Ko-kenナットツイスター

※サイトURLが大幅に変わりましたのでリンク不一致になっている記事を書き換えました。

作業をしていると不可抗力でネジを舐めてしまう事ってどうしてもありますよね。

プラスやマイナスのビスも面倒ですが、そこそこトルクが掛かっているボルトナットも舐めてしまえばかなり厄介。

そこでそういう舐めちゃったボルト用の工具ってのがいろいろ出ているわけですが、長年いろいろ売った経験からいくとなんだかんだ言いつつも今現在はこいつが最強。

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Ko-ken ナットツイスター

実践のページに書いてある通り、舐めてしまった直後はいろいろ試してみる必要があるのですが、最終的にはこれで緩める事が多いですね。

この工具の使用時には少し注意する事があるのですが、まず「奥までキチンと差し込む事」ですね。HPの説明でもハンマーで軽くコンコンっと叩き入れていると思いますが、浅く噛ますだけだとグリンって更に舐めてしまう事がありますので、気をつけてください。

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そして「舐めてしまったボルトナットには、もはやサイズとか関係無い」って事も少し頭に入れておいてください。

例えば10ミリのネジを舐めたとして、なんとかしようといろんな工具やら使ってグリグリしたとします。角も取れてしまい一回り小さくなったそのネジは10ミリではスカスカになっていると思います。そんな時は8ミリか9ミリでチャレンジするのが正解。

多少無理矢理でも叩いて入れる事が出来れば小さいサイズを入れてしまった方が、救出の可能性があがります。

舐めちゃったネジの救出方法に絶対的な正解ってのはありませんから、いろんな知識や工具を総動員してさっさと処理しちゃいましょー。

タップホルダーソケット

いわゆる整備の上級者、だれかに聞くと「あの人はすごいよ」って言われる人がいます。

私も工具の販売してますから過去にたくさんのプロメカさんと会ってきました。

その中でも数人ですかね「この人はすごいわ」って思わせてくれるプロメカさんがいました。一応誤解されると嫌なので普通のプロメカさんがダメなんてちっとも思ってません、職業メカニックとして仕事をまっとうされている人を個人的にも尊敬してますからね。

でもでも、そういった中でもやっぱ飛び抜けてすごいと思わせてくれる人がいたんですね。

で、そういう周囲の人間(プロメカ含む)にすごいと言われる人の共通点はやはり「仕事が綺麗」な事でした。

 

例えば分かりやすいとこだとまず、ガレージが綺麗。

整理整頓は当たり前なのですが油脂類だって使っているハズなのにオイル染みとかも床に無いんですね。これは汚さないように仕事しているってのとはちょっと違って、汚れる事を予想して事前に養生しながら動ける事がすごいんだと思います。

そして整備の基本となるネジの扱いが優しいんですよね。目の前の作業だけでなく数年後の整備まで見据えての作業をしている印象を受けます。

機械を出来るだけ正常な状態で組み付けてあげるという当たり前の事をきっちりやっている感じです。

 

で、そういったすご系の人の真似を少しでもやろうと思うと簡単に出来るのがネジ脱着時のネジ山修正です。

少し崩れた、または熱でかじりかけたようなネジを一手間かけてシュシュっと修正してあげるんですね。

そんな時に便利なのがタップを3/8工具とかで使う事が出来うようにする専用ソケットの存在。

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・Ko-ken 3/8タップホルダーソケット

アジャスト式で3/8差し込みのタップホルダーです。

2モデルありますが差し込めるタップ(根本の大きさ)違いで使い分けします。

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実際にタップを差し込んでみるとこんな感じ。アジャスト式ですが締め込む事できっちりとタップをホールドする事が出来ます。

 

そして同メーカーでもうひとつ。

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・Ko-ken 3/8タップホルダーソケットセット

こちらはソケット1個ずつで受け持ちサイズが決まっているのでタップサイズ分のソケットを揃える必要がありますが、その分単機能なのでシンプルでコンパクトなのが特徴です。

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M12のタップもこれくらいコンパクトに収まりますので、奥まった箇所のタップ作業にはかなり重宝すると思います。

ハンドツールとしてはメインストリームでは無いと思いますが、プラスアルファで持っているとかなり便利に使える工具だと思いますよ。

たがね持ってます?

鉄板を切り裂く専用工具のたがね。

整備業界だとなんとなく板金作業用ってイメージがあるので、整備メインな人には関係無いと思われがちなんですが、これが1本でも良いので持っていると結構便利なんです。

これ持ってなけりゃ持ってないでなんとかなってしまうので、持っているって言うメリットを実感しにくい工具のひとつなんですよね。

しかしネジ舐めちゃったり、ちょっとした隙間を割り開いたり、とにかく持っていると「あ!そうだたがね使おう」って思わせてくれます。コレばっかりは使ってもらわないと分からないと思います。

で、たがねと言っても種類がありまして。

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・PB スロットたがね

個人的おすすめはこのスロットたがね。簡単に説明すると板状のたがねでして使い慣れてない人も楽使える形状だと思います。

>>現在限定色のブラックバージョンのセール品もあります。

またこのスロットたがねには横刃付きの物もあり、これが超便利。「叩き入れてから横に切り進んでいける」ので堅いペール缶とかもぐるっと一周切ったり出来ます。

 

そしてエイビット発案でカタログ商品になったたがねドライバーもおすすめ。

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・PB たがねドライバー (現在セール中)

もともとPBには棒たがねって言うのがあったのですが、ウチがお願いしてそれにグリップを付けてもらった製品です。番手とかも私が個人的に使いやすい物にしてありますので、初使用の人も楽に使うことが出来ると思います。これなんかは先端が細いのでトラブル時に便利ですね。さっきも書きましたが舐めてしまったネジや錆がひどくて切り落とすような場面で重宝します。

 

上記2本は個人的おすすめ品なんですが、もっと総合的にたがねやポンチが欲しいって言う人にはお勧めのセットもあります。

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・PB ポンチ&たがねセット

これ初めて買うには少し高価な気もしますが、各種取りそろったたがねとポンチはホントに便利です。整備向けにひと揃い欲しい人にはお勧めのセットですね。

 

最初に書きましたがなかなか揃える気にならない工具ですが、持っていると確実に便利に使えると思います。

ハンドツールはひと揃い揃ったかなぁ・・なんて思っている人はこういう工具に注目してみるとおもしろいと思いますよ。