9月が終わるので

諸行無常。
── 「諸行」は、この世の一切の事物と現象を指し(有為法)「無常」とは、一切は常に変化し、不変のものはないという意味。 ──
(wikipediaより)

格言とかそういった先人の言葉を変に崇拝するのが大嫌いな私ですが、この言葉はいつも胸の奥にあって、出来るだけアンテナをビンビンの状態にして変化に対応しつつ、お仕事をしているつもりなんですけど……。
やはりその時の自分の興味が湧く方向とかもありまして、全方位にってわけにななかなかいかないっすねー。

エイビットとしての店舗販売は18年が経過し19年目に突入するわけですが、工具の仕事に関わってからって話になるともうすでに四半世紀が過ぎたわけです。
飽きっぽい性格である私がこんなにひとつの事を続けられている要因のひとつが、常に進化し続ける工具とその業界であること、そしてその工具を使う対象である工業製品や自動車・バイクも一緒に進化している事があると思います(逆かな、逆だな)
また一言で『工具』といってもそれはもう多分野・多業種にわたって使われておりまして、これだけ工具に関わって生きてきたのにも関わらず、いまだに知らない工具や知識があるというのも飽きさせてもらえない原因のひとつだと思います。

ま、そういう新しい驚きとか、知る喜びとかはね、どれだけ苦労しても全て「仕事だから」で片付くのですが、世の中の変化だけはなかなか苦労しております。

約10年前に慣れ親しんだ千葉県から今の埼玉県羽生市にお店と住居をまとめて引っ越してきました。
ちょうどそれくらいの時期からかなぁ…「工具を売る」という仕事の内容が業界内もふくめて大枠でちょっとずつ変化していったと思います。
まぁ一時期はその変化の先陣をきっていた時もありましたので、別にそれに対しての不平不満はないのですが、いわゆる「街の工具店」として普通に営業しているだけでは立ち行かない時代になりました。

でも。
最初に書いた諸行無常。
全ての事が常に変化していって、その場に留まろうとする事は愚かな行為だと自分を戒めてここまでやってきました。
簡単に誰かの責任や世間のせいにしてしまうのはなんか自分らしくないな、ちょっと違うよな、と思っております。
そして長年の経験からそういのって大抵時流にのれない自分の責任だと思ってます。
まぁでも、やっぱ人間ですからね、たまーにやりきれない思いになる時だってあるわけですが…
この9月。
毎年創業月である9月に気持ちを全てリセット。

まだいろいろ出来るんじゃないか?
もっと面白いことが出来るんじゃないか?

そうやってやってきた18年でありましが、19年目突入の今。
再度その気持を強くもって、自己満足で上等ってな気概で頑張っていきたいと思います。

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みなさん、こんなお店ですが今後も応援よろしくお願いします。 エイビット ヤマタク

お買い得工具セット

毎年秋から始まる各工具メーカーのお買い得工具セットのキャンペーン。
メーカー主導で行われているセールですので、とにかく割引率がすごいんですね。

そしてメインのWebサイトではすでに紹介させて頂いておりますが、今年も一番人気のSIGNETが登場、そして今年の目玉でもあるTONE(トネ)の工具セットが大注目でございます。

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SIGNET 2017メカニックツールセット 50pcs

発売から猛ダッシュで売れているSIGNETのメカニックツールセット。
すでに黒や赤が完売してしまい、残すは黄色と白色(今年の限定色)になってしまいました。
(2016.09.27時点)

ただし、さすがに完売が早すぎ・・・って意見も多いみたいでメーカーも増産を検討中との事です。
まだ正式には分かりませんが追加がありましたらトップページで告知しますね。
とりあえず今は昨年からの人気色である黄色がありますので、すぐに欲しい人は出来るだけ急いで注文をお願いします。(あると言ってもかなり在庫数はやばいいです)

そして。

今年はこの工具セットがかなりの勢いでSIGNETに迫っております。

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TONE 3/8ツールバッグ工具セット43pcs(3モデル)

あえてメタルケースにこだわらずに布製の工具バッグを使ってお買い得工具セットとして発売してきたトネ。
いやー、いいとこついてますよね。

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実際こんな感じでこんな価格帯の工具セットを待っていたって人は多いと思います。
また工具バッグも3タイプのモノから選べるのもいいですよね。
(写真は一番人気のパイプタイプ)
内容も基本的なところだけを押さえてあってすごく好感の持てるセットだと思います。

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そしてセットに含まれるのがこの首振りのクイックギアレンチセット。
これを普通に買うだけで2万円くらいしますので、このセットがいかにお買い得か分かると思います。

1年を通しても「工具セットを買うなら今しかない」という時期になっております。
検討中の方はお早めにどうぞ。

エボシたがね

ポンチとかタガネとか。
整備向けとしてそれらの工具を説明するときに、こういった脇役な工具の説明って難しいんですよね。

何が難しいって「何に使うの?」って事。

現在使っている人だってキチンとして王道の使い道の説明は難しいですよね・・・。
しかし持っていれば使うんですわ……持ってないから「たがねを使う」という発想自体が生まれにくいんだと思います。
だから持ってない人への説明はなおさら難しいんです。

プロメカさんの工具箱を覗いてみるとこういう地味系工具は必ず入っているのですが、サンメカさんの工具箱ではなかなかお見かけしない工具類であります。
まぁパッと思いつくのだと錆びた&折れたボルトナット外しとか、張り付いた部品の分解とかね。
持っていればそういった使い方というか、発想も生まれてくるんですね。

だからこの手の工具に関してあまり上手に説明出来ないのですが、メインのハンドツールあたりが揃ったなーなんて感じたらたがねとかも検討して欲しいんですね。

でも最初は何買ったらいいのか分からない・・・って人も多いと思います。
で、そういう人にオススメなのがこれ。

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PB ポンチ&たがねセット

このセットを買えばポンチとたがねの使いたい所が入ってますので、あまり悩む事が無くて良いですね。
(ちょっと高価ですがやはりオススメです)

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セットに入っている内容もかなり良くてピンポンチはもちろん、平たがねやエボシたがねまで入ってます。
よくたがねは1本持っているんだけどあまり使わないなぁ・・・なんて人は一度PBを買ってみてください。
その切っ先の掛かり具合とか切れ味で驚くと思います。

そしてたがねの中でもさらに地味ながら活躍するのがこれ。

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PB エボシたがね

形が烏帽子に似てるのでエボシたがねと言われてます。
この変なたがね、別名『割りたがね』とかいろいろ呼ばれているのですが、見た目通り切っ先っが大きき開く形状していて、分解時とかに便利です。
またタガネ部分の刃幅が狭いのでポンチのように使うことが出来て、固着した部分を叩いたりネジを緩めたりの作業にも活躍します。

さっきも書きましたが、そろそろ系統の違う工具が欲しいなーなんて思っている人はこういう脇役系の工具もぜひ検討してみてくださいませ。

胸ポケットのライト

工具専門店として営業してますと工具以外のちょっとした備品の問い合わせも多いんです。
ケミカルやオイル類の話も多いし、ガレージ内のエアー配管や電気配線の相談までほんといろいろ。

で、そんな中でもライトの相談ってものすごく多いんですよ。
まぁライトだって立派な工具のひとつだと思ってますが、これもとにかく種類が多い。
そして面倒な事にちょっとさわっただけではそれが良いライトなのかイマイチなライトなのか分からないんですね。

お店でもちょっとだけ点けてみて・・・なんてやりますが、そりゃ最近のライトなんてパっと点ければそこそこ明るいし不満も無い物がほとんど。
しかし、いざそれを仕事用として継続利用しようと思うとやはり優劣は確実にあるんですね。

で、今日はそんなライトの中でもいわゆるポケットライトの話。
作業着の胸や袖ポケットにスっと差し込んでおいてすぐに使える小型のペン型ライトはかなり重宝される存在です。
モノも小さいので安価な物から高価な物までいろいろあるんですが、エイビットとして仕事用にオススメしているのがこれ。

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ストリームライト社 スタイラスプロ

このストリームライトと言う会社、もともとボールペンくらいのペン型LEDライトを作ったいわゆる元祖な会社。
ベーシックモデルのスタイラスも悪くは無いのですが、今はこのスタイラスプロがとにかくオススメですね。

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このライト。
実は一度大幅なモデルチェンジを受けてまして、旧モデルはスイッチ部が壊れるトラブルがたまにあったのですが、新型に変わった今のモデルはホントに良いです。
またモデルチェンジした際に明るさもパワーアップ。ペン型としては最強の明るさを誇ります。

そしてこのライトの最大のオススメポイントがこれ。

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電池が普通の単四電池だって事。
これは現場主義のお客さんはうれしい仕様だと思います。カメラ用電池とかボタン電池とかだと出張先で手に入れるの面倒だったりしますからね。

この手の実践型ライトでは結構何買うか悩んでいる人も多いと思います。
私も出来るだけ購入者の意見をフィードバックし「使えるモノ」を販売していきたいと思いますのでお気軽にご相談くださいませ。

LINK-OILのSPORTS-ECO

近年の省燃費型エンジンに採用されている粘度のシャバいオイル。
0W20とか5W30とかいろいろありますが、チョイとスポーツチックに乗ろうと思った時にどんなオイルが良いのか分かりにくいですよね。

そこで当店取り扱いのLINK-OIL(リンクオイル)が提唱したのが

  • 低粘度指定専用設計のスポーツオイル
  • クランクメタルを保護しながらレスポンスは落とさない

といったまさにその線を狙った新開発オイルのスポーツエコ0W25です。
発売からちょうど1年が経ち、いろんな現場での活躍が口コミで広がりまして、今やリンクオイルの看板オイルにもなる勢いです。

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先日紹介した全日本ラリー選手権のスイフトスポーツはもちろんの事。
(また勝ったみたいですね、おめでとうございます)

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86/BRZのワンメイクレースでも活躍中です。
(専用オイルもありますが、今はスポーツエコ入れる人が多くなりましたね)

と。
ここまで書くと「スポーツ専用オイル」みたいに感じると思いますが。

実は0W20指定の5万キロ以上走行車とか、5W30指定の過走行車にもオススメなんです。
実際に購入している人なら分かると思いますが、この価格帯(1800円/1L)のオイルではありえないエステル系オイルでして、これもほぼメーカー直販だから実現出来ている高性能であります。
で、その高性能。
もちろんスポーツにも良いですよ、でも自分の愛車を長く乗りたいとかそういった保護面で見てもかなりいいオイルだと思います。(実際そういう理由で入れる人が多くなってきました)

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結構この粘度のオイルって迷っている人多いと思うので、ぜひ一度お試しで入れてみてください。