電源のない場所でも使えることで人気のエンジン式高圧洗浄機、蔵王産業の『ヴィットリオZE』
開発段階から当店が関わり、特にこだわった箇所がポンプユニットのアッセンブリー交換式でした。
今回は当店で行ったポンプユニット交換時の画像をアップし、大体の交換手順と注意点を書いておきますので参考にしてみてください。
※当店はいわゆる普通の販売店です。
本機購入後の問い合わせに関しては当店の購入者様に限らせて頂きます。
また部品の手配や修理預かり等も当店購入ユーザーを最優先とさせていただきますのでご了承ください。
![蔵王産業エンジン式高圧洗浄機ポンプ交換](https://www.abit-tools.com/wp-content/uploads/2020/09/ze_pumpassa001.jpg)
・蔵王産業 エンジン式高圧洗浄機 ヴィットリオZE
こういったエンジン式の高圧洗浄機でもっとも泣き所とされているのが内燃機部分ではなく、自吸を可能にするポンプユニットです。
そのポンプ部分を純粋な交換式にすることによって「修理時間の短縮」や「輸送のコスト削減」をし、メーカーとしてはもちろん、ユーザー様にも利益のある機構になっていると思います。
●ポンプユニットは下記ページから購入頂けます
・蔵王産業エンジン式高圧洗浄機部品表
実際に交換を行ってみます。
ポンプユニットAssyはネジ4本で留まっております。
![蔵王産業エンジン式高圧洗浄機ポンプ交換](https://www.abit-tools.com/wp-content/uploads/2020/09/ze_pumpassa003.jpg)
この赤い矢印部分ですね。
そのさらに外周に同じネジが4本ありますが、こちらはエンジンのカバーになるので外さないでください。
![蔵王産業エンジン式高圧洗浄機ポンプ交換](https://www.abit-tools.com/wp-content/uploads/2020/09/ze_pumpassa006.jpg)
ネジ4本(キャップボルトHEX6mm)
ネジロック剤が塗られておりますのでちゃんとした工具で取り外してください。
※下記に推奨工具を記しておきます。
![蔵王産業エンジン式高圧洗浄機ポンプ交換](https://www.abit-tools.com/wp-content/uploads/2020/09/ze_pumpassa005.jpg)
実際に外したポンプユニット。
中心の軸部分に「切り欠き」のようなキー溝があります。
![蔵王産業エンジン式高圧洗浄機ポンプ交換](https://www.abit-tools.com/wp-content/uploads/2020/09/ze_pumpassa004.jpg)
先のキー溝はシャフト部分にあるキーに合わせて差し込み直して頂ければOK。
取り付け時にネジロック剤を少量つけてバラした逆で組んでいけば交換は終了です。
![蔵王産業エンジン式高圧洗浄機ポンプ交換](https://www.abit-tools.com/wp-content/uploads/2020/09/ze_pumpassa002.jpg)
取り外すHEXボルトが若干狭い部分に付いているので注意点とするとそこだけですね。
整備に慣れている人なら10分少々、慣れてない人でも30分あれば交換出来る作業内容です。
交換にあると便利な工具。
まずは先程も書きました狭い部分に付いているHEXを外す工具。
![ワイズピアスボールHEXレンチ](https://www.abit-tools.com/wp-content/uploads/2020/06/wise_piswre003.jpg)
・ワイズ ピアスボールHEXレンチ
そもそも狭い箇所なので首下の短いショートヘッドモデルのHEXを使うのが推奨となります。
またネジロック剤が付いておりますので結構なトルクで緩めないといけません、その時に高強度なこのピアスレンチがかなり便利に使うことが出来ます。
そしてネジロック剤。
![3Mネジロック剤](https://www.abit-tools.com/wp-content/uploads/2018/04/3m_tl42ja003.jpg)
・3M ネジロック剤 中強度 10ml
単気筒エンジンを採用した機械でそこそこ振動もありますので緩み止めとしてネジロック剤はぜひ使って頂きたいと思います。
中強度のネジロックなら何でも大丈夫ですので使用を推奨します。