チェーンクリッププライヤー

当店でも人気のホーザンのチェーンクリッププライヤー。

バイクのチェーン整備メインでは売れてますが、工場関連の人達にも絶賛されていてかなりの特殊工具なわりには年間でかなりの本数を販売させて頂いてます。

で、そんなチェーンクリッププライヤーですが地味にマイナーチェンジしてまして、新型はさらに機能アップしております。

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HOZAN チェーンクリッププライヤー2ウェイタイプ

従来のモデルも引き続き販売されているので実際にはモデルチェンジではなく追加モデルとなります。
価格で数百円高いのですが使い勝手はほぼ変わらず機能が追加されてます。

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従来のモデルと同じようにチェーンの接合部のクリップを付けたり外したりするのに便利な工具。
ほんとにこれがあるだけで作業がグンと楽になりますので、たまにしか使わないんだけど…って人も買っておいて損じゃ無いと思います。

そして今回の新機能。

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プライヤー側面でもこのようにクリップの脱着が出来るようになりました。
まぁバイクなら正面だけでも良いと思うのですが、工場設備のメンテとかだとこれは便利な場面あるでしょうね。

 

またこの側面での機能により

cabE

このようなキャブのニードルに付いているEリングの取り外しや取り付けにも便利に使えるようになりました。(今までも正面でやっている人は多かったのですが)

他にもいろんな流用が効くってな工具ではありませんが、専用品としての作りはホントに良い工具だと思います。

まだ購入に踏ん切りつかなかった人はこの機会に是非どうぞー。

説明が難しい便利工具

車種別や作業別の専用工具みたいに「これには便利だけど他には使い道がない」という物って、それだけに特化している分その作業だけには素晴らしい性能を持っています。特殊工具に多いですよね。
(まぁそれ専用なんだから当たり前の話ですが)

またその逆の工具もありまして「この工具はこんな風にもこんな風にもいろいろ使えますよ」と言う物もあります。

で、これは工具だけの話では無いと思いますが、そういうなんでも使えるマルチな物って大抵は「なんにでも使えると言いつつ何にも使えない」ってオチが付く物が多いんですね。

個人的にも何かに特化した物を好む方でして、マルチなツールよりもSST的な工具を好む傾向にあります。

しかし。

そんな工具のなかでこの工具はどっちなの?と聞かれると説明にすごく苦労するのがPBの指先ツールとも言われているピックツールセット。

PBピックツール

これはWebサイトの商品説明でも言っている通りプロメカさんの工具箱には当たり前のように入っているレギュラーランクの工具なのですが、使った事のない人に説明すると要領を得ない…と言うか説明が難しいんです。

もともとこの工具自体も当店がPBに発注をかけて製作してもらった物がいつの間にかカタログモデルになった物でして、その製作時にもPB本社に「これどんな工具なの?」と聞かれて説明にすごく苦労した覚えがあります。
(今じゃ感謝されてますけど笑)

で、最近店頭で聞かれたら答えているのが「自分の指がもうちょっと細ければ良いのに・・」って思うときって作業しているとあるでしょ?と言ってます。
大抵「ああ…そうですねぇ」なんて言ってくれるので「そういうときに指先の延長として重宝しますよ」と。

まぁこの説明もすでに使っている人からすると、もどかしい感じなんですけどね。
またこれを使っている人といっても状況や整備内容によってかなり使い道が変わってきますからね、みんなが共通の意識でこの工具を語る事自体難しいかも知れません。

こんな感じなので本音を言えば「ダマされたと思って使ってみて」とお勧めしたい説明しにくい工具っていくつかあるんです。
ああ…もっと説明がうまくなりたいなぁ・・・と思った本日でした。

 

で、そんな個人的にもおすすめなピックツールですが現在セール品に2モデル出ておりますのでせっかくなので紹介。

PB ピックツールセット4本組 スイスグリップ

こちらは要望の多かった「スイスグリップ」バージョンです。
これは限定生産なのか今後レギュラーとして販売されるのかまだ微妙みたいなんですが、とりあえず現在は在庫もあって販売出来ます。
新規で購入される方はもちろん、2セット目なんて人にもおすすめですね。

PBピックツール

PB ピックツールセット5本組 140周年記念限定品

そしてこちらはPBの140周年を記念して販売中の限定モデル。
グリップ部分に「140周年」の意味が書かれたものが印刷されております。
そして新規ブレードとして通称ハテナマーク「?」が追加された5本セットになっているのも注目ですね。
こちらは今ある在庫だけの限定販売ですので欲しい方はお急ぎくださいませ。

ERZBERGRODEO RED BULL 2018

いやっはー!今年もエルツがやってきました。

オーストリアの鉱山、エルツベルグで開催される世界最大のバイクレースエルツベルグロデオです。

エルツベルグ

今年からWESS(World Enduro Super Series)に組み込まれ、今までの草レースの祭典は2ランクくらい上がった感じですが、それでも現地から送られてくるライブ情報を見る限り、相も変わらずバイク好きがワイワイと楽しむレースというよりはイベントってな雰囲気がビシバシ伝わってきます。

ざっくり概要を説明すると。
エントリー台数約2000台、2日間の予選でそれを500台までに絞って50台づつスタート。
超ウルトラ過酷な1周だけのレースに挑んで、ゴール出来る(1周出来る)のはわずか数台という宇宙一過酷なレースと言われてます。
完走上位者はモトクロス・エンデューロ・トライアル経験のあるビッグネームがずらり。
車両の制限等は全くなくて、とにかく1周出来た人は全員勝者ってなレースです。

で。
今年の注目はなんといっても久しぶりに日本から参加の決まった石戸谷蓮(イシドヤ レン)選手。
個人的にもお付き合いがあり、とにかく好青年な彼ですがここ数年実力を付けてきての挑戦です。
>>リンク:【石戸谷蓮 コラム】オフロードバイクの魅力

そんなエルツベルグロデオ。
冠スポンサーはあのRed Bullですのでネットでの生中継があります。
生中継は6月3日(日)の夜、多分8時頃から。(詳しくは下記リンク参照)

エルツベルグ

そして今日も午後から予選二日目を走る予定です。
ぶっちゃけ予選通過は問題ないと思いますが、決勝での完走は厳しいと思います。
それでも我らが蓮くんをみんなで応援しましょうー。

ひとつめの動画は予選一日目の石戸谷蓮選手(本人コメント付)です。
予選は決勝と違い、完全なスピードレースのタイムトライアルです。(バイクのセッティングもハイスピードにふった仕様)
この予選の順位がそのまま整列順になってしまうのでかなり重要となってきます。

次の動画は昨年のエルツベルグロデオです。

ヘッドライト光軸調整

主に車検整備とかの現場では必須工具ともなっている光軸調整用の長いドライバー。
もちろん

自動車メーカーや年式によってはプラスネジではなかったりするので、ドライバーだけあればいいってわけでもありませんが、やはり現代の車検整備ではないと結構困る工具だと思います。

で、この光軸調整する場合のプラスドライバーでは何が面倒なのかというと…

光軸調整

こんな感じで奥まった箇所にあって、なおかつ細い経路の先にある事が多いんですね。

ですので国内の工具メーカーであるKTCから出ているこの光軸調整専用のドライバーがかなり評判です。

KTCラチェット式光軸調整

KTC ヘッドライト光軸調整専用レンチ(ラチェットタイプ)

このドライバー、さすが専用品って事もありまして。
実は光軸調整のメカ部分をよく見てみると…

光軸カム部分

こんな感じでプラスネジではなく『カム』を回す作業なわけです。
(写真右側がKTCの専用ドライバー)
ですので普通のプラスドライバーではなく、この光軸カムを回す専用ドライバーという位置づけになっております。
(このカム式はバイクなんかでも使われてます)

逆に言えば、このドライバーで普通のプラスビスを回すのはあまりオススメ出来ないわけでして、販売時にも「普通のドライバーとしては使えませんよー」って言うようにしてます。

では、こんな感じの『長くて細い』プラスドライバーで、普通のプラスビスにも使えるのはないのかな?と思う人もいると思います。
そこでオススメなのがこれ。

KTC伸縮式プラスドライバー

KTC 伸縮式スリムドライバー

このドライバーも元々は光軸調整用として同じKTCから発売されているのですが、現在は上記の完全専用のドライバーが出てしまい少々影が薄くなってしまいました。

しかし先端は普通のプラス#2になっていて超貴重は軸径φ5mmという超細軸なドライバーなわけです。(現在一般的なプラス#2は軸径φ7mm)
光軸調整という作業の専用ドライバーとしては旧モデルとなってはしまいましたが、いまだに細軸ドライバーとして店舗では人気のモデルとなっております。
もちろん光軸ドライバーとしても使えますので、いろんな作業に使いたいって人にはこんな選択肢もあるんだって事を覚えておいてください。