これからの日々

先日うちのカミさんがバイク乗り始めたって話を書いたと思いますが。
なにせ免許取得からほとんど乗ってなかったので、とりあえずクローズドなとこで練習しましょって事になりました。

そして私はカミさんの件とは全く別にたまたま新規の車両を入手していたのでちょろっと試走してみたいってのもありまして、先日カミさんを連れて練習に行ってきました。

バイク練習

黄色いのが私の新しい相棒。
赤いのは近所の方にお借りしたCRF100です。

トランポに2台積みして出かけるという事にすでにカミさんが大興奮してまして、前の日からもううるさいうるさいw

バイク練習

早朝に現地についてからは個別の練習。
超がつく初心者のカミさんに私ごときが教える事もなく、とにかく少しでも長い時間バイクの乗ってなさいって事で私は自分の練習に集中。
久しぶりのピュアなモトクロッサーだったので、身体がもう全然付いていきません…。
それでも根性出して1時間半ほど乗りっぱなしで走り回ってたら少しだけ、感触を掴む事が出来ました。
カミさんはカミさんでデコボコ道を初めて走った難しさ(それでもかなり平らなとこを走ってた)でかなりやられてましたが、帰りの道中もライディングに関していろいろ熱弁してて聞いている分には面白かったです。

ってなわけで今年はこんなペースでいろいろ楽しんでみたいと思います。
ブログも久しぶりにこんな記事が増えると思いますが、どうぞよろしくお願いします。

プロチの大きいトルクレンチ

発売以来じわじわと人気を伸ばしているプロチのプリセット型トルクレンチ。

プロチトルクレンチ

プロチ 薄型プリセット型トルクレンチ

めっちゃ安いってわけではないのですが、それでも安価なトルクレンチシリーズの中では一番人気のトルクレンチとなっております。
特に「レース会場や出張先に持っていって使う」層にはかなりの人気でして。

プロチトルクレンチ

商品名にも付いている「薄型」なボディが持ち運びにもいいみたいですね。
またトルクの設定方法もオーソドックススタイルなわりに見やすいと評判でして、2本目以降の購入層にも高い人気を誇ります。

プロチトルクレンチ

こんな感じでシルバーボディに印字してあるので、小さい文字だけど視認性は良いんです。

そしてこのトルクレンチのもう一つの人気が大きいサイズのトルクレンチです。

●ラインナップ
・1-5Nm 差込1/4 全長240mm
・5-25Nm 差込3/8 全長275mm
・10-50Nm 差込3/8 全長275mm
・20-100Nm 差込3/8 全長380mm
・40-200Nm 差込1/2 全長505mm
・60-300Nm 差込1/2 全長695mm

このラインナップの中でも「60-300Nm」のトルクレンチがかなり格安でいろんな企業ユーザーからも多くのご注文を頂いてます。
安いトルクレンチのシリーズってサイズ設定が微妙だったりしますが、これは上限300Nmまで使えるものがありますからね。

整備上大きめなトルクレンチが必要になったらこの記事を思い出してみてくださいませ。

Have the time of one’s life

私はいわゆるMTV世代。
マイケルジャクソンのスリラーあたりから始まったあの熱狂に巻き込まれたのが中学生頃の話。
だからこの曲はちょっとずれてるというかリアルタイムでは知らない感じ。
ABBAのDancing queenのサビ部分。

「Having the time of your life」

まぁ訳すと、一生の思い出になるくらい楽しいってな感じ(?)
これを高校生くらいの時に英語の授業か何かで教えてもらって、それからこの曲が好きになった思い出があります。

──

ひょんなきっかけから乗るようになったダートバイクも今月でちょうど10年。
前の趣味だったロードスターでサーキットってのも10年で一区切りつけたので、さてどうしたもんかと考えたのですが…。
まぁノーカンだよねって思った。

2015年の春から始まった地獄のような家族の負の連鎖。
実兄がくも膜下出血で倒れ、翌年に親父や末期がんで倒れ、老老介護で疲弊したお袋が倒れ…で、結局「趣味」なんて言葉すら気軽に言えない状況になってしまい、3年前にバイクを売ってしまって乗ってなかったもん。

それでも乗っていた7年間には「最高の思い出」があって、それらは今でもちゃんと思い出せるけど…まだまだ「昔はぁ…」なんて感傷に浸るほどじゃーない。

そんな思いが渦巻いてた昨年末、実は「もう3年もバイクまともに乗ってないんだし、降りちゃってもいいんじゃね?」とか「ってか降りてるようなもんじゃね?」とか思ったりして、このままフェードアウトするのもアリっちゃアリかな…とかも考えた。

で、今年。
1月の14日に下の子供が成人式を迎えた。
専門にいってたからこの春からめでたく社会人なわけで、お祝いも兼ねて私とかみさんと子供の3人で知り合いの飲み屋に行ったときの話。
普段は酒飲めないかみさんが生意気にも酒飲んだりしてて、変だなーなんては思っていたのだけど。
急に、そうほんとに急に。

「私の子育ては終わりました!だから残りの人生は自分のために目一杯楽しみます」

と宣言しやがった。
もちろん酔いの力も手伝っての話なのかな?とか思っていたのだけど、その数日後に「バイク買う!」と言って、へそくりはたいてお隣のナグモでバイク買いやがった。
かみさんは10年ちょっと前に中免を取得したんだけど、その後羽生店舗の引っ越しとかあって、そのままペーパーライダーになっていた。
それが心残りだったようで今出来そうな事はすぐやる課が発足したようだった。

まぁあれです、私としては複雑な心境。
好きなことして楽しみたい→賛成
バイク乗りたい→だ、大丈夫?

ってな感じ。
そこで知り合いの全日本ライダーのワタライさんに頼んで超初心者ライダースクールをやってもらった。
(ワタライさんのオフスクールは初級や中級、もちろん上級までいろいろあるので興味がある人はぜひ)

スクール風景

とりあえず私の知り合いなので土系ライダーさんのスクールなわけで、こんな感じで行われたんだけど、彼女が買ったバイクがこれ。

ブロンコ

ヤマハのブロンコ。
実は私もこの手のバイクは詳しくなくて、たまたまナグモに下取りに入ったヤツだったのですが、カミさんは一目惚れして即決してました。
で、このバイク── よくよく聞けばセロー225をベースに作られてるらしいじゃないすか。
それならオフ系のリーンアウトでもいいっしょって事でのオフスクールだったわけです。

スクール風景

で、スクール後半にはこんな感じで土の上でもスイスイ曲がれるようになったみたい。
まぁ帰ってきてからの彼女からはそんな技術系の話はあまり出てこなくて終始「楽しかった!楽しかった!なんかすごかった!」と聞いてるこっちまでたのしくなってくる感じ。

で、これ見てて。
「あーやっぱ降りるとかないわ」
って思いまして。

私もちょー久しぶりにバイク導入。
車種とかぶっちゃけ気にしてません、たまたま出物がこれだったってだけ。
(個人的にやれカワサキだの鈴菌だのって話があまり好きじゃない)
まぁタイヤが2個な乗り物ならなんでもよかったってーのもある。

ってなわけで静かに静かに、身を潜めるように数年過ごして来ましたが。
死んじゃう前にまだまだ楽しみたい、それだけ。
昔話で盛り上がるのはもうちょい先にとっておいて今年は目一杯楽しもうかと思ってます。

have the time of one’s life ─

なんでも入る大きな工具袋

整備する状況っていろいろあると思いますが、出先での整備って難しいですよね。
アレがないとか、これ持ってくるの忘れた……とかね。

更に工具の置いてある場所から離れてしまったりすると、もう行ったり来たりと効率が悪いんです。
で、そんな経験があるお客さんから結構問い合わせがあるのが
「とにかくデカイ袋ってないですか?」

なんでも台車だと路面悪いと厳しいらしく、階段とかあると面倒なので、可能性のある物を全て放り込んでちょっとだけ移動したいと。
で、そんな方達にかなり好評を得ているのがこれ。

ring_T500MXX5

リングスター 大型ツールバッグ

もともと建築現場用に作られているのでかなり丈夫な大型バッグです。
これこのままだとどれくらいデカイのか分からないと思いますが……

ring_T500MXX3

例えば同社の手持ち樹脂製の工具箱を2個。

ring_T500MXX4

更にその上にヘルメットをポンと置いて。

ring_T500MXX1

全部入れてもこんな感じ。
まだまだ隙間に差し込む余裕はありますが、工具箱に実際に工具が入っていると重量的に人間が厳しいカモ。

これだけ雑多にいろんな物を放り込んで使えれば現場ではかなり重宝します。
まして布製のバッグですから使わないときはコンパクトに収納出来ますしね。

ちなみにこのバッグはそういった前提で作られているのでちゃんと折りたたむ機能まで付いてまして……

ring_T500MXX7

順番通りに畳んでいくとこの状態でベルクロ留めて収納出来ます。

たしかにしょっちゅう活躍する物では無いかも知れませんが、車の中にひとつ放り込んでおくと結構重宝すると思います。

ダートバイクにおけるプライヤーレンチの活用術

以前他の媒体向けに書いた記事を再掲載します。
ダートバイク向けに書きましたのでそれっぽい内容になっていると思いますが、プライヤーレンチの説明としては分かりやすいと思いますので、バイク乗り以外の人も読んでみてください。


基本的にダートバイクって普段の整備に使う工具ってあまり多くないんですよね。
なんといってもほとんどの場所が8mmと10mmで済んでしまうわけだし、これがレースユース前提のコンペモデルともなればなおさらです。

もちろんそれは通常整備でのお話であって、パンクしたとか、転倒してレバー曲がったとかね。
不慮の事態に備えようと思えばやはり持っていたい工具もそこそこの数になります。
ましてそれが携行工具ともなれば厳選の仕方が難しいですよね。

そういう時って『1台で○○役です』みたいな便利そうなマルチツールとかも気になるのですが……やっぱり使ってみるとイマイチなモノが多いんですよね。
工具の世界では『何にでも使える工具は、結果何にも使えない』という言葉がありますが、まさにその通りな結果な事が多いんです。

しかーし!

今回紹介するのはまさにそのマルチツールに近い『1本○○役』な工具なんです。
もっというとダートバイクに特化した万能工具ともいえる存在でして、一日のレース時間ではかなり長丁場になり工具を持って走る事の多い全日本エンデューロ選手権ではかなりのライダーに愛用してもらっている実績もあります。(もちろん私も愛用してます)

プライヤーレンチの活用

それがこのドイツのKNIPEX社から出ている『プライヤーレンチ』

これだけ見ると「え?プライヤー?ペンチ?」と思うかもしれませんが……これモンキーなんです。

ご自分の工具箱の中を思い浮かべてもらうとモンキーって1本くらい入ってますよね。
入ってるよって人はその使用頻度を考えてみてください…どうです?実はあまり出番のない工具じゃないですか?

そうなんです、現代の整備事情ではモンキーってあまりアクティブに使う工具ではなく、どちらかといえば工具箱の肥やしになっている事も多いんですね。
それでは何故このモンキーでありマルチツールでもあるプライヤーレンチがそんなに優秀なのか。
ダートバイクユーザー目線で説明したいと思います。

さきほどこの工具はモンキーです、と書きましたがパッと見ではプライヤーなこの工具のどこがモンキーなのかを説明したいと思います。

プライヤーレンチの活用

一番分かりやすいのがここかな。
いわゆる口の内側の普通だとギザギザの歯がある場所がこんな感じでまっ平らなんです。
工具メーカーもちゃんとモンキーとして使うように作っているんですね。

これがどういう感じでモンキーなのかは言葉で説明するより見ちゃった方が早いと思うので、こちらの動画を見てみてください。

── ってな感じの工具なわけです。

で、ここまで読んでもまだ何故ダートバイク向けなのかが分からないと思いますので、この工具の諸元を見てみてください。

●KNIPEX プライヤーレンチ
・180サイズ 全長180mm 最大開口幅:35mm
・250サイズ 全長250mm 最大開口幅:46mm

ここで注目するのが180サイズの最大開口幅です。
ちなみに180サイズというとプライヤーでいえばそこそこミニサイズ。

プライヤーレンチの活用

実物も片手に収まりウエストポーチとかにも楽に入るコンパクトなサイズです。
この小さなプライヤーが……

プライヤーレンチの活用

ガバっと開くとこんなに大きいサイズにまで対応出来るのです。
写真右の250サイズで開口幅は最大46mm。
写真左のオススメサイズである180サイズでも開口は35mmなんですね。

さて、小さい方のでも35mmまで開くということは。
つまり…

プライヤーレンチの活用

こんなコンパクトな工具でモトクロッサーのアクスルナット最大サイズである32mmが楽勝で回せるんですね。
これが普通のモンキーレンチの場合32mm以上の開口幅があるモデルを探すと全長が300mm以上の少し大きめなモンキーレンチになってしまいます。
そうなると持ち出し用工具としてはNGですよね。

そして自由にサイズを変更出来て、なおかつ『つかんで回せる」メリットがありますので。

プライヤーレンチの活用

2ストロークのダートバイクのプラグ回しとしても使えます。

そうそう!このプライヤーレンチは『つかんで回せる』のですが、これが普通のモンキーレンチとの大きな違いでもあります。
さらにこのプライヤーには秘密がありまして。

プライヤーレンチの活用

赤い矢印の部分をよく見ると『テコの原理』ようになっておりまして、握った力の約10倍の力を先端のつかみ部分に掛ける事が出来ます。

これによって。

プライヤーレンチの活用

出先で不意に破損してしまった金属部品の修正等にも活躍するんです。
実際この工具は自動車の鈑金屋さんにも人気の工具でして、握る力が強いわりに刃先がフラットなので相手を傷付けないで鉄板の修正が可能なんですね。

ってなわけでこの工具、KNIPEX(クニペックス)のプライヤーレンチ。
特にコンパクトな180サイズ。

1本持っていると。

  • 最大35mmまでのネジ回しとして使える。
  • 普通のプライヤーの替わりとして活躍する。
  • 破損部品の修正に使える。

と、良いことずくめ。
他にも突然出てきたインチネジに対応したり、四角ネジ等の異型ネジにも対応可能。
他のメーカーからは一切出ていない唯一無二の工具ですので、持っていて絶対に損じゃないと思います。

最初は「え、ちょっと価格が高いかなー」とか悩むとは思いますが、購入後のユーザーさんの満足度は非常に高いですよ。