木工用のバイスグリップ

ガチャンと掴んで離さないロック機構付きのプライヤーとして人気のバイスグリップ。
この「バイスグリップ」というのは登録商標でして、工具の分類名としてはロッキングプライヤーが正解なのですが、整備の現場ではやはりバイスグリップという通り名の方が有名ですよね。

バイスグリップ

IRWIN バイスグリップ[スタンダード]

ま、それくらい本家本元であり元祖であるバイスグリップですが、木工用としても海外で人気なのはあまり知られておりません。
まぁそれだと知らなくてもホームセンター等で似たようなモノは見掛けた事があると思うんです。

クイックグリップ

IRWIN クイックグリップHD ワンハンドバークランプ

金属用のバイスグリップはいろんなところにコピーされまくったのと同じで、この木工用のクイックグリップもコピーされて類似品が多く売られております。

で、そういうのを使った事ある人は口を揃えて「イマイチ…」というのでが、この本家のクイックグリップ、ましてHD版(ヘビーデューティー版)はちょっと違いますよってのが今回の主題。

クイックグリップサイズ

サイズもいろいろあるんですが、実際の機構部分(青い部品)の大きさは変わりません。
あくまでも開口幅である黒いバーの長さが違うだけなので、サイズが違っても能力は一緒で締め付け力は272kgを誇る超本格派の木工用バイスです。

クイックグリップ

完全プロ向けの業務用クランプなのでいわゆるその辺で売っているなんちゃって品とはわけが違い造りになっております。
当店でもツーバイフォー住宅の業者さんに人気なんですよ。

木工用とはありますが、相手を傷つけたくないようなクランプにもオススメ。
また使い方がいろいろ工夫できるのでユーザーのアイデア次第でいろいろ活躍する工具だと思います。