ヘッドライト光軸調整

主に車検整備とかの現場では必須工具ともなっている光軸調整用の長いドライバー。
もちろん

自動車メーカーや年式によってはプラスネジではなかったりするので、ドライバーだけあればいいってわけでもありませんが、やはり現代の車検整備ではないと結構困る工具だと思います。

で、この光軸調整する場合のプラスドライバーでは何が面倒なのかというと…

光軸調整

こんな感じで奥まった箇所にあって、なおかつ細い経路の先にある事が多いんですね。

ですので国内の工具メーカーであるKTCから出ているこの光軸調整専用のドライバーがかなり評判です。

KTCラチェット式光軸調整

KTC ヘッドライト光軸調整専用レンチ(ラチェットタイプ)

このドライバー、さすが専用品って事もありまして。
実は光軸調整のメカ部分をよく見てみると…

光軸カム部分

こんな感じでプラスネジではなく『カム』を回す作業なわけです。
(写真右側がKTCの専用ドライバー)
ですので普通のプラスドライバーではなく、この光軸カムを回す専用ドライバーという位置づけになっております。
(このカム式はバイクなんかでも使われてます)

逆に言えば、このドライバーで普通のプラスビスを回すのはあまりオススメ出来ないわけでして、販売時にも「普通のドライバーとしては使えませんよー」って言うようにしてます。

では、こんな感じの『長くて細い』プラスドライバーで、普通のプラスビスにも使えるのはないのかな?と思う人もいると思います。
そこでオススメなのがこれ。

KTC伸縮式プラスドライバー

KTC 伸縮式スリムドライバー

このドライバーも元々は光軸調整用として同じKTCから発売されているのですが、現在は上記の完全専用のドライバーが出てしまい少々影が薄くなってしまいました。

しかし先端は普通のプラス#2になっていて超貴重は軸径φ5mmという超細軸なドライバーなわけです。(現在一般的なプラス#2は軸径φ7mm)
光軸調整という作業の専用ドライバーとしては旧モデルとなってはしまいましたが、いまだに細軸ドライバーとして店舗では人気のモデルとなっております。
もちろん光軸ドライバーとしても使えますので、いろんな作業に使いたいって人にはこんな選択肢もあるんだって事を覚えておいてください。