レースイベントの参加予定

すでにシーズンは始まっていて各地で楽しそうなレポートが多く上がっておりますが、当店のイベント参加はこれからが本番。
どうしても業界的に3月とか4月は本職が忙しいので参加が難しいんですよねぇ。

とりあえず今年初のJNCC出店参加になるのが6月8日・9日に信越地域で開催される第4戦の戸狩。

戸狩

>>JNCCのWebサイトはこちら

今年初開催となる初コースでのレースでしてショップブースがどのようになるのか予想がつきませんが、とりあえずエイビットも参加させていただきます。

初開催のコースは数年前のほうのき以来ですので楽しみですよね。
とりあえず出店モードで在庫を持っていきますが、いつのもように定番な工具は持っていく予定がありませんので、何か現地渡しで欲しい物がある人は事前にお申し付けください。
もちろんLINK-OILでも大丈夫です。

そして7月の末(7/28)にあるのがオフロードバイクの8時間耐久レース。
モトパワー8H Power Enduro

パワーエンデューロ

こちらは毎年夏場に開催されるお祭りレースでして、このレースには当店が協賛として協力させてもらっております。

昨年はイベントが重なり行けませんでしたが、今年は出店参加予定ですのでよろしくお願いします。

今年は節目の35回大会だそうですごいですよね。
その前の節目である30回大会の動画を置いておきますので興味のある人はぜひどうぞ。(私も途中で映ってます)

SMTのLEDライト

1年を通すとライトの問い合わせが増える時期というのがありまして、最も多いのが秋から冬にかけての日が短くなる時期。

そして2番目に多いのがまさに今の時期です。
これは多分ですけど日は長くなるけど暖かくなり夕方や夜間の整備もやりやすくなる季節だからなんだと思います。(あとはBBQ目的とかも多いですね)

そんなわけで今回は最近売れているスマートツール(SMT)を紹介。
国内でも早々にCOBタイプのLEDを採用し人気なメーカーです。
ちなみにCOBとはチップオンボードLEDの事でして、従来の半球LEDに比べると拡散性がありまた省電力でハンドライトとの相性は抜群です。
(あとめっちゃ明るいです)

ってなわけで現在入手出来るライトがこちら。

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SMT ポケットLEDライト

スマートツールを一躍有名にしたライトがこれ。
スティック型のLEDライトでして単4電池×3本で3~4時間連続点灯します。明るさはもちろん気楽な使い勝手は本当に良いです。
なにしろポケットに差し込んでおいてササっと出してパッと広範囲を照らせますからね。
また作業するならクリップ部を胸ポケットに挿しておいて使っても便利。

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カラーバリエーションもこれだけあるのでひとりで多色揃えて持っている人も多いです。
とにかくコンパクトなので使い方がいろいろ出来るのでほんとにオススメです。

 

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SMT COBハンディLEDライト

そしてこちらはハンディの作業灯。
250ルーメンとかなりの明るさで1世代前のLEDライトとは比較にならない明るさと拡散性です。
またバッテリー式で本体も超軽量。この辺も省電力モデルゆえのメリットですね。

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操作もシンプルで電源スイッチを一度押すとメイン照明、二度押すと前面のスポットライトが点く仕様です。
今でこそ様々なLEDライトが販売されておりますが、やはり縦長のこの形状じゃないとって人は多いと思います。
価格も安価でとにかく大人気のライトになってますね。

これからの季節まだまだライト需要は高まると思いますが、上記2モデルもぜひご検討くださいませ。

最近のお気に入りラチェット

工具を販売する仕事をしていれば、そりゃまぁいろんな工具と接する機会があるわけです。
すごく良いものもあれば、出来の悪い工具もあって、もちろん平均点的な工具もたくさんあります。
当店のWebサイトにはそんな普段から気になっている工具を紹介するようにしておりますが、自分の中での基準点といいますか…さすがにこれダメだろって工具は掲載はもちろん取り扱いもしません。
これがリアルなお付き合いのある店舗だったりすればお客さんさえ納得してくれれば問題ないのですが、通販も含むWebページでの紹介となるとあまり変なものは紹介出来ないってのが本音です。
この仕事も長くやってますのでそういった公に発信する情報ってのは、やはりどこか自分なりのお仕事モードなフィルターがかかっております。

また私だって人間ですから個人的な「好き嫌い」みたいなものもありますので
仕事モードの時はその辺はちょっとだけ抑え気味にしていたりもします。

とまぁ、カッコいい事を言ってはおりますがそれでもやはり私の主観は入ってしまいますので、そういうのも含めて当店を信頼してくれたら嬉しいなぁとは思いつつ日々仕事してますけどね。

 

で、今日はたまには仕事モードではなく完全無欠に個人的に最近のお気に入りの工具の話でも。
たまたまラチェットの紹介になってしまいましたが「工具全般」から選んでの結果だと思ってください。

ってなわけで数年前にも同じ工具だったのでのですが、今でも最も気に入っている工具がこれ。

ネプロス1/4ラチェット

ネプロス 1/4ラチェット

ネプロスの1/4ラチェットの首振りモデル。
近年の小判型ヘッドラチェットの技術革新によってギアの多段化が進み、なおかつ空転トルクの軽減化が実現したってのはちょっと前のブログでも書いた通りです。

工具メーカー各社はこぞってラチェットの多段ギアを推進しました。
3/8や1/2あたりなら製造もそれほど難しくないのでとても良いラチェットが各社から出揃った感じです。

でもでも。
この1/4ラチェットだけに関してはネプロスが1馬身ほどリードしている印象です。
ぶっちゃけここ10年の様々な工具を遡って考えてもここまで「これ良い!」と思える工具はありませんでした。
つまり私の個人的なここ10年の全てのカテゴリーを含むベストツールと言えます。

ネプロス1/4ラチェット

あ、ちなみに最初に書きましたがこれ「仕事モード」の意見ではありませんよ。
もともと私は1/4差し込みの工具が好きってのもありますし、現在主な整備というと単気筒のダートバイクメインです。
つまり現在の私の超個人的な独断と偏見によるベストツールなわけです。

でもねぇ、これほんとによく出来てるんですよ。
さっきも書きましたがこれが3/8とか1/2の少し大きめのラチェットでは、ここまでは絶賛しません。
まぁ冷静に「良いラチェット」ってくらいです。
しかしこの1/4ラチェットはとにかくヘッド周りもすごくコンパクトでして。
なおかつ首振り部分の節度感も個人的にすごく好きな仕上げになっております。
もともと首振りロングラチェット好きな私ですので、他のメーカーのモノも併用はしてますがメインで使っているのは本当にコレです。

ネプロス1/4ラチェット

日本の工具メーカーであるKTCらしさってのかな、精密なモノを作るのがうまい雰囲気がムンムンしてるんです。
細かな理由はまだ他にもあるのですが、最近お店で「個人的にお気に入りの工具ってなんですか?」って聞かれた時に答えたのがこのラチェットだったのでブログとしても書いてみました。
ラチェットとしては少々お高い工具ではあるのですが、買って後悔することはないと思いますよ。

2019年電気工事士試験の技能練習

毎年この時期になると問い合わせが増えてくる電気工事士試験の実技試験用工具。
工場の保全担当者とかも取得推奨になっていたりするので、さまざまな業種からの問い合わせがきております。

ちなみに2019年の第二種電気工事士試験は
・筆記試験 6月2日(日)
・技能試験 7月20日(土)・7月21日(日)
といったスケジュールになっております。
(申し込み受付はすでに終了してますので、今からだと下期ですね)

まぁ毎年の試験内容には大幅な変更とかはありませんので、試験の対策をしっかりしておけばなんとかなるんですけどね。

で、その対策。
弱電工具メーカーのHOZAN(ホーザン)からガッツリと用意されてます。
毎年この時期だけ品薄になるくらい人気なのがこれ。

HOZAN電気工事士試験用工具

HOZAN VVFストリッパー

ホーザンの代表的な工具と言えばこのVVFストリッパー。
2芯や3芯のVVFケーブルを楽にストリップ出来る電気屋さん御用達工具のひとつです。
時間に追われる事になる電気工事士の実技試験でもこの工具の利便性は必需品になりつつありますね。

HOZAN電気工事士試験用工具

HOZAN 電気工事士技能試験工具セット

そしてこちらは上記のVVFストリッパーも入った試験用工具セット。
専用のバッグまで付いていて会場にもこれを持っていけばいいので重宝されてます。

HOZAN電気工事士試験用工具

HOZAN電気工事士試験用工具HOZAN電気工事士試験用工具

HOZAN 第二種電工試験練習用 配線・器具セット 2019年版

そしてこちらは実際の試験と同じ練習が出来る配線と器具のセット。
学校とかに行っている人なら必要ないと思いますが、そうじゃない人は練習といっても限界がありますからね。
これを買って本番と同じ事が反復練習出来るのは嬉しいですね。

その他、補助工具も充実しておりますので試験を受けるぞって人は一度このページをチェックしてみてください。

そして試験が近づくにつれて上記の工具はかなり品薄になります。
今年チャレンジなんだよねーなんて人は今のうちからご検討くださいませ。

プラスのネジのお話

今回はみなさんが一番気になるプラスネジの話でも。

まぁあまり詳しすぎる話とか歴史の事言っても仕方がないので、昔から良く話題に上る「輸入工具と国産工具の合う合わない」のお話。
これ、私が工具というものに仕事として正式に携わった25年前よりも、もっとずっと前から言われている事でして「輸入工具メーカーのプラスは国産車に合わない」って話題について。

ちなみにプラスのネジにはちゃんと世界統一規格があってその名は「フィリップス」
ネジの国際規格の「phillips screwdriver」は世界中のどの生産国でも同じネジとして扱えるようにしたアメリカ発祥の規格でして、よく工具のカタログでプラスドライバーの表記が「P2」とかになっているのは「プラスの2番」ではなく「フィリップスの2番」ってな意味なんです。
(別にプラスの2番でも困らないけど)

ただし。
そんな国際的な統一規格があるはずのプラスネジですが…やはりなんか合わないというか、なめやすい場合があるのも事実でして。

プラスネジのお話

で、その話には続きがあって例えば国産メーカーのベッセルとか使っていると、どんなネジでも合うとの事。
逆にSNAP-ONとかPB等のいわゆる「輸入工具メーカー」のドライバーを使っていると合わないプラスがあると。
つまり輸入工具のプラスは海外ネジには合うけど国産ネジには合わない。
国産工具のプラスは海外&国産ネジのどちらにも合う。

プラスネジのお話

こんな都合の良い話があるもんか!って不思議に思いました。
しかしこの謎、都市伝説みたいなこの話の決着は結構簡単な話でして、私も15年前くらいに工具メーカーの開発さんに聞いて納得しました。

いまでは結構有名な話になりつつありますが、それでもお店で似たような質問をされる事がまだまだありますので簡単に説明を。

プラスネジのお話

まずはそもそも世界規格があるのにドライバーの形状に違いがあるのか?
で、よぉーく注意深く見てみるとちょっとだけ違うんです。

国産と海外メーカーのプラスには上記の絵のような違いがあります。
これは注意してみていないと分からないくらいの違い。
絵なので大げさに書いてます。

これ見て分かるのは海外メーカーのは尖っているんですね。
でも国産メーカーは尖ってない。
ちょっとだけ寸足らずな先端であとの寸法等は全て同じ、先端の尖りがあるかないかだけの違い。

で、なんでこんな事になっているのかというと日本独自の「JIS規格」のネジに秘密がありました。

プラスネジのお話

適当に書いた絵で分かりにくくてすみません。
こんな感じでドライバー形状で推察出来る通り、ネジ側も寸足らずなんです。

この寸足らずなJISネジに尖った海外ドライバーを差し込むと奥まで入りませんからナメ気味になります。
逆に国産ドライバーは寸足らずなネジに合わせて作られているので、JISネジはもちろん国際規格のフィリップスネジにもなめる事なく食いついてくれます。

ってなわけで「プラスネジにドライバーが合わない問題」は全て日本独自のJIS規格が原因で引き起こっていた先端の数ミリの長さ違いが元凶でした。

そんなわけで過去から現在まで海外メーカーのドライバーはダメだ説が流布されていたわけです。
決してユーザーの気のせいじゃなかったんですね。
で、そうなると「じゃやっぱり輸入工具のドライバーはダメなんじゃない?」って事になってしまいますが、もちろん工具メーカーだって対策しないわけありません。

実はPBのプラスドライバーは「日本仕様」と言うのが存在しまして、現在正規で輸入されているPBは全て国産ネジにピッタリ合います。
(先端がJISネジにも対応する形状になってます)
エイビットでは数ある海外のドライバーメーカーの中でPBをイチオシで販売してきましたが、こういった対応の良さも考慮してのオススメなわけです。

あとあれですね、ネジの制作がアジア圏に外注されるようになり日本独自のネジの流通自体が減っていると思いますので、昔ほどこの問題は表面化しなくなりました。
ぶっちゃけ今では知らなくても良いような話ではありますが、今でも当時の輸入ドライバーはNG説を信じ切っているいる人もいますので、そんな時はこっそり教えてあげてくださいませ。