キワ切りニッパ

車両整備だけでなく様々な分野での整備で問い合わせの多いギリギリまで切る事の出来るニッパー。
フラッシュカットとか片刃ニッパーとかいろんな呼び方がありますが、主な用途は樹脂成形の現場と結束バンドのカットですね。

樹脂成形というと簡単にいうと金型から出てきた成形樹脂のプラモデルでいうとランナーにあたる部分の切断に使用します。
ですのでフラッシュカットのニッパーというのは大抵プラスチック用のニッパーである場合が多いんですね。

そしてもうひとつの需要というか当店ではかなりの割合を占めるのが結束バンド向けのニッパーとしての用途です。
結束バンドというのは締め込んでから「余り」の部分を綺麗カットしたいですからね。
ギリギリで切る事の出来るそういうニッパーが好まれます。
また業界によっては怪我防止のために「ギリギリで切れ」とルール化されているところさえあります。

で、そんな結束バンド用として最も人気が高いのは基盤加工向けのこれ。

KNIPEXフラッシュカット

KNIPEX スーパーニッパ(フラッシュカット)

ダイオードの足を切ったりする全長125mmの超コンパクトニッパーです。
整備のおける結束バンドのカットって配線の束とかをギュってする場面が多いです。(イメージだとカーオーディオ作業とかね)
そんな時にニッパー本体も小さいってのはすごいメリットなんですよね。

KNIPEXプラスチックニッパー

KNIPEX プラスチックニッパー45°

そしてこちらは本流でもあるプラスチックニッパー。
しかし先端部分に角度がついていてお店では私が個人的に使っているってのもあってかかなり人気なニッパーです。
サイズも上記のコンパクトモデルとは違いスタンダードな160mmサイズですから、少し太めな結束バンドを使う方には人気のモデルです。

ツノダ結束バンドニッパー

ツノダ 結束バンド用ニッパー

そしてこちらは「結束バンド用」として販売されている国産ツノダのニッパーです。
刃の角度は上のプラスチックニッパーと同じ感じでいろんな場面のバンドカットに対応出来ます。
バンド締めのくわえ部分もあってさすがな造りですね。

ちなみにこういう片刃であるキワ切りニッパーは硬い線とか切ると刃こぼれしてしまいます。
ニッパーは用途によって種類がかなり細かく別れておりますので、その辺の注意して使うようにしましょう。