JNCC最終戦AAGPサポートライダー

今年はいろんな事情で全戦追いかける事が出来なかったJNCCですが、やっぱ毎月会場に出向いていると1年って過ぎるの早いんですよね。

で、今年も気がつけば来月の8日に最終戦のAAGP爺ヶ岳です。
これが終わればJECのSUGO2Daysとかこそありますが一気にシーズン終了って雰囲気になりますね。

そして今期は最上位のAAライダーがちょっとだけ寂しかったかな。
仕事が忙しいんでしょうけどHONDAのまちゃ選手もあまり来なかったですし、今年は休養宣言してたデグハヤこと出口選手も一年間お休みしてました。
まぁ子供生まれたり、いろいろ生活に変化がある年は厳しいですよね。

しかし出口選手はウチの近所に住んでいてレースとは関係無くお付き合いがありまして。(猫友達)
相談に乗ったり、逆に乗ってもらったりね。

そんな出口君が最終戦だけスポット参加出来るかも!?
と言ってきたあたりから考えていた事がなんとか実現しました。

 

当店が関東代理店となっている国産オイルメーカーのLINK-OIL
これをメーカーと当店が共同で最終戦だけのスポットとなりますがスポンサードする事になりました。

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AAクラス(一番上)のシングルゼッケンライダーである彼がリンクオイル(トルク15W50)を入れて最終戦を走りますのでみなさんも応援してくださいませ。

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またAAGP前日にはリンクオイル本社の人が来て直売会も開催予定です。
(ペール缶で良ければ会場特価も出ると思います、事前に問い合わせ頂いてもOK)

JNCCの最終戦に来る予定の人はもちろん、興味はあったんだけど・・・なんてまた未経験の方も是非会場で一緒に応援して楽しみましょう。

・JNCC 最終戦 AAGP爺ヶ岳
会場:長野県大町市 爺ヶ岳スキー場特設会場
日程:11月7日(土) オイル即売日
11月8日(日) レース日(全日本戦はお昼頃スタートです)
一般入場料:1000円

>>JNCCのホームページはこちら

省燃費型エンジンのオイル

当店で販売している国産オイルのLINK-OIL

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おかげさまでリピーターも多く、いろいろなお客様に使っていただいております。
もともとスポーツ車向けとして始まったオイルメーカーですので、そういう志向のオイルがメインで問い合わせが多いのですが・・・、実は一番売れているのは省燃費型エンジン対応のエコやウルトラエコだったりします。

まぁそりゃそうでして、実際現在販売されている新車の多くがそういった仕様の車ですからね。
で、今日はそんな省燃費型エンジンのオイルを少し整理してお話してみましょう。

まずは最も普及型のオイルである5W30。

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LINK-OIL Eco(エコ)5W30

多くのリッターカーやミニバン、そして軽自動車で採用されている粘度ですからね。
店舗でも通販でも毎月定期的によく売れているオイルです。
もちろん性能も良くて街乗りプラスアルファなら価格も考えてこれ1択。
オススメのオイルです。

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LINK-OIL Ultra-Eco(ウルトラエコ)0W20

そしてプリウスとかで採用されている0番台のオイルにはこのウルトラエコ。
もともと開発車両もプリウスなので相性はバッチリです。
ただしこの手の低粘度のオイルはコストもかかるので少しだけ価格も高くなってます。
もちろん性能比で考えればかなり安いんですけどね。

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・LINK-OIL 86/BRZ用 OD-Spec-R 0W-25

そして上記の2グレードを開発した経験をもとに86/BRZのワンメイクレース用して開発されたのがこのODスペック。そう得意のスポーツ系です。
もうそのまま86専用になってまして油量も交換に適した5.25リッターパッケージになってます。

このオイル。
開発へのキッカケは86の純正指定0W20という低粘度オイルを使うとサーキットでは耐久性に「難アリ」だった事が発端になってます。
そこで0W20相当のレスポンスを維持したままひとつ上の5W30並の耐久性を持たす事が出来ないか?って感じで作られました。
86/BRZのワンメイクレースではエンジンは当然の事、吸排気のチューンも規制されていてエンジンオイルの持つ役割が大きかったのも役立ったようですね。

実際街乗りオンリーっていう86オーナーさんも多数いれてくれてますが、みなさんこのレスポンスで耐久性があるなら安心して乗れるって喜んでくれてます。

 

そしてそんな86オーナーを羨ましくみていたのがヴィッツRSやスイフトスポーツ等のリッタースポーツ車の人達。
試しにODスペックを入れたらすこぶる調子良い!とリピート購入してくれてましたけど・・・なにせ5..25リッターと言うパッケージは買いにくかったんですね。

そこで。

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LINK-OIL SPORTS-ECO(スポーツエコ) 0W25

はい遂に出ました!ODスペックの開発実績をリッタースポーツにも合うようにチューンし直し、さらに小分けパッケージもOKになったスポーツエコ0W25です。
これは、かなり良いオイルですよ。

だってフルシンセでエステル配合の低粘度スポーツオイルがこの価格ですからね。
ちょっとビックリしました。

そして同じ質問が来たのでここに書いておきますが5W30相当の油性をちゃんと持ってますので、純正指定が5W30の車両にも問題無くOKです。
そしてもちろん86/BRZにもOK。(あとビックスックーターとかもOK)
※湿式クラッチのバイクには使えません。

スポーツ寄りで作ったオイルなのですがさっきの話通り耐久性も確保したオイルですので、0W20指定の車両へのエンジン保護対策として入れてもOKです。

 

こんな感じで出揃った感のあるLINK-OILの省燃費型エンジン車対応のオイルラインナップ。
どれを選んでもオススメですよー。

ボルトナットのカジリ防止

どんな整備のベテランさんでも嫌な作業ってのはあるわけでして、そのベスト3に必ず入るのが固着したネジの脱着。

マフラーなんかエキゾースト関係だと「経年劣化」はもちろん「熱」や「雨」でほぼ一体化するまで錆てしまっているボルトまでありますよね。
そこまでいっちゃうと半分くらいは壊す覚悟で緩めたりするんですが、そりゃー壊れないで緩んでくれたら小さくガッツポーズなわけですよ。

で、エキゾースト関係だけかと思いきや実際はブレーキとかフレーム結合部とかブッシュ部とかね、風雨にさらされ熱に侵されって箇所はかなり多いです。

そんなボルトナットに出会ってしまったらもう仕方無いのですが、予防の措置はとれるわけです。

それがかじり防止のケミカル。

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ワコーズ スレッドコンパウンド

ほんとたいしたケミカルじゃ無いのですが、これを分解時にススっと塗っておくだけで何年後かの自分が高確率で褒めたくなるって言うケミカルです(笑)

別にこの製品じゃなくてもカパーコンパウンドとかいろんな呼び方でかじり防止剤は出てますので、手に入りやすい物でOK。
一回買えばしばーらくは持ちますので、持っておいて損じゃないケミカルだと思います。

使い方はいたって簡単。

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これはプラグに塗っているところですが・・・こんな感じでネジ山部分に薄く塗ってあげればOK。量ははみ出したら汚いのでスススっと軽めにね。

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これはホイールのスタッドボルト。これも多めに塗ってもあまり意味ないので軽く塗っておけばOK。

これを塗っておくだけで熱のカジリが大幅に軽減され、後日の作業がかなり楽になります。

なので気にする人(私も)は新車購入や中古車購入時に、車両をバラシつつ塗ってトルクレンチで組み付けってな具合に自分の愛車をシャキっとさせるんですね。

ただし塗り方を間違えるとオーバートルクの原因にもなりますので、詳しくは製品紹介ページに書いてある注意事項をお読み下さい。

お店に来店してくれて初心者さんが最初のワンセットを購入しにきたりしたら、かなりの確立で私はこいつもオススメしてます。それくらい隠れた基本ケミカルですよ。

 

オフセットサイザル

お待たせしてすみませんでした。

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オフセットサイザルの研磨剤セットがドドーンっと再入荷してきましたので本日各所に発送&連絡いたしました。
心当たりの人はどうぞよろしくお願いします。
ってなわけでエイビット創設時からずっと売れ続けているサイザルをあらためて紹介します。

 

アルミや鉄、そしてチタン等の鏡面磨きや錆落としに便利な光陽社のオフセットサイザル。

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・光陽社 オフセットサイザル

この見た目は怪しげな円盤がアルミの鏡面加工に絶大な威力を発揮いたします。

>>使い方や準備手順はこちらをどうぞ。

 

で、今日はこのサイザル関係の買い方というか賢い揃え方の話。
このオフセットサイザルにはディスクのみの単品と専用の研磨剤まで付いた研磨剤セットがあります。

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これを作っている光陽社はもともと研磨剤で超有名なメーカーでして、何気なくおまけで付いているこの研磨剤もものすごく使い勝手が良いです。

よくすでに青棒持っているのでセットはイイヤって人がいるのですが、ぶっちゃけ青棒との番手的な相性はあまりよろしくない工具なので、出来るだけ最初は研磨剤セットから買っていただけると良いと思います。

で、せっかく研磨剤が2個付いているので「研磨剤セット + 単品1枚」 と言う買い方がオススメ。

そうすればサイザルを「粗磨き(錆落とし)用」と「仕上げ(鏡面)用」として使い分けが出来ますから結果としてサイザル本体の延命にもつながります。

 

そして上記にプラスしてついでに買うならこれ

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軸付きのサイザル。 やっぱり細かな所に入りませんからね、これが1個あるだけでもかなり違います。

そして持ってない人はこれも必須。

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ワコーズのメタコン。

よくあるピカールよりも粘度があって側面のような場所でも流れたりたれたりしなくて便利です。

そしてこれを持っていれば鏡面後の管理にも使える(再磨きとか)ので持ってたら便利と言うよりは、持ってないと後が大変です。

 

すでにこのサイザルを売り始めて(自分でも使って)15年ほどですので、かなりの情報が蓄積出来ております。やり方や素材に関する質問もお気軽にどうぞ。

 

高性能リチウムグリス

※サイトURLが大幅に変わりましたのでリンク不一致になっている記事を書き換えました。

ウチみたいな工具の販売店をやっていると切り離せない話としてケミカルの話題によくなります。

ケミカルと言ってもエンジンオイルとかはね・・・また別の話でして。
LINK-OILをよろしくお願いします)

 

整備用の各種ケミカルをそこそこ理解してキチンと揃えている人って整備中級者以上な方には多いのですが。

まず「工具を揃えました」そして「少し作業が楽しくなってきました」くらいの脱初心者さんだと、あまりにも情報が少なくて何が何やら分からないってのが本音かと思います。(情報が少ないってよりも各ケミカルメーカーの呼称がそれぞれ違いすぎて、身近で手に入る物が何なのか分かりにくいのかも)

当店はとりあえずズラっと一式くらいは店舗にワコーズの各種ケミカルが在庫してあるので、そういう細かな専用のケミカルならば相談してもらうのが一番早いと思います。
棚の前で「うーん・・・」って悩んでいる人ってかなり多いのですが、ほんとに気楽に聞いてくださいませ。

 

で、そんなケミカルの中でも市場の意見がかなり割れる事の多いのが「グリス」

エンジンオイルとかと一緒で別に正解があるわけじゃ無いので、ホントは好きなの使えばいいんですけどエンジンオイル以上に情報が無くて初めて買う人には難しい問題だと思います。(聞く人によって違う意見が出やすいですしね)

そして「何用」と指定されてると買いやすいのに、こと一般的なグリスに至ってはなんのグリスを使ったらいいのか良くわからないんですね。

 

そこでエイビットが店舗でオススメ販売してるのがこれ。

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スーパーマルチグリス

その名の通り「マルチ」なグリスでして、いわゆる摺動部と呼ばれる箇所なら高荷重だろうが水が直接かかる部分だろうが問題無しのバッチリの高性能グリスです。

もっとわかりやすくいうと「グリスアップして」と言われている部分にはこのグリスなら大抵問題無し。

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もっともっと言うとかなりのハイスペックなグリスでして、いわゆる車両整備に使うにはオーバースペックかな?ってくらいなシロモノです。

でも自分の車両整備なら少しくらいオーバースペックなモノを使いたいのが人情ですよね。
(そりゃーすげー高価なら諦めるけど)

 

ちなみにこのグリス。リチウム系のグリスでして長年いろんなグリスを試して・・試して・・出た答えのひとつとして自信を持ってオススメしてます。
以前は赤いウレア系のグリスも販売していたんです。
リチウム系・ウレア系、どちらも最上位グレードのモノを使えば性能差はほとんどありません。

最上位グレードのモノなのでどちらでも全く問題無いのですが・・・ウレア系はちょっとだけ弱点がありまして、長期間放置するような時にグリスが塊で落ちる事があるんですね。あ、これは個人所有の普通の車両ならまず考えられない事象ですので心配はいりませんけどね。

ただし高荷重とか常に風雨にされされるとかの場合、流れ落ちるんではなく「ポロッ」と落ちる事があるんです。その点リチウム系はヌターっとしてて最上位グレードでも流れてしまうような劣悪な場面でも少しずつしか劣化しないんですね。そういうふうに劣化していく過程が穏やかなグリスの方が、個人で整備している人には向いていると考えたわけです。(実際はほぼ悪くなりませんけど)

ってなわけで当店ではリチウム系の最上位グレードのこのグリスを主に販売しております。

 

ウレア系の赤いグリスとかに比べると少し見栄えはカッコ悪いんですけどね、性能と安心を優先した結果と思ってください。

特にこういう普通のグリスって何買ったらいいのか分からないって人は多いと思います。そういう時は遠慮無くご相談くださいませ。