KTC工具セットセール「2023SK SALE」スタート

毎年恒例の工具セットの大特価セールの時期になりました。
工具メーカー各社から年末年始にかけて基本工具セットが大幅値引きになるお祭り期間です。

ちなみにダートスポーツ誌に

「工具セットが安くなる時期とその理由」

という記事を過去に書いてアップしております。
そちらを読んでいただければこのタイミングで工具セットを買うメリットが分かって頂けるかと思います。

で、とりあえず今回紹介するのは最大の工具セットラインナップを誇るKTCの工具セットセール『2021SK SALE』です。

KTC工具セットセール

>>KTC工具セットセール「2023SK SALE」ラインナップ一覧

期間はすでに始まっていて終了が春の4月20日となっております。
ここでおさえておきたいのは各工具セットには工具セットセール専用の限定色ってのが存在しまして。
いつもだとその限定色は年明けの1月から受注開始とかだったのですが、今年はいきなり販売が始まっておりますので「せっかくだから限定色で」と思っている人はお早めにご相談ください。

で、上記のURLリンクに行ってもらうとわかると思いますが、とにかくセットの種類がめっちゃ多いんです。
なので「どれ買ったらいいのか分からない」って質問も多く受けますので、今年のセールラインナップから個人的にオススメを紹介してみたいと思います。
※ちなみにメーカーサイトに行くと当店で販売しているよりも多くのセットがありますが、類似してたりあまりメリットを感じないセットに関しては私の個人判断で割愛してありますのでご了承くださいませ。

2022SKセール

KTC 2023SKセール 3/8メカニックツールセット(3段3引出し)[67点]

まずは「とりあえず工具を揃えておきたい」とか「最も安いセットを買いたい」とかの理由なら問答無用にこのセットをオススメします。
実は数ある工具セットも売れ行きや在庫数の関係で「値引率」が違うんです。
で、このセットは基本中の基本みたいな超基本セットなので最も売れる工具セットとなっております。(企業とか学校とかでも採用率が高い)
そんなわけで最も売れるこのセットがKTCの工具セットセールの中で「もっとも値引率が高い」セットでもあるわけです。
実際半額以下ですからね。悩んだらこのセットにしておけばOK。
あとそれだけ売れるセットですので内容もシンプルながら充実もしていて本当によく出来たセットですので安心して購入してもらえるセットでもあります。

2022SKセール

KTC 2023SKセール 3/8両開きメカニックツールセット[56点]

そして上記の引き出し3段のオススメセットを対の人気を誇るのがこの「両開きセット」です。
昔のこのセットは工具がフリーになってしまう事も多くてガチャガチャしていたのですが、昨年からウレタンマットが標準装備となりましてかなりいいセットになっていると思います。

そして両開きをオススメする理由としてはその「機動性」です。
引き出しタイプの工具箱を採用したモデルはその重さと大きさからなんだかんだ言って両手で扱う必要があるのですが、この両開きは完全に「片手持ち」で移動が可能です。
これって現場で動いて使う人にはかなりのメリットなので引き出し式と両開き式で悩んだらそのあたりを考えて検討してみると良いと思います。

で、基本的にはこの上記2セットで検討するのがオススメの買い方です。
他にも様々なセットが存在しますが後で買い足せばいいので漠然と購入する場合にはこの2セット以外は考えなくても良いと思います。

KTC工具セットセール

KTC 2023SKセール 3/8EKR-103A採用ツールセット(3段3引出し)[66点]

それでも「他の人とちょっと違うセットが欲しい」って人には工具箱違いのこのセットとかも問い合わせが多いです。
工具箱が次世代型工具箱とよばれるEKRシリーズの最新モデルを採用してまして、ぶっちゃけ中身は最初のセットとほぼ同等です。
工具箱違いの基本セットと思ってもらえればOK。

2022SKセール

KTC 2023SKセール 3/8モーターサイクルツールセット(3段3引出し)[56点]

そしてさっき書いた事と少し矛盾してしまいますがバイク整備向けならこのセットもオススメ。
地味に中身がバージョンアップしてて今年のモーターサイクルセットはかなり魅力的なセットになっております。
バイク用に工具セットが欲しいんだよねーなんて人は要検討の価値ありです。

とまぁここまではあくまでも個人ユース向けに書いてきましたが、会社等でいっきにがっつり工具を揃えてしまいたいという人には究極のこれなんかもアリです。

2022SKセール

KTC 2023SKセール エキスパートセット1/4・3/8・1/2(8段8引出し)[235点]

本当に究極のセット。
でも工具箱もEKX118を採用してるしがっつり買う予定がある会社さんとかにはマジでオススメのセットです。
実際毎年、数セットは売れるのですが購入後の満足度はかなり高いセットですね。
このセットは納期が掛かる場合がある事と送付に関して個人宅配送が無理なのでその辺が注意です。

ってなわけで今年も始まった工具セットセール。
購入を検討していた人はこの機会にぜひどうぞー。

nepros3/8ラチェットセット

今年の8月に10年ぶりのフルモデルチェンジを行ったネプロスの3/8ラチェット。

ネプロス新型ラチェットの雑感

nepros 新型3/8ラチェット90ギア

ユーザーサイドの現場では賛否こそあるようですが個人的にはよく出来たラチェットだと思いますし、これから初めてネプロスを購入される方にはかなりオススメ出来るラチェットでもあると思います。

>>以前書いたネプロス新型ラチェットの雑感記事はこちら

そんな3/8ラチェットのリニューアルにともなって3/8のラチェットセットも地味に変更になっております。

ネプロス3/8ラチェットセット

nepros 3/8ラチェット&ソケットセット[11点]ケース付

こちらは最も基本的なセットとなる11点組。
とりあえずネプロスらしい良さを知りたいなら必要十分だと思います。

ネプロス3/8ラチェットセット

nepros 3/8ラチェット&ソケットセット[17点]ケース付

どうせ買うならソケットくらいはズラリと欲しいって人にはこちらがオススメ。
ソケットサイズもそうだしスピンナーハンドルまでついているのは嬉しいですね。

ネプロス3/8ラチェットセット

nepros 3/8ラチェット&ソケットセット[26点]ケース付

「いやいや、どうせ買うなら3/8シリーズはフルで欲しいよ」って人にはこちら。
ソケットもディープまでついてクイックスピンナーやロングのエクステンションバーまで入った豪華セットです。

ちなみに。

ネプロス3/8ラチェットセット

上記のセットには専用メタルケースもついているので工具を初購入って人でも安心して収納しておけます。

まぁ基本的にはラチェットがモデルチェンジしたのでセット品番も変わったよってな変更ではあるのですが「どうせなら一新しようかな」とか考えている人はぜひご検討くださいませ。

エアー機器用の周辺備品

昔から車両整備の現場で愛用されている各種のエアーツール。
最大のメリットは電動に比べてトルクが出しやすくコンパクトに作れる事だと思うので、近年の電動工具の高性能化を鑑みてもまだまだエアーツール主体ってのは変わらないかなーと思います。

で、そんなエアーツールもエアーの吐出元であるエアーコンプレッサーが無きゃ動かないし、配管やエアーホースがまともじゃないってだけで100%のちからを発揮出来なかったりします。

そんなわけで今回はその辺の備品関係をちょろっと紹介。

まずはエアーホース。
取り扱いの種類が多いのでざっくり解説してみたいと思います。

エアーホース

SK11 エアーホース10m(火花対応ハードタイプ)

まずこちらは付加価値モデルである火花やスパッタ等の火の粉による破損をそこそこ防いでくれるハードモデル。
なにげに需要が高くて全ラインナップ中で最も売れているエアーホースでもあります。
しかし、火花とかあまり関係ないかな?ってな人はこの後紹介するソフトモデルの方が使いやすいと思いますのでその辺はご相談くださいませ。

エアーホース

SK11 プレミアムエアーホース10m(高圧対応内径8.5mm)

そしてこのピンクのプレミアムモデルだけは内径違いとなります。
これ以外は内径φ6.5mmのスタンダードですが、このモデルはφ8.5mmとなっていて大型トラック等の大きなエアーインパクトとかを使う用みたいな感じで理解してください。

そして後発で発売されたこちらのエアーホースが今は標準的な存在です。

SK11エアーホース

SK11 エアーホース 10m(ジャパンソフト)

使い勝手のよいソフトタイプのエアーホースでしてこの価格ながらエアーカプラも含め純国産で仕上げたオススメ品です。
性能的には平均点的なモデルではありますが「普通に使える」エアーホースが欲しいって人はこれで十分だと思います。

それとちょっと毛色は違いますが「手元用」とかでは抜群に便利なのがこれ。

SK11エアーホース

SK11 スイングスイベルエアーホース 3m・6m

いわゆるカールホースですね。
付属するエアーカプラもスイベル式の高価なカプラが付属してます。
(本体価格のほとんどはカプラー代金かも)
かなりクルクルしてるのでオススメは6mの方です。

そして上記で紹介したエアーホースは全てエアーカプラーも標準装備しております。
しかし全長10mは長すぎるかなぁ…なんて人は、途中で切ってしまって3mと7mを2本作るとかでも良いと思います。
その場合にはエアーカプラーを追加購入してくださいませ。

ヤマトエアーカプラー

YAMATO エアーカプラー(オス型)

ヤマトエアーカプラー

YAMATO ワンタッチエアーカプラー(メス型)

こちらのカプラー単品売りのページから[ホース用継手φ6.5×10mm]を選んでくれればOKです。

そして使い勝手をあげるなら…

エアー分岐カプラー

SK11 エアー分岐カプラー(ロータリーモデル)

こんな分岐カプラーとかあるといろいろ捗ります。
特に10mを切って2本作ったりした時にはすごく重宝すると思いますのでご検討ください。

これらの備品系はあまり表に出てこないのですが、いざ選んでみるといろいろ種類あります。
特にエアー関連は粗悪品を買ってしまうと後で即エアー漏れとかありますので慎重に選ぶようにしてくださいませ。

ビット内蔵ドライバー

うちのお店がオープンした20年ちょっと前。
この当時にとにかく店舗で売れていたのが車載工具として人気だったPBのビット内蔵ドライバーの『インサイダー』
すでに同社では廃盤になっているちょい長のプラスビットと組み合わせると普通のドライバーのように使えて出先でもかなり重宝するドライバーでした。

そんなドライバーも弱点がなかったわけでもなくて。
グリップ後端部のねじ込みがネジを緩め方向に回すと緩んできちゃうんです。

PBインサイダー
画像はねじ込み式の旧モデル

こんな感じで後端部にねじ込みになってましたので、グリップエンドあたりに指や手の平が掛かったままネジを緩めるとエンドキャップも緩んできちゃうんすわ。
でもそんなネガも吹き飛ぶほどにこの工具自体の存在意義があったのでやはり人気だったのも間違いありません。

で。
そんな人気工具だったインサイダーがある意味フルモデルチェンジしたのがこちら。

PBインサイダー

PB インサイダー(ビット内蔵ドライバー)

唯一の欠点であったエンド部のビット内蔵機構をスライド式に変更。
これによって締め・緩めどちらに使っても問題のないドライバーになったわけです。
さらに言えばこのスライド式がかなりよく出来ておりまして「ぐぃーん」と少しトルクを掛けながら引き出し、そして押し込むこの動作が良いんすよね。
実際買い替えてしまっている人も多いのは今回の新型の出来の良さがあるからだと思います。

PBインサイダー

PB インサイダー(ビット内蔵ドライバー)ロングモデル

ちなみにこのスライド式はロングモデルにも採用されてます。
ロング好きな人も安心です。

PBインサイダー

PB スタッピインサイダー(ビット内蔵モデル)

またこのスライド式の元祖となったのがこのスイスグリップのスタッピモデルです。
現在は車載工具としてスタンダードのインサイダーと人気を二分するようになりました。

ってなわけでこの手の工具が好きな人にはたまらない持ち出し用工具のインサイダー。
まだ使った事がないって人はぜひお試しあれ。

現状報告とお願い

9月の頭に肩の骨を骨折しまして同中旬に手術を受けました。
まぁ怪我の原因は趣味の遊び中だったので120%自業自得なんですが、怪我の箇所が肩の肩甲骨骨折ってこともあってちょっとだけ仕事に難儀しております。

告知 怪我

とりあえずボルトで固定する手術を受けてから1ヶ月半ほど経ちまして骨も少しずつだけどつきはじめましたので病院でリハビリがスタートしました。

1ヶ月以上つけていた三角巾も外せるようになりまして、今お店にくるとどこが悪いのかわからないような通常状態での私がいるのですが…
まだ骨が完全についているわけではなく少し動くとギクシャクしてしまいます。

告知 怪我
プロ野球選手やオリンピック選手のサイン色紙がずらりなリハビリセンター。

リハビリは慶友整形のリハビリ施設にて専任の理学療法士さんにやってもらっているのですが…とにかく痛い(笑)
たった2ヶ月動かさなかっただけでこんなにも腕って動かなくなるんすね。
少しずつ腕の可動範囲を広げていくリハビリなのですが、もうあちこちから「ミリミリ」とか「メリメリ」とか音がしながらの施術になってます。
とりあえず骨のつき加減をみながら腕を下ろした6時のところから3時にあたる90度まで上げるのを目標に頑張ってます。
(今はやっと4時くらいまで上がってきた)
骨がついたことが確認出来たらそれ以上、最終的には11時くらいまで上がればリハビリ終了と聞いてますのでまだ先は長いっすね。

で。
ここまで聞くとなんとなく分かると思いますが、実は結構仕事にも支障がでてまして。
まず「重たい荷物」を持ち上げられません。
これはまだ骨がついてないためでして高荷重の動作はNGと言われてるためです。
また肩から腕(利き腕の右)が動かないのでPCでのタイピングがとんでもなく重労働になっております。
まぁこれに関しては高荷重ではないので痛いのを我慢してやればいいだけなのですが、集中しても1時間が限界でして多めの見積り書作成とかでは少し時間をもらっております。

ってなわけで来店時でも「ごめんなさい商品が取れないので自分で取ってください」ってお願いすることがあります。
あともうちょいだと思いますのでご協力お願いします。

あ、そうそう。
私がコラムを連載しているBIGTANKマガジンの最新号が出ました。

告知 怪我

今回のコラムはそんな痛い中で書き上げたわりと面白いコラムとなっております。
気になる方は読んでみてくださいませ。

>>BIGTANKマガジン購入はこちら(別サイト)