JNCC第5戦ほうのき大会 出口選手報告

当店とLINK-OILからサポートをしている出口選手がJNCC第5戦となる飛騨高山のほうのき大会に出場しましたのでそのレポートです。
チーム『NAGmotors&ABITwith 日野カントリーオフロードランド』

出口選手(ほうのき)

クラス(トップカテゴリー):AA1
ゼッケン:62

前回の爺ヶ岳大会を終え、細かな不具合の修正や各所のブラッシュアップを車両(KX250F)に行いました。
特に懸案事項であった燃費対策でのビックタンクの装着、そして音量規制とパワーバランスのためのUSヨシムラサイレンサーの導入が実現出来たのは大きかったですね。

出口選手(ほうのき)

とにかく限られた資金の中での車両制作となりますので、思い切ったトライ&エラーの試行が出来ないのが苦しいのですが…
それでもなんとか乗り手でカバーしてもらいつつ徐々にですが良い車両になっていってます。
今回のオイルも外気温等を考慮してLINK-OILのNUR15W70をチョイス。
3時間、単気筒の4スト250cccをほぼ全開(1万回転以上)で走りきるクロスカントリーレースですので、エンジンオイルのタレも大問題なのですが。
終盤のラスト3周ほど(2時間経過時点)でベストラップを刻んでいる事からも油脂類の心配はなさそうですね。

また今年からサポート頂いているタイヤメーカーIRCのタイヤチョイスが悩みどころでした。
とにかくひと銘柄ずつ確認していくカタチになっているのですが、今回のほうのきラウンドでは思った以上にコースに石・岩が出てしまっていてふかふかを想定してチョイスしたMXタイヤが少し裏目に出たかたちになってしまいました。
それでも普通のゲレンデ区間ではさすがのグリップでパワー不足が否めない旧型車両でも下りスピードでは抜きに出る速さを見せてくれました。
(次回の月山ラウンドは岩が多いコースですので柔らか系を初挑戦予定?)

出口選手(ほうのき)

結果は11位と少し寂しい気もしますが、とりあえずの完走でしたので今回はこれで万事OKって事にしてください。

出口選手(ほうのき)

全開漢の出口選手。
ぜひみなさんも会場でそしてネットのライブリザルトで応援よろしくお願いします!

JNCC第4戦ジョニエルG爺ヶ岳

ってなわけで昨日のブログはサポートライダーの出口選手のお話でしたが、私も久しぶりにJNCCに出店に行ってきました。

2017JNCC爺ヶ岳

いつも通り金曜日深夜に積み込みして長野県に向けて出発。
エイビットのある埼玉はほぼ半袖でOKな気候になってますが、標高の高い長野県大町市はなめちゃいけないと思い少しだけ長袖とかも持っていきました。

2017JNCC爺ヶ岳

当店から長野の爺ヶ岳まで約4時間チョイ。
数あるレース会場の中では比較的近いので気楽にいったのですが……まさかの土曜日雨。
ちなみにこのJNCCというレースイベント。
日曜日にレースは集約されてましてその前日である土曜日は、コースの下見したり、各バイクメーカーの試乗会があったり、会場内にある出店ブースを見て回ったりってな感じで「準備したり楽しんだり」な一日なわけです。
当然出店側はある意味この前日がメインなので気合いれてブース設営するのですが、これだけがっつり雨降っちゃうときつかったですね。
(選手はコースが荒れるので別の意味できつかったと思いますけど笑)

それというのも今回の出店はちょっと試してみたい事がありまして。
それがこれ。

2017JNCC爺ヶ岳

バイクユーザーに評判の良いライツールを「全商品」持っていって展示してみようとおもったわけです。
実店舗でもよく言われるのですが、超軽量レンチであるライツールの存在は知っていても実物を見たことないって人はまだまだいるんですね。
それならば店舗に来る事が出来ない人にも見てもらえるチャンスじゃないかなーって思いまして、今回はメーカーさんの協力も受けまして実現しました。

2017JNCC爺ヶ岳

それも出来るだけ手にとって見てもらい、なおかつ必要とするサイズを厳選してもらいたくてセットではなく、このように単品メインの展示即売。
だからせっかく気合いれたので雨とかきついよねーって思ったのですが、いざ開店してみたらみなさん事前のSNS告知も見てくれたみたいで、大勢の方は覗きにきたり買ってくれたりと大盛況でした。
(ブースに来店頂きありがとうございました!)

そして天気は予報通り徐々に回復方向に向かいまして、近所の温泉いって帰ってきたあたりではすっかり雨も上がりました。

2017JNCC爺ヶ岳

雨さえ上がっちゃえば後は楽しい前夜祭。(雨降ってても楽しいけど)
若手のライダーが大勢参加してくれて(私を除けば平均年齢25歳くらいかな)「若者のバイク離れ」とかなんじゃそりゃそりゃな感じで盛り上がりました。

明けてレースデイ。

2017JNCC爺ヶ岳

快晴!
まだコースコンディションは悪かったのですが、それでも徐々に回復傾向に。

午前のFUNクラスには大勢の若者挑戦者が出場するので応援にも熱が入ります。

2017JNCC爺ヶ岳

300台オーバーが一斉スタートする午前のFUNクラス。
とにかく怪我なく無事にゴールしてくれって願いながらスタートを見送りました。
結果はお見事全員完走でOKOK。

そして。

2017JNCC爺ヶ岳

午後は全日本格のCOMPクラス。
こちらにはトップカテゴリーで参戦の出口選手と、ウチのお隣バイク屋さんナグモのナガチャンがBクラスで参戦。
(なんでまーくん、うんこ我慢してんの?)
今期はなにげに表彰台の常連になりつつあるんだけど、もう1歩抜けられない。
なので気合は入っているんだけど……まさかまさかのレース3日前にエンジンブロー。(本人の名誉のために言っていくと下取り車でそのまま出場予定だったので本人車両ではなかった)
となりのまーくんはそんなナガチャンのために、自分の車両を貸してくれたわけです。(偉いね)

そんな慣れない人のバイクでぶっつけ本番のレース。

2017JNCC爺ヶ岳

でも始まってみれば徐々に追い上げ展開で残り1周の「L1」が出た時点で入賞まであと1台抜けば!ってところまで上げてきてました。

そして最終結果は……

2017JNCC爺ヶ岳

周りは嬉しかったけど、本人は納得いってない8位入賞。
ま、それでも直前のトラブルがあって人のバイクで走ってこれだから全然OKでしょ。

ってなわけで次戦は灼熱の岐阜県ほうのきラウンド。
ここはアケアケの直登もある好きなコースだと思うので、きっと頑張ってくれると思います。
そして今回のライツール展示がかなり好評でしたので、ほうのきでもライツール展示継続決定。
今回見逃した人はぜひレース会場まで遊びにきてくださいませ。
※もちろん店舗にはライツール全品いつでもありますよ。

JNCC第4戦爺ヶ岳大会 出口選手報告

チーム『NAGmotors&abit with DHSmoto』として2017年のJNCCのトップカテゴリーに参加している出口選手。

JNCC爺ヶ岳

前戦までの車両XR600Rの不具合が修正出来ず、とりあえず慣れているKX250Fでの参戦となった今回の第4戦爺ヶ岳大会。

KX250F

チーム名にもある通り、今年はウチもサポートとして動いていますし、オイルは当店の推薦でLINK-OILのサポートライダーとして頑張ってくれてます。

前回のエンジンオイルは車両がXR600Rということもあり空冷ビッグシングルに対応するため硬めの『NUR15W70』をチョイスしました。
今回の車両は水冷4ストロークの250ccのモトクロッサーですのでトルク15W50の使用も検討したのですが、事前のテストでNUR15W70を試したところフィーリングも良くタレも少ないという事もあり、今回も耐久性重視でニュル15W70でいくことになりました。

出走前

時間の限られる中で仕上げたKX250F。
細かなセッティングこそまだまだでしたが、久しぶりのピュアレーサーでの戦いに好リザルトの期待が膨らみました。

そしていよいよレーススタート。

序盤は様子見ポジションを走行。
その後徐々に順位を上げモトクロッサーの弱点である給油回数の多さを考えてのプッシュが続きました。
私も応援の立場で観客と一緒に見ておりましたが、出口選手が通過する時は他選手との速度差と迫力でどよめきや歓声があがってました。
しかし……プッシュしっぱなしの代償が。
5周目、順位もシングルまで上げてきた周回でまさかのフロントタイヤがパンク。仕方なくピットインして大きく順位を下げる結果となってしまいました。
ベストラップを見るとトップ3に迫るタイムで走っていたので悔しかったですね。

なんとかこの爺ヶ岳でホッと出来るリザルトが欲しかった(本人が一番でしょうけど)ので、チームのみんなで悔しい爺ヶ岳になりました。
次戦はもっとアケアケ区間の多い岐阜のほうのき大会です。
今回の戦いで細かな修正点もかなり洗い出せましたので、次こそ頑張りたいと思います。

公式リザルトは以下の通りです。
次も応援よろしくお願いします。

リザルト

JNCC第3戦鈴蘭とオイルサポート

JNCCの第3戦が岐阜県の鈴蘭高原で開催されました。
今回私は所用で行けなかったのですが、当店のお隣であるナグモ(NAGmotors)とお仲間が出場してきました。

そのJNCCの最高峰クラスであるAAクラスに今年からナグモとウチのチーム名を使って出口選手が出場しております。

今回はサポートの関係で旧車であるXR600で出場。

リンクオイルNUR15W70

昨年からLINK-OILのサポートも行っておりますので、空冷大排気量に適した『NUR15W70』を使ってもらいました。

リンクオイルNUR15W70

LINK-OIL 20リッターペール缶販売(このページにニュルがあります)

この硬いオイル。
もともとは国内の24時間耐久用に制作されたオイルでして、その後ハーレーやビッグシングルのバイクでも人気を博しております。
※本オイルはペール販売のみとなります。

リンクオイルNUR15W70

空冷って事はいわゆる油冷なわけで、オイルの受け持つ役割は結構重要なのですが、実績のあるニュル15W70ならいけるでしょ!って思ったのですが…。
テストの段階で油温が上がりすぎてしまう(140度!)ことが判明。
エンジンオイルに油温を下げる能力は無いので、本来はハード面で対応してもらうのですが、今回は時間もなくそのまま本番に。

結果としては充分に戦えてたのですが、ライダーである出口選手が熱中症になってしまいあえなくリタイア(3時間ひとりで走る耐久なので仕方ないす)
油温もやはり厳しい感じになったのですが、それでも耐えたのはオイルのおかげといってもらえてよかったです。
とりあえずXR600での初戦だったので車両全体の課題点も見つかりました。
次戦もコース的には厳しい長野県の爺ヶ岳です。
みんなで力を合わせて頑張りますので応援よろしくお願いします。

2016JNCC最終戦 AAGP爺ヶ岳

寒い、寒かった…。
山をなめてました、本当にごめんなさい。

ってなわけでJNCC最終戦のAAGP爺ヶ岳ラウンドにいってきました。
出掛けたのは金曜日深夜、現地到着予定はAM2~3時予定ってな感じで、現地につき次第ちょっと寝酒呑んで翌早朝の出店に取り掛かる予定でしたが…

が。

長野ICを降りていつもの外気温度計をチラリと見ると「2℃」との表示が!
もう20回以上、そして寒い時期にも何度も来たことのある爺ヶ岳。
長野市内との温度差は大抵3~4℃あるんです。(会場は標高高いので)
案の定会場そばまでいき外気温度計を見ると「-2℃」の表示が…、まぁそんなの見なくたって停車してる車が全部凍ってますからね…。
こりゃ、過去最高の寒さですよ。

ちょっとだけ会場入りしようか悩んだけど、明け方になると会場に入れない可能性もあるので現地に向かいました。

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車の外に出てみると、あれですアレ。
寒いというより「痛い」ってヤツ。
でも星空は最高でプラネタリウムかよ!ってひとりで叫んでました。
結局その日はエンジン掛けっぱなしで暖房掛けて就寝。

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明けて土曜日の早朝爺ヶ岳。
よく見ると地面が白いのわかります?
明け方の放射冷却で青空なのにもー寒い寒い。

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それでもお日様の力が絶大でして、日中は半袖でOKってな感じのポカポカ陽気になりました。
ちなみに最終戦だけ開催される各地区代表とクラブチームのリレー合戦にはウチのお仲間も参加。

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お隣のナグモとお仲間のケイズさんの混合チーム。
そして何故か代走で走る事になったデグハヤ。
(結局ラップされまくってアンカーのデグは走れず終了w)

この日も夜から大宴会やったんだけど殺人的な寒さの中、日本酒メインに呑んでいたらかなり酔っぱらいましたわ。

そしてレースデイの日曜日。

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昨日までの晴天とかわっての曇天。
朝の冷え込みはそれほどではなかったのですが、太陽が出ないせいか徐々に徐々にと下がる気温。

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それでもレースは始まるわけでして、1年通して真夏水没男のOh!師匠はこの張り切り具合。

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爺ヶ岳は以前もお伝えした事があるとおり、こんな感じの石ころだらけなコースがメインとなります。
今回は「初レース」と「初爺ヶ岳」な人が多かったので、実は結構心配してたのですが。

ウチのお仲間として出てくれた15名ほどのメンバーは全員怪我なく周回も重ねて無事にゴール。
一年間の練習の成果が出たレースとなって良かったです。

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そして今年一番の伸びしろ男のナラ君がついに覚醒。
練習だと速いのに本番ダメダメのジンクスを打ち破り、ライバルのオクツ君まであと1歩って所まで迫ったのは応援にも力が入りましたね。

そして午後からはいよいよ全日本格のCOMPクラス。

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大町市の市長さんが演説しにきたり、本場アメリカのGNCCライダーがゲスト出演したりと、とにかく最終戦らしく盛り上がってます。

そしてスタートは我らがナガチャンが予告ホールショットを完遂。
ぶっちぎりで飛び出していってくれて、若手メンバーも大喜びでした。

そしてエイビットがサポートしてる出口選手も頑張ってました。

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トップ陣に食らいつく4位を走行。

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ナガチャンは難所で手こずってしまい徐々に追い下げなレース展開に…。

レースも中盤を過ぎ、私は出店ブースに戻って仕事していると、なにやら一台のバイクがブースの前に止まりました。
「ん?」

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あれ!?
「デグどうした!?」って聞いたらリアホイルのリムが歪んでパンクしてしまったとの事。
まぁレースだから仕方ないとはいえ、応援してる若手メンバーにデグの表彰見せて上げたかったなー、残念。

っとまぁ、そんな感じでいろいろあった一年間のシリーズもこれにて一旦終了。
会場ではわざわざ工具の問い合わせや相談に来てくれた方や購入してくれた方々、本当にありがとうございました。
あ、そうそう新発売のコーティング剤の仕上がりを見てもらえたのも嬉しかったですね。

「また来年ー」ってシンプルな挨拶の中に少し寂しさを感じましたが、まぁほんとにまた来年も会うんだろうなって思える素晴らしいイベントだったと思います。

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今年はメンバーもすごく若返って20代が中心のチームになりました。
来年も頑張って、目一杯楽しみましょう。

それではJNCCな人達もまた来年!