LINK-OILのエンジンオイル最上位グレードTORQUE15W50

当店取り扱いの国産オイルであるLINK-OIL

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今ではリピーターのお客さんも増え多くのユーザーに支持して頂いているエンジンオイルです。
製造元のメーカーさんも昔からよくしっている人が開発を担当してますので、最終的な判断が感性によるところが強い傾向になるオイルに関しては個人的にも信用出来るオイルです。

で、このLINK-OILの最上級グレードであるトルク15W50。

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LINK-OIL トルク15W50

最近のエンジンオイルの主流である低粘度オイルって大抵0W番台とかゆるいオイルが話題になる事が多いので、この15W50と言うオイルがなんかものすごく硬い印象を受ける人も多いと思います。
しかし省燃費型エンジンではなく純正指定で10W40とかのエンジンではものすごい性能を発揮してくれます。

LINK-OILと言うブランド。
数種類のスポーツグレードがありますが、ぶっちゃけちゃうとこのトルク15W50だけが別格です。この下のグレードになるパワーSP15W45とかも個人的にはお気に入りなのですが、それは費用対効果も含めての印象であって性能だけを言わせてもらえばトルク15W50だけが抜きに出た性能を持っていると思います。
とくに今からの時期、外気温が暑くなってくるこの時期からはホントにおすすめ。

その最たる理由であるポイントがノンポリマーなんです。
ノンポリマーとはかなり端折って言わせてもらえれば「熱に強いオイル」
オイルはエンジン内で過酷な状況になります、とくに夏場はサーキット走行なんかよりも町中の渋滞で軽く120度超えとかしちゃうんですね。

以前乗っていたロードスターではオイルの開発車両をしていた事もあって計器類が10個くらいついてました。サーキットでも15分走行ごとに抜いてテストして……とかも何度もやったのですが、その時でも最高で128度くらいでギリギリ130度は超えませんでした(オイルクーラーも付いてました)
しかし、その状態の車で首都高の渋滞にハマった時はあっけなく135度に到達。内心びびった経験があります。
で、一般的にオイルは130度を超えるとダメになると言われてます。その「ダメになる」原因のひとつがポリマーなんですね。

なのでどのオイルメーカーも最上位グレードにはノンポリマーを推してきております。
逆に言うとポリマーをあまり入れずに高性能なオイルを作るにはコストがそこそこ掛かるので、そのコストは販売価格に跳ね返ってしまうんです。
ですので現在のこの価格でノンポリマーのトルク15W50はかなりお買い得な超高性能オイルだと言えます。

私も自分のダートバイクに入れているオイルを先月からパワーSP → トルク に変更しました。
大きな理由としてはやはり季節が変わり気温が変わってくる事に対する対策です。

レース用のダートバイクって実はオイルにかなり厳しい状況だったりします。
単気筒なわりに目一杯まで絞り出されたパワー、そしてセミドライサンプ採用でオイルの実質量の少なさ(1リッターくらいしか入りません)無理にパワーを引き出しているので最高回転は1万回転以上、高回転でトルクを出す仕様なのでレブにあてるまでがんがんエンジンを回します、そして難所系も走るのですからヘタすれば時速10キロくらいの低速走行も強いられたりもします。
エンジンにしてみればかなり過酷な状況なんですね。

そんな状況でもセカンドグレードのパワーSP15W45でも問題は無いのですが…やはり熱ダレの問題はあるんですね。
レーサーなのでオイル交換の推奨サイクルは長くても10時間くらい。
規定通りに交換しても暑くなるこの時期では後半に若干のシフトチェンジの引っかかりを感じます。

その点トルク15W50は全く問題無し。

2021初走り

年末年始に難所系の走行もしましたがギアの入りや変な違和感もなし。
また抜いた後のオイルも問題無し、高圧縮エンジン故に燃料希釈は起こっておりましたがオイルの性能には関係ありませんでした。

ぶっちゃけこの手のインプレッション等ではホントに鈍感な私ですら、その違いが分かるのですからやはりトルク15W50は別格なんだと思います。

ノンポリマーのトルク15W50はポリマー配合オイルと比べると同粘度とは思えないほど軽くエンジンが回りますので、粘度の硬さを心配をしている人も一度試しに入れてみてはいかがでしょうか。
冷間時は確かに少し硬い(重い)印象こそありますが、一度温まってしまえばものすごいレスポンスでちょっと驚くと思います。

プラシーボ効果とかじゃない「お!」っと言う実感を得られると思いますよ。

業界の繁忙期

昨年の3月、いわゆる年度末は新型コロナの影響をもろかぶりしましてなんだか分からないうちに静かに終了してしまった印象なのですが。
今年はコロナ禍継続中なわりに昨年の反動なのか年度末っぽい忙しさになっております。

この時期は工具メーカー各社がセール品を多数うってきたりとか、分かりやすい在庫処分もあったりしてユーザー目線でも見逃せない時期にはなっているのですが……

3月の店内

お買い得なセール品も多数出る今時期は売れてしまうのも一瞬だったりして「そのうち買えばいいか」とか思っているとあっけなく販売終了になってしまう商材も多いのです。

実際年度末な今は会社さんの決算期とも重なる事が多く、所持在庫数を減らすためにセールをやってたりしますから「売り切れ=完売終了」となる商品が多いので注意が必要です。

3月の店内

それとこういう時期のセール品だと「ネット掲載はNG」ってものも結構あるので、店舗に遊びに来てくれれば思わぬお買い得品があったりします。

ってなわけで今月は休日もまともにとれない感じでドタバタしております。
気になった商品があった方はお気軽に在庫確認やご注文をお待ちしております。

TORX(トルクス)ネジについてのあれこれ

このブログでも何度か取り上げている花型ビットのTORX。

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整備業界ではかなりメジャーなネジになりつつありますが、やはり今まで関わってこなかった人からはいろんな問い合わせが来ます。

このトルクスネジを分かりにくくしている原因のひとつが「サイズ表記」ではない点。
いわゆるプラスネジのような「何番」とかの番手表記なので、見た目のサイズから推測出来る工具ではないんですね。

※Webや電話問い合わせの場合には下記表を参考にしてみてください(実寸からの番手表)クリックで拡大します。

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で、はじめてTORXが必要になった人に多いのですが、上記のようになんとかサイズが分かるとその単サイズだけ購入する人が多いです。

ですが。

出来ればなんですけど、TORXに関してはセットでの購入をオススメしてます。

上記の表をもう一度見直すと分かるのですが整備等で良く使われているT20~T30あたりはサイズが密集してまして、慣れているプロメカさんでも間違える事が多いのです。
まして単品買いして他のサイズを持っていない場合には自分の持っているサイズが完全に一致している物なのかどうかの判断がつきにくくなります。

KO_TORXSET_nw1

TORXのカテゴリーページ

いじり止めTORXのカテゴリーページ

ですので出来れば……で、良いのでセット買いがオススメですね。

また、TORXにはいじり防止と呼ばれる穴あきのTORXと →TH

穴の開いてないスタンダードなTORX →T

があります。
これは相手のネジに凸があるかどうかの差です。

穴開きを使う車種やメーカーは穴開きばかり使いますし、穴なしでOKなメーカーは急に1箇所だけ穴あきが出てくるとかはありませんので、ご自分の整備環境にあった物を購入すればいいと思います。

ちなみに穴あきのTORXを購入しておけばどちらにも兼用出来ますが、最大トルクはかなり落ちますのでその辺は理解して購入するようにしましょう。
もちろん両方持っているのがベストだと思いますけどね。

で、最後にお願いなのですがTORXはキャップボルト形状で人間の見た目の判断でのサイズ判定は不確定な事が多いです。
こういったネジが凹んでいる形状のキャップボルトって特に人間が錯視しやすいので注意が必要です。
トルクスネジのサイズ判定に関しては販売するこちら側もかなり「疑って」かかりますのでどうぞご了承くださいませ。
(実際購入後に「違ってましたー」ってのが多いんです)