タイロッドエンドプーラーのおすすめ

一時は全滅するのかな?とか思われたスポーツカーですが、なんだかトヨタさんとか頑張ってくれててもうしばらくの間は楽しいクルマがありそうですね。

昔と違ってアレコレといじくり回す人は減りましたが、やはり足回りの交換は今でも定番なのかと思います。

今は社外の足回りの選択肢は広がり、またパチモンもかなり淘汰された感もありますから車高調の足に換装するって人はとても多いと思います。
そんな足の全交換ですが、まぁ車高調はいいんですよね、純正に比べたらかなりショートになっているモノが多いので外せちゃえば後は取り付けで困ることはあまりないと思います。

しかし、純正を外すのがひと苦労って車種は結構あるんですね。

特にストラットっていうかマルチリンクな車の場合、もう知恵の輪やっても無理っぽいってのがありまして、そういうのはさっさと見切りを付けてタイロッドエンドを切ってしまった方が早かったりします。

で、そんな時に活躍するのがタイロッドエンドプーラー。
昔ながらのいわゆる洗濯ハサミタイプは今でも人気ですが…。

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SIGNET タイロッドエンドプーラー

昔からある定番のタイロッドエンドプーラーです。

しかし…現行の車両ってなんでだか分からないのですが鬼のように固着してる車が多く、またスポーツ車自体がすでに10年以上経過してしまっている場合もあってとにかく固いんです。。

で、そんなトンデモ固い場合ってこのモデルだと外すことが出来ない事もありまして……。

KTCのプロ仕様であるこちらをお勧めしております。

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KTC タイロッドエンドプーラー高荷重対応モデル

これは洗濯ハサミタイプが歯が立たないような箇所でも使える高荷重モデル。
爪部分も薄く作ってあるのに従来の物よりも体感で倍以上の威力を発揮してくれます。

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センターロッドであるネジの負荷が掛かるトコロにはこのようにベアリングも仕込まれていてとにかく本格派。

で、プロ仕様とは書きましたがこれサンメカさんにもオススメなモデルなんです。
実際上の洗濯ハサミタイプだととにかく外す事自体が無理な場合もあって、予算さえ問題無ければ最初からこちらを購入しておいた方が間違いないです。(それくらい硬い車が多いです)

そして逆にプロメカさんにオススメというとこんなのも人気です。

SIGNETボールジョイントセパレーター

SIGNET ボールジョイントセパレーター

使うのに少しコツがいるので誰にでもオススメってわけではありませんが、これも昔からある定番工具のひとです。

サンメカさんが購入するSST(特殊工具)としてはかなり高価な工具だとは思いますが、急がば回れを実感出来る工具のうちのひとつだと思いますよ。

退院して2ヶ月経過

早いもので退院してから2ヶ月が経ちました。
1ヶ月前にも同じ記事を書いているので自分への記録としてこれを書いておきたいと思います。

まず総合的な身体の調子はかなり良くなりました。
日常生活ではまず困ることがないレベルにまでなったと思います。

1ヶ月前はまだ良くなってきているとはいえ単純に痛い動作があったり、心因的な要素で「これをやったら痛くなってしまうのでは?」とかの心配もあったのですが、ここらへんがかなり改善されましたね。

来月のお盆の頃には術後の3ヶ月検診があり、そこで医師から完治の認定を受けたら個人的には今回の入院騒動は完結って事でいいかなーと思ってます。

そして退院後から本格的に始めたリハビリというか筋トレもまだ続いております。
いろんな人のアドバイスや意見を聞きながらやってきましたが、多分ですが間違ったやり方をやっている可能性もあるとは思うのです。
でも基本的には多少間違っているとしても「何もやらないよりはマシでしょ」の精神で続けております。

さすがに自宅筋トレも2ヶ月になってくると何かしらの指標というか目標が欲しくなり、最近導入したのがこちら。

リハビリ2ヶ月目

体組成計とスマートウォッチ(スマートバンド)です。
このふたつはフィットネスアプリで統合され連携しつつ身体の状態を表示してくれるので面白いですね。

毎朝やっている30分ほどの筋トレもワークアウトとして記録され、ゲーム感覚で積算されていくので何もない状態に比べたら筋トレも楽しくなりました。

まぁ筋トレと言っても身体を単純に鍛えるのではなく「バイクに楽しく乗れる身体」を作るのが目的ですのでなおさらやる気だけはありますしね。

リハビリ2ヶ月目

ってなわけで早ければ9月頃からバイク復帰出来そうな感じになってきました。

私にとっての日常を取り返すまであと少しの辛抱だと思って頑張ります。

タップ&ダイスのハンドル問題

整備をする者にとってタップ&ダイスってのはあると非常に助かる存在なのですが……。
なんかそれを回すいわゆる駆動系工具って進化があまりないんですよね。

なんか野暮ったいセットに付いてるおまけのハンドル使ってたりとか、とにかく使いにくい。
ましてそれが狭所とかになると悲惨でして工具が回せないなんてホントによくある話でした。

で、そんな悩みを解決してくれる工具としてKo-kenからタップ用のソケットがラインナップされているのは以前お話した通り。

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Ko-ken タップホルダーソケット

これ使えば今までタップ作業が出来なかった場所でも可能になってとっても便利。
3/8差し込みもついてるので普通のラチェットやTハンドルで回せるのも良いですね。

またこんな。

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Ko-ken 3/8アジャスタブルタップホルダー

アジャスタブル機構の付いたモノも出ていてタップに関しては工具の選択肢はいくつかある感じです。

 

で、実は問題なのがダイス。
ただでさえダイス本体がそこそこの大きさだし、スタッドボルト前提だと奥行きも必要…。
良さそうなものがなかなかないんですが、これもKo-kenからひっそりと出ておりまして。

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Ko-ken ダイス専用ソケット

見た目はちょっとな感じのソケットですが、これが超便利。

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こんな感じでダイスをセットしてあとはソケットのように回すだけ。

奥行きもそこそことってあるのでちょっとくらいのロングボルトでも問題ありませんし、レンチを掛ける所もあるのでいざとなれば長いスタッドもOK。

実は他のメーカーですでに出ていたのですが、これをKo-kenで出してくれたのが嬉しいですね。
お店でも地味に売れ続けている人気工具のひとつです。

長期欠品が少しだけ解消

数年間に渡るコロナ禍の中で工具業界でも様々な影響が出ております。
もちろんコロナのせいだけじゃなく、ウクライナだったりそれに付随した原油高とかもうごちゃ混ぜな状態で世界は大変な事になっておりますが、工具の販売店をやっていてもっとも影響があるのが。

価格の高騰と品不足

です。
価格に関してはある程度までは許容出来ると思っていたのですが、さすがに今年に入って2度目の価格改定を行うメーカーが増えてくると「そりゃ、さすがに…」と思わざると得ない状況になってきました。
それでもまだ在庫があるなら良いのですが。

とにかく品薄のバタフライ効果とでも言えばいいのか「え?なんでそんな商品が欠品なの?」と思うようなものまで納期未定とかになってしまい、会社間でのお取引だと見積もり後に納品といった形が多いので納品時に欠品なんて最悪のケースも増えつつあります。

そんな欠品が多い工具の中でもわりと深刻な欠品具合なのが

バイスグリップ

>>バイスグリップ等の総合ページ

バイスグリップ関連です。
下手すれば1年以上欠品のままになっているモデルもあり、メーカーの担当者に聞くと洒落にならない本数のバックオーダーを抱えてしまっているようで、ちょっとくらい入荷してきてもフリー在庫分なんてまだまだ先の話みたいでした。

しかしやっと。
今月の末くらいにかなりの種類の欠品が解消されるようでして、半年以上がら空きだったバイスグリップの棚も埋めることができそうな感じです。
(それでもバックオーダーを優先しますので、まだ未定ですが)

また同じ輸入元で取り扱いのこちら。

DeWALT TSTAK

>>DeWALTのT-STAKシリーズ工具箱

店舗でかなりの人気を博しているシステムツールボックスの「T-STAK」シリーズも7月末にドカンと再入荷の予定となっております。

DeWALT TSTAK

特に引き出しシリーズはすごい人気ですので在庫がある時に出来るだけ購入しちゃって欲しいと思います。

他の長期欠品商品もお盆頃を目安に再入荷の機運がありますので、現在欠品となっている商品でも一応問い合わせを頂けると納期をお伝え出来るかもしれません。

ホントはね、欲しいモノがあればサクッと購入出来るのが当たり前だとは思いますが、もうしばらくの間はそんな状況が続くと思いますのでどうぞよろしくお願いします。

E型TORX(トルクス)について

整備をしてる時になんだか見たことないネジとか出てくると慌てますよね。
ここ近年ではあまり新しいネジの登場は無いのですが、それでもTORXに派生の亜種が出たりしてプロのメカニックさんでもウチに駆け込む事があります。

で、そんな異形ネジの中でも実は歴史が古いわりに未だに問い合わせが多いのがメストルクス、つまりE型TORX。
オスのTORXはT型と言いその反対で工具が凹んでいるのがE型TORXとおぼえてください。

古くはハコスカでも使われていた昔からあるネジなのですが、あまり見かける事は無くベテランのメカニックさんでも突然出てきて焦る事もあるくらいです。

Ko-ken 3/8E型TORXソケット

で、このE型TORX。
ちょっと面倒なのがサイズ表記です。
T型のTORXと同じで実寸のサイズでは無く番手の表記なのですが、T型TORXの番手とリンクしていなくて「T型の何番が入ったんだけど……」と言われても分からない事が多いです。
(まぁオスメスで合わせれば分かりますが)

なので工具を販売する者の正直な意見としては出来ればセットで買っておいてもらいたい工具のひとつです。
出てきたサイズを追いかけて購入していくと結局何が足りないのか分からなくなりますからね。

Ko-ken 3/8E型TORXディープソケットセット

で、このメストルクスは国産車や輸入車でまんべんなく出来てます。
有名なのはトヨタ車のスタッドボルトの頭。
普段は気にしてないだけで目に入らないかも知れませんが、注意してみると結構使われてたりするんですよね。

 

そして近年プロメカさんから最も相談の多いE型のTORXがこれ。

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Ko-ken 1/2低頭E型TORXソケットセット

商品紹介のページに詳しく書いてありますが薄いE型TORXのボルトに対応するための専用工具な扱いのメストルクスです。

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こんな感じで国産車にも多く使われていてここを見ているみなさんにも全く関係ないってわけじゃないんですね。
ま、かなりの高張力ボルトに使われている雰囲気なので、そんな作業をやる予定なら相手のボルトを一度確認しておいた方がいいと思いますよ。