ダートバイク業界の中でも細かな分類はあったりするわけで、例えば少し前まで私が持っていた2代目バッタ号はカワサキのモトクロッサー。
現在所有しているのはKTMのエンデュランサー。
モトクロッサーはアメリカのAMA人気もあり売上のほとんどが北米になるので、国内4メーカーが毎年新型モデルを投入しつつ熾烈な戦いを繰り広げております。で、このモトクロッサーは日本メーカーがいまだに強いので日本国内でもそこそこ認知度はあるのですが、ヨーロッパで人気のエンデューロレース向け車両となるとダートバイク好きな人でも分からない車種があったりします。
今回はそんなエンデュランサーのメーカーHUSABERG(フサベル)の新型がついに発表。
常に独自進化してきたフサベルですが、現在はKTM傘下のメーカーです。ですのでメインフレームやエンジンなんかはほぼKTM。国内の輸入元さんも80%以上はKTMかなぁ・・・なんて言うほどですので、この辺は間違いないのですが・・・。
いざ乗ってみるとやっぱ違うんですよ。
まず最大の違いは足回り。
もともとヒラヒラとどんな悪路も行ける猫足と表現される事の多いフサベル。KTMベースになってもこの思想は変わっておらず、ちょっと借りて乗っただけですがまるで自分がうまくなったように錯覚するほどです。
で、遂に今年の最新2013年モデルが国内でも発表。
特にファンの間では待ち望まれていた4ストロークの250ccが遂に発売。フサベルは基本公道走行もOKでナンバー取れますので、この250の登場はかなり熱い話題となっております。価格も100万円くらいなのでKTMとの比較に悩む事になりそう。
そして人気の2ストロークも健在。こっちもナンバー取れますからね。かなり貴重な存在なんじゃないでしょうか。
今年の2013年モデルはサブフレームを強化樹脂に変えたり、足はKTMの最上位モデルと同じ物だけ採用したりと攻めのモデル構成。
もちろん他の排気量も設定がありますので、詳しくはフサベルジャパンのページでも覗いてみてくださいませ。
基本はコンペモデルですが、ナンバーも取れるので趣味のバイクとして2ストの125あたりを買ってピンクナンバーで登録して散策やツーリングに使うのも良いかもですね。もちろん練習してその気になればそのままコースデビューも出来ますから。