JNCC第3戦ワイルドボア鈴蘭

行ってきました、岐阜県の鈴蘭高原。

JNCC第3戦、そろそろポイントとか意識し始める重要な1戦です。開幕2連戦はすべて関西以西で開催されるために関東以北のエントリーが増えるのもこの鈴蘭からですね。

年間で追いかけていないライダーは次戦の爺が岳からって人が多かったのですが、昨年までの鈴蘭の高評価があり今戦は500台以上のエントリーを集めました。ちょうど中部地区と言う場所なためか関西や関東・東北のような多地域のエントリーが多かったのもおもしろかったですね。

さて、鈴蘭。

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この会場は年イチのレースの為だけに整備される特設レース会場です。会場からは乗鞍岳とか見えて最高なロケーションでして、コース設定もあまりハードな難所の設定が無く、腕試し的な参戦でも手頃なレースと言う前評判でした(実際昨年まではそんな感じだった)

しかし。

レース会場として3年目の鈴蘭がちょっとだけ本気出し始めましたね。

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・次戦爺が岳の名物「ガレクライム」以上の難易度となったガレ登り。

レースをやって地面掘って・・・・それが一年雪や風雨にさらされて・・・とか繰り返していたら。このように土の下に眠っていた石や岩がごろごろと姿を現しました。もともと石が多くバンピーな路面ではあったのですが、今年は本領発揮といったところですかね。

ってなわけで前日の下見の状態ではAAライダーでも「かなりの高難度コース」と言うくらいやばいコースに変貌。気持ちの良いレースを期待してきたライダーはこの惨状に唖然としてましたね。

そんなコースに悲喜こもごものエントラントでしたが、前日の土曜日から大盛況の賑わいをみせました。

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エイビットもいつものJバザーに混ぜてもらいまして店を構えさせて頂きました。買い物してくれた方や声かけしてくれた方々、ありがとうございました。

心配した天気も超晴れ男の私の神通力で問題無し。

翌日レース開始前にはこんな最高な雰囲気になりました。

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半袖でも問題無いくらいの気候でスタートしたレース当日。今年からはトライ&キッズクラスが朝イチからスタートしますので、開会式とかも無く流れスタート。

レースが始まってしまえばお店は暇になるので楽しくみんなとおしゃべり。

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レース前に挨拶に来てくれたのは来月2日にエルツベルグロデオに参加する水上タイスケ君。「チョーヨユウッスヨー」といつもの調子で安心しました(笑)

 

そしていよいよウチのチーム員も参加する午前のFUNクラスがスタート。さっきも書いたコース難易度はFUNクラスでも同じでして、初級から上級まで参加者の幅が広い分、FUNクラスの方が難儀した人が多かったんじゃないでしょうか。

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我らがハッシーは相変わらず好スタート!スタート直後から4位くらいをキープして一周目は10位以内で戻ってきました。(クラスだけでも100台近くいますからすごい事なんですよ)

路面は最近まとまった雨が降らなかったせいで超ドライ。ダートバイクレースだと超ドライはまた別の難しさがありまして、とにかく砂塵がすごすぎて前が見えなくなってしまうんですね。(最後の動画でそのすごさを確認してみてください)

ハッシーは途中で別のライダーと接触転倒、その時にカラんだ人がちょっと動けない感じで負傷してしまったらしく、走るのを中断してマーシャルが来るまでその場で待機していたらしいです。その周で40位ほど順位を落としてしまい結果は残念になってしまいましたが、人助けしてて順位を気にしないハッシーはさすがだと思いました。

 

そして午後の全日本クラスCOMP-GPがスタート。

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トップ2の鈴木健二と渡辺学のふたりがYZ125で参加すると言うので注目があがった大会となりました。

コースはさっき書いた通りかなりの高難易度でしたが、目立った渋滞も無くすごく良いレース運営だったと思います。

ドラマはラストラップ。

あまりに興奮してて写真も何も無いのですが1位を走る鈴木健二選手に2位の出口ハヤト選手が猛追。

出口選手とはそう、先日一緒に練習したと言うあのデグハヤ。

コース終盤のウッズエリアから飛び出してきたのはテールトゥノーズの2台。

そのままギャラリーコーナーまでにはサイドバイサイドになり、3時間と言う長丁場なレースなのに二人の差はわずかに0.5秒とかそんな感じ。

ゴールまで残りコーナー5個くらいって所のタイトターンでデグハヤが鼻先ねじ込んで一瞬前に出たんだけど、谷地のラインで頭押さえられて万事休す。

会場からはデグチコールで大盛り上がりだっただけに勝たせてあげたかったなぁ・・・、ホントに残念でした。

 

そんな感じで盛り上がった鈴蘭大会。来年はもっとすごい一面を見せてくれそうで楽しみです。

次戦は20日後に前半戦の山場である爺が岳大会です。見学だけでもおもしろいですからみなさんも是非!