2018JNCC第6戦ドリーミンほうのき岐阜大会

当店とお隣のナグモさん的には今年最多出場となる予定だった前半戦最終のJNCCほうのき大会。
しかし…
無情にも台風接近の報が届きまして、出店メインで行く予定だった私はあえなく断念。
(雨ならまだしも強風はタープ出せないので無理だと判断)

で結局当日になってみれば岐阜のほうのきは快晴だったようでして「あぁ行けばよかったなー」と思いつつお仲間のライブリザルトを見て一喜一憂してました。

JNCC2018ほうのき

この写真で分かる通りバイクもほとんど汚れないベストコンディションの中のレースになったらしくチーム内でも怪我人もなく終われたようでよかったです。

ってなわけで私は現地に行かなかったのであとはナグモさんの動画でもどうぞ。
(FUNクラスのFA)

次の糸魚川には行きたいと思いますのでどうぞよろしく。

ライツールの軽量ラチェット

超軽量の肉抜きレンチシリーズで人気のライツール。
当店でも今や定番人気の工具のひとつとなっておりますが、実はこの肉抜きの軽量シリーズにはラチェットもラインナップされております。

1年前ほどに地味にフルモデルチェンジを行いまして、見た目もかなりかっちょ良くなっていて店舗では実物を見た人からかなりの高評価を頂いております。

ライツール3/8軽量ラチェット

ライツール 3/8軽量ラチェットハンドル

この通り軽量で72ギア、そして見た目もそこそこスタイリッシュなラチェットなので興味がある人は多いと思いますが…。

ライツール3/8軽量ラチェット

ラチェットのギア構造が現在主流のものとちょっと違いますので、今回はその辺の説明をちょろっとしてみたいと思います。

パウル式ラチェット

こちらはネプロスのギア構造。
これもちょっと構造的には最先端過ぎて説明し始めると長くなってしまうのですが。
まぁ簡単に言えば「パウル」を使ったメインギアと小ギアの組み合わせになっている主流のラチェットです。

ところがライツールのラチェットは昔ながらの2本爪タイプを採用。

2本爪

拾い物の画像で申し訳ございませんが、ようはこんな感じ。
20年ほど前まではこの方式のラチェットが主流でした。
昔のKTCとかで作動音が「カリンカリンカリン」ってな軽快な音がするやつがこれです。

これで最大のメリットはとにかく空転時の作動が軽い事。
もちろんデメリットもあって最大トルクが現在主流のパウル式に比べて劣る事です。

でもまぁ昔はこれでなんでもやってましたからね。
常識範囲内での使用で破損するような事はないと思います。

ライツール3/8軽量ラチェット

事実Ko-kenなんかは最先端のパウル式と2本爪タイプを混在してラインナップしておりますし、お互いに使用者のメリットになるモデルを選択すればいいと思います。

ってなわけで最大トルクはちょっと落ちますが、それでも軽快に作動して軽くて格好いいライツールのラチェット。
その辺まで理解して購入していただければとても満足してもらえるラチェットだと思います。

ベースアイドル調整

近年の電子制御された自動車ではアイドリング調整と言う作業がちょっと難しくなってます。
基本的にはスロットル近くにあるバイパスの調整ネジを回す事になると思いますが、ここを普通に回しただけでは調整出来ないのです。

もうちょっとちゃんと言うと回している時にはキチンと回転が変化するんですが、賢いコンピューター君が初期設定されたアイドリング回転数に自動的に合わせようとしてバルブと開けたり閉じたりしていつの間にか戻ってしまうのです。

んじゃ、別に人間がいじらなくてもECUに任せておけばいいじゃん。

って事になるんですが、自動調整の幅も無制限にあるわけでも無いし、制御でアイドリングしているよりもいわゆる基本のベースアイドルが合っている方が機械的にも正しい形だと思いますので、せっかくいじるならベースアイドル設定を施してから本当のアイドリング調整をしてあげると気分が良いです。

で、そんなアイドリング調整時に便利なのがテスター型のタコメーター。

kaise_sk8401X1

カイセ デジタルタコメーター(ダイレクトイグニッション対応)

いろいろあるタコメーターの中でも完全に車両向けにチューンされたモデルですので、整備の現場ではかなり使いやすく重宝すると思います。

このモデルの最大の特徴がこれ。

kaise_sk8401X4

最近の車ではかなりの装着率になっているダイレクトイグニッション専用のプローブです。

この赤い面を当ててあげれば。

kaise_sk8401X5

ご覧の通り簡単に現在の回転数が表示されます。サンプリング数も見やすいようになってますので現場ではかなり気軽に使う事が出来ます。

ちなみにダイレクトイグニッションが分からないって人もいると思いますが、プラグコードのプラグの上に黒いプラスチックみたいな物があればそれはダイレクトイグニッションです。

ゴムのカバーだったりしたらそれは普通のプラグコードですので…。

kaise_sk8401X6

セットにおまけで入れてあるこちらのアダプターをお使いください。
これはプラグコードに挟んであげればOK。
一時需要が減っていたテスターですが、ここ最近また問い合わせが増えております。
探していた人はぜひ。

T型レンチのホルダー

以前このブログでもTレンチみたいなシンプル系な工具が好きと書きましたが。
この手の工具って収納時にかさばるのがちょっと困るんですよね。

Ko-kenT型レンチ

Ko-ken T型レンチ

またがっつりしまい込んでしまっても日常の整備で使いにくいし…。
そういう時には何かに引っ掛けておければ最高に便利なんですけど、なかなか1箇所に固定するのもためらうし良い整理の仕方ってなかったのですが。

これが発売されてからあちこちに移動しながら便利に使えるようになりました。

KTCTレンチホルダー

KTC T型レンチ用マグネットホルダー

このギザギザした箇所にTレンチを4~5本引っ掛けておけます。
そんなに多くのサイズを使うわけじゃ無いのでこれで必要十分ですね。

またこれは商品名で分かる通りマグネットで鉄面にくっつける事が出来ますので…。

KTCTレンチホルダー

ガレージ内やツールキャビネットにはり付けて使えます。
これならガレージ内での移動も気楽に出来ますので効率の良い作業をする事が出来ます。

Tレンチホルダーってなかなか新製品で出てくる物ではないのでこの存在は嬉しいですね。

TORXネジの寸法

結構メジャーな存在だと思い始めておりましたが、それは仕事として工具に携わっているからでして、やはり一般の方にはまだまだ馴染みの薄い特殊ネジのTORX(トルクス)

TORXセット

よく花柄のヤツとか花形のヤツとかいろんな呼び方で問い合わせを受けたりしますが、大抵はこのトルクスネジの問い合わせだったりします。

このネジのやっかいな所はHEX(六角)の派生ネジっぽく見えて、サイズ表記はプラスマイナスとかみたいに番手表記だと言う事。
例えばTORXのT25と言ってもどこかの実測値が25ミリだとかそういう事では無く「トルクスの25番」と言うあくまでも番手表記なのがサイズ感を難しくしています。

TORXソケット

ちょっと小さいTORXだとHEXと見間違う事もあるくらい似ていますし、1番手くらいの違いだと目視でもよく分からない事も多々あります。

まして。
TORXとよく似てるTORXプラスとか亜種ネジも種類が多いので、ネジの種類自体を見誤る事だってありますからね。
お店が近い方は直接ネジを持って来店してくれれば問題はないのですが、通販を含む遠方のお客さんはそうもいかないですよね。

ですのでとりあえずKo-kenさんがカタログに載せてくれてるこの表。

TORXサイズ

これには山から山の実寸が表記されてますので参考になると思います。
これがあれば大抵のサイズはバシっとわかると思います。

で、ここからが最も重要なのですが。
とは言いつつ最も賢い買い方は「セット買い」です。
相談を受けるお客さんにもなるべくセットでの購入をオススメしてます。

上記の表を見るとわかると思いますが、T20~T30あたりの特に整備向けに多く出てくるサイズの推移が細かいんですね。
これは目視はもちろん、直接工具を当ててみても分かりくい場合があります。
ですのでTORXに関しては前後サイズを持ってないってのは結構致命傷になる場合があるので、後々の事まで考えるとセットでの購入が一番オススメってな結論になるわけです。

今ではいろいろな箇所に多くTORXが使われるようになりました。
それでも似たような問い合わせが後を絶ちませんので、似たような事態に直面したらここで読んだ事を思い出して冷静に問い合わせくださいませ。