SHOW Biz

ずいぶん昔の日記でしつこく書いた事あるんですが、日本におけるモータースポーツと言うかもうちょい広範囲の自動車文化。

結局根付いたんですかね。

なんかもうちょいな所でダメだったような気がしてなりません。よく責任は牽引役のメーカーにあると言う人もいます。私もほぼ同意ではあるのですが、盛り上げ側であるメーカーと盛り上がり側であるユーザー、両方の責任だったと言う方が正しい感じもします。(まぁほぼ全員って事ですね)

たとえばヨーロッパでは紳士のたしなみとしてバイクに乗る事がステイタスになっていたりします。これ日本だと一般人からみれば「良い歳して・・」って事になっちゃうんですよね。

で、ここからは卵が先かニワトリが・・・って話になってしまうのですが、海外ではそういう意識は普通の人にもそこそこあって、だからこそモータースポーツも盛り上がる。逆に言えばモータースポーツが興業として成り立つくらい盛り上がっているからこそ、普通の人の意識にも尊敬の念のようなものが生まれる。どっちが先か分かりませんが好循環だと思います。

 

少し前に国内のレースに深く関わる人と話をする機会があり、おもしろいと言うかへぇーって思わせてくれる話を聞きました。

それは日本の最大の欠点は日本の自動車やバイクメーカーが強すぎた事だと。

つまりトヨタやホンダ、日産・マツダ・ヤマハ・スズキ・カワサキ等々、日本の大手メーカーが自動車文化を形成するような期間に大躍進しすぎたって事らしいです。

たとえば今自分が興味ある分野だとモトクロスとかあります。

これ日本4大メーカーではホンダ・ヤマハ・カワサキ・スズキ。

日本国内でレースをやると全メーカーが本気のワークス体勢で来ます。で、現場じゃそうじゃ無いのでしょうが会社としてはあくまでも製品化へのフィードバックを含めた小規模な試験場的役割が大きい。

またMFJと言うお役人組織がずっと絡んでいたのもマズかった。あくまでもレースはレース、見せ物つまりショウビジネスに昇華しようと言う流れがメーカーも主催者も無かった。(いやあったとは思います、でもだれも出来なかった)

これがそのまま海外に行くと少し事情が違ってきます。

開発とかももちろんあるのでしょうけど、主題は「販売促進」。

日本と言う国で開発されたバイクをアメリカと言う市場で売る権利を獲得した、または現地法人等はバイクを売ることに専念します。

そして主催者は興業として成功させる責任があり、会場は華やかにレースはお祭りに。更に最初に書いたように「文化」としてもモータースポーツがあるわけですから、全てがかみ合って成立していきます。

 

今回書いた文章はなんのソースも無く、なんとなく私が聞いた事をなんとなく噛み砕いて書いているだけなので反論も多くあると思いますが・・・やはり上記のような理由も少しはあると思います。

何故こんな事書いたかと言うと日本のレースってやっぱり観客が少ないんですね。本来は家族で見に行って楽しめるようにすべきなんだと思います。車やバイクに興味が無い奥さんもおいしい物食べて遊んで、ついでにレースみたら意外と面白かった・・・とかそんなところが入り口になるんじゃないかと。

車やバイク・飛行機やジェットスキー、そして近年盛り上がっている自転車競技。なんでも良いのでもっと盛り上がれるようになったらいいなぁ・・と切望します。