タップ&ダイスのハンドル問題

整備をする者にとってタップ&ダイスってのはあると非常に助かる存在なのですが……。
なんかそれを回すいわゆる駆動系工具って進化があまりないんですよね。

なんか野暮ったいセットに付いてるおまけのハンドル使ってたりとか、とにかく使いにくい。
ましてそれが狭所とかになると悲惨でして工具が回せないなんてホントによくある話でした。

で、そんな悩みを解決してくれる工具としてKo-kenからタップ用のソケットがラインナップされているのは以前お話した通り。

Ko-ken_tapsoksetXX4

Ko-ken タップホルダーソケット

これ使えば今までタップ作業が出来なかった場所でも可能になってとっても便利。
3/8差し込みもついてるので普通のラチェットやTハンドルで回せるのも良いですね。

またこんな。

Ko_tap2HHX1

Ko-ken 3/8アジャスタブルタップホルダー

アジャスタブル機構の付いたモノも出ていてタップに関しては工具の選択肢はいくつかある感じです。

 

で、実は問題なのがダイス。
ただでさえダイス本体がそこそこの大きさだし、スタッドボルト前提だと奥行きも必要…。
良さそうなものがなかなかないんですが、これもKo-kenからひっそりと出ておりまして。

Ko_dicesokX1

Ko-ken ダイス専用ソケット

見た目はちょっとな感じのソケットですが、これが超便利。

Ko_dicesokX3

こんな感じでダイスをセットしてあとはソケットのように回すだけ。

奥行きもそこそことってあるのでちょっとくらいのロングボルトでも問題ありませんし、レンチを掛ける所もあるのでいざとなれば長いスタッドもOK。

実は他のメーカーですでに出ていたのですが、これをKo-kenで出してくれたのが嬉しいですね。
お店でも地味に売れ続けている人気工具のひとつです。

DeWALTのT-STAK工具箱の大きさ

発売以来人気のDeWALT(デウォルト)のシステム工具箱「T-STAK」シリーズ。

DeWALT TSTAK

様々な樹脂製工具箱の種類があり組み合わせは自由。

DeWALT TSTAK

DeWALT T_STAK特集ページはこちら

そのおかげか多方面の業種の方から引き合いがありまして、いろんな組み合わせを見せてもらってこちらも販売していて楽しい工具のひとつです。

中でもやはり「引き出し式」のチェストモデルはダントツの人気なのですが、次いで人気なのがこのラージボックスモデル。

ラージボックス

DeWALT [T-STAK] オーガナイザー(ラージボックス)

いわゆる放り込み系の容量大きめの工具箱って便利なんですよね。
しかし店舗まで見にこれる人ならまだしも通販で購入する方からは「寸法は記載でわかるけど実際どうよ?」という問い合わせも頂いております。

そこでちょうどというかお客さんがマキタのマックボックスを持ってきて寸法合わせをしたいと言われたので写真を撮らせて頂きました。

デウォルトとマキタ比較

一番上がマキタのマックボックの一番大きいモデル。
下になっているのがデウォルトのラージボックス。
(一番下はタイヤ付のモバイルツールボックスです)

デウォルトとマキタ比較

パッと見は幅、奥行きともに同じに見えましたが、よく見てみるとマキタのほうがちょっとだけ小さいんですね。
ひと回り小さいってよりは薄皮1枚分小さいって感じ。

デウォルトとマキタ比較

蓋をあけてみるとその違いは結構顕著でして明らかにデウォルトの方が大きいですね。
(モバイルツールボックスはさらに大きいです)
マキタのマックボックスは丸鋸等の大型電動工具が収納出来るように設計されてますので、それよりも少しだけ大きいデウォルトなら電動工具関連では困ることはなさそうです。

あと触っていて思ったのが素材の違い。
マキタのはいわゆるプラスチック素材って感じでカチカチなんですが、デウォルトのは自動車のバンパーとかで使われるPP素材なので柔軟性が違うなって思いました。
実際比べにきたお客さんもDeWALTを購入してくれました。

売り始めてからかなりの数を販売しましたが、販売後の評価も高く追加購入する人も多いです。
個人的にもおすすめの工具箱だと思いますよ。

KNIPEXのケーブルカッター

プライヤーメーカーとして絶大な人気を誇るKNIPEX
車両整備をふくめ様々な現場の方から支持を得ておりますが、本国では特に電設関係の工具が人気です。

そんな電設・電工系の工具の中でも一度使うとびっくりしてもらえるのがケーブルカッター。

KNIPEXケーブルカッター

KNIPEX ケーブルカッター 165・200mm

コンパクトボディの見た目では考えられないほどの切れ味でして、実際に使ってみると「シャク」っと切れる手応えにみなさん驚かれますね。

ケーブルカッターってどのメーカーも見た目はほぼ同じですから、性能面でもそこまで違うの?と思うかもしれませんが、これは一度使って頂ければわかると思います。

そしてこの人気のケーブルカッターの中でも後発で発売されたこのモデル。

KNIPEXケーブルカッター

KNIPEX ケーブルカッター(ステップカット)

ギザギザ刃を採用したステップカットが大好評です。
上で紹介したコンパクトサイズの165よりももうちょっと小さい160サイズなのですが、とにかく気持ちいいくらいよく切れます。

KNIPEXケーブルカッター

切れ味の秘密はこのギザギザの多重刃構造。
ケーブル外皮に対して滑る事なく食い込み、切っていくのでストレスが全くありません。
刃そのものの切れ味はもちろん、このステップ刃の構造でさらに使いやすくなっているわけです。

ケーブル切断の作業が多い人にはぜひ一度お試し頂きたいオススメ工具です。

洗車用のカークリーナーが人気

当店取り扱いの高圧洗浄機。
後発メーカーとなる蔵王産業のヴィットリオシリーズをいろいろ販売しておりますが、最新モデルとなる3イン1のカークリーナーがかなりの人気となっております。

ヴィットリオZC

蔵王産業 高圧洗浄機カークリーナー『ヴィットリオZC』

基本スペック的には最上位とはいきませんが洗車をするには必要十分な能力を備えており、高圧洗浄だけでなく「ブロアー」(吹き飛ばし)や「バキューム」(掃除機機能)まで付いた1台3役のマルチクリーナーです。

ヴィットリオZC

本体の大きさもかなりコンパクトでしてご家庭での使用を想定し片付けも楽になっております。

そしてマルチモデルというくらいですので

ヴィットリオZC

こんな感じで標準付属品も多数付いております。
中でも特筆すべきはこのフォームランス。

ヴィットリオZC

きめ細かな濃密泡を噴霧することが出来る専用泡ノズルです。
(標準で付いております)

泡洗車

洗車時に高圧で水を当ててあげればかなりの汚れは落とすことが出来ますが、泥やホコリ汚れは金属部品に染み込んで徐々に薄汚れが落ちなくなっていきます。
そんな時にはきちんと洗剤で洗ってあげるだけで汚れを浮かし確実にきれいにすることが出来るわけです。

オプション販売開始

そんな泡ノズルがオプション品扱いで単品販売が開始されました。

ヴィットリオZC

蔵王産業 フォームランス(泡ノズル)※電動高圧洗浄機用

現行の電動高圧洗浄機はもちろん従来品の旧モデルにも装着可能なオプションノズルです。
「カークリーナーモデルは良いけどすでも持ってるからなぁ」なんて人はぜひお試しくださいませ。

国産車向けの12角ビットソケット

工具の中でもちょっと紛らわしいモノってのがいくつか存在します。

それが普段はあまり使わない特殊な工具ともなると、情報も少ないので更に分からなくる場合がありまして……。

今日紹介するの工具はまさにそんなヤツの代表選手です。

HEXのキャップボルトが2重になっていて12角になっているボルトがあります。
これってトヨタとかの国産車ではエンジンのヘッドボルトとかで使われていまして、ようは六角レンチをずらしているだけなので普通の六角レンチでも差し込んで使う事が出来ます。

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KTC 国産車向け 12角ヘッドボルト用ソケット

この工具って国産車しかいじらず、最初にこれに遭遇すれば全く問題無くHEXで脱着出来ますし、ヘッドボルトと言う性格上そこそこの高トルクだったりもするので上記の工具を揃えてしまえば問題ないのですが。

欧州車等で3重四角ソケットを先に覚えてしまった場合にちょっとだけ面倒な事になります。

Ko_3812hexX3

Ko-ken 3重四角ソケット

これって…パッと見た目では普通違いが分かりませんよね?

プロメカさんだってちょっと見ただけでは分からないと思います。
これは上記の2重六角と違い「3重」の「四角」ネジ用なんですね。

つまり元々は四角(◇)のネジなわけです。(つまり角の角度は90度です)
これに無理に六角を差し込むと当然合わなくて舐めますし、逆もまたしかり。

国産車のヘッドボルトにギザギザの12角のキャップボルトが出てきて「あ、これ知ってる!3重四角のやつだ!」って思いその工具を差し込めば舐めてしまいます。

ちなみに3重四角(トリプルスクエア)は欧州車だと、ホントに当たり前に出てくるネジなので使用頻度はかなり高いです。
多分世界的に見れば2重の六角なんかより、よっぽど世界標準のネジ規格だったりします。

トリプルスクエアの工具はネジの実測値がサイズ表記になっておりませんのでご注意ください。

 

と、ここまで説明しましたがあとはサイズとかいろいろありますので、まだ遭遇経験の無い人はこのブログを読んで「そういやーエイビットがなんか言ってたなー」くらいに覚えておいてください。それだけでも間違いはかなり少なくなると思います。