1級整備士

いろんなお客さんといろんなお話出来るってのは、こちら側も教えてもらう事が多くて勉強になります。

車種やメーカーの特有事例とか現場のニーズの話とかは、もはや無いと困るレベルなので出来るだけいろんな話を多岐にわたるように収集しておこうって気持ちは常に持ち続けているのですが・・・。

知らなかったです。

いや噂レベルでは聞いていたのですが、なんかここ最近自動車整備の国家1級、いわゆる1級整備士の試験が盛り上がっているようですね。(ホント反省)

結構有名な話なので知っている人も多いと思いますが、いわゆるディーラーさんとか街の自動車屋さんにいるプロメカニックさんが2級か3級の国家資格を持っていて働いております。

2級と3級の違いとかは説明が長くなるので省きますが、とにかく現在現場レベルでの整備の国家資格で事実上の最高位は国家2級でした。

昔(大昔)は1級とかもあったのですが2級のレベルがある程度なので2級があればOKって風潮もあり試験自体も行われてなかったりしましたからね。(実際現在でも大型と二輪の1級は無い)

そして1級試験再燃の理由として挙げられるのはやはりハイブリッドやEV車の整備とか自己診断装置の使いこなしとかなんだと思います。

まぁ考えてみればそろそろ必要ですよね。

今回自動車整備振興会のHPを見ると、更に整備にまつわるコンサルまでさせたいとかも書いてあるし、整備の現場での新しい資格って受け取ってもいいかも知れません。

>>自動車整備振興会のHP

まだ若くて整備士を目指す人はこういう資格にチャレンジするのもおもしろそうですね。

You can do it.

ネットって言うのはすっごく便利だったりする反面、ちょっと怖いトコがあるのはみなさんも知っている通り。

エイビットとしては北関東のはじっこに引っ越してきても営業出来ているのはネットでの販売が売上の下支えになってくれているからでして恩恵は絶大なんですが、その反面ネットだけで当店を見るとなんかの工具メーカーだと勘違いしちゃう人もいるらしく、商社とかから変な見積もり依頼受けたり、問い合わせだけをイッパイしてきて「メーカーなんだから答えるのは当然でしょ?」と言われたりする事もあります。

まぁネットだけ見るとどういう店なのか分かりにくいってのはありますよね。

来た事ある人なら分かると思いますが、ウチは普通のその辺にある個人商店です。

 

お客さんに採れたての白菜もらって喜んだりとか、ホントそんな感じのアットホームなお店です。

だから工具の相談が来たらとにかくなんとかしてあげたいし、工具の話じゃ無くても整備の話だって車の話だってバイクの話だって、その先にみんなの笑顔があるなら話し込んでしまう事もしばしばあります。

なんかね。

今日本って暗く無いですか。

ウチもなんとかショックとか地震の影響とかいろいろあってお客さんが一時は減ってしまいました。

でも、なんかね。悔しいんですよね。なので店に出たらうおっし!と気合い入れて元気よく仕事してます。

 

今日はたまたまなんでしょうけど、ウチのオリジナル商品の燃焼室容積測定キットがたくさん売れました。

この工具を買ってくれるって事はエンジン開けて・・・ゴニョゴニョやっているって事です。いやーなんかね、嬉しいですよね。いや買ってくれるはもちろん嬉しいんですけどね。それ以上にエンジン開けて・・・なんてやってる人がまだまだイッパイいるって事が嬉しいです。

で、その時かな自分でも忘れてたんですが測定キットのパッケージにこれが印刷してあるんですよ。

 

If you can dream it, you can do it.

結構有名な格言でして。直訳すると、夢を見ることが出来るなら、叶えさせる事が出来るってな感じですかね。

まぁーもっと簡単に言えば「夢は叶う」

今のご時世こんな事言っちゃうと笑われちゃいますかね。

でもこれ印刷したのって確か10年くらい前なんですよね。私は今笑われちゃうよりも、10年前の自分に笑われるのが嫌だなぁ。

ってなわけで師匠も走る師走に突入。

みなさん頑張りましょう。

JEC2013スケジュール

今年私がアチコチ遠征に出掛けたJNCC(ジャパンナショナルクロスカントリー選手権)と双璧をなす国内のエンデューロシリーズ。

 

全日本エンデューロ選手権のJECから来年の2013年のスケジュールが仮発表となっております。

ちなみにこのふたつのレースの主な違いはレース形式。

JNCCは名前の通りにクロスカントリーレースでして簡単に言えば時間の耐久レース。主なルーツはアメリカでしてヘアスクランブルとも呼ばれて単純明快なのが売り。

かたやJECはヨーロッパが主流のオンタイムエンデューロ。まぁラリーとかと似た感じって言えばいいのかな。セクションごとに進んで行って持ちタイムの合計で競う感じ。世界的に言えばエンデューロはこちらかな。

3月31日   R1   第1戦
広島1Day(テージャスランチ)

5月3・4日   R2/3  第2戦
定義2days (仙台市大倉牧場跡地)

7月13・14日  R4/5  第3戦
夕張2days (北海道夕張市)

10月12・13日 R6/7 第4戦
西日本2days(調整中)

11月2・3日      R8/9  第5戦
SUGO2days (宮城県仙台市)

全5戦、2Daysがあるのでラウンド的には9ラウンドですね。開催地も西東とバラけてて良い感じ。

今年の注意点は有効ポイント制が廃止されフルポイント制になった事ですかね。

唯一残念なのは最終戦のSUGO2Days。JNCCの最終戦とがっつりカブってしまっていて、更にCGCとかもカブる可能性もあるとかないとか。

JECはMFJ主催なのですが後出しなんだから、もうちょっと考えてくれればなぁ・・と。ただ融通効くのはJNCCだと思うのでJNCCをずらすのがもっとも現実的だと思います。

でもなぁこんなユーザーを混乱させる事しなくても良いのにね。主催者同士でちょっと連絡取り合えば良いだけなのに。

 

絶対復活

彼のWebページにはそう綴られています。

>>戸田蔵人選手のHP

2008年の6月にテスト走行中の事故によって脊髄損傷、下半身不随。将来有望だったMXライダーの戸田蔵人選手は全日本のレース会場から姿を消しました。

しかし強靱な精神がそれをまさり昨日茨城で開催されたイベントで奇跡の姿をみなさんに披露してくれました。

これね、別に治ったわけじゃ無いんですよ。

脊髄損傷、いわゆる中枢神経の損傷による下半身麻痺は治らないのです。

でも。

彼は走った。

まわりを固める情熱溢れるスタッフも素晴らしい。

先頭で走っているのが戸田選手です。いや、ほんとすごい。

秋のバイク遊び~練習編~

先週末のイベントで各地で開催されていたバイク系のイベントはほぼ終了(JNCCのWEXは残ってます)

私のお仲間や知り合いもシーズンオフって事でエンジン開けたりフルのO/Hに入っている人や車両入れ替えの為に自車の売却に余念が無い人も多く見かけられます。

今年の各イベントではちょっとキチンと仕事して向き合ってみようって事で、JNCCを中心に出店と言うカタチで各地に出向いた私。で、いろんなところに行くと必ず言われるのが「せっかく来たんだから走ればいいのに」

そりゃー私だってお茶濁し程度でいいなら喜んで走るのですが、やっぱね・・・みんな真剣にやっている中で私だけ「どひゃー」とか「うひゃー」とか出来ないってのも心の隅にありました。

もっと練習やればいいのも分かっていたのですが・・・なんというか3年以上乗っててもたいしてうまくならない私。次のステップもよく分からなかったんですよね。

 

しかし、ここに来て新相棒のバッタ号君が結構良いんです。

前にも書きましたがモトクロッサーとは違い少しマイルドな味付けのエンデュランサー。

 

乗り方とかはほとんどモトクロッサーと変わりないのですが、気持ち的にはかなり気楽に乗れるようになってました。

でも乗り方が悪いのか少しの走行で腕があがったり疲れ果ててしまうのは同じ。

個人的な近々の目標が「仲間と同じくらいのペースで楽しく乗れること」な私にとってはこの「すぐ疲れちゃう」のは大問題だったんですね。やっぱみんなと同じようにドリャーって走ってガハハハしたいじゃないですか。

そんな私は先月にJNCCで知り合ったある人と一緒に走る機会がありました。その人が言ってくれたんですね「疲れるのはみんな一緒、だからみんなは疲れないように乗っているだよ」と。

これ意味分からない人多いと思いますが、私はなるほど!っと思ってしまったわけです。

つまり私はスキーで言うところのボーゲンが出来て無い状態だったと思って頂ければいいかな。ボーゲン出来ないのにスキーの板を揃えて走りたがっていたようなもんなわけです。

バイクの中でも基本立って乗るダートバイクは「バイクの中心」と言う考え方を大事にします。バイクの中心と言うのは常に一定箇所では無く、加速時なら自然と身体が前に、減速時ならステップを前に蹴り出すように身体は後ろに。大げさに言えば手を離してもバランスが取れているような位置って感じですね。

まぁこれは基本なわけですが・・・意外とちゃんと出来ないんですね。もちろんそれを意識して乗ってたりもしますけど、頭でいくら意識したって出来ないもんは出来ないんです。

そこで練習方法としてご教授頂いたのが「疲れ切ってからが練習本番」方式。

まだ体力あるうちは頭でいくらい意識しても、ちょっと難所や怖い所に行くと身体が硬直気味になり上半身が萎縮したり固まったりします。それならば・・・疲れ切ってしまえば上半身のチカラも弱まり、さらにそのまま継続して乗ろうとすれば頭では無く人間の本能として「少しでも乗っていて楽なポジション」を探し始めます。

この時の楽なポジションってのは実はバランスが取れていて余計なチカラが入っていない(チカラが入らない)・・・つまりバイクの中心だったりします。

この練習方法。言われてしまえば「なーんだ」と言う事なんですが、初心者は疲れ切ると乗るのが更に怖くなるので、なかなかその先に進めないんですね。

あえてこの練習のコツとすれば「とにかく座らない、スタンディング維持」と「レーススピードはとりあえずいらない」と言う事ですかね。ひとつ目は簡単でここで座ってしまうとせっかくの下半身の動きが制限されてしまうので、この練習方法の効果が無くなってしまう事。そして二つ目はやはり身体的にはツライわけですから、あまりオーバースピードで練習すると怪我に直結してしまうからです。

 

そんな感じを意識しつつ少しだけ乗れるようになってきた所で、普段はなかなか一緒に遊べない東京の一団が私のホームコースに遊びにきてくれました。

この日は仲間とちょっとだけ走った翌日だった為か、しょっぱなからなんか身体のキレが良い感じ。

この日。 初めて自分のバイクとの一体感を感じてしまったんですね。

ホントに手足な感覚って言うのかな、疲労感も無く永遠に走っていられるような気分でした。もちろん他者からみれば普通に遅いおっさんだったと思いますが、自分だけは「オー!」とか「うひゃー」と思いつつ走行。

よくね。ダートバイクはステップアップな乗り物だと言われてます。つまり日々の練習によって徐々にうまくなるのでは無く、日々の練習の中である日突然「あ!」っと何かが分かりレベルが1個上がる感じです。それは自分で発見する場合もあるでしょうし、他人からの何気ないワンポイントアドバイスな時もあります(今回は後者ですね)

ちなみに今日のブログは自分自身の為の防忘録として書いております。意味分かんない人にはホントすみません。

 

さすがに今日のブログは意味分からなすぎて申し訳無いので先日開催されたCGC(中部エンデューロ選手権)から伝説級の画像でも。

CGCと言えばハード系EDとして有名でして、ハード系ってのは分かりやすく言うとエンデューロなのにトライアルみたいなコースを走破する、スピード重視では無く難コースにいどむレースだと思って下さい。(嫌なレースですね笑)

そんなCGCの最終戦、池ノ平で開催されたゲロゲロカップ(?)での一コマ。

 

コースの中にこんな直登な所がありました。これ写真でも結構キテると思いますが、実際は立ちふさがる壁だったでしょうね。(更に前日には大雨降ってて路面はヌルヌル)

ここのセクションでツイッターで知り合った方がおりゃー!と挑んだわけです。

 

あれだけの直登ですからアクセルを緩める事は失敗に繋がります。目の前にある壁に向かってまさに全開で登ってきたのでしょう。

その勢いのままジャンプよろしく発射。

 

当時見ていた人や動画で検証してみると高さで5メートルは飛んでいるとの事。

なんか片足離れてしまって怪しい姿勢になっております・・・・。

そして。

シュタ!

なにこれすごい(笑)

この後「ドシャ」っと落ちてしまいますが、とりあえず大きな怪我も無く済んだとの事です(よかったっすねー)

これを飛んだライダー、そしてこれを写真に収めたカメラマン、どちらもブラボーな伝説画像ですね。

 

動画はそんな変態レースのCGC、仙台のAD/Tacさんのヘルメットカメラです。いやーすげーなーホント。