先週末のイベントで各地で開催されていたバイク系のイベントはほぼ終了(JNCCのWEXは残ってます)
私のお仲間や知り合いもシーズンオフって事でエンジン開けたりフルのO/Hに入っている人や車両入れ替えの為に自車の売却に余念が無い人も多く見かけられます。
今年の各イベントではちょっとキチンと仕事して向き合ってみようって事で、JNCCを中心に出店と言うカタチで各地に出向いた私。で、いろんなところに行くと必ず言われるのが「せっかく来たんだから走ればいいのに」
そりゃー私だってお茶濁し程度でいいなら喜んで走るのですが、やっぱね・・・みんな真剣にやっている中で私だけ「どひゃー」とか「うひゃー」とか出来ないってのも心の隅にありました。
もっと練習やればいいのも分かっていたのですが・・・なんというか3年以上乗っててもたいしてうまくならない私。次のステップもよく分からなかったんですよね。
しかし、ここに来て新相棒のバッタ号君が結構良いんです。
前にも書きましたがモトクロッサーとは違い少しマイルドな味付けのエンデュランサー。
乗り方とかはほとんどモトクロッサーと変わりないのですが、気持ち的にはかなり気楽に乗れるようになってました。
でも乗り方が悪いのか少しの走行で腕があがったり疲れ果ててしまうのは同じ。
個人的な近々の目標が「仲間と同じくらいのペースで楽しく乗れること」な私にとってはこの「すぐ疲れちゃう」のは大問題だったんですね。やっぱみんなと同じようにドリャーって走ってガハハハしたいじゃないですか。
そんな私は先月にJNCCで知り合ったある人と一緒に走る機会がありました。その人が言ってくれたんですね「疲れるのはみんな一緒、だからみんなは疲れないように乗っているだよ」と。
これ意味分からない人多いと思いますが、私はなるほど!っと思ってしまったわけです。
つまり私はスキーで言うところのボーゲンが出来て無い状態だったと思って頂ければいいかな。ボーゲン出来ないのにスキーの板を揃えて走りたがっていたようなもんなわけです。
バイクの中でも基本立って乗るダートバイクは「バイクの中心」と言う考え方を大事にします。バイクの中心と言うのは常に一定箇所では無く、加速時なら自然と身体が前に、減速時ならステップを前に蹴り出すように身体は後ろに。大げさに言えば手を離してもバランスが取れているような位置って感じですね。
まぁこれは基本なわけですが・・・意外とちゃんと出来ないんですね。もちろんそれを意識して乗ってたりもしますけど、頭でいくら意識したって出来ないもんは出来ないんです。
そこで練習方法としてご教授頂いたのが「疲れ切ってからが練習本番」方式。
まだ体力あるうちは頭でいくらい意識しても、ちょっと難所や怖い所に行くと身体が硬直気味になり上半身が萎縮したり固まったりします。それならば・・・疲れ切ってしまえば上半身のチカラも弱まり、さらにそのまま継続して乗ろうとすれば頭では無く人間の本能として「少しでも乗っていて楽なポジション」を探し始めます。
この時の楽なポジションってのは実はバランスが取れていて余計なチカラが入っていない(チカラが入らない)・・・つまりバイクの中心だったりします。
この練習方法。言われてしまえば「なーんだ」と言う事なんですが、初心者は疲れ切ると乗るのが更に怖くなるので、なかなかその先に進めないんですね。
あえてこの練習のコツとすれば「とにかく座らない、スタンディング維持」と「レーススピードはとりあえずいらない」と言う事ですかね。ひとつ目は簡単でここで座ってしまうとせっかくの下半身の動きが制限されてしまうので、この練習方法の効果が無くなってしまう事。そして二つ目はやはり身体的にはツライわけですから、あまりオーバースピードで練習すると怪我に直結してしまうからです。
そんな感じを意識しつつ少しだけ乗れるようになってきた所で、普段はなかなか一緒に遊べない東京の一団が私のホームコースに遊びにきてくれました。
この日は仲間とちょっとだけ走った翌日だった為か、しょっぱなからなんか身体のキレが良い感じ。
この日。 初めて自分のバイクとの一体感を感じてしまったんですね。
ホントに手足な感覚って言うのかな、疲労感も無く永遠に走っていられるような気分でした。もちろん他者からみれば普通に遅いおっさんだったと思いますが、自分だけは「オー!」とか「うひゃー」と思いつつ走行。
よくね。ダートバイクはステップアップな乗り物だと言われてます。つまり日々の練習によって徐々にうまくなるのでは無く、日々の練習の中である日突然「あ!」っと何かが分かりレベルが1個上がる感じです。それは自分で発見する場合もあるでしょうし、他人からの何気ないワンポイントアドバイスな時もあります(今回は後者ですね)
ちなみに今日のブログは自分自身の為の防忘録として書いております。意味分かんない人にはホントすみません。
さすがに今日のブログは意味分からなすぎて申し訳無いので先日開催されたCGC(中部エンデューロ選手権)から伝説級の画像でも。
CGCと言えばハード系EDとして有名でして、ハード系ってのは分かりやすく言うとエンデューロなのにトライアルみたいなコースを走破する、スピード重視では無く難コースにいどむレースだと思って下さい。(嫌なレースですね笑)
そんなCGCの最終戦、池ノ平で開催されたゲロゲロカップ(?)での一コマ。
コースの中にこんな直登な所がありました。これ写真でも結構キテると思いますが、実際は立ちふさがる壁だったでしょうね。(更に前日には大雨降ってて路面はヌルヌル)
ここのセクションでツイッターで知り合った方がおりゃー!と挑んだわけです。
あれだけの直登ですからアクセルを緩める事は失敗に繋がります。目の前にある壁に向かってまさに全開で登ってきたのでしょう。
その勢いのままジャンプよろしく発射。
当時見ていた人や動画で検証してみると高さで5メートルは飛んでいるとの事。
なんか片足離れてしまって怪しい姿勢になっております・・・・。
そして。
シュタ!
なにこれすごい(笑)
この後「ドシャ」っと落ちてしまいますが、とりあえず大きな怪我も無く済んだとの事です(よかったっすねー)
これを飛んだライダー、そしてこれを写真に収めたカメラマン、どちらもブラボーな伝説画像ですね。
動画はそんな変態レースのCGC、仙台のAD/Tacさんのヘルメットカメラです。いやーすげーなーホント。