工具セットセール終盤戦

2022年が始まったーとか思っていたら、あっという間に2月も終盤ですか、そうですか。
工具の業界もこの2月・3月は取り引きのある企業さんの年度末進行等でして、わけも分からずドタバタする時期ですから忙しく動いているうちに気がつけば一年の1/4が終わってしまうって感じです。

で、来月の3月が終わると工具メーカーがいろいろ行っていた各種キャンペーンも一区切りになる季節でもあります。
そんな各種のセール企画の中でKTCの工具セットセールの「SK_SALE」やSIGNETのメカニックツールセットセールも春に終了いたします。

2022SKセール

>>KTC SKセール2022総合案内ページ

工具セットが半額になるビッグセールですが、年末から春先までのセールですのでこれを逃すとまた今年の秋まで待つ必要が出てきます。

SIGNET工具セット
ブラックは完売しレッドのみ数セット残の状況です。

SIGNET 3/8メカニックツールセット61点組

そして特に今の時期、2月の終わり頃から3月にかけて工具セットの需要が高まる時期でもありまして超品薄の状態になります。
すでに需要高は始まっておりますがまだギリギリ間に合うと思いますので、工具セットの購入を考えていた方はそろそろ急いで欲しいってのが販売現場の本音です。

KTCのこのセールは期間内にさえ間に合えばその場で在庫がなくてもセール特価が適用されますので、まだ悩んでいるとかの人は十分に検討の価値があると思います。
(SIGNETは「個数限定」なので売り切れ次第終了です)

2022SKセール
人気のモーターサイクルツールセット

店舗にも少量ですが在庫ありますので購入希望や相談がしたいって人はお店に来て気軽に聞いてくださいませ。
(遠方の方は電話でもOKすー)

キャッチャーボールHEXを作った工具メーカー

工具とひとことで言ってもいろんなメーカーが各社なりの特色を出して、同じ用途でもちょっとずつ違う工具を発売しております。

個人的には「あのメーカーはあれが強い」とか「あのメーカーはあんなの作らせたらうまい」とかあるのですが、なかなかそういうのってイメージなのでお客さんに伝えるのはちょっと気が引けるんです。
だってあくまでも自分の主観な話だし、そういう突っ込んだ話すると人それぞれちょっとずつ違ったりもするので、無理にイメージつけする必要も無いかな?ってのが本音ですね。
まして一応本業の私がヘタな事言うと変な先入観与えてしまう事もあるわけですからね。

でも確実にそのメーカーが「特色」として打ち出している物なんかもありまして、そういうのはバシバシお伝えするつもりです。

で、今回はそんな特色のひとつ。
国産メーカーアサヒを紹介。

アサヒと言えば知る人ぞ知る超軽量レンチシリーズのこれ。

ligt_comb_nw1

ライツール 軽量コンビネーションレンチ各種

ライツールと言う名前はアサヒの中のブランドネームでして「アサヒがこれ作ってたの?」と驚かれる人もいるのですが、OEMとかじゃ無くあくまでも自社ブランドの名前のひとつです。

で、このライツールが有名なのでこういう工具ばかりなのかと言うとそうじゃなくて、工場向けの実用的な工具が基本のラインナップとなっております。

その中でも特にHEXレンチはかなり定評があり、某超有名メーカーのOEM品の製作とかまでしている隠れた優良企業です。
そしてそのアサヒのHEXレンチの特色がキャッチャーボール。

アサヒキャッチャーHEX

アサヒ キャッチャーボールL型HEXレンチ

キャッチャーボールとは……↓

こんな感じでHEXの先端部分にロックボールが埋め込んであって、これでキャップボルトを落とさないで作業出来ます。

実際に付けてみるとこんな感じ。

パチっとハマりますのでちょっとくらいの振動では外れません。
このボール、レンチのロング側に付いてますので奥まった箇所へのアクセスも非常に楽に行えます。

またこの精密な仕上げはアサヒならではでして、かなり細い3ミリのレンチまでこのボールを入れる事が出来るメーカーは世界中でも数社しかなくて、ましてそれをこれだけ安価で提供してくれているのはユーザーとしてはかなり嬉しいと思います。

なかなかフォーカスが当たりにくい地味なメーカーではありますが、ホントに良い仕事するメーカーなんですよ。

現在セール中

アサヒキャッチャーボールHEX

アサヒ キャッチャーボール付 L型HEXレンチセット(7本組)

現在そんなキャッチャーボール付きのHEXセットがお試し特価のセール中です。
この機会にぜひ使ってみてください。

年末特別企画KTC15%OFFセール

今年も残すところ2週間をきりました。
実際各会社さんも28日ころが締めとなると思うので実質10日ほどですね。

当店と取り引きのあるメーカーや問屋さんもそれくらいで年内は終了になりますので、ウチもその辺の山場が終わったらほぼ終了って事になりそうです。

そんなわけでセール告知。
毎年恒例でリンクオイルのセールを12月の頭にやっているのですが、肝心の工具も何かやってよーってなリクエストにお答えしまして「KTC掲載全商品15%OFF」なセールをスタートしました。

KTCセールバナー

>>詳しくはこちら

オイルセールと同じで現在付いている値引き後の店頭特価から「さらに15%OFF」となりますので、年末に購入を検討していた商品がありましたらまさに大チャンスというわけです。

KTCセールKTCセール

期間:12月21日(火)18時まで

と期間はかなり短いのですが、この週末に検討して頂きまして気になったものがありましたらこの機会をぜひご活用ください。

KTCセールKTCセール

店舗ではレジにて、Web通販では合計金額画面にて自動値引きされます。
そんなわけでもうちょい頑張りますのでみなさんよろしくお願いします。

フロアジャッキとリジットラック

自動車だけでなくバイクや設備機器等々、いろいろな機械の整備をやった事がある人なら分かると思いますが、工具って基本的なところはあまり何用とか関係なくて。

例えばドライバーは必要だし、レンチだって必要、ソケットもいるし、プライヤーもなくちゃいけない。
こんな風に考えていくと根本的な工具というかラインナップではそんなに違いはないんですね。
もちろん揃えていくソケットやレンチのサイズとかはちょっとずつ違うので「全く同じ」とは言い切れないのですが、難しく考える必要なあまりないですよって事は分かっていて欲しいと思います。

そしてそこそこ基本的なモノを揃えていくと各業種別に専用品っぽい工具が増えていくイメージですね。

でそんな中、自動車向けとしては工具を揃えていくのにどうしても乗り越えないといけない壁みたいなのがあって、それが車体を持ち上げるジャッキアップ関連の工具類。

なんといっても自動車の整備の中で、いわゆるはじめの一歩的な作業のオイル交換とかでも、とにかく車体を持ち上げないと出来ないですからね。
(もちろん上抜きでもいいんですけど)

結構な設備工具なわりにかなり初期段階で必要となってくる事が多いので、ウチみたいな専門店にも「どんなものを買ったらいいのか」等々──相談の多い工具のひとつです。
そこで今回はフロアジャッキとウマ(リジットラック)を軽く紹介。

SIGNET アルミフレームジャッキ1.5t

フロアジャッキとしてオススメなのがこのSIGNETのアルミジャッキ。
能力は1.5トンと少なめに感じると思いますが、軸重で考えれば大抵の普通車はこれで問題なく使えると思います。
またアルミジャッキにありがちなアルミ製だと故障の多くなる油圧ラム部分は、きちんと別に鉄製で作られていて耐久性まで考えたジャッキとなってます。

使い勝手もごく普通のフロアジャッキとして使えますので戸惑うことも少ないと思います。
(下ろす時にハンドル抜いて別のバルブに差し込んでとかがありません)
またハンドル部分等は簡単に取り外して分解出来ますのでアパートやマンションにお住まいの方にもオススメですね。

そしてウマ。

SIGNET 折り畳み式リジットラック(2ton)

折り畳み式ではありますが、これも持ち運びや収納を考えると便利ですね。
能力は2トンでコンパクトなモデルですので小型ジャッキとの相性もよく便利に使って頂けると思います。

またリジットラックは手持ちのジャッキとの相性もよく考えて購入しなければいけません。
ジャッキで最高位まで持ち上げても相性の悪いリジットラックだと車体下に入れられずに使用できないなんて事は結構多いのです。
(工夫すればなんとかなりますが)

そしてよく話題になる受け部分のゴムカバーですが、個人的には不要派なので余計にオススメなモデルですね。
(受け部分がゴムなのは対象を痛めにくいので良いのですが、適度に滑ってくれないので、車体に対して前後の動きがあるとリジットラック本体が倒れる危険性が増します)

ジャッキアップの方法や注意点は『工具実践』のページで紹介してますのでそちらをぜひご一読くださいませ。

現在アルミジャッキがセール中です。

SIGNETアルミジャッキ

SIGNET アルミフレームジャッキ1.5t 限定特価品

そして現在上記で紹介したジャッキがセール品となっており特価販売中です。数量限定になりますがかなりの特価となっております。
この機会にぜひどうぞ。

基本工具のひとつめがねレンチ

私が工具にたずさわるようになった30年以上前から、実はハンドツールってそんなに変わってなくて、基本的にはそこそこ完成された工業製品だと思います。

極端な例えだとは思いますが、以前横田基地のそばでジャンク屋さん入ったら50年前のスナップオンがガラクタとして売ってまして、それは今の製品とほぼ同じ形状でした。
これはその当時にその形状まで作り上げたメーカーもすごいとは思うのですが、変化がなくてもなんとかなっちゃうもんなんだなぁ……なんて思わされる出来事でした。
ちなみにスナップオンは工具ひとつひとつに製造年式が刻まれているので、早見表かなにかあればすぐに分かると思います。

そんな実は革新的な工具っていうのは新規で登場しにくい現代ではありますが、それでもたまには「お!」っと思わせてくれる新発想の工具とか出てきますから嬉しくなっちゃいますよね。

新しい革新的な工具、そして古くからあるベーシックな工具。

そのどちらが良いとか悪いとかはあまりないと思ってまして、新しい機構とか新しい素材とかにはすごく期待しますし、古くからある工具には安心感を覚えます。

 

そして今回は昔から変わらないベーシックな工具のお話。

めがねレンチ。

今売られている基本工具セットとかそういうのを見るとほぼ入っているのがスタンダードな浅いオフセットのめがねレンチ。
ちょっとしたセットでも入っていたりする工具なので整備を始めたばかりの初心者さんでも結構持っていたりする事も多く、またあまりにも基本的な工具なのでありがたがられる事も無かったりするんですが……。

やっぱりベーシックな工具としてはかなり重要な工具のひとつだと思うんですよね。

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KTC めがねレンチ

サイズも豊富で浅いオフセットのスタンダードなめがねレンチはかなり重宝する存在です。

そして狭い箇所でも使い勝手もよく、トルクを掛けたい箇所でも安心して使う事が出来ますよね。

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nepros めがねレンチ

ただしさっきも書きましたが、あまりにも基本的な工具すぎちゃって軽視される傾向にあるのもこのレンチの特徴ですね。

これガシガシ使ってみるとホントに便利なんですが、これ使うよりも便利そうな工具が今はいっぱいありますから、どうしてもそちらを手にとってしまうユーザーが多いんだと思います。

そして揃え方も問題ある事が多いです。

8×10 12×14 17×19

とかね。
こんな感じで1本1本でサイズかぶりしないように節約して揃えている人が多いのですが、実際の現場では長さ違いの14ミリが欲しい場面とか、サッと持ち出して使う場合に相手のネジの組み合わせにあわせて1本でスマートに作業したい場面とかあるのでサイズが被るのは仕方ないと諦めてもらってきっちりと揃えてもらいたいというのが本音です。

理想は 8×10 10×12 11×13 12×14 14×17 17×19
とサイズ被り上等で揃えるのが望ましいですね。
特に12mmとか14mmは重要だと思います。

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ライツール めがねレンチ

キチンと揃えて持っていると実はかなり便利に使えるベーシック工具。
それがめがねレンチです。
そういえばあまり気にした事なかった──なんて人はこの機会に見直してみてはいかがでしょうか。

現在セール中

TONEめがねセット

TONE ディープオフセットめがねレンチセット 限定特価品

ディープオフセットのめがねレンチとなってしまいますが現在TONEのめがねレンチが半額セール中です。
サイズは近年の自動車整備事情に合わせて16mmとかも入っているかなりオススメなセットとなっております。