Evolution

本日は多数ご来店ありがとうございました。なんだか時間帯でポケっと暇だったり、どうにもならないくらい忙しかったりして一息つく時間が無かったですね。まぁ忙しくて疲れる分には問題無いので明日もご来店お待ちしております。

天気が抜群にヨカッタので車の整備中に足りない工具を急ぎで買いに来てくれる人も多く、顔まで黒くしたお客さんとのやりとりはやはり楽しいものです。

またバイクのお客さんも多くバイク談義でも盛り上がりました。

その中でも最新モデルの話は熱かったですね。毎年新型が投入されるバイクの世界、特にオフのレーサーは新機構を盛り込んでくるので、昔の車みたいなドキドキ感があって楽しいです。

私が乗っているカワサキのKXも2012年モデルがUSカワサキで発表。

 

250ccは外装の変化はほぼ無し、グラフィックがちょっと変わったくらいですね。私が乗っているのはキャブの最終型なのですが、昨年モデルからFIに変わり2年目の新型ではダブルインジェクションが採用されているみたいです。

スロットル部分にメインがあって、エアークリーナー部分に追加インジェクターっぽくなってますね。この制御がどういった意味があるのかは正確に理解出来ませんが、とにかく毎年こういったチャレンジングな試みがあると言うだけでも楽しいです。

しかし・・・新型乗っているつもりでしたがすでに2年落ちかぁ・・・はぁ。外装が同じなのが救いですね。

そして私の琴線にガガーンっと響いたのがKTMの2012年モデル。

 

こちらも4スト250ccなのですが、何かが足りない。それはメーカー的な違いとかでは無く、上のKXと比べても決定的な何かが無くなっております。

・・・・それは。

キックレバー。昨年発表された350SX-FからKTMではモトクロッサーでもセルスターターを装備しはじめました。つまりキックスターターユニットと比べてもセルのユニットの軽量化に成功したんだと思います。そして今年の新型から4スト全車にセルスターターを装備!これすごいですね。

で、セルが使えるなら4ストのモトクロッサーの使い勝手は飛躍的に向上するんですね。昨年の三宅島EDに参加した時にも思いましたが、とにかくセルさえあれば・・・って場面がかなりありました。そんな経験から次回購入はエンデューロレーサー(エンデューロモデルならばセル付きが多い)にしようかと思ってましたが、モトクロッサーでセル付きなら完璧です。

まぁどっちにしても今年は買えませんが、今年のこの2台の評判を見つつ来年熟考しようかと思ってます。

いやー毎年ワクワク出来るモトクロッサー市場ってすごいですよね。

基本

エボレックスリンクのオイル、多数御注文ありがとうございます。
欠品中の物でも受注さえしてしまえばOKですので、検討中の方はお急ぎください。(今晩まで現価格でOKです)

さて昨日は定休日。GW明けから走りに行けなかったので(先週は土砂降り)意気込んでいましたが、仕事が結構忙しくなってしまいお昼頃までお仕事・・・。まぁこれは良いんですけどね。

お仲間は川越のオフロードビレッジに行っているとの事なんですが、ここからオフビまでは約1時間掛かるので今から行っても走行時間が対して無い・・う~ん。

と悩みまして、先日教えて貰ったエンデューロ向けのロングコースにGO!

 

こちらは誰もいなくて貸し切り状態。あまりにもひとり過ぎて怖くなってしまい、とりあえずは久しぶりの8の字練習。最近コーナーが面白くなってきていて、今までならヨタヨタ曲がっていたのですが、どこにトラクションを掛けてどうやって速く加速するか・・とか考えられるようになってきました。

バンクとかあるとそれに頼ってしまうので、フラットな場所での8の字に集中。

2速ホールドですが徐々に立ち上がりでググググ・・ガバ!っとアクセルが明けられるようになってきて、最後の方は横滑りしないでフロントが上がる感じまでいけるようになりました。

そうなると今度はコーナーのクリップを意識するようになってきて(今までオフではそんなのあまり気にした事無かった)なんとか短い距離の8の字でフルスロットルを入れる事が出来るようになってきました(まぁ自己基準ですが笑)

気がつけば2時間近くも8の字の練習をしていまして、こりゃーコース走らず終わっちゃうと思いコースイン。

あ!

お!

と、自分でも走りが違うのが分かる。コーナーをクリアするのでは無く、どうやったら速く走れるかを意識しつつ走れる。(速いわけじゃ無いんだけど、そういうのを考えられるのは余裕が出た証拠・・だよね)

そんな風に走っていたら次々と現れるコーナーが楽しくなってきちゃって、最後は握力無くなってぶっ飛びそうになるまで走りました。

ってな訳で久しぶりに自分が進化している、ちょっとずつだけどうまくなってきているのが分かって楽しくて楽しくて。気がつけば3時には帰ろうと思っていたのが5時に。

やっぱりたまには基本に立ち返ってきっちりやり込むのも大事なんですね。久しく忘れかけてたオフを楽しく、自分の限界を探って走る感じを思い出せました。

こちらはやはり人生初レースを楽しむ動画。

普段からレースだとか騒いでいる私を「なんか盛り上がっちゃってるなぁ」とかクールな横目で眺めている人でも、この動画を見て頂けるとなんとなく私が感じている素人参加のモータースポーツの良さが分かって頂けると思います。
レースは元浅間火山レースが開催されたアサマのコースを使用したワンマンの1時間耐久。
誰もが目くじら立ててやっているわけでは無く、このようにほんわかムードで楽しんでいるんです。
ちなみに動画の最後でヘルメット脱ぐと見た事がある人が出てきます(笑)

季節はずれ

昨日のお休みはふて寝・・・。

してようかと思ってましたが、さすがにそれだと更に夕方あたりに落ち込んじゃいそうだったので少しお出掛け。それにしてもこの長雨・・・入梅じゃ無いよね?寒かったり暑かったり身体が少しおかしい感じなっちゃいますね。

前にも書きましたが私はこう見えて読書家でして、常に身近な所に本が無いと気持ち悪い性格です。それは漫画でも良いし雑誌でも良いんですけど、出来れば何日かかけて読むことの出来る小説だと嬉しい。

そんなわけで常に未読の小説が4~5冊はあるんですけど、最近の忙しさから寝る前に少し読んで・・・とか繰り返していたら未読本がゼロに。

こりゃーマズイって言うので本屋さんに出掛けて、いろいろ見てきました。
小説と言ってもなるべく難しくなく、簡単なミステリーでいいんです。基本ジャケ買いに近いですから。近々の直木賞ものは読んでなかったので2冊ほどゲット。

ちなみにここ最近読んでいたのは石田衣良さんのIWGPシリーズ。前にも1巻だけ読んだ事あったんだけど、なんとなーく再読したら全部読みたくなってしまって新書の新刊まで読み切ってしまいました。いやー軽いノリが良いです。

そんな感じでお休みはさっくり終わっちゃいましたけど、とりあえず手元に本が揃ったので精神状態はなかなか良好になりました。(本当は走りに行きたかったけど)

そして今週末。
私は友達のコーイチ君のテイストオブツクバにちょっと応援に行く予定ですけど、モトクロスでは遂に全日本がキックオフ!

 

こちらも地震の影響で開幕戦からずっと伸び伸びになってましたから、楽しみにしていた人は多いと思います。今年はなんと言っても注目は強力ルーキー揃い踏みのIA2でしょう。

いろいろ下調べしてから行くともっと楽しめると思いますよ。

国内国際

昨日お伝えしたモトクロスの結果。

今日来店してくれたお客さんともその話になったんだけど「国内B級」って、どれくらいなの?と聞かれた。

なるほどなるほど、そりゃ興味持って接してないと分からないっすよね。

ってなわけで今日はその辺の説明。

で、説明する前にちょっとだけバイクの話。レース専用のコンペモデルであるモトクロッサーのお話。

現在国内だけじゃ無く、世界でも共通でレースが行われているモトクロス。例えばアメリカのAMAスーパークロスでも通用する話なので、ここを覚えておくとカテゴリーとかが理解しやすくなると思います。2スト・4ストの話もあるんだけど紛らわしいので今日は4ストだけの話。あ、そうそうミニモトも今回は省略します、今日は4ストのフルサイズだけ。

まず現在大まかに言って4ストのモトクロッサーには250ccと450ccの2種類があります。

 

これ見ると分かると思うけど間違い探しレベルの違い。実際に現車を見てもパッと見はモトクロスをやっている人でも見分けはつかない。外装パーツもほぼ共通で画像だとゼッケンの色が違うけど、これはアメリカで250ccがゼッケン黒と決まっている関係で黒いだけで、その他の国はそんな決まりは無いからあまり意味が無い。

で、車重も大体同じ。250と450で7~8キロしか変わらない。

ただし・・・出力が違う。いわゆる450ccは「土の上で人間が操作出来るパワーを超えている」と言われている乗り物でして、見た目も車重もほぼ同じならパワーある方がエライじゃん!っと言ったオンロードでのやりとりみたいなのは無い。

つまり乗りこなせないどころからヘタしたら250よりも、じゃじゃ馬過ぎて遅くなる可能性もあるのが450。

で、モトクロスはこの2種類のバイクが走っているわけです。しかしどっちがエライとかそういうのはあまり無く、みんな好きな方を選択して乗っているのですが、まぁ一般的にはサンデーライダーはほとんど250ccに乗ってます。

これは乗りやすいってだけじゃ無く、これからお話するレースのカテゴリーの話にも関係してきます。頭のスミに覚えておいてくださいませ。

で、ここからは話を最初に戻して、国内カテゴリーの話。

国内は大人が出られるレースとしてMFJ主催のレースでは、まず国内ライセンスからはじめる必要があります。

昨日のココア君が出た国内B級ってのは一番下ですね。

ちなみにウチのブログを見ているとNBとかNAとかIAとか出てきますが、これは国内ライセンスの呼称。

国内ライセンスをNational、国際ライセンスをInternationalと言い、この頭文字を取って・・・。

ナショナルのB級を → NB
ナショナルのA級を → NA

インターナショナルのB級を → IB
インターナショナルのA級を → IA

と言っております。つまり国内レースでの頂点はIAになるわけです。もちろん上に行くほぼ厳しくなりますが、サンデーライダーくらいだとやっぱ国際ライセンスであるIBあたりを目標として頑張っている人が多いですね。

で、昨日のブログでちょろっと出てきたNB2と言う単語。

このカテゴリーの後についた「2」って何?って話になると、最初に説明したバイクの排気量の話になるわけです。

昨日ココア君が出場したのはNB2のレースとNBオープン。彼はこの2つのクラスにダブルエントリーしていて、一日で2レース走りました。

ここで言うNB2の「2」とはつまり排気量制限でして、2は250ccの「2」、250ccまで出て良いですよって事。で、NBオープンのオープンってのは排気量制限無し(詳しくはあると思うけど)なので、上で紹介した450ccの化け物マシンでも出場出来ます。で、ここがミソなんだけど「排気量制限無し」なので別に250ccで出てもOK。

つまり450を持っているとオープンにしか出られないけど、250持っていればどっちにも出場可能なんですね。そういう理由もあってサンデーライダーは250を選ぶ事が多くなります。まして下位のカテゴリーのレースだとさっき説明した通り、450は化け物マシンすぎてヘタすれば250より遅くなるので、あまりアドバンテージも無いんですよね。

もちろんすっげー金持っててレースに250と450の2台体勢で来る人もいますけどね。

で、更にここで疑問になるのが「なんでダブルエントリーするの?」って疑問。確かに1レースに絞った方が集中力も体力も楽なんだけど、実は国内ライセンスまではNB2とNBオープンの合算ポイントで昇格出来るんです。これ結構でかくて1レースで5ポイント取れるくらいの人だと、ダブルエントリーすれば一日で10ポイント取れます。50ポイントで昇格なので上にあがりたい人はダブルエントリーするってわけ。

まぁ大体こんな感じかな。これを覚えておくだけで少しは見るときに楽しめると思います。

一応もうちょい説明すると国内トップカテゴリーでは「2」と「オープン」で分けずにIA1とIA2で分けてます。これはトップカテゴリーなのでIA1が450、IA2が250と覚えておけばOK。

AMAでは450がSX(スーパークロス)、250がライツクラスとなっていて250はSXに出たい若い人の登竜門的カテゴリーになってます。(だからライツクラスには年齢制限もあります、ロートルは去れって事です)

かなりテキトーに説明しているので間違っているところもあると思いますが、大体こんな感じです。

 

先日の新潟県川西モトクロス場で行われた関東MX選手権のヘルメット動画。ツイッタで知り合ったNA#68さんが頑張ってます!

NAって事は国内A級。それも上位を走っていますから、IBへの道は近そうですね。

RV2

いやはや、すでにご覧になった方も多いと思いますがアメリカAMAスーパークロスシリーズがついに終幕。

とりあえずインドアシリーズとして前半戦が終わったわけですが、現在は世界GPのMX選手権も始まっていてまだまだ見所満載でございます。アメリカの後半戦としてはスピード勝負のアウトドアシリーズに移っていきますので、これもどうなるのか期待しましょう。

 

メインイベントの本戦はパート3の途中(5分くらいから)から始まります。

見所はまずスタート直後。おおお!とベテランのウィンダムがホールショットを取り、それを追うのがスチュワート。ただしこの時点で3位のポジションにしっかりピロボートがいましたね。5位以内でチャンピオン決定のピロボートは無理する必要なし。で、更にこの少しの余裕がアクシデントをかわす結果となりました。

いやー素直に嬉しいな。これで来期はRV1(ライアン・ピロボート#1)ですな。

 

後半のシリーズ2位争いも面白かったですね。リードもおめでとう!

 

そしてそして昨日は震災の影響で第2戦・第3戦が中止&延期になった関東MX選手権の第2戦が新潟県の川西モトクロス場で開催されました。

今年の豪雪の影響もあってレース1週間前まで雪に埋まっていたモトクロスコースですので、今期に入ってから誰も練習出来ていないぶっつけ本番のレースとなりました。

で、この関東戦には当店のお客さんでオフ仲間のココア君が出場。

彼は24歳くらいからモトクロスを始め27歳の今、勤めていた仕事を辞めて2年間限定でのレース参加を決意。今までレース経験は全く無く、それでも走らせると速い彼がどれくらいまでいけるのかまわりも楽しみにしておりました。

 

天気はバッチリで路面もほぼドライのグッドコンディション。

結果は・・・・お見事15位フィニッシュで7ポイント獲得。初レースなのでこれだけいければOKでしょう、予選落ちまである台数の出場の中、決勝に残ってポイントゲットはよく頑張ったと思います。ちなみに年間で50ポイント獲ると現在の国内B級から国内A級に上がれます。がんばれがんばれ。

 

そして動画は最後までもつれたAMAライツ西地区の決勝。

SXクラスも面白いけど、ライツは誰が勝つのか分からない感バリバリです。カワサキには良いシリーズになりましたね。