本格的な梅雨で毎日憂鬱ですけど、工具の問い合わせは日々増えております。
多分こういうタイミングで整備をすすめている人が多いんですかね。
で、そんな問い合わせの中では持ち出し工具の相談もこのところ多くて、みなさん自分にあった工具の選定に真剣です。
今回はそんなお出掛けの工具では必須のビットのお話でもしてみましょうかね。
当店でも一番人気なのがPBのポケット差し替えドライバーのインサイダー。
このブログでも何度か書いてますが基本的な工具を揃えて持ち運ぼうとしたときに結構かさばるのがドライバー類。
なにせ1本ずつにグリップが付いているので最小本数に選定したとしてもかなりかさばります。
その点ビットで差し替えが出来るこの手の工具はグリップ1個あれば良いので、かなりコンパクトに収納する事が出来るわけです。
で、このビット。工具初心者の方から良く聞かれるのが差込のサイズ。
ビットというのは大抵根本が六角になっておりまして、当店HPでも「1/4HEXビット」とか紹介してますが、これは他のメーカーにも流用可能なのかどうか?とか質問を受けます。
ちなみにこの1/4ビットとは六角形の2面幅の寸法を言ってまして、1/4インチですからミリに直すと6.35ミリのビットサイズとなります。
この1/4HEXビットは基本的に世界共通規格でして、例えば他メーカーのビットドライバーと併用する事も可能。
(もうちょっとちゃんと言うと1/4と5/16の2種類ありまして、本流は1/4で少し大きいのが5/16の8ミリくらいのビットです、ショックドライバーとか使われているのは大きめの5/16ですね)
そして使えるかどうかの質問に関しては「ほぼ流用可能で大丈夫」が正解。
「ほぼ」というのは少々例外がありますよって事でして・・・・例えばこんなヤツ↓
このANEXの差し替えドライバーも差込は1/4HEXなのですが、純正付属ビットが両頭ブレード(前後がプラスマイナス)を使っている為に「奥行き」が少し長いんです。
なので上で紹介したPBのナノコートビットをそのまま使うと潜り込んでしまって使う事が出来ません。
このように同じ1/4ビットでも「奥行き」の違いから、使う事が出来ない工具もありますのでその点だけは注意してください。
スタンダードな1/4ビットを流用したい場合はマグネット式のホルダーになっていてば大抵大丈夫だと思います。
ビットを差し込む奥行きの違いだけはカタログ数値にも載ってない場合がほとんどです。
よく分からなくて心配だなーなんて思う事あれば気軽に問い合わせくださいませ。