終わりの日

まだ小学生だった頃。

8月の最終日はまさに世界が終わる日に近いものを感じました。溜まった宿題もやるのか諦めるのかの瀬戸際で悶々しつつ、その悩んでいる時間で取りかかればいいのに時間だけがドンドン過ぎていったりしてね。

また大人の世界の事も良く分からなかった頃は「夏休み」と言うものの存在をそれほど貴重にも思わなかったし、必ず毎年訪れる年中行事のひとつくらいに思ってました。

だから多分、今を生きる多くの大人達はいまだに「8月の終わり」ってものにはそこそこ感傷的になってしまうし、区切りとして「夏が終わる」と感じてしまうんだと思います。

 

 

今年の夏はウチの店前で行ったBBQから始まりました。

 

今年の夏はダートバイク系のイベントがほぼ毎週あり、それについての話し合いって事で集まったのですが・・・結局呑みにw

翌週。

 

JNCCの弟分であるWEX。長野のGAIAでレース。ガイアのオープニングイベントでしたので盛り上がりましたね。(私は行けませんでした)

コースは施設も含めてかなり楽しいらしいので私も行きたいですね。

 

そして翌週。

 

会津の猪苗代で開催されたパワーエンデューロの8時間耐久レースに参加。

これは私も約1年振りのレースとして出走しました。ルマン式のスタートでスタートライダー任されたりして楽しかったです。これも来年も是非出たいイベントですね。

また同時に出店もしてたのですがJNCCとはちょっと違うメンツが来ていたせいか、工具の問い合わせがかなり多かったです。そういう意味でも充実した2日間でした。

 

そして翌週は・・・。

 

川越オフロードビレッジでの12時間耐久。

耐久続きである意味変態な日程となりましたが、私は午後から参加だったので気楽に楽しめました。これも毎年恒例の行事なので花火見ながらの打ち上げは楽しいですね。

 

で、翌週。

 

仙台のSUGOで開催された深山クロスの見学と翌日のフリーライドパーティーに参加。大勢の仲間と3泊の強行日程で挑みましたが、とにかく笑いっぱなしの楽しい道中でした。私のハイエースの備蓄食糧を食い尽くしたのも良い思い出です。

 

翌週はみんなで林道アタックツーリング。

 

これは私は行かなかったのですが、みんあは良い汗かいて楽しんだみたいです。

 

で、先日の月山。

 

真夏の締めイベントとして参加。

 

ってなわけで駆け足で今年の夏イベントを振り返ってみました。ひどいときは車両整備も出来ないまま現地に行くような毎週のスケジュールでしたが、とにかく楽しかった。

そして暑かった。

汗なんてこの夏で100リッターくらいかいたんじゃないかな。ビールは200リッターくらい呑んだけどw

よくね、秋はドライブにもツーリングにも最適な季節とかいうでしょ。あんなのクソ食らえ!と思います。とにかくうだるほど暑くてクラクラしちゃうような夏が好き。晩夏の雰囲気だけでセンチになっちゃいます。

8月は終わるけど夏はもうちょい続くみたいです。

まだやり残した事がある人は今のウチですよ。

JNCC第5戦~スプラッシュ月山~

去年も思ったんだけど、この8月末にあるJNCCのスプラッシュ月山。夏を締めくくるイベントとしては最高だとは思うんだけど・・・やっぱね、行きの道中からすこし寂しくなってしまいます。

それは「夏の終わり」を予感させるから。

思えば7月中旬。子ども達が夏休みに入るのと同時に始まった夏のイベントラッシュ。梅雨明け宣言もままならないうちに始まってあっという間にお盆になって、オリンピックとかも終わっちゃって・・・ほら気がつけば8月も終わる。

そりゃー9月だって暑いと思うし実際北関東はまだまだ暑い日が続く予報も出てるけど、子供の頃から刷り込まれた8月の終わりの寂しさは歳とっても同じ感傷にひたらせてくれますね。

前置き長くなっちゃった。

 

 

金曜日の夜、お店を閉めてから風呂入って一路山形へ出発。

先日のブログに書いた通りルートで悩んだんだけど、深夜に初ルート通るのが怖くて無難に東北道でGO。

仙台までは慣れたもので渋滞もなく山形道分岐の村田まで一気に進みまして。で、ここでふと思ったわけです「あれ?ガソリンやばいけどこの先にGSあったっけな?」と。

確か昨年は不安だったので一度仙台で高速降りてガソリン満タンにしてから、山形に向かったんだけど、なんとなく良いペースだったのでそのまま山形道に突入。

温泉施設もある寒河江SAまで進みましてSAの施設マークにGSを確認してひと安心。

しかし・・・あれ?閉まってる?? え、まじでww

この時、夜の11時。 う、なんかやらかした感が。

目的地の月山周辺はGSどころかコンビニも無い所。つまり目的地に近づけば近づくほどGSの可能性が無くなってきます。その時フューエルゲージはひと目盛りを切った状態。なんとか現地まで行けても帰りは絶望的な残り量です。

慌てて次ぎの西川ICで高速を降ります。(その後はGSマークのSAは無い)

降りたのはいいけど土地勘ゼロで、今自分がいるのがどこなのかも分からない状態。仕方無くナビでスタンド探すも・・・全部閉店。どこもやってません。

とにかく街の明かりがあかるそうな市街地に向けて進むも、とにかくGSが全部閉まってまして・・・コンビニの兄ちゃんに開いてるスタンドを聞くと、そこから20キロほど行った山形空港のそばに夜12時までやっているスタンドがあるとの事。

この時、11時20分。

コンビニ兄ちゃんに詳しい道聞いて、とにかく急げ急げと。

山形空港の位置関係とか、その時はよく分からなかったのですが、今地図をみると3つくらい高速を戻っている感じ(笑)

11時55分に無事にスタンドに飛び込みまして、無事に満タンに出来ました。いやーあの時の親切なコンビニ兄ちゃん本当にありがとうございました。

ガソリンは満タンになったけど・・・一体俺はドコにいるんだ?って事でナビで再検索。確か残り75キロくらいまで来てたハズだけど・・・と思って見てみると下道で100キロちょいの表示・・・マジっすか。

結局12時過ぎには到着予定だったのに、現地に着いたのはAM3時頃。

なんかテンションだけは上がってしまい、先に付いていたショップ仲間を叩きおこして酒飲んで勝手に眠くなって勝手に寝るという暴挙をしつつその日はなんとか就寝。

 

明けて翌日。

寝坊して気温上昇の為、汗だくになって起きました。いつものJNCCメンバーがすでに揃っていてとにかく出店の準備。

 

東北は少し涼しいイメージなんですが、照りつける太陽に汗だくになりながらテント出したり商品並べたり。

 

日よけとか扇風機とか暑さ対策まで終わったら、もうお昼前になってました。

ちなみによくJNCC見に行きたいけど、そんなにしょっちゅういけないからどこがオススメ?って聞かれるんだけど、個人的に一位はこの月山。

何が良いってこのパドック。

 

こんな感じで粗めの砂の上に芝生が生えてて景観も良く、テント泊でも問題無い立地でとにかく雰囲気含めてかなり素晴らしいところです。

そして。

 

川。

この上流には民家が一軒もなく、まさに清流と言える綺麗な川です。水深もあまり深くなく、流れも激しく無いので子供も安心して遊ばせられるから、レース目的じゃ無く家族旅行として来ても最高ですよ。

いやホントおすすめ。

なんとか初日の土曜日を終え、パドック内ではあちこちでBBQやら宴会が開催されます。

 

うちらも大人数で食材持ち寄って大盛り上がり。イワナの塩焼きから仙台の牛タン、スパゲティや宇都宮餃子等々・・とにかく旨い物だらけで楽しかったです。

ちなみにこの宴会。コミュ力さえあればハシとビール片手にアチコチの宴に顔出していれば腹一杯になります(笑)今回のうちらの宴会にもジプシーな人がイッパイきましたから遠慮無くどうぞ。

 

そしてレース当日。

この日は早く起きて出店準備。朝イチから急ぎの工具を求めてくるお客さんがいるので出店組としても一番気合い入るところです。

で、午前のFUNクラス(100分耐久)がスタート。

 

去年は私もここに並んでいたのですが、今年は仕事メインに切り替えてパス。

お仲間が出ているのでスタートだけとりあえず見送ります。

で、スタート直後の川に突入するポイントで・・・。

 

大渋滞発生。

去年よりも水量は減っている(しばらく雨が降ってないとの事)のですが、ルートの形状がちょっとキツメになっていて初めてのガレな人にはかなりきつかったんじゃないでしょうか。

そして難所があれば楽しいところがあるのもJNCC。

 

じっとしてても汗が噴き出る気温の中のレース。

こんなまさにスプラッシュな場所ではみんな笑顔で通過していきます。お仲間も全員無事に完走。ナガチャンは表彰もらってました、さすが。

 

午後の全日本格COMPクラスも話題満載。

今期アメリカのGNCCにチャレンジしている小池田選手が’一時帰国。

鈴木健二選手と渡辺学選手との三つ巴の戦いに期待が膨らみます。そして店にも遊びにきてくれたり仲良くさせてもらっているデグハヤこと出口選手はGASGASからYZにマシンスイッチ。モトクロッサーの方が合っていると思うので、なにげに狙っている感じ。

前にも書いたけど川渡りがあるので難所系のイメージがある月山。しかし実際はフラットダートが多くて、スピードレースの側面ももっております。

 

でもやっぱりね。

 

こんな所を通過しなくちゃいけないわけでライダーの総合的な技量が問われるわけです。

結果は他のサイトでも出て来ると思うので割愛。ひとこと言うならデグハヤよく頑張った!

 

こうして祭はあっという間に終わり。

ほら、夏が終わっちゃうじゃんね。

帰りはせっかくなので地元で旨い物でも、と考え月山付近の名物ラーメン屋さんへ。

 

いや・・・まぁ・・・なんつーか・・・、ハラ減ってたので旨かったです(笑)

次戦はいよいよSUGO。うちの仲間も大量出走しますのでみなさんも遊びに来て下さいませー。

山形へ

さてさて、いよいよJNCC後半戦の山形は月山まで本日深夜に出発予定です。

昨年も行っているのでなんとかなるとは思うのですが、東北道の羽生ICスタートでも確か7時間近く掛かったと思うので休み休みのんびりと向かう予定。

去年はナビ無しで行ったので近くまで行って迷ったりしましたが・・・今年もやっぱり不安。

 

ルートは東北道がド本命なのですが、実は関越回りで日本海から行った方が楽と言う意見もありまして、実はまだ悩んでおります。

エイビットのある羽生は関越までのアクセスも悪く無い(下道で花園まで1時間)ので、そっちもアリかなぁ・・・と。まぁとか悩みつつ東北道で行くと思うんですけどね。

猪苗代・仙台と続いた夏の東北ラウンド最終ですので、頑張ってお仕事してきまーす。

コソ連

車やバイク趣味でサーキットとかスポーツ走行とかに興味がある人には心当たりがある人が多いと思いますが、仲間で「ワー!」って楽しむのも良いんですけどね・・・たまには隠れてひっそりと練習したい時ってのはあるもんです。

みんなでね、ワイワイやるのは楽しいんですけどね。人知れず練習してちょっとだけうまくなってアイツを見返してやろう!とかね、やっぱあるんすよ(笑)

昨日は久しぶりに何も無い定休日だったので、午前中に仕事を片付けて午後イチにバイク積んでホームコースに行って来ました。

しかし・・・・「午後イチ」がかなり失敗でしたね。

 

風も無く日陰も無く・・・トランポの荷台に置いてある温度計は40度超えてますけど・・・。

それでもここまで来て走らないって選択肢は無いなと思い、走行準備してヘルメットかぶって・・・・この時点で汗流れてるんですけど(笑)

こりゃー暑くてまずいな。と思い、出来るだけぶっ飛ばせる深いサンドのコースにGO。

確かにサンドならアケアケ全開なのですが・・・砂の照り返しなのかとにかく息するのもツライくらい暑いwww

10分チョイでこりゃヤバイと一度トランポに戻って水分補給。

 

風も無く、唯一の日陰はトランポの中だけな状態。でもそのトランポ内も蒸し風呂になってまして座って休んでいても・・・汗が止まらない。

画像ではまだ小さな溜まりですが、この後ドンドン大きくなっていきました。

でも。

こんな夏が好きなんだよなぁ。

確かにツライけど、あっつい夏サイコー。

月山情報追加

遂に今週末のスプラッシュ月山から後半戦に突入するJNCC

すでにレースウィークに突入してますのでコース図や情報も一気に上がってきていて盛り上がってきました。

まずコース。

 

ちょっと小さすぎるか(笑)JNCCのHPに大きな画像あるので確認してみてください。

これはコンプクラスのコースなのですが・・・何コレおもしろそう!全長12キロ以上で一部公道も横切るレイアウトになってます。なにやら今年の月山は水深が深いとの事ですので、各自かなりの水没対策が必要そうっすね。

 

去年は私も出ましたが水没対策ではかなり悩みましたね。ぶっちゃけ2ストはね・・・なんとかなるんですよ。水没しても逆さまにすればなんとかなるし・・・でも4ストは厳しいです。

上からかぶってしまう水は普段でも雨の中の走行と同じなのでなんとかなるんですが、タイヤも埋まるほどの水深ではエアクリBOXも水に浸かる可能性があるので、下からの浸水に備える必要が出てきます。

どうすれば良いのかと言うと・・・・エアクリBOX下側にある水抜き穴からの逆流を止める為に塞ぐ必要があります。しかし・・・今度は水が入ってしまったら抜く必要があるので完全に塞いでしまってはNG。去年の私は水抜き穴部分にガッツリガムテープを貼り、そのガムテにカッターで切り込みを入れるって手法をとりました。

更にキャブの4ストだとオーバーフローホース等が垂れ下がっていると思いますが、これがエンジン熱と冷えた水の影響で水の中で止まってしまうと水を吸い上げてしまうんですね。

ですので画像でもよく見ると分かると思いますが、垂れ下がっているホース類をシート下辺りに格納してしまいます。この辺の情報はWebに上がってたりするので、ご自分でよく調べてみてください。

「もーよくわかんねーから、テキトーでイイヤ!」

ってのはやめておいた方が良いと思います。がっつり対策必須でいきましょう。

あとタイヤ。

これも去年地元勢に教えてもらったのですが、水辺のレースだと思ってソフトやマディ用タイヤを選択するとかなり苦労すると思います。

ほとんどが硬い路面&石の上なのでハードタイヤが正解。ハードタイヤはコンパウンドが柔らかいので、石の上でも結構走れますからね。

あと工具も必須かな。

いざって時にプラグを交換出来る用意だけでもしておいた方が良いです。これだけでも有事の際に大きく変わると思いますよ。

動画は今年開催された龍神月山。このコースを叩き台にJNCCは作られてますので、かなり参考になると思います。いやーめっちゃ楽しそう。