KNIPEXプライヤーレンチ新サイズ

従来のモンキーレンチとは違い小型ボディで大きな開口幅がとれるKNIPEXのプライヤーレンチ。

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・KNIPEX プライヤーレンチ

この工具、そこそこなお値段するので購入時にためらう人も多いのですが、一度使ってしまえば今までのモンキーと違って様々な応用が効きかなり重宝する工具です。

その秘密の一つがこれ。

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上記のようにハンドルを握るとジョイント部がテコになっていて入力に対して約4倍のチカラで先端部分が相手を掴みます。

この強力な掴むチカラのおかげで舐めてしまいそうなボルトナット、そして異型ネジ(例えば四角ボルトとか)も安心して回せるようになりました。

またこの掴むチカラは衝撃によって折り曲がった鉄板の修正等にも便利でして、ユーザーごとに様々な用途を見い出せるお薦め工具です。

 

で、そんなモンキープライヤーに新サイズが登場。

今までは最小サイズで150ってのが出ていたのですが、これよりももっと小さくて更におもしろい特徴が追加されてます。

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・KNIPEX モンキープライヤー125サイズ (現在セール中)

プライヤーレンチの売れ筋は250と180の2サイズ。その小さい方の180サイズと比べてもこれだけ小さいんです。

ほんとに胸ポッケットサイズ。ここまで小さいとまた違う利便性が出てきますね。

このプライヤーレンチの唯一の弱点と言えばヘッドの大きさでした、どうしても入力の大きい先端部分に強度が必要な為、ある程度頑強に作られていたわけです。

しかしこの125は最大開口幅を23ミリと少し縮小して大きなトルクをあまり使わなくてよくしました、そのおかげで先端を薄くコンパクトに作る事に成功。

シリース最小モデルと言うだけでなく、先端も更にコンパクト設計になっているわけです。

ちなみにこれ、お店では結構売れているのですが・・・、2ストのダートバイクだとこれでプラグ交換が出来ちゃうんですね。(2ストプラグは20.8ミリ)そして縦にも横にも掴んで回せる工具ですから、これ1本でかなりいろんな事が出来るわけです。この便利さは今までの車載工具の考え方まで変えてしまいそうな感じです。

メーカーの動画もどうぞ。

PBスタッピドライバー

少し前にPBの会議があったんです。いわゆる販売協力店が集まってPBの本国の社長とディスカッションしたんですね。

そのときに「何か要望とかありませんかー?」という場がありまして、普段から思っている事を数件要望として出しました。

で、そのときに私が言ったひとつの工具がついに販売となりました。

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・PB スイスグリップスタッピドライバー

いやこれほんとに嬉しいですね。別に私が提案したモノが出来上がったので嬉しいんじゃなくて、ついにPBでドライバーの全ラインナップを揃える事が出来るようになったのが嬉しいです。

ご存知のようにPBのドライバーシリーズではひとつ前のマルチクラフトグリップから、こういうカタチのスタッピドライバーが無くなっておりました。なのでPBを気に入って購入してくれるユーザーさんに「あとスタッピも頂戴」って言われても販売するモノがなかったんですね。

せっかく気に入ってフルで揃えようとしても揃えられないってのは販売する側からしてもツラかったです。

しかも今作は軸長とかもかなり考えて作られていて、以前あったスタッピよりも出来が良いです。

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握り具合はもちろん使い勝手もかなり良好ですので、すでに持っているって人もまだこれからって人もおすすめの新製品だと思います。

※現在新製品記念のセールも同時開催してます。(詳しくはHPのTOPを見てください。)

先週末から販売開始しましたが、すでに売り切れが出始めております。欲しい方はお急ぎくださいませ!

引っ張り叩く?

通常のね、いわゆる普通のメンテナンスなんかではそんなに思わないんだけど、たまに変な修理とかイレギュラーな整備すると「あぁ、こういう工具があればいいのに」と工具に囲まれた生活してても思う事ってあります。

これだけ工具の種類が多くよほどのSST(専用工具)が必要とかって場面でも無い限り、これだけ工具が出尽くした感のある現在そんな事無さそうなんですけどね。やっぱあるんですわ。

 

で、そんな「あぁぁ・・」って個人的に思う場面でまっさきに思いつくのがプーラーとかの引っ張り系工具。

「押しこむ」のはね大体ハンマーでもあればなんとかなるんですが「引っ張る」のはプーラーの種類とか大きさとかね、いろんな制約もあって大雑把に汎用で使えるモノって少ないんですよね。

更に言えばプーラーみたいに引っ張るための取っ掛かりが必要な場合、その取っ掛かり自体が無い時は作業が出来ないって事も少なくないです。

 

そんなときに簡単に使えるスライディングハンマーみたいなのってないかなぁ・・・と。

結構思うんです。

いやスライディングハンマーだって山ほど種類はあるんですけど、アタッチメントが結構限定的で汎用に使えたりするモノで手軽に入手ってのが難しかったのです。

 

そこで今日紹介する私の琴線に触れた工具がこれ。

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・ロッキングスライドハンマー

これです、これ。私の理想に限りなく近い工具ですね。

こういう小さめのスラハンって主にプーラーとセットで使う前提で作られたモノが多く、また専用品ゆえの価格の高さもネックでした。

しかしこれならロッキングプライヤーでガチっと噛んであげてカコンカコンと引っ張る事が出来るので、場所も相手も選ばずに使うことが出来ます。

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大きさもインナーベアリングプーラーのオプション品くらいなコンパクトさで使い勝手もかなり良いですね。

この工具って欲しかったって人にはビタハマリな工具だと思います。

今まで思いつかなかったような工具の使い方もできると思いますので、気になった方は是非どうぞ。

高強度版スナップリングプライヤー

私とリアルで会ったことがある人やお店でお話した事がある人なら分かると思いますが、ホームページで展開しているオススメ工具とか私なりの工具論とかを押しつけるような事はあまりしません。

実際に会うまでは「もうちょい押しが強い人かと思った」と言われる事が多いのですが(実際仕事以外だとそうかもしれません)、こと仕事と言うか工具の事に関しては出来るだけユーザーの目線に立ってスキルや予算に合わせた物を紹介するようにしております。

 

が、しかし。

そんな事言いつつ「でもこれは出来れば私の事信じて欲しいなぁ」って思いつつ少し強めにオススメする工具ってのも存在します。

今日紹介するのもそんな強めなオススメ工具のひとつ。

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・KNIPEX 高強度スナップリングプライヤー各種

整備内容に関わらずひょっこり出てくるスナップリング。これは初心者・ベテラン関わらず「整備の腕」とか関係無しに「工具があるかないか」の比重が高い作業なんですね。

で、実際にやった事ある人なら分かると思いますが、このスナップリングってすっげー高張力なんですよ。つまり結構固い。

で、ここでよく相談される流れとして「サンメカなので使用頻度が低いからテキトーなの買っても平気?」ってヤツです。

答えは「NO」

スナップリングだけは良いやつ買ってください。開くヤツとか閉じるヤツとかスナップリングのサイズとかとか・・・揃えたらキリが無いほど種類があるのでみんなビビってしまいますが、実際に自分の作業範囲に照らし合わせてみればプロメカさんだって4~5本持っていれば問題無い工具です。サンメカさんなら自分の車両に合わせた1本だけ買うとかもアリ。

これを1本でいろんなサイズに対応出来ます的な物買うとかなりの確率で後悔すると思います。

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さっきも書きましたがスナップリングって結構固いんですね。なので整備の腕とか関係無しにかなり「工具頼り」になる事が多いです。

それなのに安物のスナップリングとか使うと「1回使えれば良いから」と思って買ったハズなのに「1回も使えない」って事になる事もおおいにありえます。

そんなスナップリングプライヤーの中でも個人的にオススメなのがこのKNIPEXの高強度ですね。これ買っておけばほぼ問題無いと思います。スナップリングプライヤーの相談時にはこんな感じでちょっと強めにオススメしている工具なんですね。

工具の購入時に「使用頻度が低い」ってのは確かに躊躇する原因のひとつになると思いますが、結果として遠回りになる事を知っているならばせめてアドバイスくらいはしてあげたいなぁと思うわけです、はい。

 

で、現在このKNIPEXの高強度。

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・KNIPEX 高強度スナップリングプライヤー4本組

よく使う4本で限定大特価のセールになっております。まだ使う予定が無いって人もかなり割安ですのでこの機会に是非どうぞ。

スクレッパー

工具の販売を長くやっているといろんな職業メカニックさんとも話をする機会が増えます。

基本車検くらいしかやらない人からレースエンジンだけを専門にやる内燃機屋さんまで様々。

で、そんな整備環境の違う人達が口を揃えて面倒だと言うのがガスケットの除去。

個人のスキルとか関係無しにとにかく無心で削り取るしか無い作業なので、広い面とかの場合とにかく時間が掛かります。

ガスケットの除去方法にはいろいろありますし、今は有効なケミカルとかもあるのですが、最後は手でガシガシ削るしかないんですね。

そこでスクレッパーの出番となるわけです。

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・KTC スクレッパー各種

スクレッパーの種類として主な違いは刃幅と刃の材質。

刃幅は個人の好みとかありますし、やっているエンジンとか補記類で使いやすさが違うと思います。

ですので「ちょっと便利なスクレッパー」となると材質の違いですかね。

その中でもウチで昔から定番人気なのがKTCのセラミックスクレッパー。

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こんな感じで刃先にセラミックの塊が取り付けてあります。

刃の形状はそんなに鋭く無いのですが、これが・・・かなり使えるんですね。

メーカーの注意書きにも「刃を立てすぎると対象物自体をキズ付ける恐れがあります」と書かれているくらいの優れ物。

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また刃の鋭さが関係無いセラミックはこのように横方向にも使えますので狭い場所やピンを逃げつつ・・・なんて場面でも便利なんですね。

この工具は口頭やWEBの文章では伝えにくいので、とにかく一度体験して貰った方が良いと思います。

現在セラミックスクレッパーのスタンダードサイズをセール中です。この機会に是非どうぞ。