簡易コーティング剤のお気に入り

この所の黄砂とか花粉とか、わけ分からない飛散物とかで洗車しても数日でひどい状況になりますよね。
また季節の変わり目って雨も多いので薄ら汚れるというかなんというか。
私は数回洗車して諦めまして……とりあえず季節が落ち着くまで放置する事にしちゃいました。

で、そんな時期も落ち着いてきたらまたガッツリ洗車なんですが、洗車後のワックスと言うかコーティング剤としてお店で多用途に売れているのがこれ。

ビプロスクリーンイノベーター

ビプロス クリーンイノベーター

洗車後とかにシュっと吹きかけて軽く拭き取るだけでバリっと綺麗になる簡易コーティング剤です。

樹脂面とかガラス面に付いても拭き取ってしまえば綺麗にコートされるので、近年の樹脂パーツが多用されている自動車にはもちろん、塗装面自体が少ないバイクとかにも適しております。

KLX230R

私の現在所有のバイクなんかは塗装面自体がないのですが、金属パーツを始めアルミや樹脂パーツにもがっつりコート剤を掛けてありまして、これだけで次回の洗車がかなり楽になりますね。

またコート剤でありますので小キズの防止とかにもなりますから、人が直接触れる機会のあるオートバイにはかなり適していると思います。

東洋ダイナミックコート

東洋化学 ダイナミックコート(コーティング剤)

そして小キズがついてしまっていたりメッキパーツが少しくすんでいたりしたらこちらのコーティング剤がおすすめ。
傷消し効果や汚れの除去効果が高いコート剤ですので、お店では中古車を仕上げる業者さんとかにも人気のケミカルです。

東洋スピードコート

東洋化学 水性ガラスコーティング剤 超撥水スピードコート

そして自分の車でよく使っているのがこのスピードコート。

東洋スピードコート

トランポ兼営業車であるステップワゴンは洗車が面倒なので洗車機にかけているのですが、拭き上げる時にこいつをシュシュっとかけながら拭き取ってあげるだけでビッカビカ&超撥水になるのでお気に入りです。
画像のように樹脂パーツにもOKなので吹きかける範囲とかを気にせず施工出来てお手軽です。

もちろんこれが済んで自宅に戻ってきてからクリーンイノベーターを併用したりするとさらにビカビカになりますよ。

どれもガチな洗車派の人にはおすすめできない「簡易」のコーティング剤ではありますが、私みたいに面倒だなって思う人にもどれもオススメ出来るケミカルだと思います。(実際全部自分で使ってます)

特に最初に紹介したクリーンイノベーターはかなり万能に使えるので自宅の家電とかキッチンに使ってもOK

そろそろ暖かくなりますからね、今のうちに洗車道具は揃えておきましょう。

変化の季節

自分の子供たちが巣立ってから少し経ちまして、そうなるとこういった区切りとなる季節にも鈍感になっていきますが。
それでもお客さんから聞く春っぽい時事ネタのおかげで再確認出来たりします。

ひと様の家の子供なんてちょっと見ないうちに大きくなってしまう印象でして
「この前まで小学校いってなかったっけ?」
なんて常連さんの子供が気がつけばもう大学受験とかそんな感じっすからね。

学校が変わったりそれこそ卒業して就職したり、すでに働いている人でさえ職場環境が変わったりといろいろ動きがある時期です。

で。
そんな3月は工具の問い合わせも増える時期でもありまして、主にでは年度末ってのが大きいすね。
3月末までに会社や部の予算が少し余るので余剰金で工具を買っておきたいとか、その手の相談がとにかく増えます。
実際現在進行系で見積もりがいくつか走っており今月末に向けて少しだけナーバスになっていたりもします。

上記のような理由でこの時期は大量の工具の受注がおこるタイミングでもありまして、先週にメーカー在庫を確認して100個以上あると思っていたものがあっけなく欠品になったりもします。
だからなるべく見積もり進行中の商品はまめに在庫確認をとる必要があるんですわ。

ってなわけでこの時期は普段では考えられないようなものがひょっこりメーカー欠品になったりします。
みなさんにはあまり関係ないことではあるのですが、少しだけ覚えておいてもらえると助かります。

そして。
私のプライベートでは昨年末から用意していたバイクがやっと出来上がりました。

KLX230R

これKLX230Rのリアアクスルのとこに付いているチェーンアジャスターのブロック。
本格レーサーだとアルミブロックなのですが……KLXは鉄板とクイッと曲げただけのものがついております。
今回はバイクで走るのも楽しみなのですが盆栽もするつもりだったのでこれはちょっと許せなくてですね。

KLX230R

流用チューンではありますが寸法がちょっと違ったのでフライス加工してアルミブロックを制作しました。
うん、カッコよくなった(笑)
性能とかは関係ないんですけどね、まぁ気分の問題す。

そしてもう一台。

リトルカブ

こちらは仲のよいお客さんから不動で雨ざらしのカブあるけど引き取れませんか?と言われ引っ張ってきたリトルカブ。
わりとマジでアチコチ駄目だったのでがっつりオーバーホールしまして、走れるようにしたのでナンバー登録してきました。
10年以上ぶりに公道で乗れるバイクを入手したのでこちらも楽しみたいと思います。

布製工具バッグシリーズ

工具の収納というと様々な形状や方式がありますが、その中でも根強い人気を誇るのが布製の「ツールバッグ」です。

一時は人気が低迷した時期もありましたが近年はまた盛り上がってきておりまして選択肢も多くなりました。
そんな中で店舗で人気なのがSK11からラインナップされている『パカットバッグシリーズ』とそれの派生モデルです。
毎年新型が投入されていて当店の取り扱いも増えてきましたのであらためて紹介してみます。

パカットバッグシリーズ

SK11 パカットバッグ オープン

まずはフルオープンする大きな開口部が人気の「パカットバッグオープン」

画像のように箱状に大きく開くのが特徴のツールバッグですので、荷物や工具をザラザラっと出して最後は放り込んでお片付けってな使い方にベストなバッグです。
ただし剛性感はあまりないので重たいモノを運ぶのにはあまり適してません。
逆に言えばライトな感じの使い方なら一番使いやすいと思います。

パカットバッグシリーズ

SK11 パカットバッグZR

そしてこちらは少しだけ高級志向にふった「ZRモデル」
開口はいわゆるがま口タイプとなっておりまして。

パカットバッグシリーズ

開口部だけにワイヤーがあり、あとはソフトな感じなので工具を持ち運ぶのに適しております。
また画像のようにロングモデルもあるので長物専用工具バッグとしてのニーズも高いですね。

パカットバッグシリーズ

SK11 パカットバッグ2

そして最も普通というか一般的な工具箱形状となるのがこちらの「パカットバッグ2」

パカットバッグシリーズ

このように上蓋にあたる部分を開いても各面に硬めの芯がはいっていて自立したまま使うことが出来ます。
ですので布製だということをあまり意識しないで使えるのが良いですね。

ちなみにこのシリーズの派生モデルが大型工具バッグのこちら。

SK11スタンドツールバッグ

SK11 折り畳み式スタンドツールバッグ

上で紹介したパカットバッグ2の大型版と思っていただいてOKです。
縦長のケミカル缶を立てたまま収納出来たり、ヘルメットバッグとしても活躍する大型工具バッグとなります。
蓋以外の部分には芯が入っているので布製バッグというのを意識せずに使うことが可能です。

ってなわけで各種さまざまな特徴や性格があるパカットバッグ。
自分に合ったものをお選びくださいませ。

コンパクトで便利な1/4のTレンチ

その昔、まだホンダがマクラーレンと組んでセナが乗ってたくらいの昔。
ちょうどその頃に工具業界に飛び込んだ私はそれまで思い描いていた工具というものの既成概念をぶっ壊されるような現場にいくつも立ち会いまして、工具の利便性とか工具自体がもつカッコよさ、そしてそれを操るメカニックのカッコよさを再認識しておりました。

その中でも個人的に琴線に触れたのがその後の私の工具の趣向にも関わる事になったF1の現場でした。
ピットでは予選のタイムアタック中にビットインしてくる車両のウイング角度調整をしてて、そこで使われていたのが1/4のTレンチとラチェットアダプターの組み合わせ。
カリカリカリって回して角度を調整するメカニックがとんでもなくカッコよかったんですよね。
それ以来自分の中ではこの組み合わせってのがちょっとだけ特別な工具になっておりまして、今回はそんな1/4のTレンチでも紹介してみようかと思います。

まずここ最近安さと機能で売れまくっているのがこれ

SK11Tレンチ

SK11 T型スライドソケットハンドル(1/4・3/8)

スライドヘッドや早回し機能までついて千円ちょっとで購入出来るTレンチです。
ちなみに3/8ではダメなのか?って聞かれるのですが、別に3/8でも良いと思いますし、トルクが必要な箇所なら3/8じゃないとダメな場合も多いかと思います。
しかし低トルクで済み、しかも8mmや10mmの作業がメインならやはり1/4Tレンチって活躍の場が多いと思います。

ネプロス1/4Tレンチ

nepros 1/4 T型ハンドル

そしてある意味究極なのがこのネプロスの1/4T型レンチ。
各部の仕上げはもちろんの事、クルクルーっって回す時の重量配分まで考えて作られてますので所有欲はもちろん実作業でもかなり良い工具です。
ソケット固定型のT型レンチでも良いのですが、個人的にはこれに8mm付けっぱなしにして使うのもアリかなーと思っちゃうくらい好きです。

KTC1/4Tレンチセット

KTC 1/4コンパクトラチェットアダプター(セット)

そしてカリカリと回したいならこれ。
まさに当時憧れた工具を体現しているオススメセットです。
ちなみにKTCの1/4T型スライドヘッドはセンターでの留め加工がちゃんとされているのでTスラ単体でもかなり優秀な工具だと思います(他のメーカーでは1/4でセンター留めがあまりついてない)

Ko-ken1/4Tスラ

Ko-ken ラチェットアダプター 1/4・3/8

そしてきちんとトルクも掛けて使っても問題ないラチェットアダプターといえばこちら。
上記のKTCのヤツはあくまでも「トルクドライバー用」の低トルクモデルなのですが、このラチェットアダプターは標準の1/4トルクを賄えますので普通に1/4ラチェットとして使うことが出来ます。
実は1/4ラチェットアダプターってあまり設定がないのでKo-kenのこのモデルは貴重な存在だったりします。

そんなわけで軽作業で大げさな工具を引っ張り出してきて使うのがちょっと面倒だな──なんて思っている人はこんな工具を検討してみてはどうでしょうか?ってお話でした。

工具箱内の整理整頓に

ネットを回遊していると工具関係でよく見かけるズラッと並んだカッコいい工具の数々。
いわゆる整備上級者さんほど工具の並びには理由があって、各自が使いやすいように整理されております。

そういった工具の整理整頓には絶対的な「正解」というのはなくて、とにもかくにもその人が使いやすければOKだし、また一発で綺麗に並ぶかといえばそんな事なくて今でこそ綺麗に並んでいる工具達だって紆余曲折があっての結果だし、もっと言えば他の人から綺麗に並んでいると思われるような工具もその人にとっては「まだ改善の余地あり」だったりもします。

ってなわけで今回はそんな工具の整理整頓なお話。
ぶっちゃけ工具にまつわる物を無理に使う必要はなくて、百均に売っているような仕分けトレーだっていいし、台所用の鍋掛けとかだって工夫次第で立派な工具置きになったりもします。

SK11ステントレー

SK11 浅型ステンレスパーツトレイ

※こんなトレー類も便利です。

それでもまぁ工具作っているメーカーが工具の為の工具置きを作ってくれたりしますので今回はその辺を紹介。

PBホルダー

PB ドライバーホルダー

もはや定番品ともなったクリップ式のドライバーホルダー。
壁に取り付けてドライバーやプライヤー差しに使ってもいいし、ロールキャブに平置きして転がり防止に使ってもOK。
PBのは少し高いけどコイルスプリング内蔵で造りがかなり良いのでおすすめです。

SK11レンチホルダー

SK11 レンチレールラック(2本組)

こちらも私が工具に関わった30年前からある定番品。
のこぎり状の樹脂ラックの2本組でして、各自は独立しており自分に好きな長さ、そして好きな間隔に設置して使えるスグレモノ。
別に2本使って画像のように置く必要もなく、1本だけ使ってレンチやドライバーが転がらないようにするだけでもかなり効果的です。

SIGNETツールクッション

SIGNET カスタムツールクッション(ソフトスポンジ)

SIGNETクッション

SIGNET カスタムツールクッション(ハードウレタン)

ある意味究極の整理整頓になる自分でカスタム出来るツールクッションです。
賽の目状に切れ目が入っている2層のスポンジを自分の工具に合わせて抜いていくだけなので、誰でも画像のような収納が可能になります。
しかし工具を詰めて置くのが難しいので全部これでって事ではなく、要所で使う感じになると思います。

そんなわけで整理整頓と言ってもいろいろやり方はありますので、各自工夫して試してみてくださいませ。