店主の近況─夏本番─

いやーいよいよ本格的に暑くなってきましたね。
先日お伝えした店舗エアコンの件とか、今からだったら直るまで閉店騒ぎだったと思うくらいには暑いのであのタイミングで良かったと思います。

さてさて、月に一度の水木連休を頂くようになってから約1年が経ちました。
連休を頂くのは「20日」に近い水曜・木曜とさせてもらってますが「第三木曜日」とか分かりやすい感じではないので一部のお客様に混乱とご迷惑をお掛けして申し訳ございません。
Webサイトのトップに営業日案内がありますのでどうぞそちらを確認するようにお願いします。

そしていざ今月の連休はというと。
またもやバイクに乗りにいこうかと思っていたのですが、前日に激しい雷雨がありコンディション悪そうって事でパス。(あと暑かったw)
それならばとラーメンYouTuberのSUSURU君が紹介していたというご近所のラーメンを食いにGO!

店主の休日

幸手市にある「ラーメンアッキー」さんに突撃してきました。
選定基準は美味しいまずいとかではなく「面白そう」という1点

せっかくの休日に少し足を伸ばしていくわけですので普段は食べない種類のラーメンを食べてみたかったわけです。
ここの特徴はずばりチャーシュー。
ラーメンの中にデデンと鎮座しておりますがこれ厚みもすごくて2センチくらいあるんすよ。
本当はチャーシュー丼も食べたかったのですが入店直前に「ご飯物終了でーす」と言われ断念。
でもでも結果としてこのラーメンだけで腹パンだったので良かったと思います。
興味のある方はぜひにー。

そして別日には生まれ育った地元の夏祭りにいきました。
もう両親ともにいないので無理に帰る必要もないのですが、何かきっかけがないと行かなくなってしまいますからね。
この日だけは顔を出しにいくようにしてます。
昔ながらの田舎の下町ですので顔を出せばあちこちからお誘いがあり酒飲み放題。(予想してちゃんと電車で行きました)
食べ物も飲み物もあちこちからもらい財布を出したのは行き帰りの電車賃だけでした。

店主の休日

ガキの頃はこの夏祭りがあると夏休みがスタートするのでテンションMAXでしたね。

今でも個人的には地元の夏祭りが終わると夏本番な感じです。
うかうかしてるとお盆が来てすぐに9月になっちゃいますから、遊びも仕事もがんばりますので応援よろしくお願いします。

※店のエアコン効いてますのでご来店もお待ちしております。

TORXネジの寸法

今や結構メジャーな存在だとは思いますがそれは仕事として工具に携わっているからでして。
今まで見たこともない一般の方にはまだまだ馴染みの薄い特殊ネジのTORX(トルクス)

TORXセット

よく花柄のヤツとか花形のヤツとかいろんな呼び方で問い合わせを受けたりしますが、大抵はこのトルクスネジの問い合わせだったりします。

>>TORXソケットのページはこちら

このネジのやっかいな所はHEX(六角)の派生ネジっぽく見えて、サイズ表記はプラスマイナスとかみたいに番手表記だと言う事。
(実際トルクスはHEX派生ではなくフィリップス派生のネジ種です)
例えばTORXのT25と言ってもどこかの実測値が25ミリだとかそういう事では無く「トルクスの25番」と言うあくまでも番手表記なのがサイズ感を難しくしています。

TORXソケット

ちょっと小さいTORXだとHEXと見間違う事もあるくらい似ていますし、1番手くらいの違いだと目視でもよく分からない事も多々あります。

まして。
TORXとよく似てるTORXプラスとか亜種ネジも種類が多いので、ネジの種類自体を見誤る事だってありますからね。
お店が近い方は直接ネジを持って来店してくれれば問題はないのですが、通販を含む遠方のお客さんはそうもいかないですよね。

ですのでとりあえずKo-kenさんがカタログに載せてくれてるこの表。

TORXサイズ

これには山から山の実寸が表記されてますので参考になると思います。
これがあれば大抵のサイズはバシっとわかると思います。

で、ここからが最も重要なのですが。
とは言いつつ最も賢い買い方は「セット買い」です。
相談を受けるお客さんにもなるべくセットでの購入をオススメしてます。

上記の表を見るとわかると思いますが、T20~T30あたりの特に整備向けに多く出てくるサイズの推移が寸法的にも特に細かいんですね。
これは目視はもちろん、直接工具を当ててみても分かりくい場合があります。
ですのでTORXに関しては前後サイズを持ってないってのは結構致命傷になる場合があるので、後々の事まで考えるとセットでの購入が一番オススメってな結論になるわけです。

ましてトルクスの番手は「10→20→30」とか規則的ではなく

・15→20→25→27→30→40

とこんな具合になんで35とかないの?と思うくらいには不規則です。
こんな時に自分どのサイズを持っていないのかも分からなくなりがちなんですね。
ここまで聞くとセット買いをオススメする理由が分かってもらえると思います。

今ではいろいろな箇所に多くTORXが使われるようになりました。
それでも似たような問い合わせが後を絶ちませんので、このような事態に直面したらここで読んだ事を思い出して冷静に問い合わせくださいませ。

パーツクリーナーではない洗浄剤

整備をやっているとなくてはならないケミカル類っていくつかあります。
代表的なのは防錆潤滑剤とパーツクリーナーですかね。

整備の状況に応じてどちらが重要になるのかは違いますが、上記2種類のケミカルは大抵みなさんも持っていると思います。

で、今回はそんな整備ケミカル代表格であるパーツクリーナーに関するお話。

ヴィプロスパーツクリーナー

ビプロス 遅乾性チェーン&パーツクリーナー840ml

当店取り扱いのパークリの中でも最も高性能で洗浄力の高いのがこのヴィプロスのチェーン&パーツクリーナー。
パークリって価格差が激しいのですがやはりお高いのはかなり効きまして、近年は安いので手こずるくらいならちゃんと洗浄出来る高価なパークリに──という回帰が起こっております。
実際840mlと一般的にいうジャンボ缶ですが、中身がぎっしり詰まっているので新品を手に持った瞬間から違いが分かるくらいにはオススメのパークリです。

で。
パーツクリーナーっていわゆる「石油系」なんですね。
チョー簡単に説明すると「油分を揮発性の油で流している」感じです。
(正確には違いますが)

まぁ「油は油で落とすのが正道」と言われてますので何も間違ってないし実際よく落ちてくれて便利なのですが…
このパークリで落とせないものがいくつか存在します。

そのひとつが整備だと結構重要になってくる燃料系の汚れ。
ん?燃料系っていわゆる石油系なんじゃないの?と思うかもしれませんが、ガソリン等の燃料の固着汚れは石油系では溶かす事が出来ないんですね。
よくキャブのOHや洗浄時にパークリが効かないあの現象です。
それに絡んでやはり燃料がからむスラッジとかも同じですね。
他にはブレーキダストが固着したやつとか、カルキを主成分とするボディの水垢汚れなんかもパークリではうまく落とせません。

ここで裏技的なお話をするとキャブクリではなくエンジンコンディショナーみたいなケミカルがこの手には効きます。
パークリでは溶かせない成分を溶かすことが出来るわけです。
でもこの裏技にもデメリットがあってこの手のケミカルは攻撃性が強いのです。
塗装面はもちろんゴムシールとかにも悪影響を与える可能性があるので使用時には注意が必要です。

そこで近年登場したこのケミカルがプロメカさんの間でも注目されております。

ヴィプロスソルブ

ヴィプロス ソルブ(THE SOLVE)強力水性洗浄剤

それがこのアルカリ性の強力洗浄剤である「ソルブ」
使い方はシュッシュっと吹きかけるパークリみたいに使ってもらえばOK
成分とか細かな話はありますがパークリの上位互換くらいな認識でも大丈夫です。

ヴィプロスソルブ

一応ちゃんとしたメーカーの解説もここに載せておきます。
この表をみるとさっきまで私がアレコレ書いていた意味がなんとなくわかるんじゃないでしょうか。

ヴィプロスソルブ

例えば内燃機のスラッジ除去とか。(矢印が逆なのは御愛嬌)

ヴィプロスソルブ

先述したひどい水垢の除去とかにも使えます。

そしてこのソルブの取り扱いをかなり楽にしてくれているのが「水性」という点です。
洗浄やお掃除が終わったら水でササっと流すだけ。(パークリでもOK)
基本的にはアルカリ性なので金属への攻撃性は少しあるのですが、作業後に水でバシャバシャっと洗えばいいので表内でも攻撃性☆4となっております。
(逆にいうと長期の漬け置き等はやばいのでNG)

パークリの上位互換といっても全てパークリに置き換える必要はなく石油系とアルカリのこの2つのケミカルを使い分けてもらえばいいと思います。

ヴィプロスソルブ

このソルブ。
すごく高性能なのですがなかなか説明が難しいので店舗では売れているのですが、遠方の方にはいまいち分かってもらえないんですよね。
そんなにお高いものでもないので何かのついでにぜひお試しくださいませ。

落雷とエアコン

先週の金曜日。
午後の5時ころから鳴り出したカミナリがひどくて夕方の6時過ぎにはお店を一旦閉めて雑務をしてました。
結局その日は閉店時間くらいまで雷雨が収まらずに帰宅。

次の日の土曜日にお店に出勤したところエアコンの操作パネルに見慣れないエラー表示が出てました。
とりあえず初動としては再起動かな?と思いエアコン用の主電源をOFFに。
10分くらいして入れ直し再起動をかけるとやはりエラー。
それでもくじけずに何度かやっていてら無事にエアコンが起動してくれましてその日はそのまま営業。

でもでも。
午後4時くらいだったかな?なにか小さく「パシュゥゥン」といってエアコン停止。
また操作パネルにはエラー表示が出てそのまま二度と再起動出来なくなりました。

こりゃまずいぞってわけですぐにいつも工具を買いに来てくれてる電設屋さんに電話して状況を伝えまして、翌日早朝に見に来てくれた結果。
落雷による何かしらの負荷によって基盤がお亡くなりになっていると。
このエアコン自体は18年ほど使っているのでもう部品がないかも──といいつつ各所に手配してもらうもやはり無し。

エアコン交換2024-07

エアコン交換2024-07

ってなわけで仕方ないのですがエアコン丸ごと交換になりました。
いやーエアコンがないまま営業した日曜・月曜・火曜日はまじでやばかったですね。
お店なのでガラス面も多く室内の温度計は一時50度以上になる瞬間も。
正直私はずっと店にいて汗ダラダラでいるから徐々に体も慣れてきてなんとかなったのですが、エアコンの効いた車から降りてきたお客さんはそうもいきませんよね(笑)
「うわ、あっち…なにこれどしたの?」
ってな具合にみなさん早々に退散。
そんなわけでなるはやでエアコンの手配をしてもらったのですが時期的に大混雑しているみたいで本体は確保出来ても業者さんのスケジュールが抑えられない状態に。

そんな中なんとか先述の電設屋さんが予定を無理やり組んでくれまして、木曜日に取り付けにきてくれました。

エアコン交換2024-07

さくさくと壊れたエアコン取り外し。

エアコン交換2024-07

ついでに古くなった配管も作り直ししてもらいました。
この日は朝から小雨な天気だったのでまだよかったですね。

エアコン交換2024-07

落雷による故障だったので既存配線使う部分も再チェックしてもらいつつ新しいエアコンをインストール。
(ここまでですでに4時間以上経過)

エアコン交換2024-07

化粧パネルとかを除いた基幹部分の配線・配管が終了したら真空引きしながら細々とした作業を開始。
いやーさすが専門のプロっすね、段取り良いですわ。

ぶっちゃけ「エアコン交換」って家庭用のしかしっかり見たことなかったので2~3時間くらいで終わるのかな?とか思ってましたががっつり7時間くらい掛かりました。
それでもかなり早く段取り良く進めているのは見てわかりましたので「もしかしたら撤去も伴うこの手の作業って1日仕事ではないのでは?」とも思いましたがなんとか午後5時前に終了。

エアコン交換2024-07

試験運転でヒヤーっと冷気が出たときはめっちゃ嬉しかったです(笑)
故障した翌日から「酷暑」予報が3日も続いてどうなることかと思いましたが、逆に考えれば8月に入ってからだと機材の確保すら難しかったみたいですので無事に交換出来た事を喜ぶことにします。

ってなわけで通常営業に戻りましたので安心してご来店くださいませ。

お買い得デジタルトルクレンチ

このブログで何度も取り上げている「トルクレンチ」
それだけユーザーからの関心も高く、なおかつちょっと分かりにくい工具でもあるわけです。

繰り返しになりますがトルクレンチは大きく分けて2種類存在します。

・直読式
・プリセット式

まずプリセット式ってのは事前にトルク値を設定して「カチ」って言えば規定トルクですよってお知らせしてくれるモノ。
ぶっちゃけトルクレンチをどれ買うのか迷っていたらこのプリセット式を買ってけばほぼ間違いはないです。
(もちろんレンジとかはあるけど、種類の話ね)

で問題なのが直読式。
昔にさかのぼればビーム式とか弓式とか呼ばれていたのが直読式です。

東日ビーム式
例えばこんなのが弓式

ただし直読式には形状違いによる進化系がありまして。
弓式が進化してアナログダイアルのついたダイアル式。

東日ダイアル式

東日直読式トルクレンチ(置針付)

まぁこれも読むための目盛りがダイアル式に変わったのが分かると思いますが、もうひとつ進化したのが「0点調整」ですかね。

そして今回の主題となるのがデジタル式。

SK11デジタル式トルクレンチ

SK11 デジタルトルクレンチ

こうやって順序立てて説明するとわかりやすいと思いますが、これも目盛りの表記法が変わった直読式なわけです。
この手のデジタル式は事前にトルク設定が出来るものが多いのでなんとなく「プリセット式」に分類したくはなるのですが、トルク数値がリアルタイムで観測出来るものは全て直読式として分類されます。

そして直読式に最大の長所は今言った「リアルタイム測定」です。
これによって目標値としては50Nmを目指して締め込んでいても、20~30Nm付近で締め込みの手応えがおかしいとか、目標設定値付近でのボルトの伸びの手応えがちょっと違う──とか、そういうったちょっと職人めいた使い方も可能になります。

実際直読式のトルクレンチは卓上での整備で多く好まれるトルクレンチでして内燃機単体とかデフの組付けとか、車上とはちょっと違う整備をメインでやる場合に活躍します。

ってなわけで普通の車両整備での使用ならばプリセット型の方が断然使いやすいですし、取り扱いも簡単でおすすめします。

でも。
やっぱ疑似でのトルク設定が出来るようになったデジタル式はわりと普通に使えてしまうんですよね。
先の説明とかなり矛盾するのですが実際現場で使ってみてもそんなに面倒な感じはしません。

SK11デジタル式トルクレンチ

ってなわけで今回紹介したSK11のデジタル式。
お値段もお手頃ですのでお試しで使うにはかなりよいデジタル式トルクレンチだと思います。