若者の車

大型連休が終わったこの時期。
世の中は梅雨入りを憂い、ちょっと先にある夏を待ち望んでいる感じですが、一部の人は人生を左右するかもしれない大事な時期でもあります。
それが就活。
現役の学生さんで最終年度にあたる人はこの5~6月はドタバタと大変だと思いますが。
実はうちの子供もまさにソレでして、自分のやりたいこととかを改めていろいろ考えているようです。

で、実は高校卒業から今まで自動車免許をとってなかったので就活と合わせてとりに行き始めたのですが…。
何故か「マニュアル車に乗りたい」と殊勝なことを言い出しまして。

まぁ免許取り立てのすぐは親の車を貸してあげるとして、近い将来に自分の車が欲しいと言われました。

86

彼女はなにの影響を受けたのかトヨタの86が欲しいと言ってまして、まぁそれはいいのですがうちの常連のお客さんを含めて86の前になにか適当な中古で練習したほうがいいのでは?ってな話になって盛り上がりました。

まあね。
自分の子供が自動車というかスポーツカーに興味を持ってくれたってのは単純に嬉しくて、そしてなぜか周りのお客さん達も嬉しいみたいで(笑)

「あの車がいい」とか「うちの車庫にあれが眠ってるからそれ乗せよう」とかね。
まるで自分のように考えてくれて喧々諤々なわけですw

で、改めて考えてってか見渡してみると。
今のご時世にマニュアルのスポーツカーって選択肢が少ないんですね。
さらにちょっと前(それでも20年落ちとか)のスポーツカーの中古もすっごく高騰してて、いろいろ考えると手が出せる感じではないんです。

でまぁ、こうやって冷静になって見渡してみると今の子がスポーツカーに乗るってのは、とてもとてもハードルの高いことなんだと実感させられました。
もっと言えば教習所も高いし、保険もバカ高ですもんね。

うちらみたいなそこそこの大人が自分の若い頃を思い返して「若いうちにスポーツカーくらいのっておきなよ」なんていうのは結構無責任は発言だよなーなんてぼけっと思ってしまいました。

そしてそういうこと考えるとこんなご時世にクーペスタイルの86を新車で売ってくれているってのは評判とかそんなのは置いておいて、やっぱありがたい事だよなーともね。

何はともあれ子供が自分からそういう車に興味を持ってくれて、なおかつ親の仕事にも興味を持ってくれて嬉しかったってのは本音です。
彼女は事故とかなく楽しい自動車ライフを送ってくれる事の祈ってますわ。

ってなわけで工具のお店の親父の雑感でした。

作業灯として使えるランタン型のLEDライト

一年を通して各地のイベントに行っている私は車の中にそこそこなキャンプ道具が入れてあるのですが。

中でも結構重要なのが光源。

特にダートバイク系のイベントだと都会とは違って日が落ちると何も見えない…なんて事が多くてハンドライトが2本、室内用のLEDライトが1個、そして常備灯のように広範囲でボヤっと照らしてくれるライトを1個積んでおります。
ハンドライトはお気に入りがいくつかあるのですが、あたりが真っ暗になる屋外では指向性がある小さなライト以外にも雰囲気を照らしてくれるライトって結構重要なんですよね。

で、そんな常夜灯のように使えてなおかつ「電池で長時間使える」ライト。
最近では個人的におすすめのストリームライト社のランタン型LEDライトを使っております。

ストリームライトシージランタン

ストリームライト シージLEDランタン

ちなみに「シージ」って言うのは単純に製品名です。
これかなりコンパクトサイズながらハイモードなら340ルーメンの明るさを誇ります。
電池は単一を3本で入れっぱなしで1シーズン以上持ちます(イベント時だけ使うなら2年以上電池交換なしって人も多いです)ので、かなり頼りになるライトだと思います。
防水機能とか明るさ調整とか、とにかく使いやすいライトでして作業時のワークライトとしても十分に使えると思いますよ。

しかし、単一電池を3本使うので少し重いかな…ってな人には単三電池3本使用のミニモデルも存在します。

ストリームライトシージランタンミニ

ストリームライト シージLEDランタン[ミニ]

性能や機能はほぼそのままにサイズを小さくしたミニモデルです。
単一電池に比べての単三電池仕様ですので、見た目もかなり小さくなるのですが、COBタイプの高光度LEDを採用していて必要十分な感じで明るいです。

ストリームライトシージランタンミニ

単一電池仕様がチップ型LEDを4個使っているのに対して、こちらのミニモデルは1個のチップ型LEDとなっておりますが。
もともとチップ型LEDは拡散光が得意なLEDですのでランタンとしても相性がよく、実際の使用時にはあまりチップ数とかは気にならないですね。

ストリームライトシージランタンミニ

ちなみにこのLEDランタンは使い方がかなり自在でして。
普通の状態でテーブルに置いても良し、このようにカバーを取り外して天吊りすればかなりの広範囲を照らしてくれます。

ストリームライトシージランタンミニ

電池はこんな感じでおしりの部分に3本。
Oリングも入っていて防水となっております。

ちなみに気になる連続点灯時間は単一電池のスタンダードで
・ハイ/340ルーメン 30時間
・ミディアム/175ルーメン 70時間
・ロー/33ルーメン 295時間

となっておりまして、先述しましたがローモードあたりで使っていれば電池交換とか忘れてしまうくらいの高寿命を誇ります。
(ちなみにミニモデルはローモードで37時間点灯です)

ストリームライトシージランタンミニ

ストリームライト シージLEDランタン[ミニ]ピンクリボン

シージLEDランタンのミニモデルには色違いのピンクリボンバージョンもあります。
色違いなだけで性能等はまったく同じですので派手なの欲しい人はこちらをどうぞ。

プロ向けワイヤーストリッパー

配線作業用の工具の中でも問い合わせの多い圧着ペンチと配線の皮剥き。

圧着に関しては世界規格みたいな物が存在せず、とにかく自分の環境にあった物を探すしかないのですが……
皮剥き(ワイヤーストリップ)に関してはプロ向けと呼ばれるちゃんとしたものがあって人気が高いですね。

ちなみに当店でのストリップツールの中でもプロメカさんに人気なのがこれ。

hozan_wairstN2

HOZAN ワイヤーストリッパー

使い勝手を考えつつ精度を極限まで上げたオススメの1本です。
プロの現場からの評価も高く、価格もそんなに高くないのでサンメカさんにもオススメ出来るストリッパーですね。

hozan_wairstN5

実はこれアジア系の激安品にもパクられたりしてますが、本家はやっぱりすごいですね。
使ってみると全然違いますよ。

HOZANストリッパー

当店での精密配線皮むきではプロの方からの支持率ナンバーワンです。

そしてこの人気のワイヤーストリッパーに密集配線にも便利なコンパクトモデルが登場。

HOZANストリッパーコンパクト

HOZAN ワイヤーストリッパー中太線用(コンパクト)

このコンパクトモデルの最大の特徴が先端部。
上記のストリッパーと違い「カッター」(切断部)が先端部分に付いていて密集した配線からより分け後にカット…ってのが楽になるように設計されております。
切断後のストリップは配線が自由になってますので握り側でやるにも不便は感じないと思いますしね。

HOZANストリッパーコンパクト

またコンパクトってくらいなので大きさもこんな感じ。
なんとか手を突っ込んでやるような狭所での作業もこれならOKですね。
少し前に発売されお店ではなかなか人気になりつつあります。
狭い箇所でのストリップが多いんだよねって人はぜひお試しくださいませ。

気楽なオイル交換

季節の変わり目といいますか、近頃は暖かくなったり寒くなったりと体調を整えておくのが難しい時期ですね。
で、そんな事思ってたらエアコン初起動するほど暑くなりました…

そういえば…そろそろオイル交換の時期だったよなぁ、と思い確認したところ前回のオイル交換から4000kmほど走ってましたのでいい機会だからとサクっとオイル交換しました。(これからもっと暑くなりますしね)

オイル交換

オイルを出してきて準備しているとカミさんが「私のワゴンRもやっておいて」と言ってきました。
むー、実は時間はすでに夕方の5時。
自分のだけだったらなんとか終わりそうですが、カミさんの車もやると暗くなる恐れがあります。
唯一の救いは同じオイルを入れればいいって事くらいなのですが…と、ちょっとだけ悩みましたが、準備や片づけまで考えると一緒にやった方が楽なのは確かですからね。

それではって事で一気にやってしまいました。

LINK-OIL

ちなみに今回使ったオイルはLINK-OILのECO5W30
軽自動車は約3リッター、私のキャラバンが約4リッターです。

そしてオイル交換に使ったのがいつものこれ。

SIGNETオイルチェンジャー

SIGNET 負圧式上抜きオイルチェンジャー

負圧式なんですがエアーコンプレッサーとつないでも良し、手動のハンドルでシュコシュコと抜いても良しな便利工具です。
今回はエアーホースつなぐのが面倒だったので手動で開始。

結果としてオイル交換2台。
準備と片付けまで含めて ── 5時に開始して5時30分にはすべて完了。

  1. オイルを出してきて、ジョッキ等も準備
  2. オイルチェンジャーを用意して、ワゴンRのオイル吸出開始。
  3. ワゴンRのオイルが抜き終わったら、そのままキャラバンのオイル吸出開始。
  4. オイル吸出は負圧式なので放おっておいてワゴンRに新油を入れて終了。
  5. キャラバンのオイルも抜けていたのでそのままオイル入れてキャラバンも終了。
  6. 廃油を廃油受けに流してジョッキ等、使用工具を洗浄。
  7. 各工具置き場に戻して全行程終了。

と、ここまでわずか30分。(片付けとかなければ20分)
日没で暗くなるのが怖かったのですがそんなの全然大丈夫でしたね。

オイルの交換って簡単なわりに面倒なので基本的には嫌いなのですが。
こんな感じで上抜きのチェンジャー使うと楽ですよーってなレポでした。

曲がる工具

昔と比べると整備しにくくなった印象のある自動車の各部。
出来るだけ省スペースの中にいろいろ詰め込んだり、欧州車からの流れなのかやたらと保護カバーや化粧カバーがついたりして面倒は多くなっていると感じます。

そんな自動車整備の現場ではとにかく「工具が入らない」とか「そもそも手が入らない」とか大変でして、そういう箇所向けに補助工具が出ております。

今回の曲がる工具もまさにそれでして、近年問い合わせも多く人気のボールジョイントタイプのアダプターを紹介します。

Z-EALボールジョイント

Z-EAL ユニバーサルジョイント(ボールタイプ)1/4・3/8・1/2

本来の「ユニバーサルジョイント」という意味ではちょっと違うボールジョイントのアダプターです。(まぁ公称って事で工具の業界ではユニバーサルジョイントで話をしてます)

いわゆる普通のユニバーサルジョイントと違ってボールジョイントは使い方を気にせずグリグリと動いてくれるので人気ではあったのですが……
いかんせん、ロックピン1本で保持する構造上どうしても耐久性がなかったんですね。

Z-EALボールジョイント

そんな弱いイメージがあったボールジョイントですが、Ko-kenが新しく作ったボールジョイントは違いました。
従来の弱点であった弱さを写真のように6面のスプライン構造にしまして、最大トルクを大幅にアップ。
これによって「よく動いて使いやすいけど、弱い」ボールジョイントが「よく動いて使いやすくて強い」工具に生まれ変わったんですね。

Z-EALLダブルジョイント

Z-EAL ダブルジョイントユニバーサル 1/4・3/8

そしてそんなボールジョイントに新製品が登場。
その名も「ダブルジョイント」です。

Z-EALLダブルジョイント

まぁ見た通りダブルにジョイントが付いていて片側の最大曲げ角50°を誇る新発想の工具です。
この構造の優れているのがあまり語られる事がありませんが実は全長です。
ダブルにジョイントしてるのでシングルに比べたら長くなるのは当たり前なんですけど、25°ずつカクンカクンと2度曲がってるこの形状は整備の現場ではかなり重宝する存在です。

そしてまだ未確認なのですが、このジョイントを使えば水平対向エンジンのプラグ交換にも役に立ちそう。

KTCプラグ交換セット

KTC トヨタ86・BRZ用プラグレンチセット

こちらは少し前に新製品で出たKTCの水平対向エンジン用のプラグ交換セットですが、ユニバーサルジョイントとウォブルエクステンションの組み合わせになっております。
そして全長加減も前出のダブルジョイントでなんかいけそうな気がするんですよね。
こんな感じで新しい工具が出てきたら「あそこで使えるかなー」とか「こんな使い方出来たら楽出来るなー」とかいろいろ考えるもの楽しいと思いますよ。