旅に

さすがに夜になるとまだまだ冷え込みますが昼間はポカポカ陽気の日も多くなってきましたね。

今日は朝から新車をゲットしたお仲間がNAGmotorsで新車整備するということで来店してました。
今回は全部自分でやりたいって事で場所だけちょっと貸して自分で一生懸命やってましたよ。

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そして別のお仲間(最年少)は卒論も終わり就職までの期間に自分のバイクでアチコチ旅してみたいとの事でして。
愛車の最終点検に。

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北には何度か行ったことあるとの事で今回は西に向かうらしいです。(旅するのは右のWR250R乗りです)

いやー、そういう時間があるときに日本中走って回るなんて良いですよね。
最低でも四国まではいきたいといってましたのでどこかオススメルートとかあったら教えてくださいませ。

お店やってるとこういう元気の良い若者と話が出来てこっちも活力もらえますわ。

電動ドリルがあると

整備向け工具としてはあまり紹介される事の少ない電動工具。

しかしこのブログでも何度か紹介している通り最低限必要な物ってのもあるんですね。
特に加工系の整備では「切断」や「穴開け」ってのは結構出てくる作業でして、この辺を持ってないってだけで作業が止まってしまう事もあるくらいです。

で、今日はそんな電動工具の中でも結構重要なポジションのドリルのお話。

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ボッシュ コードレス充電ドリルドライバー

あまりにも基本中の基本すぎてなかなか語られる機会も無いドリルですが、整備をやっていくうえではやっぱ必須な工具のひとつだと思います。
使用目的はドリルってくらいなので「穴開け」とかになると思いますが、単純な穴開けだけを考えると「俺はそういう加工系の作業はしないからいらないかな」と思う人もいると思います。

しかし。

基本な電動工具って言うくらいですから、その活用方法は多岐にわたります。
今回はドリルも持っている前提で紹介されている工具を少し紹介。

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ANEX 逆タップビットセット

例えばこれ。舐めてしまったネジの救出工具ですが、ドリルがあると言う前提で存在する工具です。

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オフセットサイザル 軸付きサイザル

それと研磨系の軸付きサイザルもドリル専用品。
回転の速いリューターでは使用不可でしてあくまでもドリル専用品としてラインナップされております。

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リコイル

そして忘れちゃいけないのがリコイルキット。ダメにしてしまったネジ山の再生ツールですが、一度下穴としてドリルで穴を拡大しなければいけません。
こんな感じで通常整備だけをしていると必要性を感じないって人でも、いつか世話になる可能性があるわけです。

備えあれば憂い無し。

伝わりにくい便利な工具

これだけ情報が揃っている時代、あえて言うなら情報過多ですよね。
でもでも、本当に欲しい情報って転がってなくて「いや、そこまでは分かるんだけど・・・もうちょい」って所がなかなか難しい。

これ工具に言えてる話でして「そこまでは分かるけど、もうちょい」系の事と、最初から「検索かけようにも、そもそも何が分からないのかが分からない」ってのもあります。
後者で言えるのが、プロならではの技術ってか工具の使い方。

「へぇーそんな方法があったんだ!」

ってのは検索しようが無かったり、プロでは当たり前過ぎて話題にならないけど、一般の人には伝わってこなかったりね。
ま、そういう情報はなるべくエイビットで発信しているツモリなんですが・・・まだまだですよね。

そんなわけで今日はウチで開発しPBに別注した2つの工具を久々に紹介。
今では普通に流通してみなさんも知っている存在になってきてますが、当時はなかなか知られていなかったと思います。

ひとつはこれ。

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PB ホースプラッカー

これも誤解を受けすい工具でして、HPでも説明してますがホースの張り付きを剥がす工具なんですね。
でもこれで引っ掛けてグイっていきなり引っ張ってしまう人が多く、ホースが破けたり工具が壊れたりと、なかなか大変でした。
もちろん綺麗に剥がした後はこれで引っ掛けつつ引っ張るのもアリなんですが、張り付いている状態でいきなりはね・・・あと、これをコジリ作業に使う人が結構いて、やはり破損に繋がってましたね。

きちんと使えればホントに便利な工具ですよ。

 

そして発売時は様々な質問が飛び交ったピックツールセット。

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PB ピックツールセット

これの写真の一番上は私の完全オリジナルなのですが、これがコジリにちょうど良いみたいで発売当初は「クレーム交換してくれ」とか「初期不良だ」とか多かったですね。
で、どうやって折れたのか聞くとかなり無茶なコジリ方をしてて(笑)
※現物見れば分かると思いますが、結構細い工具なので無茶すればどうなるかくらいは分かると思います。

そして知っている方もいるかもしれませんが、初期ロットだけ限定カラーで販売していたんですよ。
なので折れちゃったけど限定色でくれとかもあったなぁ。(もう本当に無いですよ)
ちなみに今でも質問は来ますけど、無茶しない範囲では何につかってもらっても構いません、かなーりファジーな工具でしてユーザーのアイデア次第で、その人なりの便利な使い方で使ってもらえれば良いと思ってます。

で、こういった工具はプロメカさんの工具箱を見るとかなりの確立で見る事が出来ます。
上記の説明でも分かる通り、ズバ!っと説明出来る分かりやすい工具では無いのですが、プロの現場でも必要不可欠な工具なんですね。

この辺を便利に使えるようになると作業も楽しくなってきますよ。

近況と展望

先日お客さんから「そういや最近自分の話とかあまりブログに書かなくなったね」と言われまして。
そういやぁ最近あまり書いてないな、と。

まぁぶっちゃけ2015年はここでも何度か書いた通りプライベートでいろいろありまして、またそのいろいろってのが身内が倒れた系な話ばかりだったので詳細なんか書くわけにもいかずって感じで自然と自分の事を書かないようにしてたんですね。
そしてそういった負の連鎖に丸々1年翻弄されてましたので少しでも時間があれば仕事してましたし、たまにはバイクの話でも書こうかと思ったのですが・・・ホントに何も無いので楽しかったーみたいな事が書けなかったんです。

そんなわけで去年は私の人生の中でも一二を争うくらい踏ん張って頑張った年だったのですが、その分いろんな事を改革したり実現出来た年でもあったと思います。

でもなー。
なんかしっくりこないんですわ。もっともっと何か出来そうな感じがするんですよね。
今日のこの記事は久しぶりに何言ってるか分からない系な話になりそうですけど、自分の頭の中をスッキリさせるために書き上げようと思います。

すっげー前の日記に一度書いたことあるんですけど。
私がお店をやるにあたってのビジョンっていうんですかね、そういうものの大雑把なイメージっていうのが小学生の頃に近所にあった釣具屋さんなんですね。
うちは田舎だったからまわりは田んぼだらけでした。そしてそんな田んぼの用水路でタナゴとか釣って遊べたんですね。
俺は兄貴にもらった竹竿に仕掛けを作ってもらって釣りに行ってたんで道具とか全くわからなかったんですけど、ある年のお正月にお年玉握りしめてはじめてひとりで釣具屋さんに行ったんです。
そしたらお店のおやじさんが丁寧に話を聞いてくれて伸縮式(?)の釣り竿を売ってくれたんです。
買ってきた釣り竿みて親父も兄貴も喜んでくれてみんなで休みの日にタナゴ釣りに行った記憶がなぜだかすごく鮮明なんですよ。

今でも当時の釣具屋さんの雰囲気とか思い出せて、いや別にすごいお店じゃなかったんですよ、昔からある町内の釣具屋なんだけど・・・たぶんおやじさんとセットで覚えてるんでしょうね。

だからそういう専門店の雰囲気とかかっこよさとかを自分のお店でも体現してみたかったんだと思います。
この気持ちって店をはじめた頃から1ミリも変わってなくて・・・でも体現出来てるかどうかは難しいですけどね。
で、そういう事を考え始めるとまだ何か足りない。何が足りないんだろう?って考えこんでしまいます。

 

去年はやるぞ!と決めた3つの事が実現出来ました。
今年も何かやらかしてみたいんです。

そして上で書いた負の連鎖の話。なんとか収束したと思ったら先月末にまたはじまりまして・・・いい加減勘弁してくれやって思いつつも、クサクサしてても仕方ないので今年もやったらーって気持ちになりましたよって話です。

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こいつもいつのまにやら大きくなりまして。(名前はたまです)
朝から晩まで仕事してる私を叱咤激励してくれております。

そんなわけで近況としてあまり楽しい事が書けないかもしれませんが、がっつり頑張っていきますのでみなさんも応援よろしくおねがいします。

長い工具の収納

車両整備のスキルも上がってくると工具だってそれに合わせて増えてきます。
最初はお買い得な工具セットでドンって揃えたって、自分の車両や整備内容に合わせていけば、なんだかんだで倍くらいの量になったりするもんなんですよね。

そして工具が増えれば悩みの種になってくるのが「収納」

普通のハンドツールだけでさえ、自分なりに使いやすさを追求した工具の収納ってのは難しいのですが、そこにきて更に難しくなるのが「長い工具」

通常の引き出し式の工具箱(持ち運べる大きさ)では全長450ミリとかの工具は収納出来るないので、他の方法を考えなければならないのですが、長い工具ってそんなに数多くないし、それ専用で収納を考えるのはちょっと難しいんですね。

そこでエイビットのお店でかなり売れているのがこれ。

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リングスター Mr.ツールバッグ

これ工具バッグなのですがとにかく長いんです。450ミリ近い工具と言うとスピンナーハンドルだったりホイールナット用のトルクレンチだったり。
この辺の長物工具がきっちり収納可能です。

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また画像でも分かると思いますが、油圧のパンタジャッキまで一緒に収納出来るのでサーキット派の人にも大人気の工具バッグです。

長い工具もこうやってひとまとめに出来ればかなり整理整頓出来ると思いますよ。