Hells Gate 2013

先日私が出場宣言した4月開催のスクラッチマウンテン。これいわゆる数あるエンデューロカテゴリーの中ではエクストリームエンデューロとか言われる物でして、スピードを競うと言うよりは走破力を競うレースです。(もちろん速い人が勝ちなんですけどね)

このエクストリームエンデューロは今、全世界的に盛り上がりを見せていて名前や内容の違いこそあれど「バイクさえ乗ればドコだっていってやるぜ!」と言った根っこのところは同じ。

これダートバイク乗っている人なら分かると思うんだけど、ホントにどこでも行ける気がするんですよね。で、実際に言ってみると行けないし、上手い人は「え?そこいくの?」ってところを平気で行ったりする。

ただしスピードをMAXまで上げて速さを競う部分が少ないので、なんか「頑張って練習すればなんとかなるかもしれない」と思わせる部分もある(ここ重要)

 

そんなエクストリームエンデューロの草分け的存在。

イタリアで毎年極寒の中開催される地獄の釜。Hells Gateが今年も開催されました。

これは昼間の写真ですが夜間も走りまくるとにかくドMなエンデューロ。

綺麗に走る人もいますが、とにかく前へ!と突き進む姿に圧倒されます。

いやー、私はこんな事出来ませんがなんとか1メートルでも進みたいと思います・・・はい。

 

試乗走行会

昨日は私だけお休みをもらい久々に仕事抜きのイベント参加してきました。

お仕事じゃないイベントだと朝イチに行く必要無いし、イベント会場の白井は筑波山の麓と聞いていたのでお気楽日帰りです。

しかし。

なんとなく場所分かるんだけど遅刻は嫌だったのでちょっとずつ出発が繰り上がって結局4時半起き・・・。前にも書いたと思いますがウチから都内とか東北方面とかだと、道路事情がシンプルなのであまり深く考えなくて良いのですが、これが日本地図でいうと横方向(茨城方面)に行こうと思うと面倒なんですよ。

高速で行くにもかなりの遠回りになるし、下道でも結構グネグネ進んで行く事になります。

ってなわけでまだ暗い5時に出発して7時頃には筑波山が見えるあたりまでたどり着きました。試乗会は9時から受け付け・・・・えーと早すぎた(笑)

直前のコンビニで時間調整して会場入り・・眠いw

会場の駐車場にトランポで乗り込むとジャリジャリジャリジャリとなんか聞き慣れない音が。

うひゃー!地面凍ってるよ。室外の温度計が-8度とかになってますが・・・。

それでも10時頃になるとかなり暖かくなってきて、風も無く穏やかな一日でした。バイク遊びとしては最高の条件だったんじゃないでしょうかね。

今回は久々にお仲間のOh師匠とのお出掛け。お互いこの手のイベントで走る機会が無かったので楽しみMAXでした。周りもいっせいで暖気を始めてエンディーロ特有だと思いますが、いまだに2ストが多いので白煙もモクモク。

試乗走行会の名の通り、会場には各種試乗バイクがズラリ。

私は気になっていたハスクバーナの新型エンジン搭載TE250を乗りました。いやー前の印象と違ってピックアップ良くてビックリ。

インストラクター陣も豪華でAD/tacさんや今年からKTMに乗る川村真理子ちゃん。

そしてポルシェで現れたこの人。私の同じ歳の三橋淳さん。

JECとしては初の開催だった試乗会&開催地なので台数をどれくらいで絞ったらいいのか分からなかったんだと思いますが、定員を締めきったわりにかなりゆったりしていて良い雰囲気でした。

またコースは久々の山系でして私が超苦手としているステージだったのですが、なんとか怪我せず目標持って走れたのが収穫でしたね。なんでもコース責任者が現在入院中でコース閉鎖の危機との事なので、今度は仲間と大勢で行って盛り上げたいですね。

帰りは行きと違う道を探索しながら帰宅。いろんな道走るのって楽しいですよね。

帰ったら猫のレンチ君がお出迎え。なんかこいつイベント行った日は妙に懐いてくるんだよね。

ってなわけで楽しい一日でしたー。

 

 

 

JNCC-WEX- 開幕

いよいよ今年のクロスカントリーも開幕しますね。

JNCC本戦の初戦は3月17日の大阪大会(プラザ阪下)ですが、その前の3月3日は弟分のWEXシリーズがキックオフ。

 

・3月3日 WEX第一戦 印西デコボコランド

そしてその申し込みが来週明けには早々に始まります。(詳しくはJNCCのHP参照)

JNCCのシリーズを通して関東圏で開催される唯一の大会ですので、普段はレースはちょっと・・・ってな人も見るだけでもオモシロイかも。

去年開催されたWEXのシリーズの中でもかなり評判高かったので、今年もエントリー開始直後には満員で締めきられる可能性があります。

検討中の方はこの週末に決意固めて週明けのエントリーに備えてくださいませ。

昨年のWEXデコボコラウンド。

SCRATCH MOUNTAIN

去年の秋頃だったかなぁ。

ツイッターで知り合いの方が「日本でエルツベルグみたいのやったら来る人いる?」みたいな事をボソっとつぶやいた。前後の関係性とか全くなくて突然つぶやかれた何気ない一言だったけど、そのつぶやいた人が問題だった。

昨年千葉県富津市で市の後援まで取り付けて、東京湾で砂浜使ったサンドレースを仕掛けた当人だった。

もう自分の内だけでまかないきれずに、溢れだした思いが短いテキストになって思わず漏れちゃった・・・そんな一言だった。

って事は・・・やるんだって思った。

必至にドコでヤルノ?と聞いても教えてはくれなかったけど。

 

 

遂にイベント開催のお知らせとエントリー開始のお知らせが届いた!

●イベント名称
SCRATCH MOUNTAIN(スクラッチマウンテン)

●開催日 ※雨天決行(山砂なのであまり路面が荒れない会場です。)
2013年 4月6日(土) 併催イベント「FLY!BIG!」 (ビッグオフ走行会)
2013年 4月7日(日) 60分/150分耐久レース/ビッグオフ限定3周レース

●開催場所
千葉県富津市 特設会場(アクアライン千葉県側ICからおよそ30分)

●特設HP http://www.scratchmountain.com/

 

内容は・・・。

「4月7日の「SCRATCH MOUNTAIN」は、房総半島内にある工事現場(通称、山砂取り現場)で特別な許可を得て開催されるエンデューロレースです。都心至近でありながらワイ ルドなこのロケーションを活かし、シングルトラックやクロスカントリーEDなどの経験者を対象とした、高難度のハードエンデューロとして企画しています。」

との事。

つまり一番上のクラスはお楽しみレースくらいの気持ちだとかなりやっつけられてしまう激やばレース。最近よく聞くようになったエクストリームEDのようなもんだと思います。

だって・・・。

こんな感じの砂取り場を使って・・・・。

こんなトコとか。

こんなんなっちゃったり・・・。

こんな事になっちゃったり・・・。

いやー・・・・超面白そうww

ちなみに前日の土曜日はビックオフオンリーのフライビックを開催。日曜日はお楽しみクラスとして60分耐久やって、本番の上級クラスは150分耐久。

どうも上級クラスは150分かけて1周回れれば良いくらいなコース難易度にするとかしないとか・・・。

私のまわりではすでに150分クラスに申し込んだ!なんて人が多いので、その気になっちゃいそうだけど、ここは冷静に60分クラスかな。

とにかく行きます!絶対行きます!

 

SHOW Biz

ずいぶん昔の日記でしつこく書いた事あるんですが、日本におけるモータースポーツと言うかもうちょい広範囲の自動車文化。

結局根付いたんですかね。

なんかもうちょいな所でダメだったような気がしてなりません。よく責任は牽引役のメーカーにあると言う人もいます。私もほぼ同意ではあるのですが、盛り上げ側であるメーカーと盛り上がり側であるユーザー、両方の責任だったと言う方が正しい感じもします。(まぁほぼ全員って事ですね)

たとえばヨーロッパでは紳士のたしなみとしてバイクに乗る事がステイタスになっていたりします。これ日本だと一般人からみれば「良い歳して・・」って事になっちゃうんですよね。

で、ここからは卵が先かニワトリが・・・って話になってしまうのですが、海外ではそういう意識は普通の人にもそこそこあって、だからこそモータースポーツも盛り上がる。逆に言えばモータースポーツが興業として成り立つくらい盛り上がっているからこそ、普通の人の意識にも尊敬の念のようなものが生まれる。どっちが先か分かりませんが好循環だと思います。

 

少し前に国内のレースに深く関わる人と話をする機会があり、おもしろいと言うかへぇーって思わせてくれる話を聞きました。

それは日本の最大の欠点は日本の自動車やバイクメーカーが強すぎた事だと。

つまりトヨタやホンダ、日産・マツダ・ヤマハ・スズキ・カワサキ等々、日本の大手メーカーが自動車文化を形成するような期間に大躍進しすぎたって事らしいです。

たとえば今自分が興味ある分野だとモトクロスとかあります。

これ日本4大メーカーではホンダ・ヤマハ・カワサキ・スズキ。

日本国内でレースをやると全メーカーが本気のワークス体勢で来ます。で、現場じゃそうじゃ無いのでしょうが会社としてはあくまでも製品化へのフィードバックを含めた小規模な試験場的役割が大きい。

またMFJと言うお役人組織がずっと絡んでいたのもマズかった。あくまでもレースはレース、見せ物つまりショウビジネスに昇華しようと言う流れがメーカーも主催者も無かった。(いやあったとは思います、でもだれも出来なかった)

これがそのまま海外に行くと少し事情が違ってきます。

開発とかももちろんあるのでしょうけど、主題は「販売促進」。

日本と言う国で開発されたバイクをアメリカと言う市場で売る権利を獲得した、または現地法人等はバイクを売ることに専念します。

そして主催者は興業として成功させる責任があり、会場は華やかにレースはお祭りに。更に最初に書いたように「文化」としてもモータースポーツがあるわけですから、全てがかみ合って成立していきます。

 

今回書いた文章はなんのソースも無く、なんとなく私が聞いた事をなんとなく噛み砕いて書いているだけなので反論も多くあると思いますが・・・やはり上記のような理由も少しはあると思います。

何故こんな事書いたかと言うと日本のレースってやっぱり観客が少ないんですね。本来は家族で見に行って楽しめるようにすべきなんだと思います。車やバイクに興味が無い奥さんもおいしい物食べて遊んで、ついでにレースみたら意外と面白かった・・・とかそんなところが入り口になるんじゃないかと。

車やバイク・飛行機やジェットスキー、そして近年盛り上がっている自転車競技。なんでも良いのでもっと盛り上がれるようになったらいいなぁ・・と切望します。