガチ系の工具を購入するのですから刃物もちゃんとしたものが欲しいという人は別途お問い合わせくださいませ。