GW連休スタート

他の大型連休と違ってゴールデンウィークってなんとなくフェードインする印象があります。
多分業種とかで休みの日程が違うせいだと思うのですが、今年もアレ?って思ってたら連休スタートしてました。

エイビットの店内でも連休モードな感じで商品を並び替えしました。

連休バージョン

Webサイトにはアップしてないセール商材やフライングな新商品を並べて置いてありますので、連休のお出掛け途中にぜひお店まで寄ってみてください。

さて、昨晩は暖かくなったって事もありお店の前で久しぶりのBBQやりました。

店前BBQ

お店やお隣のナグモさんにきてくれてるバイク仲間が夕方頃から徐々に集まって準備。(まだウチは営業中)

店前BBQ

結局10名ちょっと集まりまして肉とか寿司とか食べながらカンパーイ。

翌日である今日も各地でイベントあるので解散は早めでしたが、ずっとお仕事な私には楽しいひとときでした。

ってなわけでお店で仕事してますのでみなさんのご来店お待ちしております。

GW期間中の店舗営業のお知らせ

ゴールデンウィーク営業

ゴールデンウィーク期間中の店舗及びWeb通販の受付や出荷に関するお知らせです。
店舗は休業日だけでなく営業している日でも営業時間を変更しております。
ご来店予定な人は下記の特別営業時間をご確認の上来店ください。

店舗営業日案内
完全休業は5月2日(水)です。

4月28日(土) 10時~18時(店舗前で18時よりBBQやってます)
4月29日(日) 10時~18時
4月30日(月) 10時~18時
5月1日(火) 10時~18時
5月2日(水) 定休日
5月3日(木) 10時~18時
5月4日(金) 10時~18時
5月5日(土) 10時~18時
5月6日(日) 10時~18時
以降通常営業

※ゴールデンウィーク中は基本的に夕方18時閉店予定です。

店舗

Webサイトには掲載していない商品も多くございます。
ぜひお店まで遊びにきてください。

 

〒348-0028
埼玉県羽生市北袋286-7
電話:048-565-4052

工具専門店エイビット
定休日:水曜日
営業時間 平日10-20時 日祝10-18時

東北自動車道 羽生ICから車で3分

 

店舗の場所はここ!  ↓↓↓

nepros90ギアラチェットO/H

SNSで分解作業を流したらそこそこバズったのでこのブログにも残しておきます。

エイビットでは店舗にて各メーカーのラチェット修理をお受けしております。
メーカーやモデルによっては修理不能(部品が出ない)なものもありますが、メーカーのカタログを見てリペアキットの設定があるものでしたら大抵のラチェットの修理は可能です。

で、まず修理の内容以前に少しお伝えしたい事がありまして…
それがラチェットの蓋をとめているネジの件。

ネプロスラチェット修理

当店に持ち込まれるラチェットの修理依頼。
そのラチェットの半数以上が蓋を留めているネジを舐めてしまっております。
予想するに──ラチェットの調子が悪くなったので自分で中を確認しようとして、ネジを外し分解を試みるもネジを舐めてしまいどうにもならなくなって当店に持ち込み…ってな感じなんだと思います。
それは仕方のないことだとは思いますがネジを舐めてしまっている場合、当店での追加作業扱いになりますので別料金を頂いております。
どうぞご理解くださいませ。

ネプロスラチェット修理

ちなみにこのネプロスのラチェットの場合ですとプラスの#1が使われております。
舐めてしまった人の話を聞くと「精密のプラス」だと勘違いして番手の合わないプラスドライバーで回しているいるのが舐める原因になっているようです。
普段整備をしている人でも小さなプラスの番手見極めは結構難しいので、ここを注意するようにするだけで舐める確率を大きく減らす事が出来ると思いますよ。

ネプロスラチェット修理

そして注目のネプロス90ギアラチェットの分解。
90ギアラチェットも登場してから10年近く経ちまして、そろそろ不具合も出始めていますね。
今回修理したラチェットも動作不良というか完全に壊れているわけではなく、なんとなく動きがおかしいってな感じでした。
こういう場合って大抵メインのギアではなく、小ギア(パウル)部分の動作不良な事が多いので見てみますと…
やはりパウルの動きが渋くなっていて、それを原因にメインギアとの噛み合わせが悪くなり徐々にギアをすり減らしておりました。
写真では分かりにくいかもしてませんがメインギアの左にある半月状の部品に、細かなギア欠損のカケラがあります。
こうなってしまうとフルO/Hしちゃったほうが間違いないですね。

少し前のブログでKo-kenのZ-EALラチェットの修理分解を記事にしました。

Z-EALラチェットの補修

Z-EALのラチェットはパウル部分が非常にシンプルになっていて専用の治具等が必要ないので誰でもO/H可能ですと書きました。
しかし今回のネプロスの90ギアはちょっと事情が違いますね。
パウル部分がちょっと面倒な感じになっていて慣れない方が分解した場合、元に戻せない可能性があります。
当店ではラチェットの補修部品代だけで修理をお受けしますので、自信のない人はお店まで持ってきてくださいませ。

ネプロスラチェット修理

ってなわけで全てを新品部品にして組み直したのがこちら。
ネプロスは90ギアになってから組み直し直後の動作も軽快なので良いですね。以前の36ギアな時はある程度使い込まないと「アタリ」がでませんでしたから。

ちなみにラチェットの日々のメンテナンスに関しては上記で説明した小ギア部分の動作不良を起こさせない事が主となります。
ですので定期的に注油してあげるのが望ましいですね。(1ヶ月に1回とかで充分です)

あ、あとこれも何度も何度も書いているのですが注油にかんしては「グリス」や「防錆潤滑剤」(CRCやラスペネ)は入れてはダメです。
ホコリの巻き込みの原因になったりしますので、出来るだけサラサラしたオイル(コンプレッサーオイルとかミシン油とか)を入れてあげてください。
普段の使用時には廃油みたいなものにラチェットヘッドをドブ漬けしちゃってもOKです。
非分解で行えますので無駄なトラブル減らせますからね。

店舗近況

まだまだ陽気は安定せず暖かくなったと思ったら寒くなったりして体調を崩しそうな感じではありますが。
やはり4月ってのはいろんなスタートがあるわけで、お店でもそういった系統の工具相談も増えてますね。

エイビットでも昨年ころから水面下でいろいろ新規の取り組みをしてきましたが、今年に入ってからそういうものが実を結びつつあります。

まずは取り扱い品目が今年になってから結構増えてまして、従来だとお断りしていた商材が取り扱えるようになったりしてます。
まだWebサイトのショッピングにどのように反映していくか考え中ですので、表立っては分かりにくいのは申し訳ないですね。

マキタ取り扱い

最近だとまさに先日なのですが電動工具のマキタの取り扱いが始まりました。
従来はパナソニックとボッシュ、リョービの取り扱いがありまして、代理店契約とか結構面倒な段取りがあったので敬遠していたのですが、この度無事にマキタの代理店となりました。
近年車両整備の現場でも電動工具の導入率が上がっておりますので、これだけのメーカーの取り扱いがあれば大抵の事には対応出来そうです。
店舗では全品目の受注が可能ですのでお気軽に声かけてください。

そして暖かくなったし同じ敷地内でバイク屋さんのNAGmotorsさんもいるって事で数年前に撤去していた自動販売機も復活させてみました。

自動販売機

今回は近所の明治さんでかなりファジーな契約が出来たので採用。
ゴミの処理とかも面倒なので出来るだけパックのドリンクをメインにしてみました。

これからもっと暖かくなりますし、大型連休も控えてます。
お店も徐々にですが模様替えをしてますので、近所に来る時はぜひお店にも遊びにきてくださいませ。

Z-EALラチェットの補修

発売されてからすでに6年?7年?経ったKo-kenの整備向け工具シリーズのZ-EAL。

そろそろ酷使している人のラチェットにガタが来る頃だと思います。
ジールのシリーズのラチェットは空転時のラチェッティングを軽くする為に小ギアにあたるパウルと切り替えレバー部分に工夫がされているのですが、その部分が経年劣化でどうなるのか?ここ最近何本かO/Hをしたので注意して見てみました。

IMG_3259

ジールのラチェットの特徴は分解時に良く分かります。中でも特筆すべきはその整備性の良さですね。

写真に写っているネジ1本でバラす事が出来るんです(ネジはTORXプラス8IP)

また切り替え部分のテンションスプリングがパウル側を向いているおかげで専用の治具が無くても組み付けが可能。

IMG_3260

↑切り替えのポッチ部分がこっちを向いているのが分かりますよね。
これ通常のだるま型ラチェットだとあっち側に付いてるので専用の治具が無いと普通の人には組付け出来ないんですね。

つまりジールのラチェットは最悪ギアがぶっ壊れてもリペアーを購入すれば自分で簡単に直す事が可能なんですね。

そして分解整備をすると驚かされるのがメインギアと小ギアの精度の良さですね。だるま型のラチェットで軽快な36ギアを作るのってすごく難しいのですが、その軽快さを引き出す仕掛けこそあれど、その土台となっているのはこの「精度の良さ」なんだと分かります。

こんな感じでラチェットのリペアも店舗では受け付けてますので、お気軽にご相談ください。

Z-EALラチェットは治具無しで組めますが普通のダルマ型ラチェットは最悪組付け不能になる可能性があります。興味本位で中身をばらさないようにしてください。