Ko-kenの特殊ソケット ─ヨーロッパ編─

国産ソケット専門メーカーのKo-ken(コーケン)

実は日本国内の販売よりも海外での販売量が多く、世界的な知名度も私達が思っている以上に高いメーカーです。
モノもそつなく高品質でコストパフォーマンスも最高、店舗でもかなりの売上を誇ります。

そしてソケット専門メーカーだけあって種類も豊富なんですね。
当店は工業団地に囲まれた立地なのですが、近隣の工場から来る変なサイズのソケットの注文にもコーケンならば大抵対応出来ていて販売店としても大変助かるメーカーなんです。

 

そんなKo-kenから最近ドドドっと出ている異型な薄型ソケットが対応車種以外にもひっそりと人気です。

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Ko-ken ドカティ用リアアクルスソケット各種

Ko-ken MVアグスタ用リアアクルスソケット

もともとはMVアグスタのリアアクスルの12ポイントインチソケットに対応するために作られ始めたこのシリーズ。
いまではサイズも拡大してラインナップも多くなっております。

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こちらは後から追加発売された899パニガーレ用の36ミリ12ポイントソケット。
ザグリ面をゼロにして薄型ナットに片手で作業しやすいようになってます。

 

そして背の低いソケットが作れるならば……と別業種から受注して作ったのがこちらのシリーズ。

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Ko-ken 3/8欧州車向けオイルフィルターソケット各種

どのソケットも今どきの薄型ナットに対応するためにザグリ面を浅め(もしくはゼロ)にしてあり、対応箇所の整備用だけ無く他所への流用で活躍しつつあります。
欧州車用オイルフィルターソケットなんて、そのサイズで3/8(9.5)の差し込みですから従来にはなかった整備が出来ますからね。

「なんだよバイク用・外車用か」とあまり気にしてなかった人もいるかと思いますが、考え方変えればなかなか面白いソケットだと思いますよ。

PBのビットホルダーリニューアル

整備現場では結構便利に使える1/4HEXビット。

PBビット

ビット各種の総合ページはこちら

様々な形状のネジに対応出来る便利な工具なのですが……
なんせちっこいので収納というか管理が大変。

そこで各メーカーがビット収納用のケースとかいろいろ出しているのですが、中でもぶっちぎりの人気なのがPBのシンプルなケースでした。

そしてそのPBのビットホルダーが地味ながらかなり便利になってマイナーチェンジ。

PBビットホルダー

PB 1/4HEX用ビットホルダー

パッと見た目はほぼ旧モデルと同じ。
そしてよーく見てもイマイチ違いは分からないと思いますが──

実はこれ─

PBビットホルダー

連結出来るようになりました!

ビットホルダーに収めて整理出来るようになってくると、今度はホルダー同士がバラバラに行方不明とかあったのですが
これなら手持ちの1/4HEXビットを一括で管理しやすくなったと思います。

工具箱の中を少しでも整理したい、持ち出し用の工具を効率化したいって人にはオススメのアイテムです。

配線被覆剥き ワイヤーストリップ

車両整備の中でも苦手意識がある人も多い配線関係の作業。

私も整理整頓とか得意じゃないので綺麗にまとめられた配線とか憧れちゃうんですが、ホントのプロが見た目以上にこだわるのが確実な結線。
車両に関わる配線や結線って振動や熱による経年劣化でどんな壊れ方をするのか予測が立てにくいんですね。

まして配線は見せないように……とか結線部分は隠すように……って作業するわけですから何年か経って電装系トラブルが出たときなんてそりゃもう大変。
なのでとにかく施工時に出来るだけ確実な作業ってのが求められるんですね。

で、そんな配線作業で意外と軽視されがちなのが被覆の皮剥き。

配線作業はここから始まるってくらい実は重要な作業なんですが、ニッパーあたりで適当にぐりぐりやってしまっている人もいるハズ。

 

で、そんな時におすすめなのはやはり専用工具。

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こういった専用の工具を使い配線にあった作業さえすればダレにでも綺麗に被覆を剥く事が出来ます。
プロ向けにおすすめなのがこれ。

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HOZAN ワイヤーストリッパー 

当店では中太線用と細線用の2本を在庫してます。
プロ向けと書きましたがそれだけ綺麗に作業出来るわけですから、一般の方にももちろんおすすめです。

ひとつ問題とすれば配線のサイズが分からないとちょっと失敗する事があると言う事ですね。
まぁそれだって一回失敗したら少しずらしてやり直せばいいのですから問題はないのですが。

で、いやいやもうちょう簡単なのが欲しい!って人にはこれ。

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HOZAN オートマチックワイヤーストリッパー

こちらは配線の太さとかあまり気にせず配線をはさんで握るだけ。ホントにそれだけで皮剥き完了です。
またこのモデルは配線の途中をちょっとだけ剥くとかも出来るので三つ叉配線したい時とかに重宝します。

IRWINストリッパー

IRWIN セルフアジャストマルチストリッパー

こちらも調整無しのオートで皮むき出来るIRWIN(アーウィン)のストリッパー。
これも配線途中の皮むきも得意なモデルで、オーディオ屋さんとかではかなり人気の工具です。

どのモデルでも良いのでちゃんと使えるストリッパーはひとつは持っていて欲しい工具のひとつですね。

カタログ刷新と価格改定

確か前回のカタログリニューアル直後に価格改定が行われたKo-ken
やっと今回のカタログで整合性がとれるようになりました。

Ko-kenカタログ

Ko-ken 総合カタログ(2025.1)

ってなわけで近年大人気のソケット専門メーカーKo-kenが久しぶりにカタログを新しくしてくれました。
見ていくと結構「New」マークも付いているのですが基本はサイズ拡充かな。
特に目立つのがインチサイズが増えたんですよね。
多分だけどどこか航空業界との繋がりが出来たんでしょうね。

その他の新商品に関してざっくりお話した動画もアップしてあります。
参考までにどうぞ。

それと2月末で工具メーカーの価格改定の情報が多くきております。
中でもビックネームなのがKTCですね。
現在も店舗では駆け込み需要が増えていて品薄になりつつあります。
何か気になっているものがありましたら今のうちにどうぞ。

店主の近況 ─2025年の2月─

なんだかわりと暖かい冬だなーとか思っていたら急に寒くなってきましたね。北陸方面では大雪の警報も出ているみたいなので気を付けてくださいませ。

さてさて。
またこの話題で申し訳ないのですが昨年秋から始めたYouTube
やっと登録者1000人が見えてきまして、以前から決めていた「1000人いったらいろいろやってみよう」計画の発動が近くなってきました。

今年2025年はマジでいろいろ新しい試みを目一杯やる!と決めた年なので、その動画撮影と絡めて本気の本気で取り組んでみたいと思います。

実際夏くらいまでには面白い報告がいくつか出来ると思いますのでお楽しみに。

そしてYouTubeといえば「対談」
実はいろいろ企画しているのですが……なんせ場所がなくて、どうしようかと考えていたのですが。
昨年秋に引っ越していったバイク屋さんのナグモの跡地をそのままスタジオに改装してしまえばいいんじゃね?と思いまして、こそこそと昨年末から動いております。

エイビットYouTubeスタジオ

この店舗に隣接するシャッター部分。
ここをちょこちょこと改装しており、ちょっとずつですが撮影も出来るようになってきました。

エイビットYouTubeスタジオ

こっち側は商品紹介や大型工具の展示とかで使う予定。

エイビットYouTubeスタジオ

そして反対側はまだまだなのですが対談スペースとしていろいろ準備している最中です。

あと難しいのが「音」と「照明」ですね。
この辺に関しては素人なのでさっぱり分からず…
それでもいろいろカメラ越しに確認したりしながら今出来る事をすすめている感じです。

スペース的には十分なのでバイク整備の様子とかもここで撮れるようになるので、動画だけではなくWebサイトの素材撮影でも活躍しそうなので頑張ってみたいと思います。

工具の紹介動画とか考察や解説動画はこのブログを読んでいる人にはすでに知っていることだったりもしますが。
隔週で行っているライブ配信では超新情報とか速報もお話したりもしております。
ライブ配信は「ラジオ形式」なので、何かしながらのながら聞きとかがオススメです、はい(笑)
またライブ配信中に工具の質問疑問も受け付けて即興で回答したりもしてますので、興味のある人はぜひご登録をお願いします。

YouTubeライブ

最新のライブ配信アーカイブ(2025年1月31日)

ま、とかいいつつ無理せず楽しんで、そしてマイペースで続けていこうかと思います。