キャラバン(ガソリン)オイル交換

納車からすでに半年経った営業車の日産キャラバンNV350

キャラバンメンテナンス

納車時に施したコーティング剤もまだまだ現役で外見は綺麗なんですけど、そろそろ3000kmなのでオイル交換してみました。

私の一番安いグレードでエンジンもガソリンの2リッター。
ネットで検索してもオイル交換の情報はほとんどなく(大抵ディーゼル)せっかくなのでオイルフィルターも交換したいのですが…どこに付いてるのかまずは車に潜って探します。
そしたら運転席の真下あたりに発見しまして、それもアンダーカバーの向こう側。
こりゃジャッキアップで潜って作業するの大変だなぁ、思いながらもやるしかないので決行。

キャラバンメンテナンス

今回は指定粘度が0W20なのでLINK-OILのウルトラECOを投入。
普段のオイル交換は上抜きでやっているのですが、フィルター交換で潜ったついでだったので下抜きしてみました。

キャラバンメンテナンス

オイル交換ついでにエンジンルーム内を綺麗にしてあげて各所点検して終了。
季節的にもオイル交換が捗る時期でもありますから、気分一新で気持ちいいですね。
これで安心してまたバリバリ走れます。

Ko-kenのグリグリソケット

個人的にも好きなメーカーだし店舗でも人気のソケット専門メーカーのKo-ken。
そんなコーケンの中でも今や代名詞的存在になったのがボルトナットのホールド機構であるナットグリップです。
これ、実は昔からいろんなメーカーでもラインナップはされていて、けっしてコーケンが元祖とかでは無いのです。でもあまり普及はしてませんでしたしソケット肉厚が厚くなったりで注目もあまりされてなかったんですね。

そんな中、実にうまく実用的に作ったのがコーケンなんですね。
ソケットの厚みもほぼ変えずにボルトナットのホール機能を付けたのは当時としてはかなり革新的でしたからね。

で。

このナットグリップ。
実は出た順番ってのがありまして3/8のショートソケットがまず出て・・・その次に出たのが確かこれ。

Ko-ken_14FnutGsokX1

Ko-ken 1/4首振りナットグリップソケット

私がコーケンのナットグリップソケットに注目してオススメ品として最初に売り出したのも実はこれでした。
今ではサイズも14ミリが出たりしてラインナップは充実してますが、出たての頃は8・10・12ミリの3個セットとかでかなり販売した記憶があります。

これの凄いところは「1/4差し込み」と「首振り」と「ナットグリップ」が合わさった所です。

Ko-ken_14FnutGsokX3

1/4差し込みの工具と言うといまだに「狭い箇所用」とかそういった意識がある人も多いと思いますが、実際は普段の整備からガンガンに使っていける便利なツールです。
ですのでコーケンのすばらしいナットグリップの機構が付いた1/4のソケットと言うだけでかなり良さそうと連想出来るのに・・・。

さらに首振り(ユニバーサル)ソケットと言うのが良いですよね。

首振りのソケットも実際に使ってもらうまでそのすばらしさが分かりにくい工具のひとつです。
これ普通のユニバーサルジョイントと同じように考えている人も多いのですが、使ってみるとその使い勝手は全く違います。
ほんとグリグリ動いてくれて普通のユニバーサルでは入らなかった箇所での作業を可能にしてくれるんです。
それくらいソケットが直に付いているというメリットはホントに大きいんですね。

そもそもナットグリップ機構が無い首振りのソケットは昔からあってプロメカさんでは熱烈な愛好者がいるのですが・・・。
サンメカさんだとなかなか異種ソケットというくくりで見られてしまい手が出にくいんですよね。

でもこれホントにこれいいんです。

Ko-ken_14FnutGsokX4
ほら、こんな感じでボルトをホールドしてくれます

で、実際個人的にもかなりお気に入りだったのでオススメ工具としていろんな人に販売しましたけど、最初は懐疑的だった人も使ってみると評判いいんですよ。

1/4も初体験、首振りソケットも初体験、ナットグリップも初体験って人も多かったと思いますが、私が伝えたかったこの3種のすばらしさが一度で全部味わえるとても良いソケットだと思います。

そんなわけで今でもこのソケットには歴代ナットグリップソケットの中でも特別な思い入れがあります。
全部買ってなんて言いません、とりあえず10ミリソケットだけでも試してみませんか。

プロチのトルクレンチ

今年に入ってから新発売となったプロチのプリセット型トルクレンチ。
一般の人にはプロチというメーカーは馴染みがないのでかなりの問い合わせが入っております。
そこでちょっとだけ突っ込んだ紹介を。

プロチは国内の商社さんが切削関連の業種向けに作ったブランドなのですが、刃物セット時のトルク管理用に以前から専用トルクレンチは作っていたんですね。

超硬チップ

こんな感じのチップとかエンドミルとかをチャックに装着する時のトルク管理用です。

で、せっかくトルクのユニット持ってるならば── って事で今回の汎用型のプリセット型トルクレンチの発売となったわけです。

プロチ プリセット型トルクレンチ

プロチ 薄型プリセット型トルクレンチ

ってなわけで実際に使ってみましたが、なかなかいいですね。
トルクレンチユニット自体は昔ながらの機構を採用しているのですが(その分信頼性も高い)各所がいろいろ工夫されていてかなりの好感触です。

プロチ プリセット型トルクレンチ

細かな話もあるのですが個人的にお気に入りなのがこのスリムな造り。
トルクレンチってどうしても内部機構とかのせいで普通のハンドツールよりも大きくなってしまうのですが、写真のように薄い&スリムな形状になってます。
これのおかげで使う場所を選ばない事、そして出先用のトルクレンチとして工具箱等への納まりもよくなりますね。

あ、あとラチェットのギア数も50ギアと一般的なトルクレンチヘッドのラチェットよりも細かくなってます。

プロチ プリセット型トルクレンチ

そして少しトルクの調整ダイアルも簡潔で分かりやすいのもいいですね。
写真のようにシルバーのリング部分を引いてロック解除、そしてクルクル回しての調整なんですけど、古くからトルクレンチを使っている人にはとても分かりやすい調整方法です。
また本体外側にトルク値が印字されているので見やすいのも良いですね。

ラインナップも下は1-5Nm、上は60-300Nmまでの設定があって、近年の整備向け作業範囲はフルカバー出来るようになっています。

めっちゃ安いってほどではないのですが、それでも少し安価で使いやすいトルクレンチを探している人にはかなりのオススメだと思いますよ。

日野カン ハードエンデューロ

春。
桜の便りもアチコチから届きはじめ、私のいる羽生市でも七部咲きといった感じ。
でもこの時期っていわゆる花散らしの雨も多くてちょっと憂鬱だったりもしますよね。

そんな春真っ盛りな昨日、群馬県藤岡市にあるオフロードコース『日野カントリーオフロードランド』で開催されたハードエンデューロのイベントに参加してきました。

日野カン ハードエンデューロ

そもそもハードエンデューロって何?
って人もいると思いますが、ざっくり説明しますと

モトクロス ── エンデューロ ─☆─ トライアル

オフロードバイクを使う競技としましてはちょうど「☆」の位置くらいにある競技だと思ってください。
コース設定も「1周出来たらガッツポーズ」みたいな感じでして、出場者の方は隣のライダーと戦うというよりは、コースの難易度と戦うといった形式のオフロードレースです。

そしてこのちょっとトライアルチックなエンデューロ競技は西高東低な感じでして、中部地区以西では比較的活発に開催されてますが東日本ではあまり開催される事はなかったんですね。
まして関東圏ではほぼ皆無(南牧もちょっと違うと思うし)でして、今回この日野カンで開催されたってのは私も含めみんな嬉しかったと思います。

この日野カンというコースは当店から下道で1時間半ほどでいけるご近所なオフロードコースという事もあり、普段からもよく通っているいわばホームコースなわけです。
そこで開催って事になったわけですからハードエンデューロ初参加ってな仲間も大勢エントリー!

しかし普段はXC(クロスカントリー)をメインとして出場してるので準備は結構ドタバタしましたねー。
みんな直前までタイヤチョイスとかでも悩んでましたね。
まぁこういう機会を与えてくれた主催者さんに感謝です。

私は土曜日の夜に突撃。

大阪からわざわざ盛り上げにきてくれた総帥(同じテントで一緒で出店させてもらいました感謝!)とか。
となりにいるのはハードエンデューロ界のチャンピンのロッシさん。
対面にはCGCのフィクサーであるカエルさん、となりはED-IAであり今回の主催者であるビッグマンさん、その隣は仙台の和泉(AD/tac)さん等々…
超絶豪華なメンバーと一緒に前夜祭に混ぜてもらいました。(楽しかったー)

そんなこんなでレースデイ。

日野カン ハードエンデューロ

起きたらなんかどんより…
気温は高いのですが雨降りそうな感じで湿度も高く、霧も出てこんな感じです。

それでもスタート直前の記念撮影の時間には霧もはれてきて良い雰囲気になってきました。
でもでも…この直後にポツポツと雨が降りはじめてしまいました。
まぁみんなテンション高かったので気にしてる人はあまりいませんでしたけどね。

日野カン ハードエンデューロ

スタート直後にあるふるい落としの4段ヒルクライム。
上に行くほど助走がなくなり角度もきつくなっていきます。

日野カン ハードエンデューロ

4段ヒルを越えるとあとは山の中に。

日野カン ハードエンデューロ

ナグモのナガチャンも頑張って走ってました。
コース設定はかなり厳しくて「登れない超絶ヒルクライム」や「バイクに乗ったままでは降りられない急角度のダウンヒル」が満載。
みんなバイク押したり引いたりで乳酸貯めまくりで、ガンガンとライフを削られまくっていきます。

私も各所でレスキューしながら山の中腹を歩いていると、イノッチが満身創痍でイゴってました。
この戦ってる感、伝わりますでしょうか。

結局お仲間では誰一人「1周」する事は出来ませんでしたが、まぁ1周出来たのは出場50台中7台とかですからね、まぁ仕方ない仕方ない。
こういうレースは速く走れればいいわけではなく、そしてテクニックがあるだけでもダメで、気力や体力そして知識や賢さも必要とされる競技です。
そしてこういう機会に走らせてもらって「次こそは!」と思える楽しみがあるんです。

今回はAAライダーのデグハヤもハードクラスにXRで参加しましたが、やっぱりやられてましたからね。
でもデグもめっちゃ楽しんだようでゲラゲラ笑ってました。
つまりそんなレースなんですよ。

ウチの3バカもバイク壊して帰ってきてのこの笑顔(笑)

 

コースは山の上にあってちょっとだけ気温が低いんですかね。
土曜日に到着した時はまだつぼみだった桜。

日曜日の午後にはお日様が出てきて春の陽気になりました。

片付け最中にふと見上げると咲いていた桜。
みんなの楽しかったが目一杯つまった綺麗な桜でした。

参加者のみなさんお疲れ様でした、そして主催者のビッグさんそして開催に協力してくれた有志の方々、本当にありがとうございました。
いやー楽しかったわー。

目詰りしないコーティングヤスリ

車両の整備と言ってもそれはもういろんな作業があるわけでして、ボルトナットの脱着はもちろんセンサー系整備でテスターと格闘したり、鈑金作業で鉄板と格闘したり。

一台をまるまる整備しようとしたらいろんなスキルが要求されるんですね。
まぁ全部ひとりで出来ちゃいますよって人はほとんどいませんから、エンジン組むのがプロ級にすごい人だって、塗装は誰かに頼んだりする事になります。

で、そういった整備種類の棲み分けがあるので、いろいろある工具でも「これは必要、これは不必要」と工具の総合カタログでも全くみないページがあったりしますよね。

しかし、そんな棲み分けの中でもボーダーライン上にある工具っていくつかあります。
例えばポンチとかタガネとか。
これ普通に整備してて鈑金とかあまりやらないなら不必要に思える工具なんですが、緩まないネジを緩めたり、錆びて外せない箇所を引っぱたいたり、工具箱の中に入れておくと結構使うんですね。

 

そんな微妙な立ち位置の工具のひとつにヤスリがあります。

普通に考えたら通常整備しかしなければあまり必要性を感じないと思いますが、実際工具箱に入れておくと意外に出番が多いんですね。
まだ持ってない人は「え?使わないでしょ」って思うかも知れませんが、それはまだ持ってないってだけで使う場面が想定出来ないだけだと思います。

部品の取り付けで気になるバリをサっと落としたり、部品加工で切断した面をササっと整えたり、持っていると一手間掛けたくなるんですよ。
そんな鉄工ヤスリで人気なのが国産ヤスリメーカーのヒット作であるブライト900シリーズ。

ツボサン 組ヤスリ ブライト900

表面にダイアモンドコートを施して作業時の鉄粉をはりつかせないようになっている画期的なヤスリです。

例えばこんな少し粘る性質の押し出し材のアルミでも・・・・。

上がブライト900、下が一般的な鉄工ヤスリ。

本体が銀色なので分かりにくいかもしれませんが、下の普通のヤスリだと目が詰まりはじめているのが分かると思います。
ブライト900は全く問題無し。これ実際使ってみると驚くと思いますよ。

ちなみに「そんなセットまでは大げさで必要ないかな」と感じる人には1本販売の設定のあるこちら。

tubo_EXyasuriX1

ツボサン コンビヤスリ ブライト900エクストリーム

これがおすすめ。
1本販売の平ヤスリなのですが上で紹介している特殊コーティングヤスリと同じ処理がしてあって、なおかつ裏表でヤスリの番手が違います。
平ヤスリでOKって人はこれがとっつきやすいと思います。
サイズは2通りあって上記の組ヤスリと同じ大きさがSサイズ、一回り大きいのがMサイズとなります。

そして。

tubo_se1

ツボサン 精密 組ヤスリ ブライト

こちらは「精密」タイプのセット。
番手もかなり細かく細かな作業に適したヤスリセットとなっております。

どれも普通の鉄工ヤスリと比べると少し価格が高いのですが、その価格差分以上の価値があるヤスリだと思います。
是非お試しくださいませ。