Tレンチとホルダー

以前このブログでもTレンチみたいなシンプル系な工具が好きと書きましたが。

この手の工具って収納でかさばるのがちょっと困るんですよね。

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Ko-ken T型レンチ

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がっつりしまい込んでしまっても日常の整備で使いにくいし・・・。そういう時には何かに引っ掛けておければ最高に便利なんですけど、なかなか1箇所に固定するのもためらうし良い整理の仕方ってなかったのですが。

 

これが発売されてからあちこちに移動しながら便利に使えるようになりました。

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KTC T型レンチ用マグネットホルダー

こんな感じでTレンチを4~5本引っ掛けておけます。そんなに多くのサイズを使うわけじゃ無いのでこれで必要十分ですね。

またこれは商品名で分かる通りマグネットで鉄面にくっつける事が出来ますので・・・。

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#一度ペタンと付けると取り外しに苦労するくらいの超強力マグネット。

ガレージ内やツールキャビネットにはり付けて使えます。これならガレージ内での移動も気楽に出来ますので効率の良い作業をする事が出来ます。

 

またガッチリ固定してしまいたい&もっとシンプルなモノがイイって人にはこちらも人気です。

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SIGNET Tレンチホルダー

こちらは鉄板を折り曲げて作っただけのシンプルなホルダーですが、その分日頃の使い勝手は良いですね。
これにもマグネットが付いてますので画像のように鉄部分に貼り付けて使えますし、ちゃんと固定するための穴も背後に開いております。

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Tレンチホルダーって今の時代ではなかなか新規で発売されたりしませんから、これらの存在は嬉しいですね。
収納に困ってるとかそんな人はこういうちょっとした備品系を見直すだけでだいぶ整理出来ると思いますよ。

 

ヨーロッパのTレンチ

工具の中でも私がTレンチ好きってのは何度か書いた通りなんですが、Tレンチって言ってもいろいろありまして。

ちなみにアメリカや日本はみんなが見慣れたこんなタイプが主流。

これは良く見るやつですよね。実際使い勝手はかなりよく幅広い用途で便利に使えます。

横幅や全長にもいろんな種類があるので、各メーカーのサイズとにらめっこして自分にあった物を選ぶのが正解ですね。

 

で、ちょっと違うTレンチの文化ってのがありまして・・・それがヨーロッパのヤツ。

昔からバイク整備では一部のファンの間で高い人気を誇っていたのですが、近年は情報が入手しやすくなり一般の人からも問い合わせが増えてきております。

名前の通り「Tレンチ」ってよりは「Tハンドル」な印象のこの工具。アルミ素材が多く、あまり大トルクはいらないバイク整備にはかなり適したTレンチです。

しかし日本での知名度が低く、輸入元さんも多く在庫してくれないので流通が不安定だったんですよね。まぁそれが拡販の更なる妨げになっていたのですが。

で、このビーハのTハンドル。価格も安くて造りも良くて・・・で、かなりオススメなTレンチなんです。

確か最初はヨーロッパ帰りのメカニックさんに注文を受けて取り寄せたのが始まりでした。

それをみていた店内のお客さんが「俺も同じの欲しい」と。何度か仕入れて売っていたのですが、入荷に時間掛かったりしてHPに紹介するまではいかなかった工具です。

で、何度か頼んでいるウチにメーカーさんも在庫してくれるようになってきて、今月からは通常在庫に切り替えました。

なんでもヨーロッパのレース会場ではかなりの使用頻度らしく、人気が高い工具のひとつとの事です。

・偶然手に入れたメディアにもちょうど使っている写真が載ってました。

で、自分でも使ってみたのですが・・・いいっすね、これ。かさばらないし気楽に使えるし、トルク管理もしやすいしで言う事ありません。

8ミリとか10ミリとか1本だけ持っていてもかなり便利に使えると思います。

「なんかもうちょっと良い工具ないかなぁ・・・」なんて探しているバイクユーザーにはお勧めのTハンドルだと思いますよ。