空飛ぶバイク

ここに来てバイクに乗るのが楽しくて仕方無い。

理由は多分バイク買い換えたから。モトクロッサーから少しだけ人に優しいエンデュランサーになった事で、人間側の自由度は格段に上がった気がします。もちろんその分デメリットがあってモトクロッサーのようには走れなくはなりましたけどね・・・。まぁ何かを得れば何かを失うんでしょうね、今回は得た物のほうが多かったですけど。

もともとツーリングとかに興味を無くしつつあった頃に出会ったダートバイク。お店に来ていたお客さんに「試しに一回乗ってみる?」と言われ乗ってみたら・・・これがまぁ難しい。

ぶっちゃけロードバイクは普通に乗るくらい問題無かったので「土の上を走るだけでしょ?」と舐めていたんだけど・・・とにかくビックリするくらい普通に走る事が出来なかった。

これはその後お仲間になってくれた人達も共通なんだけど、林道ツーリングとか公道オフの経験者でも同じ感じだったみたい。それだけコンペ車両に乗ってコースを走るっていうのは最初は難しいと思います。

別にずっとやれとは言いませんから、バイク乗りでオフのコンペに乗った事無い人は是非一度で良いのでコース走行をオススメします。かなりの人が自分のライディングスキルがガラガラと崩れ落ちると思いますので(笑)

でもね。

なんとなく慣れてきて少しはスロットル開ける事が出来るようになると・・・あれですよ、ジャンプですよ。

怖いなりにも飛べるんです。

前後輪が完全に地面から離れ 「ふ わ っ 」 と空中に飛び出します。技術的に奥が深いのは間違いないのですが、素人が素人なりに頑張ればその日のウチにちょっとしたジャンプくらいは飛べるんです。

これがもうすごい、なんつーかうまく言えないけどすごい体験。

趣味趣向の押しつけとかあまり好きじゃ無いし、店でも「オモシロイよ」とは言うけど「やってみます?」とは言わない私ですが、やっぱジャンプは一度は体験して欲しいですね。

こんな風に走れたら人生観まで変わりそうだけど、なかなか難しいっすね。

初秋の休日

昨日は週一の定休日。

前日には閉店後にバイクの整備してステップ位置やブレーキ位置を再調整。ちょっとずつでいいので自分にあったポジションを目指し頑張って調整したので走るのを楽しみにしていたのですが・・・仕事がちょっと押しちゃって断念。(定休日でも仕事はしてたりします)

一度に全部の調整をやってしまうとわけ分からなくなるので、1箇所ずつと決めてやっているのでちょっと残念だったのですが、夏休みも終わりカミさんとどこもお出掛けしてない事を思い出して久々のデートに切り替えました。

お昼過ぎから目的の買い物だけ済ませて、その後は映画。そっかー映画なんて1年も来てなかったなぁ・・・カミさんも喜んでいたのでOKでしょう。

その後行田市名物のフライを食べて。

・前にも紹介した「フライ」。B級グルメで有名なゼリーフライとは違い、これは昔からある地元の食べ物。大阪のネギ焼きに似てます。

その後帰ってきたらちょうど綺麗な夕焼け。

なんつーか夏のそれとはちょっと違いますよね。まだ35度くらいあって真夏日の記録が続く北関東ですが、秋の気配は確実にそこまで来てますね。

その後なんか夏の疲れが来てたのか夕飯の時間まで昼寝してしまい、夕飯食って借りてきたビデオを子供と一緒に見つつ最近お気に入りのモヒート呑んで酔っぱらい。

バイク乗れなかったのは残念でしたが、まぁなかなか楽しい休日でした。

疲れも結構取れたみたいで今朝はシャキっと目が覚めたし、やっぱ完全休養日ってのも必要なんですね。

ヨーロッパのTレンチ

工具の中でも私がTレンチ好きってのは何度か書いた通りなんですが、Tレンチって言ってもいろいろありまして。

ちなみにアメリカや日本はみんなが見慣れたこんなタイプが主流。

これは良く見るやつですよね。実際使い勝手はかなりよく幅広い用途で便利に使えます。

横幅や全長にもいろんな種類があるので、各メーカーのサイズとにらめっこして自分にあった物を選ぶのが正解ですね。

 

で、ちょっと違うTレンチの文化ってのがありまして・・・それがヨーロッパのヤツ。

昔からバイク整備では一部のファンの間で高い人気を誇っていたのですが、近年は情報が入手しやすくなり一般の人からも問い合わせが増えてきております。

名前の通り「Tレンチ」ってよりは「Tハンドル」な印象のこの工具。アルミ素材が多く、あまり大トルクはいらないバイク整備にはかなり適したTレンチです。

しかし日本での知名度が低く、輸入元さんも多く在庫してくれないので流通が不安定だったんですよね。まぁそれが拡販の更なる妨げになっていたのですが。

で、このビーハのTハンドル。価格も安くて造りも良くて・・・で、かなりオススメなTレンチなんです。

確か最初はヨーロッパ帰りのメカニックさんに注文を受けて取り寄せたのが始まりでした。

それをみていた店内のお客さんが「俺も同じの欲しい」と。何度か仕入れて売っていたのですが、入荷に時間掛かったりしてHPに紹介するまではいかなかった工具です。

で、何度か頼んでいるウチにメーカーさんも在庫してくれるようになってきて、今月からは通常在庫に切り替えました。

なんでもヨーロッパのレース会場ではかなりの使用頻度らしく、人気が高い工具のひとつとの事です。

・偶然手に入れたメディアにもちょうど使っている写真が載ってました。

で、自分でも使ってみたのですが・・・いいっすね、これ。かさばらないし気楽に使えるし、トルク管理もしやすいしで言う事ありません。

8ミリとか10ミリとか1本だけ持っていてもかなり便利に使えると思います。

「なんかもうちょっと良い工具ないかなぁ・・・」なんて探しているバイクユーザーにはお勧めのTハンドルだと思いますよ。

HUSABERG2013

ダートバイク業界の中でも細かな分類はあったりするわけで、例えば少し前まで私が持っていた2代目バッタ号はカワサキのモトクロッサー。

現在所有しているのはKTMのエンデュランサー。

モトクロッサーはアメリカのAMA人気もあり売上のほとんどが北米になるので、国内4メーカーが毎年新型モデルを投入しつつ熾烈な戦いを繰り広げております。で、このモトクロッサーは日本メーカーがいまだに強いので日本国内でもそこそこ認知度はあるのですが、ヨーロッパで人気のエンデューロレース向け車両となるとダートバイク好きな人でも分からない車種があったりします。

今回はそんなエンデュランサーのメーカーHUSABERG(フサベル)の新型がついに発表。

常に独自進化してきたフサベルですが、現在はKTM傘下のメーカーです。ですのでメインフレームやエンジンなんかはほぼKTM。国内の輸入元さんも80%以上はKTMかなぁ・・・なんて言うほどですので、この辺は間違いないのですが・・・。

いざ乗ってみるとやっぱ違うんですよ。

まず最大の違いは足回り。

もともとヒラヒラとどんな悪路も行ける猫足と表現される事の多いフサベル。KTMベースになってもこの思想は変わっておらず、ちょっと借りて乗っただけですがまるで自分がうまくなったように錯覚するほどです。

で、遂に今年の最新2013年モデルが国内でも発表。

特にファンの間では待ち望まれていた4ストロークの250ccが遂に発売。フサベルは基本公道走行もOKでナンバー取れますので、この250の登場はかなり熱い話題となっております。価格も100万円くらいなのでKTMとの比較に悩む事になりそう。

そして人気の2ストロークも健在。こっちもナンバー取れますからね。かなり貴重な存在なんじゃないでしょうか。

 

今年の2013年モデルはサブフレームを強化樹脂に変えたり、足はKTMの最上位モデルと同じ物だけ採用したりと攻めのモデル構成。

もちろん他の排気量も設定がありますので、詳しくはフサベルジャパンのページでも覗いてみてくださいませ。

基本はコンペモデルですが、ナンバーも取れるので趣味のバイクとして2ストの125あたりを買ってピンクナンバーで登録して散策やツーリングに使うのも良いかもですね。もちろん練習してその気になればそのままコースデビューも出来ますから。

自動車のバッテリー事情

今や道路を見渡せばハイブリッド車を見ない事は無いと言うくらい普及したモーター搭載のEV車。

もちろんハイブリッドの定義は難しくて内燃機メインの車両もあれば、そうでない車両もあるのでモーターだけで話をするわけにはいかないとは思いますが、そういった車全てに積まれているのが大きなバッテリー。

そしてモーターを駆動するため、そして慣性による充電のため、かなりの大電流が流れる車だと言う認知はあまり進んでいないと思います。

大電流が流れると何かまずいのか?

例えば従来の内燃機搭載の車って事故を起こしてもガソリンタンクに偶然が重なってうまいこと引火しない限りは爆発とかしません。もちろん火災になったりはしますが、燃えるだけって場合が多いですね。

しかし。

大容量バッテリーは爆発します。これって購入するユーザー層にはほとんど告知されてませんよね。

そして感電。

これ結構やばくて当店でもレスキュー関連(JAFとか高速道路公団とか)には、感電防止の工具を多数販売しております。つまりメーカーとか関連する業界とかはバッテリーのやばさを知っているのです。

今日は別にハイブリッド車がダメとかEV車がダメとか、そんな事を言いたい為に書いているのではありません。

そういう事実を販売側がユーザーに告知せずに近未来カーとして普通に売っているのがマズイんじゃないかと言いたいのです。ですのでせめてこのブログを読んでいる人くらいは、そういった車両の危険性や取り扱いを少しでも知ってもらえればいいなぁ・・・と。

動画は先日開催されたSUGOでの日産リーフのレースの様子。冒頭のインタビューがちょっと長いのですが、ここを飛ばさずに聞いてもらえると開発側がバッテリーの取り扱いにかなり気をつけているのが分かると思います。